新車を購入する時期や車種によって、効果的な商談スケジュールは異なります。
すべてがこの限りではありませんが、新車を購入する際の効果的な商談の流れを紹介します。
基本的な商談スケジュール
ディーラーへ商談に行く前に事前に気になる車種の情報や、値引きに関する事の情報収集をする人は多いと思います。
情報収集は人によって時間のかけ方が違うと思うので、ここでは情報収集が終わって実際に営業マンと商談する際の流れを紹介します。
営業マンのやる気を引き出し値引きを勝ち取る効果的なスケジュールは、基本的に3回~4回の交渉で契約するのが、長すぎず短すぎず、ちょうど良いでしょう。
週末に交渉するのであれば、土曜日から商談をスタートさせて、翌週の日曜日に契約すれば土日が4回使えます。
土日は、「○○フェア」などキャンペーンを開催している事が多く、契約を取るため値引きが緩む傾向が強く、平日よりも値引き交渉が有利になります。
営業マンや販売店が、ノルマ達成に力を入れて売り込みをかけてくる毎月の15日~25日頃の間、第3週の土日(月によっては第4週)に契約の照準を合わせて商談スケジュールを組むと良いでしょう。
したがって、第2週の土曜日から商談をスタートさせて、第3週の日曜日に契約するのが値引交渉の基本ベースになります。(場合によっては1回や2回の商談で契約もありえます)
仕事や他の都合で平日しか商談できない場合は、ディーラーへ行く前にアポを取ってから行くとよいでしょう。
平日は営業マンも出払っている事が多く、せっかく行ったのに待たされたり、思うような商談が出来ないことも考えられるので、電話やインターネットから商談の予約をした方が効率的です。
短期決戦で新車値引きを引き出し契約する
短期決戦に有効なのは、モデルチェンジ前の在庫一掃セールの時や不人気車など、値引きが拡大している車種です。
これらのモデルは、短期決戦でも好条件が出る事があり、土日の2日間だけの交渉や、あるいは1日だけの商談でも大幅値引きを勝ち取る事が可能です。
じっくりと商談を重ねて新車値引きを引き出す
じっくりと時間を掛けながら交渉して有利なのは、発売直後のニューモデルなど値引きを引き締めている車種になります。
これらの車種を短期決戦で決めようとして、「契約するから値引きしてください」と言っても、ニューモデルやライバル車がいないことを理由にされて、好条件を引き出しにくくなります。
こういう場合は焦らずじっくりと交渉して、好条件が出るタイミングを見計らって攻めるようにしましょう。
短期とじっくり、両構え作戦で新車値引きを引き出す
実際の値引き交渉で有効になるのは、じっくり交渉するつもりで商談をスタートさせ、条件次第ではすぐにでも契約する両構え作戦です。
実際は早く買いたいので内心は焦っていても、「特に急いでないが、値引き次第ではすぐにでも契約する」とやるとこちらのペースで交渉できます。
決算期やキャンペーン、週末フェアを利用して新車値引きを引き出す
3月年度末の決算期
1月の初売りが終わると、ディーラーは年度末の決算に向けてのキャンペーンを展開するので、毎週末は決算による大幅値引きのチャンスです。
年度末決算時期である1月後半から3月20日前後の週末(土日)までの間に、上で挙げた「短期決戦」「じっくり交渉」「両構え作戦」を車種によって使い分けて、大幅な決算値引きが出れば契約しましょう。
9月の中間決算期
9月の決算期は、8月のお盆休みが終わってからが本格交渉のタイミングです。
8月のお盆休み明けの週末から9月20日前後の週末までの間に、「短期決戦」「じっくり交渉」「両構え作戦」を車種によって使い分けて、決算値引きの好条件になったら契約します。
6月7月のボーナス商戦
この時期はメーカーや販売店のホームページ、または新聞の折り込みチラシなどでキャンペーン情報をチェックして、週末フェアを狙います。
営業マンや販売店が、月ごとのノルマ達成に力を入れて売り込みをかけてくる15日~25日頃の間、第3週の土日(月によっては第4週)に契約の照準を合わせて、「短期決戦」「じっくり交渉」「両構え作戦」で商談スケジュールを組みます。
特にボーナス商戦終盤の7月の第3週か第4週の日曜日が、ボーナスフェア最後の追い込みとなるので、限界値引きのチャンスが大きくなると言えるでしょう。
11月、12月の年末商戦
年末の時期も6、7月と同じでキャンペーン情報をチェックして週末フェアを狙い、月ごとのノルマも考慮に入れて、「短期決戦」「じっくり交渉」「両構え作戦」で商談スケジュールを組みます。
ただ12月で注意したいのは契約は12月中で良いですが、登録も12月になると次回その車を売りに出す時、査定価格に影響が出てきます。
12月中に登録するのと、翌月の1月に登録するのとでは年式が1年古くなってしまいます。
実際は1ヶ月も違わないのに、下取り査定では年式が1年古くなり査定基準も下がってしまいます。
人気車であればその差は少ないですが、そうでない車種は差が大きくなってしまう事があります。
長く乗るのであれば気にすることはありませんが、3年以内に買い換える予定なら契約は12月でも、登録は1月にしてもらいましょう。
仮に「12月登録なら値引きが出せる」と言われたら、下取り時の年落ち分も含めて、限界まで新車値引きをしてもらいましょう!
下取り車の金額で絶対に損しないためにすること【マンガ付き】
新車を安く買うには、値引きをしてもらうのが一番手っ取り早いですが、下取り車があるならさらに安く買う事が出来ます。
やり方はとても簡単なので、是非参考にしてみて下さい。
ディーラーの下取り金額に騙されるな!?
新車へ買い替えるなら、下取り車をディーラーで査定してもらうのが一般的でしょう。
しかしここで注意してもらいたいのが、「ディーラーは下取り金額を低めに見積もっている」事なんです。
本来あるはずの下取り相場より安く買えれば、新車値引きを多少多くしても、ディーラーは下取り車の利益で回収できてしまう訳ですね。
また「値引きは限界です。その代わり下取り金額に10万円上乗せしたので、これで契約してください!」と言ったセールストークも可能になり、新車の値引きを抑えつつ、契約につなげる事が出来ます。
ディーラーはメリット大、ですがユーザーは損でしかありません・・・
ディーラーに騙されないためにする事
以前、管理人がフィットを売却した時の例で紹介します。
ディーラーの査定でフィットは52万円と言われました。
まだ年式も新しかったので、その下取り金額が妥当かどうか確かめるために、買取店にも査定してもらう事に。
買取店の査定サイトから申し込むと、概算の買取金額を教えてくれます。
その時の画像です。
出た金額は、なんとディーラーよりも20万円以上も高い買取金額でした。
概算とは言え20万円の差額・・・その後ディーラーへ出向き「買取店で75万って言われたんですけど」と伝えてみると、少々待たされましたが「今回決めてくれるなら2万上乗せして77万円で下取ります。もう限界です・・」
ホントに限界かどうか分かりませんが、52万⇒77万=25万円のアップです!
その時の契約書です。
もしディーラーの言う通りに最初の52万円で契約していたら、25万円の大損となっていました。。
この時した事は、査定サイトで表示された買取相場をディーラーへ伝えただけです。
これだけで25万円のアップに成功したので、下取り車がある方は是非参考にしていただきたいと思います。
ちなみに査定サイトで申し込んだ買取店にも査定してもらいましたが、本当に限界らしく1万円プラスの78万円を提示されました。
しかし+1万円位なら、納車まで乗っていられることを優先して、今回はディーラーへ出しましたが、買取店の方がそれ以上に高ければ、買取店へ売っても良いでしょうね。
この時利用した査定サイトは、ナビクル車査定です。
1分ほどの入力で買取店への査定申し込み後、画面上に買取相場が表示されるので、今回のようにディーラーの下取りと比較したい方、すぐに相場を知りたい方にはお勧めのサイトです。