出たばかりの新型車やモデルチェンジ直後の車種、ライバル車が少ない人気車種、などでは車両からの値引きが極端に少ない場合があります。(車両本体価格から数万円程度の値引きなど)
こういう車種は値引きが拡大するまで待ってから交渉するといいのですが、半年から1年位は待たないと、値引きも拡大しないかもしれません。
「そんなに待てないよ!」と言う方は、車両本体からの値引き以外の割引やサービスをフルに利用して、少しでも初期購入に掛かる負担を減らしましょう。
以下で紹介する項目は、値引きが渋い車種だけではなく、すべての新車に有効なので大いに活用しましょう。
新車購入時期を選ぶことで値引きが出やすい
通常では引き締めている値引きも、上手に購入時期を選んで交渉すれば攻略も可能です。
新車が安く買える新車庫運中時期はココだ!を参考に、値引きが出やすい時期に契約の照準を合わせて値引き交渉しましょう。
新車は競合による値引き交渉が基本
値引きが渋い車種に限った事ではなく、新車の値引き交渉は競合交渉が基本になってきます。
新型車や人気の高い車種は、同じようにモデルの新しいライバル車や人気の高い車種をぶつけていきます。
新型車の場合は、「急いではいないので様子を見る」といったスタンスで交渉すると良いでしょう。
「この車しか目に入らない!」というようなスタンスでは、足下を見られてしまいます。
買い急ぎしないで、「条件次第では契約する」という姿勢で交渉するとこちらのペースで商談出来ますし、値引きが出る可能性が高くなります。
総額での交渉が有効
通常の値引き交渉では、「車両本体価格からの値引き」、「オプションからの値引き」、「下取り価格」これらを分けて交渉するのが大幅値引き獲得の方法と、このサイトでも紹介しています。
しかし車両価格から数万円程度の値引きでストップしてくる車種では、「総額いくらになれば契約します」と総額での交渉が有効になってきます。
こういう車種は車両本体からの値引きを迫っても、「もうこれ以上は出来ません」と営業さんが強気で突っぱねてくるでしょう。
こういう場合では、「ライバル車は総額○○万円で買える。こちらの車は○万円高くなるので、家族が反対している。」などとやると効果的です
値引きの代わりに下取り調整
下取り調整とは、営業マンや会社の枠を超えて値引きをする場合、そのままでは注文書に値引き額を記載できない時に、下取り車があれば下取り額に値引き分を上乗せするというものです。
その他、営業マンや会社の方針、ディーラーの都合などで下取り調整はよく使われています。
値引きの少ない車種では非常に有効な手段で、下取り車を含めた総額で安くなると、下取り調整がほぼ使われています。
この下取り調整に期待して、総額で交渉するのも有効な作戦です。
しかしこの場合、下取り車の適正な相場が分かっていないと、そのディーラーで下取り調整された価格が本当にお得かどうかの判断が出来ません。
なので複数の買取店で査定してもらい、下取り車の相場を把握しておきましょう。
下取り車の査定をアップ!
下取り調整の損得勘定も含めて、出来るだけ下取り車を高く売る事が出来れば、それだけ安く車を買うことが出来ます。
お勧めは下取り車の相場、しかも高値の相場を調べるのに有効な以下のインターネット査定です。
ナビクル車査定です。このサービスは、大手査定会社を中心に複数社に査定を依頼出来ます。もちろん無料です。複数社が買い取り価格を競うので、インターネット査定の中ではトップクラスの高値が付きます。またインターネット査定をしてもらった買取店に無料出張査定を受ける事も出来ます。
実際に車を見て査定していないので、表示される概算価格は正確な査定額ではありませんが、今後複数社が買い取り価格を競うので、さらに高値になりやすいです。
このインターネット査定額の高値部分を目標額としましょう。
そしてネット査定で申し込んだ買取店の中から無料出張査定(無料出張査定に買い取り義務はありませんので安心です)に来てもらっても良いですし、査定額に納得できなければ他の買取店や近所の買取店も検討すると良いでしょう。
なるべく多くの買取店で査定してもらい、さらに競合させて高い査定額をつけてもらいます。
以上をやる事で、下取り車の高値の相場を把握する事が出来ます。
ディーラーとの交渉で、「これ以上値引きはできないので、下取り車の査定をアップします。」と下取り調整をしてきても、その下取り額が本当にお得かどうかの判断ができます。
逆に言えば、買取店の高値の相場よりも高い下取り額になれば、その分非常に中身の濃い値引きとなります。
新車購入時にまつわる様々な手数料をカット
これは基本ですが、車庫証明と納車費用のカットを申し出ます。
車庫証明は簡単ですので自分で手続きすればカットできますし、ディーラーまで車を取りにいけば納車費用もかかりません。これで1万~2万円の値引きになります。
ディーラーオプションのサービスや割引き
ディーラーオプションからの値引きは車両本体からの値引きとは別枠なので、20%~30%の値引きが期待できます。
数万円程度の高額なオプションでなければ、サービスで付けてもらうように交渉するのも良いでしょう。
納車時ガソリン満タン
納車のときは10~15リッター程度しかガソリンは入っていません。
これを納車のときは満タンにしてもらえれば、数千円の値引きとなります。満タンが無理でも半分とか、多めに入れてもらうように交渉してみましょう。
クレジットカードでキャッシュバック
トヨタやレクサス、ダイハツ、ホンダなどでは、新車購入時に対応ディーラーでクレジットカードを作り、それで新車代金の一部を支払うと、1万円前後のキャッシュバックを受ける事が出来ます。
クレジットカードは入会金・初年度年会費無料の場合が多いので、1年以内に解約してしまえば年会費はかかりません。
ローン金利の値引き
ディーラーローンの金利も交渉で引き下げる事が出来ます。ローンを利用する人は交渉してみましょう。
(参考リンク>> 新車購入時の自動車ローン利用法)
購入後のディーラーサービスの約束
購入後のサービスを約束させる事が出来れば、後々お得になるでしょう。
例えば、「オイル20リッターサービス」、「オイル交換1000円」、「点検パックを無料で付けてもらう」、「納車後にディーラーオプションを購入する場合は、20%引きで購入出来る」など、購入した後もお得なサービスが得られるようにダメ元で要求してみましょう。
自動車保険料の比較、見直し
新たに自動車保険に加入する人はもちろん、今まで自動車保険に加入している人も自動車保険も見直すことによって、保険料を節約できる事があります。
車の購入・買い替えと一緒に1度見直して見ましょう。
こちら(>> 自動車保険の加入の流れ)で簡単にインターネットで無料一括見積もりできるサイトを紹介していますので、複数社で保険料を比較してみましょう。
インターネットから申し込むと割引が受けられる保険会社が多いです。
下取り車の金額で絶対に損しないためにすること【マンガ付き】
新車を安く買うには、値引きをしてもらうのが一番手っ取り早いですが、下取り車があるならさらに安く買う事が出来ます。
やり方はとても簡単なので、是非参考にしてみて下さい。
ディーラーの下取り金額に騙されるな!?
新車へ買い替えるなら、下取り車をディーラーで査定してもらうのが一般的でしょう。
しかしここで注意してもらいたいのが、「ディーラーは下取り金額を低めに見積もっている」事なんです。
本来あるはずの下取り相場より安く買えれば、新車値引きを多少多くしても、ディーラーは下取り車の利益で回収できてしまう訳ですね。
また「値引きは限界です。その代わり下取り金額に10万円上乗せしたので、これで契約してください!」と言ったセールストークも可能になり、新車の値引きを抑えつつ、契約につなげる事が出来ます。
ディーラーはメリット大、ですがユーザーは損でしかありません・・・
ディーラーに騙されないためにする事
以前、管理人がフィットを売却した時の例で紹介します。
ディーラーの査定でフィットは52万円と言われました。
まだ年式も新しかったので、その下取り金額が妥当かどうか確かめるために、買取店にも査定してもらう事に。
買取店の査定サイトから申し込むと、概算の買取金額を教えてくれます。
その時の画像です。
出た金額は、なんとディーラーよりも20万円以上も高い買取金額でした。
概算とは言え20万円の差額・・・その後ディーラーへ出向き「買取店で75万って言われたんですけど」と伝えてみると、少々待たされましたが「今回決めてくれるなら2万上乗せして77万円で下取ります。もう限界です・・」
ホントに限界かどうか分かりませんが、52万⇒77万=25万円のアップです!
その時の契約書です。
もしディーラーの言う通りに最初の52万円で契約していたら、25万円の大損となっていました。。
この時した事は、査定サイトで表示された買取相場をディーラーへ伝えただけです。
これだけで25万円のアップに成功したので、下取り車がある方は是非参考にしていただきたいと思います。
ちなみに査定サイトで申し込んだ買取店にも査定してもらいましたが、本当に限界らしく1万円プラスの78万円を提示されました。
しかし+1万円位なら、納車まで乗っていられることを優先して、今回はディーラーへ出しましたが、買取店の方がそれ以上に高ければ、買取店へ売っても良いでしょうね。
この時利用した査定サイトは、ナビクル車査定です。
1分ほどの入力で買取店への査定申し込み後、画面上に買取相場が表示されるので、今回のようにディーラーの下取りと比較したい方、すぐに相場を知りたい方にはお勧めのサイトです。