ホンダのボトムレンジを受け持つSUVとして発売された「WR-V」。
WR-Vの購入を検討するにあたり、運転がしやすいかどうか気になるところでしょう。
ここではWR-Vの運転はしやすいのか難しいのかを検証、さらに駐車のコツや運転をサポートするオプションを紹介しますので、新車購入時の参考にどうぞ。
WR-Vの大きさは？ボディサイズをチェック
WR-Vのボディサイズは以下の通りです。
【WR-V Z】
全長 4,325mm
全幅 1,790mm
全高 1,650mm
全長は4.3m強、全幅は1.8m弱で、比較的コンパクトにまとめられていることが分かります。
ここでコンパクトカーから乗り換えるケースを想定し、「フィット」と大きさを比較してみましょう。
【フィット ホーム (FF) 】
全長 3,995mm
全幅 1,695mm
全高 1,540mm
WR-Vはフィットと比べ全長が33cm長く全幅は約10cm広いサイズで、一回りほど大きくなります。
ボディサイズが一回り違うと、慣れるまでは少し運転に気を使うかもしれません。
ただ、WR-Vはフィットよりアイポイントが高く、見晴らしが効く分運転しやすい面もあります。
WR-Vの小回りは効くか？WR-Vの最小回転半径
WR-Vの最小回転半径は5.2mで、フィット ホームの4.9mと比べ30cm大きい数値です。
このクラスのSUVとして平均的な小回り性能ですが、やはり5ナンバーのコンパクトカーと比べると分が悪くなります。
こうした小回り性の差とボディサイズの違いから、フィットでは切り返しなしで駐車やUターンができたケースで、WR-Vでは切り返しが必要になるケースがあるかもしれません。
特に狭い駐車場や路地では、取り回しが少し煩わしく感じることもあるでしょう。
WR-Vは運転しやすい？難しい？車両感覚と運転感覚
WR-Vのフロントの見切りは抜群！
WR-Vのボンネットは水平に近いので、運転席から先端部をしっかり確認することができます。
車の先端部の位置を把握しやすいため、前向き駐車などの際に障害物ギリギリに寄せることも容易です。
WR-Vのフロントの見切りの良さは、SUV全体の中でもトップレベルと言えます。
さらに、障害物に接近すると自動ブレーキをかける近距離衝突軽減ブレーキが備わるため、ぶつけてしまう心配はまずありません。
WR-Vの車幅の感覚は掴みやすい？
WR-Vのボンネットは、両サイドが盛り上がったデザインが特徴です。
このボンネットの盛り上がりは運転席からも目視できるため、車幅を掴む格好の目安になります。
車幅感覚の掴みやすいWR-Vは、狭い道路での離合も苦にならないでしょう。
3ナンバーサイズのWR-Vですが、運転席からボンネットが見えない5ナンバー車よりも、むしろ運転が容易とも言えます。
WR-Vの後方視界はいまひとつ
WR-Vのリアウィンドウ面積は平均的な大きさで、後方視界は可もなく不可もなしと言ったところです。
ただ、ベルトラインが高いためリアウィンドウ下部の死角が大きいのが少し気になるところです。
また斜め後方視界の点では、リアサイドウィンドウがキックアップしているためCピラーが太く、死角が大きめです。
総合的にWR-Vの後方視界は特に悪いというほどではないものの、いまひとつのレベルに留まります。
WR-Vの駐車にはコツがある？
WR-Vは後方視界や斜め後方視界があまり良い方ではないので、バックでの駐車はそれなりに注意が必要です。
SUV共通の特徴とも言えますが、各ウィンドウの下端部の位置が高いため、直近に幼児がいたり背の低い障害物があったりすると見えない可能性があります。
また斜め後方視界に死角あるため、大人の歩行者でも一瞬死角に入ってしまうことがあるので要注意です。
WR-Vでバックする時は安易に車を動かさず、基本に戻って周囲の安全確認をしっかり行うことが大切です。
また、駐車スペースの枠内にまっすぐ駐車するためには、助手席側サイドミラーに付いている補助ミラーで白線を確認しながらバックするといいでしょう。
WR-Vはベルトラインがほぼ水平なので、ベルトラインと白線が平行になるようにすればまっすぐに停められます。
WR-Vの運転で役立つアイテム
フロントカメラシステム
フロントグリルに装着したカメラの映像を純正ナビやディスプレイオーディオの画面に表示し、安全運転をサポートするディーラーオプション装備です。
以下の3つのビューに切り替えることができます。
- 前方の映像をガイドライン付で広角表示し、見通しの悪い交差点への進入や前向き駐車時の幅寄せなどに役立つフロントワイドビュー
- 車幅をガイドライン表示し、狭い道でのすれ違い時に威力を発揮するノーマルビュー
- 運転席から見えない前方下部の映像を表示し、背の低い障害物への注意を促すシースルービュー
これら3つのビューをケースに応じて使い分けることで、接触事故のリスクを下げることができます。
価格は33,000円とそれほど高くはないので、純正ナビやディスプレイオーディオを付ける場合は同時装着しておきたいところです。
リアカメラdeあんしんプラス4
リアカメラの映像を純正ナビやディスプレイオーディオ画面に表示し、安全運転をサポートするディーラーオプション装備です。
以下の4つの機能が備わります。
- 車両後方と車両を上から見下ろしたような合成映像に、ダイナミックガイドラインとコの字のアシストアイコンをプラスし、バックでの駐車を支援する「後退駐車サポート」
- バックでの出庫時に後方左右から接近する車両や歩行者などを検知し、画面表示と警報音でドライバーに注意を促す「後退出庫サポート」
- 後側方から接近する車両を検知し、その方向にウインカーを出すとマーク表示や警報音でドライバーに注意を促す「後方死角サポート」
- 後続車の車間距離が継続して短い場合、音声と画面のインジケーターでお知らせする「後方車両お知らせ機能」
接触事故のリスクを軽減したり、煽り運転をいち早く知ることができる機能が備わりながら35,200円という価格はリーズナブルです。
ホンダセンシングの機能を補う運転支援システムとしてお勧めできます。
WR-Vの運転のしやすさまとめ
WR-Vは3ナンバー車ですが、日本の路上で持て余さない適度なサイズに収められています。
小回り性は抜群というほどではありませんが、取り回しで困ることはないでしょう。
またフロントの見切りや車幅の掴みやすさが抜群なので、狭い路地での運転も苦になりません。
ただ、後方視界はあまり良いとは言い難いので、バックでの駐車は少々気を使います。
しかしリアカメラdeあんしんプラス4を装着することで、そうした欠点をある程度カバーすることが可能です。
総合的に、WR-Vは普通に走る分には運転がしやすい一方で、バック時は少し運転の難易度が上がる車と言えるでしょう。
下取り車の金額で絶対に損しないためにすること【マンガ付き】
新車を安く買うには、値引きをしてもらうのが一番手っ取り早いですが、下取り車があるならさらに安く買う事が出来ます。
やり方はとても簡単なので、是非参考にしてみて下さい。
ディーラーの下取り金額に騙されるな！？
新車へ買い替えるなら、下取り車をディーラーで査定してもらうのが一般的でしょう。
しかしここで注意してもらいたいのが、「ディーラーは下取り金額を低めに見積もっている」事なんです。
本来あるはずの下取り相場より安く買えれば、新車値引きを多少多くしても、ディーラーは下取り車の利益で回収できてしまう訳ですね。
また「値引きは限界です。その代わり下取り金額に10万円上乗せしたので、これで契約してください！」と言ったセールストークも可能になり、新車の値引きを抑えつつ、契約に繋げる事が出来ます。
ディーラーはメリット大、ですがユーザーは損でしかありません・・・
ディーラーに騙されないためにする事
以前、管理人がフィットを売却した時の例で紹介します。
ディーラーの査定でフィットは52万円と言われました。
まだ年式も新しかったので、その下取り金額が妥当かどうか確かめるために、買取店にも査定してもらう事に。
買取店の査定サイトから申し込むと、概算の買取金額を教えてくれます。
その時の画像です。
出た金額は、なんとディーラーよりも20万円以上も高い買取金額でした。
概算とは言え20万円の差額・・・その後ディーラーへ出向き「買取店で75万って言われたんですけど」と伝えてみると、少々待たされましたが「今回決めてくれるなら2万上乗せして77万円で下取ります。もう限界です・・」
ホントに限界かどうか分かりませんが、52万⇒77万＝25万円のアップです！
その時の契約書です。
もしディーラーの言う通りに最初の52万円で契約していたら、25万円の大損となっていました。。
この時した事は、査定サイトで表示された買取相場をディーラーへ伝えただけです。
これだけで25万円のアップに成功したので、下取り車がある方は是非参考にしていただきたいと思います。
ちなみに査定サイトで申し込んだ買取店にも見てもらいましたが、本当に限界らしく1万円プラスの78万円を提示されました。
しかし＋1万円位なら、納車まで乗っていられることを優先して、今回はディーラーへ出しましたが、買取店の方がそれ以上に高ければ、買取店へ売っても良いでしょうね。
この時利用した査定サイトは、ナビクル車査定です。
1分ほどの入力で買取店への査定申し込み後、画面上に買取相場が表示されるので、今回のようにディーラーの下取りと比較したい方、すぐに相場を知りたい方にはお勧めのサイトです。
ディーラーや買取店で査定額が付かなければ廃車買取業者に依頼する
ディーラーや買取店で査定額が付かなければ、廃車業者に直接売った方が高くなる可能性があります（廃車なら買取店はマージンだけ取って廃車業者へ渡すだけ）。
廃車の目安はグーネットやカーセンサーで下取り車に近い条件の車両が20万円以下で売られていたら、その車両はほぼ廃車価格の仕入れです。その場合は廃車業者に直接売った方が高くなる可能性が高いでしょう。事故車や不動車も以下の廃車業者に売れます。
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今月のWR-Vの値引き動向を随時掲載しています。ご参考ください。
