「マツダ3」は先代のアクセラ以上にスタイリッシュなフォルムが魅力ですが、あまり運転しやすそうなイメージはないかもしれません。
カッコよさに惚れてしまった方にとっても、本当に運転が難しかったら購入を躊躇してしまうのではないでしょうか?
そこで、実際のところマツダ3は運転がしやすいのかどうかを検証すると同時に、駐車のコツや運転をサポートするアイテムについても紹介しますので、是非とも参考にしてみてください!
マツダ3の大きさは?ボディサイズをチェック
マツダ3にはセダンとファストバックと呼ばれるハッチバックがありますが、ここでは人気の高いファストバックのボディサイズをチェックします。
【マツダ3 ファストバック XD Lパッケージ】
全長 4,460mm
全幅 1,795mm
全高 1,440mm
4.5m近い全長と1.8mに迫る全幅は、ハッチバック車としてはかなり大柄な方です。
全長はともかくとして、狭い路地での離合や狭い駐車場への駐車などを考えると、ワイドな全幅は不安要素といえます。
弟分の「デミオ」からマツダ3への乗り換えを検討している方も多いと思いますので、大きさを比較してみましょう。
【デミオ XD Lパッケージ】
全長 4,060mm
全幅 1,695mm
全高 1,500mm
マツダ3はデミオと比較すると全長が40cm長く、全幅は10cm広いディメンションです。
ひと回り以上大きい上に、全高が低い分アイポイントも低くなるので、乗り換えた場合は実際のサイズ以上に大きさを意識させられるかもしれません。
マツダ3の小回りは効くか?マツダ3の最小回転半径
次に、マツダ3の小回り性を検証してみましょう。
マツダ3の最小回転半径は5.3mで、このクラスとしては平均的ですが、デミオの4.9mと比較すると40cm大きい数値です。
ボディが大きい上に小回り性も劣るとなると、デミオでは切り返しなしで駐車できた駐車スペースで切り返しが必要になる、といったケースも出て来るでしょう。
とはいえ、余程狭い駐車場でない限り、駐車が憂鬱になるというほどではないはずです。
マツダ3は運転しやすい?難しい?車両感覚と運転感覚
マツダ3のフロントの見切りはイマイチ
マツダ3はなだらかにスラントしたボンネットを持っているので、運転席から先端部を見ることはできません。
ボンネットの長さもそこそこあるので、切り返しの際に鼻先を障害物ギリギリまで寄せるのは、かなり気を使います。
ただ、「フロントパーキングセンサー」が標準装備されるので(※15S系のMT車はオプション)、警報音を無視しない限り壁や他の車などにぶつけてしまうことはないでしょう。
また、斜め前方の視界に関してですが、この点でもイマイチです。
Aピラーはそれほど太くはないものの、かなり傾斜が強いので斜め前方の視界を遮ってしまいます。
交差点で右左折する時の横断歩道上や、ワインディング走行をする際は、十分な安全確認が必要です。
一方、Aピラーとドアミラーの間に隙間があり、視界を塞いでいない点は評価できます。
マツダ3の車幅の感覚は掴みやすい?
マツダ3は運転席からボンネットの先端が見えないことは先程解説しましたが、手前側は視野に入りいます。
それだけでも車幅の感覚を掴む目安になるので、狭い路地での離合や幅寄せがとても難しいというわけではありません。
とはいえ全幅が1.8m近い3ナンバー車なので、5ナンバー車と比べると気を使うこともまた事実です。
マツダ3の後方視界は良くない
スタイリングにこだわったマツダ3はグリーンハウス(車室)が小さいので、リアウィンドウの面積も決して大きいとはいえません。
そのため、後方視界はいまひとつです。
また、斜め後方視界に関してですが、ファストバックの場合はCピラーが太いので死角が大きくなっています。
一方、セダンはファストバックよりはCピラーが細く、幾分死角が少なくないものの、やはりあまり褒められたものではありません。
マツダ3の駐車にはコツがある?
マツダ3は先ほど解説したように後方及び斜め後方視界にやや難があるため、バックでの駐車はそれほどイージーではありません。
特にセダンの場合は、リアのオーバーハングがファストバックよりも20cm長い上、運転席からトランクリッドの後端が目視できないので、バックでの駐車はファストバック以上に注意が必要です。
ただ、マツダ3は全車に接触事故防止をサポートする「リアパーキングセンサー」や、後方の映像をセンターディスプレイに表示する「バックガイドモニター」が標準装備されるので、視界の欠点をある程度カバーしてくれます。
マツダ3で駐車する際のコツは、肉眼での目視をメインとしつつバックガイドモニターの映像も時折見ながら、ゆっくりとバックするといいでしょう。
また、マツダ3はベルトラインが後ろ上がりになっているので、ベルトラインを目安に駐車しようとすると車体が斜めになってしまいます。
白線の枠内に真っ直ぐに停めるには、「カッコ悪い」などと思わずに窓から顔を出してバックするのがおススメです。
マツダ3の運転で役立つアイテム
360°ビュー・モニター
マツダ3の視界や見切りの欠点をカバーするアイテムとしておススメしたいのが、全車にディーラーオプション設定されている「360°ビュー・モニター」です。
これは、車両の前後左右4箇所に搭載されたカメラの映像をセンターディスプレイに表示するほか、各種警報音によって運転をサポートするアイテムになります。
例えば狭いスペースに駐車する際は、シフトレバーをDに入れると前方の「フロントビュー」と上から俯瞰した「トップビュー」の映像を、Rにいれると後方の「リアビュー」とトップビューの映像を表示するので、ぶつけてしまうリスクが大幅に減るはずです。
もしバックで出庫する際は、シフトレバーをRに入れた後でコマンダーノブを押せば、後方の映像を広角に表示する「リアワイドビュー」に切り替わるので、後方左右の安全確認が容易になります。
また、見通しの悪い交差点に進入する時は、スイッチを押すと前方の映像を広角に表示する「フロントワイドビュー」が役立つことでしょう。
それと、狭い路地での離合の際には、スイッチを押すと車両の左右の映像を表示する「サイドビュー」が頼りになります。
価格は85,300円と決して安くはありませんが、メリットを考えればむしろお値打ちといえそうです。
マツダ3の運転のしやすさまとめ
マツダ3はフロントの見切りや後方視界にやや難があるので、このクラスとしてはあまり運転しやすい車ではありません。
パーキングセンサーやバックカメラが付くとはいえ、全方位的に視界が良い車と比べると運転が難しいと言わざるを得ないでしょう。
そうした欠点を持つだけに、視界を補ってくれる360°ビュー・モニターは心強い味方といえます。
特に運転に苦手意識のある女性の方には、360°ビュー・モニターは絶対のおススメです。
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ディーラーはメリット大、ですがユーザーは損でしかありません・・・
ディーラーに騙されないためにする事
以前、管理人がフィットを売却した時の例で紹介します。
ディーラーの査定でフィットは52万円と言われました。
まだ年式も新しかったので、その下取り金額が妥当かどうか確かめるために、買取店にも査定してもらう事に。
買取店の査定サイトから申し込むと、概算の買取金額を教えてくれます。
その時の画像です。
出た金額は、なんとディーラーよりも20万円以上も高い買取金額でした。
概算とは言え20万円の差額・・・その後ディーラーへ出向き「買取店で75万って言われたんですけど」と伝えてみると、少々待たされましたが「今回決めてくれるなら2万上乗せして77万円で下取ります。もう限界です・・」
ホントに限界かどうか分かりませんが、52万⇒77万=25万円のアップです!
その時の契約書です。
もしディーラーの言う通りに最初の52万円で契約していたら、25万円の大損となっていました。。
この時した事は、査定サイトで表示された買取相場をディーラーへ伝えただけです。
これだけで25万円のアップに成功したので、下取り車がある方は是非参考にしていただきたいと思います。
ちなみに査定サイトで申し込んだ買取店にも見てもらいましたが、本当に限界らしく1万円プラスの78万円を提示されました。
しかし+1万円位なら、納車まで乗っていられることを優先して、今回はディーラーへ出しましたが、買取店の方がそれ以上に高ければ、買取店へ売っても良いでしょうね。
この時利用した査定サイトは、ナビクル車査定です。
1分ほどの入力で買取店への査定申し込み後、画面上に買取相場が表示されるので、今回のようにディーラーの下取りと比較したい方、すぐに相場を知りたい方にはお勧めのサイトです。
ディーラーや買取店で査定額が付かなければ廃車買取業者に依頼する
ディーラーや買取店で査定額が付かなければ、廃車業者に直接売った方が高くなる可能性があります(廃車なら買取店はマージンだけ取って廃車業者へ渡すだけ)。
廃車の目安はグーネットやカーセンサーで下取り車に近い条件の車両が20万円以下で売られていたら、その車両はほぼ廃車価格の仕入れです。その場合は廃車業者に直接売った方が高くなる可能性が高いでしょう。事故車や不動車も以下の廃車業者に売れます。
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