1993年から発売されているスズキの『ワゴンR』
発売から24年間進化し続けているワゴンRが2017年にモデルチェンジされました。
軽自動車の代表車種としてイメージの強いワゴンRがどのように進化しているのか、新しくなった内装や収納、荷室について詳しく見ていきましょう。
ワゴンRの内装の質感は?
ワゴンRの内装色
ワゴンRの内装色は「ブラック」と「ベージュ」の2色となっています。
選択するグレードによって内装色が変わります。
ハイブリッドFZ
ハイブリッドFZは、内装色は「ブラック」のみとなっています。
非常に引き締まった印象があり、高級感を感じます。
ピラーやルーフ部分をグレーにすることで、開放感が得られ車内の圧迫感を和らげています。
ハイブリッドFX
ハイブリッドFXでは、「ブラック」と「ベージュ」から選択することができます。
ベージュはブラックと違い、かなり明るく開放感があります。
ダッシュボード部分はブラックになっており、オーディオパネルやエアコンの吹き出し口との配色もバランスが良いですね。
FA
FAは、「ベージュ」の内装色となっています。
ハイブリッドFXのようなブラックを選択することができないので、グレード選択の際に注意が必要ですね。
ワゴンRスティングレー
ワゴンRスティングレーの内装色は「ブラック」のみとなっています。
ベースグレードの内装カラーと同じですが、ドアトリム部分のカラーやインパネ周りの装飾に違いがあります。
ハイブリッドFZとは違った高級感のある内装となっています。
同じブラックの内装色ですが、質感と車内の雰囲気が違うので、実車でしっかりと確認することをオススメします。
ワゴンRのシート表皮・デザイン
シートカラーも内装色と連動して、選択するカラーによって違いがあります。
ブラックの内装色には、シートカラーも「ブラック」となり、ベージュの内装色にはベージュカラーのシートとなっています。
また、ワゴンRスティングレーでは、ブラックの内装色になっているので、シートカラーもブラックですが、シート座面と背面にハニカム柄が施されています。
この部分はブラックではなくバーガンディとなっており、ドアトリムやサイドラインと同じ配色となっています。
ブラック一色ではなく、バーガンディが入る事で高級感を感じられる配色となっています。
シート素材に関しては、どのグレードでも同じファブリック素材が使用されています。
シート素材はなめらかで、非常に手触りがいいですね。
シートは車に乗った際に必ず触れる部分なので、このような触り心地の良い素材が使われているのは嬉しいですね。
シートデザインは、フラットタイプのベンチシートが採用され、運転席から助手席への移動もスムーズに行えます。
サイドサポートの張り出しもあるので、走行中の揺れで体がズレることもなく、ホールドされ快適に運転することができます。
ワゴンRのインパネ
ステアリング
ハイブリッドFZには、本革巻きステアリングが採用されています。
手馴染みの良いので、握り心地も抜群ですね。
本革巻きステアリングの一番の特徴は滑りにくいことです。
夏場などで多少手に汗をかいても滑ることなくステアリングを操作できます。
ハイブリッドFX、FAに使用されているウレタン素材のステアリングは、使っていくうちにツルツルと滑りやすくなるので注意が必要です。
ステアリングガーニッシュ
ハイブリッドFZには、ステアリングのスポーク部分にシルバーガーニッシュが施されます。
このようなシルバーガーニッシュで加飾されているのと、加飾が無いのとでは、内装の質感が大きく変わってきます。
また、ハイブリッドFZの内装色のブラックとの相性も非常によく高級感を感じられます。
ハイブリッドFXとFAには、ステアリングガーニッシュは施されませんが、ハイブリッドFXに関しては、メーカーオプションの全方位モニター付きメモリーナビゲーションをつけることで、ステアリングガーニッシュが設定されます。
インパネカラーパネル
助手席から運転席まで伸びるインパネカラーパネルは、グレード毎に違いがあります。
ハイブリッドFZには、ダークブルーのパネルが施されます。
ダークブルーのパネルはブラックの内装色と非常に相性が良く、車内の雰囲気にとても馴染んでいます。
また、ハイブリッドFXとFAはホワイトのパネルが使用され、とてもインパクトのあるものとなっていますね。
明るいベージュの内装色とは違和感なくマッチしています。
ブラックの内装色とホワイトパネルの組み合わせでは、他のパーツにホワイトを使用している部分がなく、パネルが助手席から運転席まで広範囲に装着されているのでかなりのインパクトがありますが、とても目立つため、好みが分かれると思います。
インパネカラーパネルはオプションで選択することができないので、グレード選択には悩みそうですね。
ワゴンR スティングレーのインパネカラーパネルには、ピアノブラックが使用され、高級感を感じます。
さらに、画像のようにレッドラインも施され、シートやドアトリムカラーとの相性もいいですね。
メーター
*ハイブリッドFZ
*ハイブリッドFX
*FA
*ワゴンRスティグレー
ワゴンRのメーターは、ダッシュボードの中央に位置していますが、視界を遮ることのないようにデザインされているので、安全に運転することができます。
ハイブリッドFZとハイブリッドFXには2眼のメーターが採用され、FAではスピードメーターだけの1眼になっています。
またハイブリッドFZとハイブリッドFXのメーターの右上には、マルチインフォメーションディスプレイが装備され、走行距離やガソリン残量計以外にもモーターによるクリープ走行や減速エネルギー回生などが表示されます。
FAには、ガソリン残量と走行距離が表示されます。
ワゴンR スティグレーのメーターもハイブリッドFZとハイブリッドFXと同じようにマルチインフォメーションディスプレイが装備され、メーター内のデザインが少し異なります。
ドアトリム
ワゴンRスティグレーのみになりますが、ドアトリム部分のクロスがシート座面と背面のカラーと同色となっています。
ベースグレードにはドアトリムクロスは施されておらず、樹脂素材で内装色と同じブラックになっていますが、ワゴンRスティグレーには、手触りの良いクロスが施され、内装の質感がアップしています。
ワゴンRの収納・荷室の使い勝手は?
運転席側の収納
ドリンクホルダー
運転席の右側にドリンクホルダーが装備されています。
ペットボトルをすっぽり収めることができますが、ホルダーの形状が四角く少し大きめの作りになっているため、丸い形状の飲み物は走行中の振動で動いてしまうのが残念です。
インパネアッパートレイ
ステアリングの前方に収納スペースがあります。
大きな収納スペースではないので、多くの物を収納できませんが、スマホや財布を手軽に置くことができるので重宝します。
インパネアンダートレイ
ステアリングの下に画像のような収納スペースがあります。
窓拭き用のタオルや化粧ポーチなども収納することができます。
あまり奥行きがないので、走行中の振動で落下してしまわないように気をつけなければいけません。
フロントドアポケット
ドアポケットには、ドリンクホルダーと収納スペースがあり、非常に使いやすいデザインとなっています。
ホルダーはペットボトルが楽に収納できるような形状になっており、収納スペースは広くとられているので使い勝手もいいです。
カードホルダー
オーディオパネルの右側に、カードホルダーが装備されています。
数枚のカードであれば無理なく置けます。
駐車券やよく使うカードを簡単に取り出せる位置にあるのは嬉しいですね。
また、このようの収納がある車種はあまりないので、ユーザーの意見をしっかりと取り入れられモデルチェンジされたのが分かりますね。
助手席の収納
助手席オープントレイ
助手席の前方に大きな収納トレイがあり、画像のようにボックスティッシュが置けるほどのスペースです。
また収納スペースの手前は、小物が落ちてこないように少し高くなっています。
このようにフタの付いていない大きな収納スペースがあると、小物を手軽に置けるので使い勝手が非常にいいですね。
グローブボックス
オープントレイの下部にグローブボックスがあります。
開口部分はあまり大きくないですが、奥行きがあるため、画像のようにボックスティッシュやペットボトルも収納することができます。
シートアンダーボックス
ワゴンRの助手席の下に収納スペースか確保されています。
シートの座面を開けることで大きな収納スペースを利用することができます。
この部分には汚れた靴や濡れてしまったものなどを収納できるほか、車内掃除グッズも収納できるので、使い方は様々です。
シート下から引き出すタイプのトレイよりも収納力があるので非常に便利なアイテムです。
ショッピングフック
センターパネルの左側にショッピングフックが装備されています。
買い物袋をかけておいたり、ビニール袋をかけてゴミ箱代わりにしたりと、いろいろな使い方ができるのもいいですね。
フロントドアポケット
運転席と同様にドアサイドに収納スペースがあります。
ドリンクホルダー
運転席と同じドリンクホルダーが助手席の左側に装備されています。
後部座席の収納
リアドアポケット
ワゴンRのリアポケットは、非常に特徴的です。
ドア部分に傘を収納できるスペースがあります。
傘専用の収納スペースがあるのはかなり珍しく、置き場所に困る傘が収納できるのは有難いですね。
また、傘についた水滴がトレイに集まりしっかりと排出されるのもいいですね。
画像のように、ドリンクホルダーやボックスティッシュも収まる収納スペースなどもしっかりと確保されており、後部座席の収納も十分です。
シートバックポケット
助手席のシートバックに地図や雑誌を収納できるポケットが装備されています。
運転席側にポケットがないのは残念ですね。
ワゴンRの荷室のサイズは?どれぐらい積める?
ワゴンRの荷室のサイズは高さ840mm・幅1165mm・奥行き280mmとなっています。
奥行きがあまりないように感じますが、画像のようにスーツケースも楽に積むことができます。
また、後部座席の肩口にあるレバーを引くことで、簡単にシートを倒すことができ、より多くの物を積むことができます。
画像のようにシートアレンジをうまく使うことで、長い荷物や自転車なども積むことができます。
さらにワゴンRの荷室で良い部分は、後部座席を倒した際に荷室との間に生まれる段差がないことです。
荷室との間に段差が生まれてしまうと、荷物の積み下ろしに手間がかかってしまいます。
ヘッドレストを外したりすることなく、ワンタッチで後部座席を倒すことができ、フラットになる荷室は大変使い勝手がいいですね。
また、後部座席を倒すことで奥行きが1320mmまで拡大し、より多くの荷物を収納することができます。
画像のように床下にもスペースがあるので、ベビーカーをそのまま立てて収納したり、床下収納としても重宝します。
ただ、荷室にサイドポケットがないので、洗車用品などの小物を収納することができないのが惜しい点ですね。
ワゴンRの内装まとめ
ベースグレードとスティングレーでは、内装の質感がやや異なりますので、実際に触れて確認することをオススメします。
新しくなったワゴンRは、収納スペースが多くあり、少ない空間を有効に活用して、ユーザーの使い勝手を追求した印象を受けます。
荷室については、豊富なシートアレンジによって荷室の使い勝手が向上するので、様々なユーザーのニーズに合った使い方が出来るでしょう。
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概算とは言え20万円の差額・・・その後ディーラーへ出向き「買取店で75万って言われたんですけど」と伝えてみると、少々待たされましたが「今回決めてくれるなら2万上乗せして77万円で下取ります。もう限界です・・」
ホントに限界かどうか分かりませんが、52万⇒77万=25万円のアップです!
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