8年ぶりのフルモデルチェンジで、定評のあったユーティリティが一段と向上したヴォクシー。
室内の仕様は従来同様、2列目キャプテンシートの7人乗りと2列目チップアップシートの8人乗りが設定されています。
そんな新型ヴォクシーの内装をインパネ、収納、荷室など項目ごとに徹底評価しますので、新車購入時の参考にどうぞ。
ヴォクシーの内装の質感は?
ヴォクシーの内装色
ブラック
画像は上級グレードS-Zのものですが、ヴォクシーの内装色は全車このブラックです。
シックな雰囲気が備わる一方、家族みんなで乗るミニバンとしては明るさに欠ける嫌いもあります。
ドア内張の仕様はグレードにより異なり、フロントドアアームレストのステッチ、ドアハンドルのシルバー塗装、ドアトリムオーナメントのソフトレザー張りが施されるのはS-Zのみです。
上質感では勿論S-Zの方が優れていますが、下位グレードのS-Gでもチープというほどではありません。
ヴォクシーのシート表皮・デザイン
1列目シート
まずS-Zの画像を見てみましょう。
S-Zのシート表皮は合成皮革+ファブリックです。
メイン部は通常のファブリックですが、それ以外の部分に合成皮革を使用することで上質感を演出。
本革シート並みとは言いませんが、高級感や手触りの良さに満足できます。
一方S-Gは、下の画像のようにシート表皮は全面的に上級ファブリックです。
単なるファブリックより手触りや見た目の上質感が優れているので、こちらで十分と感じる人も多いのではないでしょうか。
シートの出来自体はクッション性が良く、見た目から想像するよりサポート性もしっかりしています。
2列目シート
ヴォクシーには2列目キャプテンシートの7人乗り (S-Z / S-G) と2列目チップアップシートの8人乗り (S-Gのみ) があります。
まずキャプテンシート仕様を見てみましょう。
2列目シートは1列目シートと同様左右が独立したタイプで、座り心地やサポート性も1列目シート同様良好です。
745mmのロングスライド機能付なので、足を存分に伸ばしてリラックスできます。
次にチップアップシート仕様を見てみましょう。
こちらは3人掛けのベンチシートですが、中央席を除けば座り心地はキャプテンシート仕様に遜色ありません。
スライド量はキャプテンシートほどではありませんが、705mmスライドできるのでくつろぐには十分です。
ただし中央席はやや窮屈で、座り心地もいまひとつなので長時間乗車は厳しいでしょう。
3列目シート
3列目シートは全車同じ仕様です。
シートは小ぶりで座面の長さ、背もたれの高さは大人用として十分とは言えません。
また座面が低く体育座りになってしまうので、大人の長時間乗車は厳しいでしょう。
しかし画像のように子供用、または緊急用として割り切るなら十分実用になります。
ヴォクシーのインパネ
ブラック
ヴォクシーのインパネは、内装色と同様全車ブラックです。
ブラック特有の精悍さがある反面、暗い雰囲気に感じる人もいるでしょう。
画像はS-Zのもので、S-Gに対し合成皮革巻きのインパネアッパーオーナメント及び運転席側インパネオーナメントで差別化が図られています。
至る箇所に合成皮革巻きソフトパッドが張られるS-Zなら高級感十分で、リッチな気分で運転できるはず。
上記の合成皮革巻きが省かれるS-Gでは、多少安っぽくなってしまう感は否めません。
ヴォクシーの収納・荷室の使い勝手は?
ヴォクシーの前席回りの収納
インパネ一体型センターコンソールボックス (ハイブリッドS-Zに標準装備)
ハイブリッドS-Zでは、インパネ一体型センターコンソールボックスが標準装備されます (※ハイブリッドS-Gにメーカーオプション)。
アッパートレイ、カップホルダー×2、リヤボックス、充電用USB端子×2、アクセサリーコンセント (AC100V/1500W)×2が備わる便利な仕様です。
ボックス部の容量はかなり大きく収容力は十分ですが、形状的にボックスティッシュが入れづらいのが残念。
アッパートレイ付なので、小物の仕分けに対応するのはいいところです。
また全幅がそれほど広い車ではないのでやむを得ない点ですが、2個のドリンクホルダーが縦配列なので使い勝手が良いとは言えません。
独立型センターコンソールボックス (ハイブリッドS-G、ガソリン車S-Zに標準装備)
ハイブリッドS-Gとガソリン車S-Zに標準装備されるのは、こちらの独立型センターコンソールボックスです (※ガソリン車S-Gはメーカーセットオプション)。
仕様はハイブリッドS-Gとガソリン車S-Zでは一部違いがあります。
リヤボックス、充電用USB端子×2はどちらにも備わりますが、ハイブリッドS-Gではアッパートレイ付なのに対し、ガソリン車S-Zではフロントボックス付となるのが相違点です。
いずれもインパネ一体型センターコンソールボックスと異なり、カップホルダーやアクセサリーコンセントは備わりません。
利便性の点で劣るのは、やむを得ないところです。
シフト横小物入れ
シフトレバー左側にトレイ付の小物入れを装備。
USB端子2個付なので、スマホ置き場として便利に活用できます。
2段引き出し式センターホルダー (独立型センターコンソールボックス装着車)
独立型センターコンソールボックス装着車のセンタークラスター下部に備わる収納です。
1段引き出すとまず小物入れとカードホルダーが現れ、さらに2段目を引き出すと1個分のカップホルダーが出現。
小物入れは容量が小さくあまり使い道はないかもしれませんが、使わない時はすっきり格納され、邪魔にならない点は評価できます。
フロントカップホルダー
インパネの左右の端にカップホルダーが備わります。
使い勝手は特に問題ありません。
チケットホルダー
運転席・助手席のサンバイザーにチケットホルダーを装備。
この手の収納が付く車種は少なく、気が利いています。
グローブボックス
助手席側には勿論グローブボックスが備わります。
容量は標準的ですが、車検証や取扱説明書が入るので問題ないでしょう。
助手席オープントレイ
グローブボックス上部にオープントレイが備わります。
左半分と右半分で段差が付いているので、小物類の仕分けに便利。
とは言えボックスティッシュは入らず、収納として中途半端な感もあります。
助手席アッパーボックス
インパネの上部にリッド付のアッパーボックスを装備。
やはりボックスティッシュの収容は無理ですが、折り畳み傘やポーチなどが収納できます。
外から中身が丸見えにならないのはメリットです。
フロントドアボトルホルダー+小物入れ&フロントドアポケット
左右のドアに、500mlのペットボトル1本と小物・書類などが収納出来ます。
ボトルホルダーの位置が高く、取りやすいのはいいところ。
ヴォクシーの1列目シートの収納はかなり豊富な部類ですが、ボックスティッシュの置き場に困るので、特に花粉症の人には不満が残るかもしれません。
ヴォクシーの2列目シート回りの収納
シートバックポケット
運転席・助手席のシートバックに、書類等が納められるポケットを装備。
エコバッグフック
運転席側のシートバックには、エコバッグなどが下げられるフックも装備。
買い物に出かけた時に思いの方重宝します。
折りたたみ式大型サイドテーブル (S-Zに標準装備)
S-Zはキャプテンシート間にワンタッチで折りたためる大型サイドテーブルを装備。
4個分のカップホルダーや2か所のエコバッグフックが備わるので、軽食時に役立ちます。
さらにスマホなどが収容できるポケットと2個の充電用USB端子も備わるなど、かなり便利な収納です。
折りたたみ式サイドテーブル (S-G7人乗りに標準装備)
S-G7人乗り仕様の場合、キャプテンシート間に備わるのはシンプルなサイドテーブルとなります。
収納は2個分のカップホルダーのみで、S-Zの大型サイドテーブルと比べ見劣りは否めません。
格納式センターボックス (S-G8人乗りに標準装備)
2列目チップアップシートの8人乗り仕様は、シート中央の背もたれ部を引き出すと2個分のカップホルダー、オープンボックス、エコバッグフック付のセンターボックスが出現します。
2名乗車時にしか使えないのが玉に瑕ですが、ボックスティッシュも収納できるなど使い勝手は良好です。
助手席シートバックテーブル (S-G8人乗りに標準装備)
S-G8人乗り仕様は、助手席シートバックにエコバッグフック2個付の折りたたみ式テーブルが備わります。
先ほどの収納式センターボックスと併用することで、かなり便利に使えるでしょう。
スライドドアボトルホルダー
左右のスライドドアに500mlのペットボトルが1本収納出来ます。
ヴォクシーのS-ZとS-G8人乗り仕様は、2列目シートの収納は十分です。
しかしS-G7人乗り仕様に限れば、収納面でやや物足りなさが残ります。
ヴォクシーの3列目シート回りの収納
デッキトリムボトルホルダー
3列目シート唯一の収納が、左右のデッキトリムに備わるボトルホルダー。
500mlのペットボトルが右側に1本、左側に2本収納できるので、3人座ってもドリンクの置き場に困りません。
ただし3列目シートには小物入れが無いので、少々不便です。
しかし、元々ヴォクシーの3列目シートは近距離用または子供用と割り切った仕様なので、大きな欠点とは言えないでしょう。
ヴォクシーの荷室サイズは?どのくらい積める?
ヴォクシーの荷室容量はフル乗車時 (3列目シート使用時) で414L。
小さいように感じるかもしれませんが、買い物などの日常ユースには十分と言えます。
3列目シートを格納すると7人乗りで1,959L、8人乗りでも1,732Lまで荷室容量が拡大。
ヴォクシーの3列目シートは左右にはね上げて格納するタイプなので、荷室幅の点で不利ですが、容量的には十分以上です。
フロア高は2WD車で500mm、4WD車で530mmで、ステップワゴンよりは高いものの荷物の積載性は良好です。
荷室幅は最大部で1,240mm、荷室高さは1,220mmです。
開口部のサイズは幅1,100mm×高さ1,220mmと大きく取られています。
ラゲージモード
ラゲージモードは3列目シートを折りたたんだモードで、7人乗り・8人乗りとも荷室スペースは同一。
この状態での荷室長は980mmです。
折りたたんだ3列目シートがスペースを取ってしまうのが難点ですが、それでも十分な容量があります。
ビッグラゲージモード
ビッグラゲージモードは、3列目シートを折りたたんだ上に2列目シートを一番前までスライドさせたモード。
どちらもフロアがフラットなので、使い勝手も優れています。
ヴォクシーの内装まとめ
ヴォクシーの内装色は全車ブラックなので、落ち着ける反面明るさに欠ける嫌いもあります。
明るい内装色を望む場合は、姉妹車種のノアを買ってくださいということなのでしょう。
シートの座り心地は、1列目シートと2列目シートはかなり良好。
唯一3列目シートだけは、格納式ということもあり座り心地は良いとは言えません。
質感の面ではS-Zならかなり上質で、まず不満は出ないでしょう。
S-Gはやや見劣りしますが、贅沢を言わなければこちらでも大きな不満はないはず。
収納スペースは豊富に用意されているので、ほとんどの人は満足できるのではないでしょうか?
ただ、1列目シートにボックスティッシュ置き場がないのは惜しまれます。
荷室に関してはどのモードでも十分な容量が確保されていますし、フロアが低いので荷物の積載性も良好です。
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概算とは言え20万円の差額・・・その後ディーラーへ出向き「買取店で75万って言われたんですけど」と伝えてみると、少々待たされましたが「今回決めてくれるなら2万上乗せして77万円で下取ります。もう限界です・・」
ホントに限界かどうか分かりませんが、52万⇒77万=25万円のアップです!
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しかし+1万円位なら、納車まで乗っていられることを優先して、今回はディーラーへ出しましたが、買取店の方がそれ以上に高ければ、買取店へ売っても良いでしょうね。
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