ホンダのミディアムクラスのミニバン、ステップワゴンにはハイブリッドのe:HEVとガソリン車が設定されています。
どちらを選んだら良いのか迷っている人は多いのではないでしょうか?
当サイト(クルマを買う!)では、そんな悩みを解消できるようハイブリッドとガソリン車の違いをがっつり比較してみました!
- ステップワゴン ハイブリッドとガソリン車の外装の違い
- ステップワゴン ハイブリッドとガソリン車の内装の違い
- ステップワゴン ハイブリッドとガソリン車の売れ筋グレードは?
- ステップワゴン ハイブリッドとガソリン車の維持費を比較
- ステップワゴン ハイブリッドとガソリン車の加速や静粛性、乗り心地の違いは?
- ステップワゴン ハイブリッドとガソリン車どちらが売れているか?販売の比率を公開
- ステップワゴン ハイブリッドとガソリン車、下取りが高いのはどっち?
- ステップワゴン ハイブリッドとガソリン車のメリットは?
- ステップワゴン ハイブリッドとガソリン車の欠点・弱点は?
- 買うならステップワゴン ハイブリッドとガソリン車どっち?
- 下取り車の金額で絶対に損しないためにすること【マンガ付き】
ステップワゴン ハイブリッドとガソリン車の外装の違い
ステップワゴンのハイブリッドとガソリン車では、外装にどんな違いがあるのか見てみましょう。
ハイブリッドとガソリン車のフロントビューやサイドビューは共通で、区別が付きません。
唯一の違いは、リアビューです。
どちらもスパーダのリアビューですが、上がハイブリッド、下がガソリン車です。
ハイブリッドは赤丸で囲んだ部分に「e:HEV」のエンブレムが付きます。
一方ガソリン車はこの部分にエンブレムは何も付きません。
ここがハイブリッドとガソリン車の外装面の唯一の違いです。
ステップワゴン ハイブリッドとガソリン車の内装の違い
ステップワゴンの内装をハイブリッドとガソリン車で比較すると、前席部分に違いがあります。
ここでまたスパーダ同士でハイブリッドとガソリン車のインパネを比較してみましょう。
上がハイブリッド、下がガソリン車のインパネですが、センタークラスター部のシフトセレクターに違いがあります。
ハイブリッドがボタン式のエレクトリックギアセレクターなのに対し、ガソリン車は機械式のセレクトレバーです。
ではシート部も含めた画像で比較してみましょう。
上のハイブリッドでは運転席・助手席間にセンターコンソールボックスが備わります。
一方下のガソリン車は、センターコンソールボックスはありません。
減速セレクター(ハイブリッド スパーダ系)
ステアリングポストのパドルを操作することで、減速感を4段階に調整できます。
下り坂で速度を制御したい時などに便利です。
センターコンソールボックス(ハイブリッド)
運転席・助手席間にちょっとした手荷物などを置くのに便利なセンターコンソールボックスが備わります。
パドルシフト(ガソリン車スパーダ系)
ステップワゴンのガソリン車は基本的に無段変速のCVTですが、ステアリングポストのパドルを引くことで7段に区切って変速できます。
ワインディングロードなどでマニュアル車ライクな運転を楽しめる機能です。
ステップワゴン ハイブリッドとガソリン車の売れ筋グレードは?
当サイト独自の調査によると、最も売れているのはハイブリッドでは最上級グレードの「e:HEV スパーダ プレミアムライン」、ガソリン車では中間グレードの「スパーダ 」となっています。
元々高額なハイブリッドでは装備が充実している最上級グレードが求められ、ガソリン車ではコストパフォーマンスの高い中間グレードが求められている傾向です。
ステップワゴン ハイブリッドとガソリン車の維持費を比較
比較項目 | e:HEV スパーダ (ハイブリッド) | スパーダ (ガソリン車) |
---|---|---|
車両価格 | 3,641,000円 | 3,257,100円 |
価格差 | +383,900円 | |
自動車税(7月登録の場合) | 24,000円 | 20,300円 |
自動車税性能環境割 | 0円 | 53,200円 |
自動車重量税 | 0円 | 22,500円 |
諸費用の差 | -72,000円 | |
支払総額の差 | -311,900円 | |
実燃費 ※ | 15.7km/L | 11.0km/L |
ガソリンタンク容量 | 52L | 52L |
使用ガソリン | レギュラー | レギュラー |
ガソリン満タン で残量5Lまで走れる距離 | 738km | 517km |
※実燃費はカタログ燃費×0.8で算出
ハイブリッドとガソリン車の支払総額差311,900円を燃費で埋めるにはどの位掛かる?
年間1万km走行する場合、ステップワゴンのハイブリッドとガソリン車ではどのくらいガソリン代が違うのか計算してみます。
※レギュラーガソリン代=165円 / Lで計算
- ハイブリッド 15.7km/L
10000÷15.7≒636.9L
636.9×165円=105,095円 - ガソリン車 11.0km/L
10000÷11≒909.1L
909.1×165円=150,000円
ステップワゴンで1万km走行すると、ハイブリッドのガソリン代はガソリン車より44,905円安く済みます。
ガソリン車との支払総額差311,900円をガソリン代で埋めようとするなら、
311,900÷44,905≒6.95年
平均的なユーザーは年間1万km程度の走行距離なので、元を取るには約7年掛かる計算になります。
年間2万km走れば3年半程に縮まるので、ステップワゴンをガンガン使う人なら「ハイブリッドの燃費の良さで元を取る」という考え方も有りです。
もし年間1万km以下しか走らない人なら、ハイブリッドを選ぶにあたり燃費以外の理由が必要でしょう。
ステップワゴン ハイブリッドとガソリン車の加速や静粛性、乗り心地の違いは?
静粛性やトルク感のある加速、上質な乗り心地ならハイブリッド車
ステップワゴンのハイブリッドとガソリン車を比較すると、静粛性や加速の力強さ、乗り心地のフラットさではハイブリッドが有利です。
モーターでの走行がメインとなるため、常にエンジンが回っているガソリン車より静かで振動も少なく抑えられています。
また起動と同時に最大トルクを発生するモーターの特性により、発進から力強く加速してくれる点もハイブリッドのメリットです。
更に乗り心地の面でも、ガソリン車より車両重量が100kg重いことがプラスに作用し、より重厚かつ快適な乗り心地を実現しています。
自然な加速と軽快な走りはガソリン車
ガソリン車はモーターを搭載しない分フロント荷重が軽く、ハンドリングが軽快です。
一方動力性能の点では、パワートレインのスペックがハイブリッドに劣る分、実際の加速性能も一歩を譲ります。
しかしガソリン車はターボエンジン特有のパワーの盛り上がりがあり、体感的な気持ち良さはハイブリッド以上です。
ただし乗り心地の点では、振動の大きさも含めハイブリッドのレベルには達していません。
ステップワゴン ハイブリッドとガソリン車どちらが売れているか?販売の比率を公開
現行ステップワゴンは2022年5月に発売されたばかりなので、参考までに先代ステップワゴンのハイブリッドとガソリン車の販売比率を紹介します。
当サイト(クルマを買う!)で2017年9月~2019年6月にかけて集計してきたステップワゴンの販売台数データを基に、ハイブリッドとガソリン車の販売比率をまとめました。
- ステップワゴン ハイブリッド 41,112台 39.1%
- ステップワゴン ガソリン車 64,242台 60.9%
1年9カ月のトータルでは、ガソリン車の方がハイブリッドの約1.5倍多く売れています。
ステップワゴン ハイブリッドとガソリン車、下取りが高いのはどっち?
ステップワゴンを売却または下取りに出す場合、ハイブリッドとガソリン車ではどちらが有利でしょうか?
2020年業者オークション相場から、それぞれの2年落ち下取り相場を比較してみます。
比較項目 | スパーダ ハイブリッドG ホンダセンシング | スパーダ ホンダセンシング(ガソリン車) |
---|---|---|
2年後の下取り価格 | 269.4万円(78.6%) | 244.5万円(83.7%) |
※カッコ内は当時の新車価格に対しての残価率です。
ガソリン車の方がハイブリッドより5%ほど高リセールとなっています。
現行ステップワゴンもガソリン車の販売比率が高い傾向があるので、リセールもガソリン車が有利と見て良いでしょう。
ステップワゴン ハイブリッドとガソリン車のメリットは?
ステップワゴン ハイブリッドの長所・メリットは?
- ガソリン車より4割ほど燃費がいい
- モーターメインで走行するため振動・騒音が小さい
- 中低速トルクが太く発進から力強く良く加速する
ステップワゴン ガソリン車の長所・メリットは?
- ハイブリッドより車両価格が安い
- 運転フィーリングが自然で軽快な走りを楽しめる
- 4WDの設定があるため雪国のユーザーに対応する
ステップワゴン ハイブリッドとガソリン車の欠点・弱点は?
ステップワゴン ハイブリッドの短所・デメリットは?
- 燃費の良さでガソリン車との差額を取り戻すのに時間が掛かる
- 4WDの設定がないので雪国などでは不利
- 走りの自然さや軽快感でガソリン車に一歩を譲る
ステップワゴン ガソリン車の短所・デメリットは?
- 燃費が悪くガソリン代が嵩む
- 振動や騒音がやや大きい
- 乗り心地がハイブリッドほど良くない
買うならステップワゴン ハイブリッドとガソリン車どっち?
ここまでステップワゴンのハイブリッドとガソリン車の違いや長短・メリットデメリットについて、がっつり比較してきました。
端的に言いますと、価格の安さやリセールバリュー、走りの楽しさを重視するならガソリン車がおススメです。
一方で、ガソリン代を含む維持費の安さや、同乗者にも優しい乗り味を優先するならハイブリッドの選択が良いでしょう。
乗り味については自分自身だけでなく家族の好みもあるので、出来れば家族皆でディーラーに足を運び、両方とも試乗させてもらうことをおススメします。
下取り車の金額で絶対に損しないためにすること【マンガ付き】
新車を安く買うには、値引きをしてもらうのが一番手っ取り早いですが、下取り車があるならさらに安く買う事が出来ます。
やり方はとても簡単なので、是非参考にしてみて下さい。
ディーラーの下取り金額に騙されるな!?
新車へ買い替えるなら、下取り車をディーラーで査定してもらうのが一般的でしょう。
しかしここで注意してもらいたいのが、「ディーラーは下取り金額を低めに見積もっている」事なんです。
本来あるはずの下取り相場より安く買えれば、新車値引きを多少多くしても、ディーラーは下取り車の利益で回収できてしまう訳ですね。
また「値引きは限界です。その代わり下取り金額に10万円上乗せしたので、これで契約してください!」と言ったセールストークも可能になり、新車の値引きを抑えつつ、契約に繋げる事が出来ます。
ディーラーはメリット大、ですがユーザーは損でしかありません・・・
ディーラーに騙されないためにする事
以前、管理人がフィットを売却した時の例で紹介します。
ディーラーの査定でフィットは52万円と言われました。
まだ年式も新しかったので、その下取り金額が妥当かどうか確かめるために、買取店にも査定してもらう事に。
買取店の査定サイトから申し込むと、概算の買取金額を教えてくれます。
その時の画像です。
出た金額は、なんとディーラーよりも20万円以上も高い買取金額でした。
概算とは言え20万円の差額・・・その後ディーラーへ出向き「買取店で75万って言われたんですけど」と伝えてみると、少々待たされましたが「今回決めてくれるなら2万上乗せして77万円で下取ります。もう限界です・・」
ホントに限界かどうか分かりませんが、52万⇒77万=25万円のアップです!
その時の契約書です。
もしディーラーの言う通りに最初の52万円で契約していたら、25万円の大損となっていました。。
この時した事は、査定サイトで表示された買取相場をディーラーへ伝えただけです。
これだけで25万円のアップに成功したので、下取り車がある方は是非参考にしていただきたいと思います。
ちなみに査定サイトで申し込んだ買取店にも見てもらいましたが、本当に限界らしく1万円プラスの78万円を提示されました。
しかし+1万円位なら、納車まで乗っていられることを優先して、今回はディーラーへ出しましたが、買取店の方がそれ以上に高ければ、買取店へ売っても良いでしょうね。
この時利用した査定サイトは、ナビクル車査定です。
1分ほどの入力で買取店への査定申し込み後、画面上に買取相場が表示されるので、今回のようにディーラーの下取りと比較したい方、すぐに相場を知りたい方にはお勧めのサイトです。
ディーラーや買取店で査定額が付かなければ廃車買取業者に依頼する
ディーラーや買取店で査定額が付かなければ、廃車業者に直接売った方が高くなる可能性があります(廃車なら買取店はマージンだけ取って廃車業者へ渡すだけ)。
廃車の目安はグーネットやカーセンサーで下取り車に近い条件の車両が20万円以下で売られていたら、その車両はほぼ廃車価格の仕入れです。その場合は廃車業者に直接売った方が高くなる可能性が高いでしょう。事故車や不動車も以下の廃車業者に売れます。
夢カー中古車買取はこちら
初回から限界の買取金額を提示します!
ステップワゴンの値引き交渉のノウハウはこちら
当サイトのステップワゴン値引き交渉マニュアルです。これを見た多くの方がステップワゴンを限界値引きで購入しています。
今月のステップワゴンの値引き動向も随時掲載しているので、ぜひご参考願います。