トヨタのクロスオーバーSUV・RAV4には、4グレードのガソリン車と2グレードのハイブリッド車が設定されています。
ここでは、ガソリン車とハイブリッド車の違いについて徹底比較、解説しているので、新型RAV4の新車を購入する参考にどうぞ。
- 新型RAV4のガソリン車とハイブリッド車の外装の違い
- 新型RAV4のガソリン車とハイブリッド車の内装の違い
- 新型RAV4のガソリン車とハイブリッド車のその他の違い
- RAV4ハイブリッドとガソリン車の売れ筋グレードは?
- RAV4ハイブリッドとガソリン車の維持費を比較
- 社外品のフロアマットを購入すればRAV4の値引きが実質アップする!
- RAV4ハイブリッドとガソリン車の加速や静粛性、乗り心地の違いは?
- RAV4ハイブリッドとガソリン車どちらが売れているか?販売の比率を公開
- RAV4ハイブリッドとガソリン車、下取りが高いのはどっち?
- 新型RAV4のガソリン車とハイブリッド車のメリットは?
- 新型RAV4のガソリン車とハイブリッド車の欠点・デメリットは?
- 買うなら新型RAV4のガソリン車orハイブリッド車どっち?
- 下取り車の金額で絶対に損しないためにすること【マンガ付き】
新型RAV4のガソリン車とハイブリッド車の外装の違い
まず、新型RAV4のガソリン車とハイブリッド車で外装に違う点があるのか比較してみましょう。
ガソリン車の外装(RAV4 2.0X)
ハイブリッド車の外装(RAV4 ハイブリッド2.5X)
新型RAV4のガソリン車とハイブリッド車の外装は基本的にほとんど同じで、ノーズ&ヒップのトヨタエンブレムが青くなっているのと、フェンダーやバックドアに取りつけられたハイブリッドロゴで見分けるのが簡単です。
一応の違いとしては、ヘッドランプがガソリン車が3灯式LEDに対して、ハイブリッド車はBi-Beam LEDとなっています。
新型RAV4のガソリン車とハイブリッド車の内装の違い
次に、新型RAV4のガソリン車とハイブリッド車の内装にはどんな違いがあるか、比較してみましょう。
メーター
RAV4 2.0X
RAV4 ハイブリッド2.5X
廉価グレードはアナログ式の2眼メーターとなっており、ガソリン車は針が赤く発光、ハイブリッド車は青く光ります。
どっちも右側は速度計ですが、ガソリン車は左側が回転計、ハイブリッド車は走行モード表示となっています。
RAV4 2.0G、2.0G Zパッケージ、2.0アドベンチャー
RAV4 ハイブリッド2.5G
上級グレードは先進的なディスプレイ表示の3眼メーターとなっており、ガソリン車は両端が赤、ハイブリッド車は青く発光してコクピットを彩ります。
センターディスプレイは中央のスピードメーター内に収まり、左のメーターは廉価グレードと同様ながら、右側がどっちも燃料&温度計となっています。
左右独立温度コントロールフルオートエアコン
新型RAV4に搭載されている左右独立温度コントロールフルオートエアコンは、ガソリン車が前席のみに空調を入れる「前席集中モード」を採用している一方で、ハイブリッド車には更に1席だけに空調を集中できる「S-FLOW(1席集中モード)」が採用され、より高い精度で効率的な空調が可能です。
EVドライブモードスイッチ
ハイブリッド車には、電気を使ったモーター駆動のみで走行する「EVドライブモード」の切り替えスイッチがついており、燃費の向上に役立てることが可能です。
新型RAV4のガソリン車とハイブリッド車のその他の違い
その他、新型RAV4のガソリン車とハイブリッド車にはどんな違いがあるでしょうか。
車両接近通報装置
走行時の静粛性が大きな魅力であるハイブリッド車ですが、あまりに静かすぎるため、歩行者に注意を促すために車両の接近をお知らせする装置がついています。
悪路走破性能
悪路走破性が要求されるSUVですが、ハイブリッド車(4WDのみ)にはタイヤのトルク配分によるスタック脱出を助けるTRAILモードを搭載。
一方でガソリン車(4WDのみ)には雪道走行の安定性を高めるSNOWモードやド面状況によって3つのモード(通常、泥濘、モーグル等)を使い分けるマルチテレインセレクトが採用されています。
エンジン・駆動方式など
ガソリン車には2.0LダイナミックフォースエンジンとダイレクトシフトCVT(ギヤ機構付き自動無段変速機+10速シーケンシャルシフトマチック)がトヨタブランドで国内初採用されています。
一方のハイブリッド車には2.5Lダイナミックフォースエンジンと電気式無段変速機+6速シーケンシャルシフトマチックが搭載されています。
また、4輪駆動については走行状況に応じてFFと4WDを緻密に切り替え、最適なトルク配分と運転性を追求するダイナミックコントロール4WD(ガソリン車)とE-Four(ハイブリッド車)をそれぞれ導入しています。
RAV4ハイブリッドとガソリン車の売れ筋グレードは?
RAV4の流通台数データをオートオークションから過去3ヶ月分まとめたところ、ハイブリッドは「ハイブリッドG」、ガソリン車は「G Zパッケージ」がそれぞれ流通最多となっていました。
ハイブリッド/ガソリン車ともに装備の充実している最上級グレードが多く選ばれたものと考えられます。
RAV4 ハイブリッドの売れ筋は「ハイブリッドG」
RAV4のハイブリッドで最も多く売れていたのは「ハイブリッドG」で、2位に「ハイブリッドX」4WD、3位は同2WDの順となっています。
RAV4ガソリン車の売れ筋は「G Zパッケージ」
RAV4のガソリン車で最も人気を集めていたのは「G Zパッケージ」、次がその名の通りSUV感満載の中間グレード「アドベンチャー」となっていました。
RAV4ハイブリッドとガソリン車の維持費を比較
比較項目 | ハイブリッドG | 2.0G(ガソリン車) |
---|---|---|
価格 | 3,817,800円 | 3,202,200円 |
価格差 | +615,600円 | |
自動車取得税 (新車購入時の税金) |
0円 | 80,000円 |
重量税 (新車購入時) |
0円 | 49,200円 |
購入時のエコカー減税を考慮した価格差 | +486,400円 | |
自動車税 (翌年分) |
11,500円 | 39,500円 |
平均実燃費 | 15.0km/L | 10.9km/L |
ガソリンタンク容量 | 55L | 55L |
ガソリンの種類 | レギュラー | レギュラー |
満タンで走れる距離 (5リッター残し) |
750.0km | 545.0km |
※実燃費は市街地や幹線道路、高速道路を含んだ平均の実燃費数値です。
ハイブリッド・ガソリン車の価格差486,400円を燃費で埋めるにはどの位掛かる?
- ハイブリッド 15.0km/L
10000÷15.0≒666.6リッター
666.6×140円=93,324円 - ガソリン車 10.9km/L
10000÷10.9≒917.4リッター
917.4×140円=128,436円
RAV4で10,000km走行すると、ハイブリッドとガソリン車とで燃料費に35,112円の差額となります。
この金額でハイブリッドとガソリン車の差額486,400円の元を取るとすると、
486,400÷35,112≒13.85万キロの走行距離が必要になります。
多くのユーザーは週末に買い物やドライブに使う程度で年間1万キロ程度ですから、およそ14年弱、6回目の車検+アルファ乗ってようやくペイ。ちょっと非現実的すぎですね。
もっとリアリティを出したいなら、自分の必要なオプションもプラスした支払総額で計算するといいでしょう。
社外品のフロアマットを購入すればRAV4の値引きが実質アップする!
フロアマットは純正オプションより安い社外品を購入することで、その差額が労力なしで得られる実質の値引きとなります。
RAV4専用の社外品フロアマット
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RAV4ハイブリッドとガソリン車の加速や静粛性、乗り心地の違いは?
静粛性、余裕のあるパワー感と加速はハイブリッド車
RAV4の走行性をハイブリッド/ガソリン車それぞれ乗り比べると、静粛性とパワーフィールでは、ハイブリッドに軍配が上がります。
モーター駆動を活かした低速域からの滑らかな出足と加速ののびやかさは、ドライブに大人の余裕をもたらしてくれるでしょう。
ハイブリッドシステムを搭載している分ノーズにウェイトを感じ、フロントのピッチ入力が強いものの、ステアリングのどっしり感が好印象でした。
高速域では大径アルミホイールが路面のギャップを感じさせるものの、高い収束力によって安定感のある走りを味わえます。
乗り心地は同等、出足以外は不満のない加速のガソリン車
一方のガソリン車は2.0L直4直噴エンジンとダイレクトCVTの組み合わせにより、総合力の高い仕上がりとなっています。
ハイブリッドにも劣らない乗り心地と静粛性が追求され、高速域のエンジンノイズや、路面の凹凸を越えた時の高周波なロードノイズがよく遮断されています。
あわせて、トヨタらしい日常速度域でしっとりと働く足回りと機敏なステアリングで、大径アルミホイールを感じさせない上質感とほどよいスポーティさを両立。
低速域ではモーター駆動のハイブリッドに一歩譲り、出足のトルクや瞬発力は今一つですが、スピードが乗ればガソリンエンジンらしい素直さと車重の軽さで、ドライビングを楽しむことができます。
ハイブリッドとガソリンのどちらを選ぶにしても、できれば両方とも試乗した上で、自分のドライブスタイルに合った方を選びたいですね。
RAV4ハイブリッドとガソリン車どちらが売れているか?販売の比率を公開
現行型RAV4は、2019年4月から発売されています。
2019年4月~6月まで当サイト(夢あるカーライフ)で集計してきたRAV4の販売台数を基に、ハイブリッドとガソリン車のどちらが売れているのか、販売比率をまとめました。
- RAV4 ガソリン車 11,645台 65.6%
- RAV4 ハイブリッド 6,130台 34.4%
まだ0年3ヶ月のデータですが、ガソリン車の方が30%以上多く売れている結果となりました。
RAV4ハイブリッドとガソリン車、下取りが高いのはどっち?
RAV4の下取り価格は、ハイブリッドとガソリン車ではどっちがより高いのか?2024年10月現在のオークション相場から、3年落ちの下取り相場を比較しましょう。
比較項目 | ハイブリッドG | G Zパッケージ(ガソリン車) |
---|---|---|
3年落ちの下取り価格 | 316万円(78.4%) | 294万円(83.0%) |
※カッコ内は当時の新車価格に対する残価率(リセールバリュー)です
3年落ちではガソリン車の方がリセールが高くなっています。
やはり新車価格がガソリン車のGZパッケージの方が安いので、その分リセールは優位となっています。
新型RAV4のガソリン車とハイブリッド車のメリットは?
新型RAV4のガソリン車のメリットは?
- 購入価格がハイブリッド車(同格グレード)に比べて60万円以上も安い
- グレード数がハイブリッド車に比べて購入時の選択肢が豊富
- 豪華な装備のG Zパッケージや、よりカッコいいアドベンチャーも選べる
- ガソリンエンジンでスポーティなドライブが楽しめる
- ハイブリッド車との排気量差500㏄が気にならないトルク感
- 高速道路での燃費がよく、長距離移動に向いている
新型RAV4のハイブリッド車のメリットは?
- ガソリン車に比べて好燃費で、経済性が高い
- 購入時のエコカー減税がお財布にうれしい
- EV走行中の静粛性は快適
- モーターアシストによる瞬発力が頼もしい
- ストップ&ゴーの多い走行状況でも燃費が落ちにくい
- Co2の排出が減らせて、環境にやさしい
新型RAV4のガソリン車とハイブリッド車の欠点・デメリットは?
新型RAV4のガソリン車の欠点・デメリットは?
- ハイブリッド車に比べて燃費が悪い
- エコカー減税の優遇が受けられず、損した気分になる
- Co2を多く排出するため、環境によくない
- エンジン音がうるさい、始動時の振動も大きい
- 街中のようなストップ&ゴーの多い走行状況では、燃費がより悪くなりがち
新型RAV4のハイブリッド車の欠点・デメリットは?
- ガソリン車に比べて、購入価格が60万円以上も高くつく
- 燃費優先でエコモードにすると、走りが目立って鈍くなる
- 車重がガソリン車よりもあるため、走りが鈍重になりがち
- ハイブリッドシステムの構造が複雑なため、修理に手間やコストがかかる
- EV走行中、静かすぎて歩行者に気づいてもらえないことも
買うなら新型RAV4のガソリン車orハイブリッド車どっち?
新型RAV4の購入費・維持費を含めたトータルコストで考えると、ガソリン車がおすすめです。
結局、いくらハイブリッド車が好燃費と言っても、ガソリン車との差額を埋められるほどの経済効果はないためです。
ただし、それはあくまでも経済性からの観点であり、ハイブリッド車ならではの環境性能や静粛性、走行フィールなどの個性に差額ぶんの価値が見いだせる方なら、ハイブリッドを選んだ方が後悔しないと思います。
いずれにしても、まずはディーラーでガソリン車もハイブリッドも試乗させてもらった上で十分に比較検討し、それでも迷うなら、決め手の一つとしてコスト面も視野に入れるといいでしょう。
下取り車の金額で絶対に損しないためにすること【マンガ付き】
新車を安く買うには、値引きをしてもらうのが一番手っ取り早いですが、下取り車があるならさらに安く買う事が出来ます。
やり方はとても簡単なので、是非参考にしてみて下さい。
ディーラーの下取り金額に騙されるな!?
新車へ買い替えるなら、下取り車をディーラーで査定してもらうのが一般的でしょう。
しかしここで注意してもらいたいのが、「ディーラーは下取り金額を低めに見積もっている」事なんです。
本来あるはずの下取り相場より安く買えれば、新車値引きを多少多くしても、ディーラーは下取り車の利益で回収できてしまう訳ですね。
また「値引きは限界です。その代わり下取り金額に10万円上乗せしたので、これで契約してください!」と言ったセールストークも可能になり、新車の値引きを抑えつつ、契約に繋げる事が出来ます。
ディーラーはメリット大、ですがユーザーは損でしかありません・・・
ディーラーに騙されないためにする事
以前、管理人がフィットを売却した時の例で紹介します。
ディーラーの査定でフィットは52万円と言われました。
まだ年式も新しかったので、その下取り金額が妥当かどうか確かめるために、買取店にも査定してもらう事に。
買取店の査定サイトから申し込むと、概算の買取金額を教えてくれます。
その時の画像です。
出た金額は、なんとディーラーよりも20万円以上も高い買取金額でした。
概算とは言え20万円の差額・・・その後ディーラーへ出向き「買取店で75万って言われたんですけど」と伝えてみると、少々待たされましたが「今回決めてくれるなら2万上乗せして77万円で下取ります。もう限界です・・」
ホントに限界かどうか分かりませんが、52万⇒77万=25万円のアップです!
その時の契約書です。
もしディーラーの言う通りに最初の52万円で契約していたら、25万円の大損となっていました。。
この時した事は、査定サイトで表示された買取相場をディーラーへ伝えただけです。
これだけで25万円のアップに成功したので、下取り車がある方は是非参考にしていただきたいと思います。
ちなみに査定サイトで申し込んだ買取店にも見てもらいましたが、本当に限界らしく1万円プラスの78万円を提示されました。
しかし+1万円位なら、納車まで乗っていられることを優先して、今回はディーラーへ出しましたが、買取店の方がそれ以上に高ければ、買取店へ売っても良いでしょうね。
この時利用した査定サイトは、ナビクル車査定です。
1分ほどの入力で買取店への査定申し込み後、画面上に買取相場が表示されるので、今回のようにディーラーの下取りと比較したい方、すぐに相場を知りたい方にはお勧めのサイトです。
ディーラーや買取店で査定額が付かなければ廃車買取業者に依頼する
ディーラーや買取店で査定額が付かなければ、廃車業者に直接売った方が高くなる可能性があります(廃車なら買取店はマージンだけ取って廃車業者へ渡すだけ)。
廃車の目安はグーネットやカーセンサーで下取り車に近い条件の車両が20万円以下で売られていたら、その車両はほぼ廃車価格の仕入れです。その場合は廃車業者に直接売った方が高くなる可能性が高いでしょう。事故車や不動車も以下の廃車業者に売れます。
夢カー中古車買取はこちら
初回から限界の買取金額を提示します!
RAV4の値引き交渉のノウハウはこちら
当サイトのRAV4値引き交渉マニュアルです。これを見て多くの人がRAV4を限界値引きで購入しています。
今月のRAV4の値引き動向を随時掲載しています。ご参考ください。