7年ぶりのフルモデルチェンジを受け、先代から大幅に進化した新型レクサス NX。
しかし、最新の車種にも必ず欠点・デメリットはあるものです。
ここではレクサス NXの内外装や装備、パワートレインなどの欠点を徹底評価、同時にいいところも評価しますので、購入時の参考にどうぞ。
レクサス NXを評価!欠点、デメリットはあるか?
レクサス NXのエクステリアの欠点は?
好き嫌いが分かれるスピンドルグリル
レクサスのアイコンとも言えるスピンドルグリルは、当然ながらNXにも採用されています。
レクサス NXに付く大型のスピンドルグリルは、好きな人には堪らなく魅力的に映る反面、かなりアクが強いので拒絶反応を起こす人もいるでしょう。
メルセデス・ベンツやBMWのフロントグリルも個性的ですが、レクサスのスピンドルグリルはそれ以上に自己主張が強いので、好き嫌いがはっきり分かれてしまう傾向があります。
タイヤとホイールアーチの隙間
レクサス NXはクロスオーバーSUVという性格上、ある程度オフロード性能を重視しているので、最低地上高が大きめに設定されています。
そのため、セダン等と比較するとタイヤとホイールアーチの隙間が大きくなっています。
悪路や雪道の走破性の点ではプラス要素でも、見た目の点では締まりに欠け、明らかにマイナス要素です。
せめてスポーツグレードのFスポーツはローダウンサスペンションを採用し、タイヤとホイールアーチの隙間を狭めた方が良かったでしょう。
レクサス NXのインテリアの欠点は?
シート&居住性
レクサス NXの後席 (中央席以外) に足を開き気味で座ると、とつま先が前席のシートレールに当たってしまいます。
そのため足を閉じ気味にして座る必要があり、いまひとつリラックスできません。
また、ベルトラインが高いためリアドアウィンドウの面積が小さいので、解放感に欠けるのも欠点です。
閉所恐怖症の人にとっては、レクサス NXの後席はあまり居心地が良くないでしょう。
収納&荷室スペース
レクサス NXの後席中央部には、格納式のセンターアームレストが装備されています。
アームレストにはドリンクが2個収まる穴が開いていますが、ドリンクを置くとひじ掛けとして機能しなくなってしまいます。
レクサス NXはプレミアムモデルなので、コストを掛けてアームレスト先端部に格納式のドリンクホルダーを付けるなどの工夫が欲しかったところです。
またレクサス NXの荷室に関してですが、テールゲート開口部の位置が高く荷物の積み下ろしが大変です。
同じSUVのRAV4やランドクルーザーと比較しても、かなり高くなっています。
重い荷物を積み下ろしする場合、少し苦労するでしょう。
レクサス NXのパワートレインの欠点は?
レクサス NXに用意される多彩なパワートレインのひとつに、2.4Lターボエンジンがあります。
このエンジンはパワフルさの点では申し分ないのですが、ターボラグが大きいのが玉に瑕です。
アクセルを踏み込んでからエンジン回転が上がるまでに一瞬のタイムラグが生じ、ドライバビリティを損ねています。
欧州車の良くできたターボエンジンと比べ、一歩を譲る部分です。
レクサス NXの装備面の欠点は?
レクサス NXの兄弟車種にあたるトヨタ・ハリアーでは、中級グレード以上にデジタルインナーミラーが標準装備されます。
デジタルインナーミラーは、後席に人を乗せた時や悪天候時もクリアな後方視界が確保できる点がメリット。
しかしレクサス NXはハリアーの上級に位置するにも関わらず、デジタルインナーミラーは全車オプション扱いです。
しかもハリアーと異なりドライブレコーダー機能もなく、オプションとしての魅力度でも物足りなさは否めません。
レクサス NXのグレード体系・価格面での欠点は?
プラットフォームを共有するハリアーと比べ、レクサス NXの価格はかなり高く設定されています。
基本的に同じパワートレインを搭載するレクサス NX 350h系とハリアーハイブリッドの価格を比較すると、NXが520万円~635万円、ハリアーが358~504万円とNXが遥かに高額です。
同じパワートレインでもNXの方がエンジン出力が大きい、静粛性が高い、全般的に装備が充実しているなどの違いはあるものの、それにしてもかなりの価格差です。
レクサス NXを選ぶ場合、コストパフォーマンスは度外視して「レクサス」というブランドを買う気概が必要でしょう。
レクサス NXを評価!いいところは?
レクサス NXは勿論デメリット・欠点ばかりではなく、以下のようにいいところも沢山あります。
レクサス NXのエクステリアのいいところは?
レクサス NXは後ろ姿が絵になるバックシャンです。
一文字のリアコンビランプとその上部のプレスラインのマッチングが絶妙で、見る者を引き付けてやみません。
またテールゲートの台形に盛り上がったプレスラインも、印象的なリアビューに一役買っています。
これだけ躍動感ある後ろ姿を持ったSUVには、そうそうお目に掛かれないでしょう。
レクサス NXのインテリアのいいところは?
インパネ回りなど
さすがにプレミアムSUVだけあり、インパネやドアトリムの質感は抜群です。
質感の点で定評のあるハリアーより更に上質で、高級車に乗っている満足感を味合わせてくれるでしょう。
またドライバーを取り囲むようなコックピット感覚のデザインも、気分を上げてくれます。
大画面のディスプレイを備えながらインパネ上端部が低く、視界が良い点もメリットです。
シート&居住性
レクサス NXのシートは、前席・後席とも大変優れています。
特にTNGA骨格を採用した前席は、座り心地・サポート性とも抜群。
ワインディングでもしっかり体を支えてくれ、ロングドライブでも疲れ知らずでしょう。
一方後席も、左右の席ならかなり快適です。
座面の長さは十分で、高さも適切なので座り心地は大変優れています。
またベースグレードとバージョンLで4種類、Fスポーツで3種類の内装色を選べる点も魅力です。
大抵の車種はせいぜい各グレードで2色から選べる程度なので、これだけ選択肢があるのは貴重と言えます。
荷室スペース
レクサス NXの荷室容量は後席使用時で520L確保されています。
9.5インチのゴルフバッグが3個積めるので、日常ユースで困ることはまずないはず。
更に後席を畳めば1,411Lものフラットな荷室スペースが出現します。
ハリアーが後席使用時で409L、後席折り畳み時で1,045Lと言えば、レクサス NXの荷室の大きさが分かってもらえるでしょう。
レクサス NXのパワートレインのいいところは?
レクサス NXのパワートレインの目玉とも言えるのが、レクサス車初のPHEV (プラグインハイブリッド) です。
カタログ値19.8km/Lという低燃費と、システム最高出力309psのハイパワーを両立。
EVモードで88kmのモーター走行ができるほか、0-100km/h加速6.3秒の俊足を誇ります。
気持ちの良い加速性能と静粛性、優れた経済性を両立させたパワートレインは、SUVでは稀有と言えるでしょう。
レクサス NXの装備面のいいところは?
バージョンLとFスポーツに付く「レクサス クライメント コンシェルジュ」は、注目に値する快適装備です。
オートエアコンと連動して前席シートヒーター、シートベンチレーション、ステアリングヒーターを統括制御し、快適な室内環境を実現します。
各装備を個別に操作する煩わしさなしに、ドライバーとパッセンジャーそれぞれが心地よく過ごせるのは大きなメリットです。
レクサス NXの総合評価
レクサス NXはスピンドルグリルに好き嫌いは分かれるものの、内外装の質感は抜群です。
国産のクロスオーバーSUVでは、間違いなくトップと言えるでしょう。
居住性は後席に若干の不満はあるものの、基本的には良好です。
荷室も広いので、ファミリーカーとしての適性も申し分ありません。
パワートレインはハリアーよりも強力で、どれを選んでも動力性能に不満を覚えることはまずないでしょう。
もし予算に余裕があるなら、パフォーマンスと経済性が高次元で両立したPHEVが一番のおススメです。
ハンドリングや乗り心地のレベルも高く、ストレスなく乗れるのもいいところ。
また装備も大変充実しているので、特に上級グレードを選べばほとんどの人が満足できるはずです。
総合的に見て、レクサス NXは大きな欠点のない優秀なSUVと断言できます。
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ディーラーはメリット大、ですがユーザーは損でしかありません・・・
ディーラーに騙されないためにする事
以前、管理人がフィットを売却した時の例で紹介します。
ディーラーの査定でフィットは52万円と言われました。
まだ年式も新しかったので、その下取り金額が妥当かどうか確かめるために、買取店にも査定してもらう事に。
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その時の画像です。
出た金額は、なんとディーラーよりも20万円以上も高い買取金額でした。
概算とは言え20万円の差額・・・その後ディーラーへ出向き「買取店で75万って言われたんですけど」と伝えてみると、少々待たされましたが「今回決めてくれるなら2万上乗せして77万円で下取ります。もう限界です・・」
ホントに限界かどうか分かりませんが、52万⇒77万=25万円のアップです!
その時の契約書です。
もしディーラーの言う通りに最初の52万円で契約していたら、25万円の大損となっていました。。
この時した事は、査定サイトで表示された買取相場をディーラーへ伝えただけです。
これだけで25万円のアップに成功したので、下取り車がある方は是非参考にしていただきたいと思います。
ちなみに査定サイトで申し込んだ買取店にも見てもらいましたが、本当に限界らしく1万円プラスの78万円を提示されました。
しかし+1万円位なら、納車まで乗っていられることを優先して、今回はディーラーへ出しましたが、買取店の方がそれ以上に高ければ、買取店へ売っても良いでしょうね。
この時利用した査定サイトは、ナビクル車査定です。
1分ほどの入力で買取店への査定申し込み後、画面上に買取相場が表示されるので、今回のようにディーラーの下取りと比較したい方、すぐに相場を知りたい方にはお勧めのサイトです。
ディーラーや買取店で査定額が付かなければ廃車買取業者に依頼する
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