注目の安全運転支援システム「アイサイトX」を搭載するなど、先代から大幅な進化を果たした新型レヴォーグ。
しかし世の中に完璧な車というものはないので、レヴォーグにも欠点はあります。
ここではレヴォーグの欠点・デメリットを検証すると同時に、いいところについても解説しますので、購入時の参考にどうぞ!
レヴォーグを評価!欠点、デメリットは?
レヴォーグのエクステリアの欠点は?
新型レヴォーグのエクステリアデザインは、先代からのキープコンセプトです。
そのため新鮮味が薄く、よほど車に詳しい人でない限り先代モデルとの区別は付かないでしょう。
大きくデザインを変えると賛否が分かれることを恐れたのでしょうが、折角中身を全面的にリニューアルしたのですから、もう少し新鮮味があっても良かったと思います。
また、ボンネット上にエアインテークを設けて高性能感を演出する手法も受け継がれていますが、率直に言って古臭い手法です。
これ見よがしなエアインテークなど廃して、スッキリさせた方が良かったですね。
あと、ボディサイズが拡大されてしまったこと (全長+65mm、全幅+15mm) も残念なところです。
持て余すほど大きくなったわけではありませんが、日本の道路事情を考えるとサイズアップを控えた方が良かったでしょう。
レヴォーグのインテリアの欠点は?
インパネ回りなど
新型レヴォーグの上位グレードのインパネは、EX系グレードの場合デジタルコクピットの採用でとてもモダンになりました。
キープコンセプトのエクステリアとは異なり、大幅にイメージが変わったわけですね。
しかし、かえってモダン過ぎて受け入れにくい、という人も中にはいるでしょう。
下位グレードはアナログメーターや小画面のインフォメーションディスプレイを採用しているので、そちらを選択する手もありますが、下位グレードではアイサイトXが付かないので痛し痒しです。
後席
レヴォーグの前席はとても優れているので、文句の付けようがありません。
しかし、後席には気になる点があります。
それは、ヘッドレストの高さが不十分なことです。
画像の状態よりもヘッドレストを高くすることはできますが、それでも身長 (座高) の高い人だと頭の下側までしか届きません。
これでは、万が一追突された時にむち打ち症にならないか心配です。
収納スペース
レヴォーグの収納スペースは前席・後席とも必要最小限の数しかなく、物の置き場に困る可能性があります。
前席にボックスティッシュを置ける収納がないので、特に花粉症の人は不便に感じるかもしれません。
また後席の収納に関しても、シートバックにポケットがあれば良かったですね。
レヴォーグのパワートレインの欠点は?
新型レヴォーグでは先代の1.6Lターボ、2Lターボ共に廃止され、新開発の1.8Lターボに一本化されました。
従来の1.6Lターボと比べればパワフルになっていますが、2Lターボで感じられた爆発的なパンチ力はなく、刺激の点ではイマイチです。
1.8Lターボでも十分速いとは言え、シートバックに体が押し付けられるような加速を望むニーズには応えてくれません。
先代2Lターボ車からの乗り換えを考えている人は、今後の高性能エンジン追加に期待しながら購入を控えるしかないでしょう。
また、欧州の良く出来たダウンサイジングターボのようなリニアなレスポンスに欠け、若干のターボラグが感じられるのも残念な点です。
トランスミッションは従来同様のCVTですが、CVT特有のラバーバンドフィーリングによるダイレクト感のなさも、レスポンスの悪さに拍車を掛けています。
スバルはダイレクト感のあるDCTやトルコンATを持っていないので、どんな車種にもCVTを使わざるを得ないのが泣き所です。
レヴォーグの走行性能の欠点は?
レヴォーグは全車4WD方式を採用していますが、FFベースの4WDなのでハンドリングは少しノーズヘビー傾向です。
中高速コーナーなら気になりませんが、タイトコーナーでは若干鼻先の重さが気になります。
レヴォーグはツアラー的な性格の車なので、大きな欠点とは言えませんが、少なくとも箱庭的なワインディングでは持ち味をフルに発揮できません。
レヴォーグの装備面の欠点は?
いま、多くの車種にデイタイムランニングライトが採用されています。
しかし、レヴォーグのヘッドライトにはデイタイムランニングライト機能がありません。
日中に対向車や歩行者からの視認性を高める有意義な装備なので、付いていないのは残念です。
レヴォーグの安全性能の欠点は?
高度な安全運転支援システムが搭載される新型レヴォーグですが、唯一欠けているのが交通標識認識機能です。
一時停止や進入禁止、制限速度などの交通標識を検知してディスプレイに表示する機能があれば万全だったのにと、惜しまれます。
レヴォーグのグレード体系・価格面での欠点は?
新型レヴォーグの最廉価グレード「GT」の価格は310.2万円ですが、先代の最廉価グレードと比べ20万円近くアップしています。
その分装備が充実し、エンジンの排気量も大きくなっているので仕方ない面もありますが、購入のハードルが上がってしまったのはやはり残念です。
レヴォーグを評価!いいところは?
レヴォーグのエクステリアのいいところは?
「エクステリアの欠点は?」のところで新鮮味に欠けると評しましたが、決してデザインのセンスが悪いわけではありません。
フロントマスクは先代と比べ精悍さが増していますし、トータルのデザインの完成度は上がっています。
少なくとも、新型レヴォーグのエクステリアをかっこ悪いと思う人はほとんどいないはずです。
レヴォーグのインテリアのいいところは?
インパネ回りなど
EX系グレードに採用される液晶メーターやセンターインフォメーションディスプレイは、新しい物好きの人にはたまらない魅力でしょう。
スバル車のインパネは従来は保守的なイメージが強かったのですが、こういうデザインが欲しかったという人も多いと思います。
また、STI スポーツ系の内装は数々の専用装備やボルドー色のシートが備わるなど、標準モデルとは一線を画す上質感が魅力です。
STI スポーツ系グレードは高価ですが、人気があるのもうなずけます。
前席
新型レヴォーグの前席は先代譲りの優れた物で、座り心地、サポート性とも申し分ありません。
このシートなら、ロングドライブでも疲れないでしょう。
また、全車に運転席パワーシートが奢られている点も、このクラスの車としては高く評価できます。
さらに前席シートヒーターも全車に標準装備されるので、冬場の快適性も申し分ありません。
後席
新型レヴォーグでは後席スペースが改善され、足元のスペースに余裕ができました。
頭上のスペースも十分で、座り心地もいいため、大人が長時間乗っても大丈夫です。
さらに全車に後席用ベンチレーターが装備され、GT系グレードを除き左右席にシートヒーターも付くなど、快適性にも配慮されています。
荷室スペース
荷室スペースは先代よりも拡大され、492Lの容量を実現しています。
後席使用時でも、レジャーユースや旅行にも不足はないでしょう。
また後席をたためばフラットな荷室フロアになるので、使い勝手も優れています。
さらに荷室フロア下には、69Lの容量を持つサブトランクを装備。
普段使わない物を収納する際などに、重宝します。
レヴォーグのパワートレインのいいところは?
新型レヴォーグの1.8Lターボエンジンは、水平対向ならではのスムーズさや低重心が特徴です。
振動が少なく、静粛性も申し分ありません。
パワーの点では特別パワフルというほどではありませんが、十分以上に力はあるので、日常ユースで不満を感じることはないでしょう。
レヴォーグの走行性能のいいところは?
ハンドリングはオンザレール感覚で、安定性は抜群です。
コーナリングスピード自体もかなり速く、中高速コーナーの連続するワインディングでは下手なスポーツカーをカモれるくらいの走りを見せてくれます。
そしてステアリングフィールがとてもいいことも特徴で、操舵すること自体が楽しくなるような車です。
レヴォーグの装備面のいいところは?
新型レヴォーグのEX系グレードには、11.6インチセンターインフォメーションディスプレイが標準装備されます。
ナビ機能が内蔵されているので、見やすく高精細な大画面で道案内をしてもらえます。
最近は道案内はスマホのナビアプリで十分という人が増えていますが、このセンターインフォメーションディスプレイを使えば考え方が変わるはずです。
また、車両の設定やAV機能の操作もできるなど、機能性も申し分ありません。
レヴォーグの安全性能のいいところは?
レヴォーグの安全性能のいいところは、なんと言ってもEX系グレードに装備される新世代の安全運転支援システム「アイサイトX」です。
完全な自動運転に更に近づいた装備で、運転の負荷や事故のリスクをこれまで以上に減らしてくれます。
その高度な運転支援には、ほとんどの人が驚くはずです。
ほかのメーカーには真似のできない高度な運転支援システムで、これだけでもレヴォーグを買う価値があるというものです。
レヴォーグの価格面でのいいところは?
国産車のステーションワゴンでレヴォーグのライバルといえば、マツダ6ワゴンです。
マツダ6ワゴンの4WD車の価格は355.3~429.5万円なので、レヴォーグの310.2~409.2万円の方が大分安い設定になっています。
また、輸入車に目を向けると同クラスのメルセデスベンツ・Cクラスステーションワゴンは514~699.9万円、ボルボ・V60ハイブリッドは499~624万円とレヴォーグよりかなり高額です。
最先端の運転支援システムが搭載されていることも考えれば、コストパフォーマンスではレヴォーグが圧倒的に優れています。
レヴォーグの総合評価
新型レヴォーグのエクステリア・デザインは、先代から大きく変わっていないので新鮮味はありませんが、嫌みなく無難にまとまっています。
少なくとも、新型レヴォーグの外観が嫌いという人は少ないのでは?
インテリアはEX系グレードのデジタルコクピットが最大の特徴で、保守的な人でなければ大いに満足できるはずです。
シートの出来も非常に良く、居住性や荷室スペースも先代から改善されました。
インテリアに関しては、後席ヘッドレストの高さ不足を除けば大きな問題点はありません。
走行性能に関しては、エンジン性能は十分でシャシー性能も先代から向上しているので、どんなシチュエーションでも十分以上のパフォーマンスを発揮します。
ただ、CVTのダイレクト感に欠けるフィーリングが惜しいところです。
また、ハイパワーな2Lターボ車の復活を望む声も多いことでしょう。
装備面では上級グレードならほとんど不満点はなく、これ以上何を望むかという充実ぶりです。
そして安全性能は抜群で、内外のメーカーで新型レヴォーグに敵う車種はないでしょう。
レヴォーグを総合的に評価すると、パワートレインにやや不満点はあるものの、それ以外は大きな欠点はなく、トータルバランス抜群の1台と言えます。
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その時の画像です。
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概算とは言え20万円の差額・・・その後ディーラーへ出向き「買取店で75万って言われたんですけど」と伝えてみると、少々待たされましたが「今回決めてくれるなら2万上乗せして77万円で下取ります。もう限界です・・」
ホントに限界かどうか分かりませんが、52万⇒77万=25万円のアップです!
その時の契約書です。
もしディーラーの言う通りに最初の52万円で契約していたら、25万円の大損となっていました。。
この時した事は、査定サイトで表示された買取相場をディーラーへ伝えただけです。
これだけで25万円のアップに成功したので、下取り車がある方は是非参考にしていただきたいと思います。
ちなみに査定サイトで申し込んだ買取店にも見てもらいましたが、本当に限界らしく1万円プラスの78万円を提示されました。
しかし+1万円位なら、納車まで乗っていられることを優先して、今回はディーラーへ出しましたが、買取店の方がそれ以上に高ければ、買取店へ売っても良いでしょうね。
この時利用した査定サイトは、ナビクル車査定です。
1分ほどの入力で買取店への査定申し込み後、画面上に買取相場が表示されるので、今回のようにディーラーの下取りと比較したい方、すぐに相場を知りたい方にはお勧めのサイトです。
ディーラーや買取店で査定額が付かなければ廃車買取業者に依頼する
ディーラーや買取店で査定額が付かなければ、廃車業者に直接売った方が高くなる可能性があります(廃車なら買取店はマージンだけ取って廃車業者へ渡すだけ)。
廃車の目安はグーネットやカーセンサーで下取り車に近い条件の車両が20万円以下で売られていたら、その車両はほぼ廃車価格の仕入れです。その場合は廃車業者に直接売った方が高くなる可能性が高いでしょう。事故車や不動車も以下の廃車業者に売れます。
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