ランドクルーザー250には、2.8Lディーゼルと2.7Lガソリンの2種類のエンジンが設定されています。
エンジンのスペックや経済性で勝るディーゼル車と、価格にメリットのあるガソリン車のどちらを選ぶべきか、迷っている人も多いことでしょう。
そんな悩みの解決をサポートできるよう、ランドクルーザー250のディーゼル車、ガソリン車それぞれのメリット・デメリットを様々な観点から比較していきます!
- ランドクルーザー250ディーゼル車とガソリン車の外装の違い
- ランドクルーザー250ディーゼル車とガソリン車の内装の違い
- ランドクルーザー250ディーゼル車とガソリン車の売れ筋グレードは?
- ランドクルーザー250ディーゼル車とガソリン車の維持費を比較
- ランドクルーザー250ディーゼル車とガソリン車の加速や静粛性、乗り心地の違いは?
- ランドクルーザー250ディーゼル車とガソリン車、下取りが高いのはどっち?
- ランドクルーザー250ディーゼル車とガソリン車のメリットは?
- ランドクルーザー250ディーゼル車とガソリン車の欠点・デメリットは?
- 買うならランドクルーザー250ディーゼル車とガソリン車どっち?
- 下取り車の金額で絶対に損しないためにすること【マンガ付き】
ランドクルーザー250ディーゼル車とガソリン車の外装の違い
ランドクルーザー250でディーゼル車とガソリン車の両方が選べるグレードは、VXのみとなります。
VXのディーゼル車とガソリン車の外装はエンブレムも含めまったく同一で、外観からは見分けが付きません。
ランドクルーザー250ディーゼル車とガソリン車の内装の違い
ランドクルーザー250 VXのディーゼル車とガソリン車の内装は基本的には共通です。
しかし運転支援装備に違いがあるため、シフトレバー回りのスイッチ類が異なります。
ランドクルーザー250 VXディーゼル車専用の装備
ドライブモードセレクト
ドライブモードセレクトスイッチを押すと、モードセレクトスイッチでノーマルモード / エコモード / スポーツモードに切り替えることができます。
ガソリン車にはこの機能・操作スイッチはありません。
ダウンヒルアシストコントロール+クロールコントロール
- ダウンヒルアシストコントロールは、急な下り勾配でブレーキ操作なしに自動で一定の低速を維持できる装備です。
- クロールコントロールは、凸凹路面や滑りやすい路面でアクセル・ブレーキ操作なしで極低速走行できる装備です。
ディーゼル車のみ、上記機能を操作するためのスイッチがシフトレバー右側に備わります。
フルタイム4WD (4モード)
ディーゼル車のフルタイム4WDシステムは、トランスファースイッチによりH4 (一般走行向きモード) とL4 (不整路向きモード) の2つに切り替えが可能です。
さらにH4、L4それぞれでセンターデフロックのオン・オフが選択できるため、合計4モードの選択肢があります。
なお、画像はZXなのでスイッチ回りのオーナメントがチタン塗装になっていますが、VXはディーゼル / ガソリンともシルバー塗装です。
ランドクルーザー250 VXガソリン車専用の装備
フルタイム4WD (3モード)
ガソリン車のフルタイム4WDシステムは、トランスファースイッチによりH4F (一般走行向きモード) 、H4L (不整路向きモード) 、L4L (急な登り坂・泥濘路向きモード) の3つに切り替えができます。
センターデフロックをオン・オフするスイッチはありません。
ランドクルーザー250ディーゼル車とガソリン車の売れ筋グレードは?
ランドクルーザー250ディーゼル車の売れ筋は「2.8ZX」
ランドクルーザー250ディーゼル車は3グレードありますが、売れ筋は最上級の「2.8ZX」です。
ランドクルーザー250ガソリン車は「2.7VX」のみ
ランドクルーザー250のガソリン車は「2.7VX」のみのモノグレード設定です。
ランドクルーザー250ディーゼル車とガソリン車の維持費を比較
比較項目 | ディーゼル車 2.8VX | ガソリン車 2.7VX |
---|---|---|
価格 | 6,300,000円 | 5,450,000円 |
価格差 | +850,000円 | |
自動車税環境性能割 (新車購入時) |
154,600円 | 133,700円 |
重量税 (新車購入時) |
61,500円 | 61,500円 |
自動車税種別割 (翌年分) |
41,600円 | 41,600円 |
購入時の減税額を考慮した価格差 | +870,900円 | |
平均実燃費 | 10.0km/L | 6.8km/L |
燃料タンク容量 | 80L | 80L |
燃料の種類 | 軽油 | レギュラーガソリン |
満タンで走れる距離 (10L残し) |
700km | 476km |
※実燃費は市街地や幹線道路、高速道路を含んだ平均の実燃費数値です。
ディーゼル車・ガソリン車の価格差約87万円を燃料代で埋めるにはどの位掛かる?
軽油150円、レギュラーガソリン171円で計算
- ディーゼル車 10.0km/L
10000÷10.0≒1000L
1000×150円≒150,000円 - ガソリン車 6.8km/L
10000÷6.8≒1470.5L
1470.5×171円≒251,455円
10,000km走行した場合のディーゼル車とガソリン車の燃料代の差は、101,455円です。
ディーゼル車でガソリン車との価格差870,900円の元を取るには、
807,900÷101,455≒8.58万キロの走行距離が必要です。
年数で言えば年間1万キロ走行で約8年半、2万キロ走行で約4年強、3万キロ走行で約3年弱掛かります。
平均的なドライバーの年間走行距離は1万キロ程度なので、ディーゼル車の経済性でガソリン車との差額を取り戻すにはかなり年数が必要です。
より正確なシミュレーションをするには、必要なオプションを追加した支払総額で計算するといいでしょう。
ランドクルーザー250ディーゼル車とガソリン車の加速や静粛性、乗り心地の違いは?
力強さと乗り心地はディーゼル車
ディーゼル車とガソリン車の走りを比較すると、走りの力強さはディーゼル車が大幅に勝ります。
特に高速道路の合流や追い越し、山道の上り坂で差が付くほか、不整路をグイグイ進みたい時もディーゼル車が有利です。
また乗り心地の点でも、ディーゼル車はガソリン車より車両重量が重い分押さえが効くので、より重厚な乗り心地が得られます。
静粛性やスムーズさはガソリン車
静粛性の点では、ディーゼル車は特有のカラカラ音がやや耳に付くのに対し、ガソリン車はかなり静かです。
またガソリン車の方が振動が少なく、総じて走りのスムーズさではガソリン車に分があります。
ランドクルーザー250ディーゼル車とガソリン車、下取りが高いのはどっち?
ディーゼル車とガソリン車ではどちらの下取りが高いのか、先代ランドクルーザープラドの業者オークション相場から3年後と5年後の下取り相場を予想してみました(走行距離1万キロ/年前後で算出)。
比較項目 | ディーゼル車 TX-Lパッケージ | ガソリン車 TX Lパッケージ |
---|---|---|
3年後の下取り価格 | 456.5万円(91.3%) | 447.0万円(103.3%) |
5年後の下取り価格 | 419.2万円(86.9%) | 377.0万円(89.7%) |
※カッコ内は当時の新車価格に対しての残価率です
3年後・5年後ともディーゼル車よりもガソリン車の方がリセールが高いので、売却時の損失を減らしたいならガソリン車がお勧めです。
ランドクルーザー250ディーゼル車とガソリン車のメリットは?
ランドクルーザー250ディーゼル車のメリットは?
- ガソリン車より燃費が良く燃料代も安いので、ランニングコストが安い
- 強力なトルクのおかげで力強い走りが得られる
- 走破性を高めるための装備が充実している
- 乗り心地の面でガソリン車より有利
- 装備が充実した最上級グレードや、価格を抑えた廉価グレードが選べる
ランドクルーザー250ガソリン車のメリットは?
- 同一グレード同士ならディーゼル車よりも87万円ほど安く購入できる
- 振動や騒音が少ない
- 車体が軽い分、軽快な走行感覚が味わえる
- リセールバリューが高い
ランドクルーザー250ディーゼル車とガソリン車の欠点・デメリットは?
ランドクルーザー250ディーゼル車の欠点・弱点は?
- 同一グレード同士の比較で乗り出し価格が87万円ほど高い
- ガソリン車と比べ振動や騒音がやや大きい
- リセールバリューがガソリン車ほど高くない
ランドクルーザー250ガソリン車の欠点・弱点は?
- 燃費が悪いうえガソリンは軽油より高いので、ランニングコストがかさむ
- エンジンが非力で力強さに欠ける
- 悪路走破性でディーゼル車に一歩を譲る
- グレードがひとつしかなく、装備の充実した上級グレードが選べない
買うならランドクルーザー250ディーゼル車とガソリン車どっち?
ここまでランドクルーザー250のディーゼル車とガソリン車のメリット・デメリットを検証してきました。
VXグレード同士で比較するなら、乗り出し価格の安さやリセールバリューの高さからガソリン車がお買い得と言えます。
ランニングコストはディーゼル車よりも掛かりますが、約87万円も安く購入できるのは大きなメリットです。
一方ディーゼル車は、走りの力感や悪路走破性でガソリン車に勝ります。
走行距離の多い人や長く乗る予定のある人なら、経済性の高さでガソリン車との価格差を取り戻すこともできるでしょう。
また装備の充実した上級グレードZXを選べることもあり、予算に余裕があればディーゼル車がお勧めです。
ただ、入念に調べた上でどちらを選ぶか決めたとしても、実際に試乗すると考えが変わることもあり得ます。
のちのち後悔しないためにも、ディーラーでランドクルーザー250のディーゼル車とガソリン車の両方に試乗するといいでしょう。
下取り車の金額で絶対に損しないためにすること【マンガ付き】
新車を安く買うには、値引きをしてもらうのが一番手っ取り早いですが、下取り車があるならさらに安く買う事が出来ます。
やり方はとても簡単なので、是非参考にしてみて下さい。
ディーラーの下取り金額に騙されるな!?
新車へ買い替えるなら、下取り車をディーラーで査定してもらうのが一般的でしょう。
しかしここで注意してもらいたいのが、「ディーラーは下取り金額を低めに見積もっている」事なんです。
本来あるはずの下取り相場より安く買えれば、新車値引きを多少多くしても、ディーラーは下取り車の利益で回収できてしまう訳ですね。
また「値引きは限界です。その代わり下取り金額に10万円上乗せしたので、これで契約してください!」と言ったセールストークも可能になり、新車の値引きを抑えつつ、契約に繋げる事が出来ます。
ディーラーはメリット大、ですがユーザーは損でしかありません・・・
ディーラーに騙されないためにする事
以前、管理人がフィットを売却した時の例で紹介します。
ディーラーの査定でフィットは52万円と言われました。
まだ年式も新しかったので、その下取り金額が妥当かどうか確かめるために、買取店にも査定してもらう事に。
買取店の査定サイトから申し込むと、概算の買取金額を教えてくれます。
その時の画像です。
出た金額は、なんとディーラーよりも20万円以上も高い買取金額でした。
概算とは言え20万円の差額・・・その後ディーラーへ出向き「買取店で75万って言われたんですけど」と伝えてみると、少々待たされましたが「今回決めてくれるなら2万上乗せして77万円で下取ります。もう限界です・・」
ホントに限界かどうか分かりませんが、52万⇒77万=25万円のアップです!
その時の契約書です。
もしディーラーの言う通りに最初の52万円で契約していたら、25万円の大損となっていました。。
この時した事は、査定サイトで表示された買取相場をディーラーへ伝えただけです。
これだけで25万円のアップに成功したので、下取り車がある方は是非参考にしていただきたいと思います。
ちなみに査定サイトで申し込んだ買取店にも見てもらいましたが、本当に限界らしく1万円プラスの78万円を提示されました。
しかし+1万円位なら、納車まで乗っていられることを優先して、今回はディーラーへ出しましたが、買取店の方がそれ以上に高ければ、買取店へ売っても良いでしょうね。
この時利用した査定サイトは、ナビクル車査定です。
1分ほどの入力で買取店への査定申し込み後、画面上に買取相場が表示されるので、今回のようにディーラーの下取りと比較したい方、すぐに相場を知りたい方にはお勧めのサイトです。
ディーラーや買取店で査定額が付かなければ廃車買取業者に依頼する
ディーラーや買取店で査定額が付かなければ、廃車業者に直接売った方が高くなる可能性があります(廃車なら買取店はマージンだけ取って廃車業者へ渡すだけ)。
廃車の目安はグーネットやカーセンサーで下取り車に近い条件の車両が20万円以下で売られていたら、その車両はほぼ廃車価格の仕入れです。その場合は廃車業者に直接売った方が高くなる可能性が高いでしょう。事故車や不動車も以下の廃車業者に売れます。
夢カー中古車買取はこちら
初回から限界の買取金額を提示します!
ランドクルーザー250の値引き交渉のノウハウはこちら
当サイトのランドクルーザー250値引き交渉マニュアルです。これを見て多くの人がランドクルーザー250を限界値引きで購入しています。
今月のランドクルーザー250の値引き動向を随時掲載しています。ご参考ください。