6年ぶりにフルモデルチェンジを受け、生まれ変わった新型ハスラー。
先代モデルからのキープコンセプトですが、欠点・デメリットが受け継がれてしまっていないかどうか、気になるところですね。
ここでは、新型ハスラーの欠点・美点について徹底評価しますので、購入時の参考にどうぞ。
新型ハスラーを評価!欠点、デメリットはあるか?
新型ハスラーのエクステリアの欠点は?
新型ハスラーのエクステリアは、先代モデルのイメージを踏襲しています。
見慣れた安心感はありますが、ニューモデルらしい新鮮さに欠けるのが難点です。
よほどクルマに詳しい人でない限り、先代モデルとの違いが分からないかもしれませんね。
ライバルとしてダイハツからタフトが発売される予定ですが、斬新なエクステリアを持つタフトと比較すると、ちょっと分が悪そうです。
新型ハスラーのインテリアの欠点は?
インパネ回りなど
新型ハスラーのインパネは、エクステリアとは対照的に先代モデルからイメージが一新されました。
先代モデルはスッキリしたデザインでしたが、新型ハスラーはゴツゴツした無骨なデザインに変貌。
3つのカラーリムが視覚的にうるさい印象を与えることと相まって、好き嫌いが分かれそうです。
先代モデルの方が良かったのに・・・と感じる人も少なくないのでは?
新型ハスラーのシート&居住性
先代ハスラーの前席はMT車を除きベンチシートでしたが、新型ハスラーではセパレートシートに変更されました。
しかし折角セパレートタイプになったのに、シート形状はサポート性がそれほど重視されていません。
街乗りでは問題ないものの、ワインディング走行ではもっとサポート感が欲しくなるかもしれませんね。
レジャーユースで本領を発揮するハスラーだからこそ、セミバケットタイプのシートを採用するべきでした。
新型ハスラーの収納&荷室スペース
新型ハスラーではインパネのデザインが変わり、インパネトレーのサイズが小さくなってしまいました。
先代モデルのインパネトレーの使い勝手が良かっただけに、残念です。
新型ハスラーのパワートレインの欠点は?
新型ハスラーのノンターボ車は、先代モデルからエンジンが一新されました。
それに伴い燃費性能は大きく向上しましたが、反面スペックは最高出力が3ps、最大トルクが0.5kg・mもダウン。
元々余裕に乏しかったハスラーのノンターボエンジンですが、新型では一層厳しくなってしまいました。
新型ハスラーの走行性能の欠点は?
新型ハスラーのノンターボ車は、エンジンのパワーダウンに加え車両重量も重くなっているので、加速性能に多くは望めません。
街乗りはともかくとして、山道の上りや高速道路の追い越しでは、もどかしい思いをするでしょう。
走りを望む人はターボを買えということなのでしょうが、売れ筋のノンターボも燃費だけにこだわらず、しっかりした走りを追求して欲しかったところです。
新型ハスラーの装備面の欠点は?
新型ハスラーのステアリング調整は、先代モデル同様チルト機構のみです。
軽自動車ではチルト機構のみが一般的なので、新型ハスラーだけの欠点とは言えませんが、ホンダ・N-WGNのようにテレスコピック機構付のモデルも登場しています。
ハスラーはロングドライブに使われるケースも多いので、最適なドライビングポジションが取れるよう、テレスコピック機構が欲しかったですね。
新型ハスラーの安全性能の欠点は?
新型ハスラーには2台のカメラを使った安全運転支援システム、スズキセーフティサポートが採用されています。
しかし全車に標準装備されるわけではなく、非装着車が設定されているのは残念です。
コストダウンの手法として、安全装備を省いてはいけませんね。
新型ハスラーのグレード体系・価格面での欠点は?
先ほど指摘したスズキセーフティサポートが付かないグレードが、最廉価のハイブリッド G スズキセーフティサポート非装着車。
ベースグレードのハイブリッド Gから84,700円安くした代わりに、安全装備を省いてしまったグレードです。
アクセルの踏み間違いなどによる事故が多発している昨今、こんなグレードは、はっきり言って無用ですね。
廉価グレードを設定するなら、安全装備は省略せずに、快適装備や内外装のグレードダウンで価格を下げたグレードを用意するべきでしょう。
新型ハスラーを評価!いいところは?
新型ハスラーのエクステリアのいいところは?
新型ハスラーのエクステリアは、一見先代モデルと大差ないように見えますが、実は結構変わっています。
先代モデル以上にスクエアなフォルムとなったほか、ベルトラインが水平になったため、より機能美を感じるようになりました。
無骨さも増しているので、よりSUVらしくなったとも言えます。
またリアクォーターウィンドウの追加により、斜め後方視界が改善されたこともメリットです。
新型ハスラーのインテリアのいいところは?
インパネ回りなど
新型ハスラーのインパネには、メーカーオプションのスマホ連携機能付メモリーナビの装着が可能です。
画面サイズは9インチと軽自動車としては最大級で、フルHD解像度と相まって見やすさや精細感は抜群。
また携帯端末のアプリを使えるなど、機能も多彩です。
シート&居住性
新型ハスラーの室内は、先代モデルよりも広くなっています。
頭上のスペースは先代以上に大きくなり、後席の足元スペースも向上。
室内の幅も広がっているので、大人が4人乗っても窮屈さが少なくなりました。
収納&荷室スペース
先代ハスラーは後席用の収納に物足りなさがありましたが、新型では改善されています。
助手席シートバックにポケットが追加されたので、雑誌などの収納が可能になりました。
さらにXグレードには、ドリンクホルダー&ショッピングフック付のパーソナルテーブルも装備。
後席で軽食を取りたい時などに、重宝するでしょう。
また前席の収納に関しても、シートのセパレート化に伴い、ドリンクホルダー付のフロアコンソールトレーが追加されました。
身の回りのちょっとした小物を置きたい時に、便利ですね。
荷室スペースに関しては先代モデルと大差ありませんが、多彩なシートアレンジが踏襲されたのは嬉しいところ。
前席と後席をたためば大人二人が車中泊できる点は、ハスラーの大きなメリットです。
新型ハスラーのパワートレインのいいところは?
新型ハスラーでは、全車にマイルドハイブリッドシステムを採用。
軽自動車でマイルドハイブリッドシステムを採用しているのはスズキだけで、燃費性能で優位に立っています。
またアイドリングストップからの再始動時に、耳障りなキュルキュル音がしないのもいいところです。
新型ハスラーの走行性能のいいところは?
新型ハスラーのプラットフォームは先代モデルから一新され、ボディ剛性がアップしました。
それに伴い、乗り心地や操縦安定性、静粛性などが向上。
特に、揺すられ感の強い乗り心地は先代モデルの大きな欠点だったので、改善されたのはファンにとって嬉しい点でしょう。
新型ハスラーの装備面のいいところは?
スズキはシートヒーターの採用に積極的ですが、新型ハスラーはなんと全車に運転席・助手席シートヒーターを標準装備。
冬場の快適性を大幅に高めてくれるので、付いているメリットは絶大です。
他社は普通車でさえ、全車オプション設定でお茶を濁している車種が少なくないので、ユーザー目線に立ったスズキの姿勢は評価できます。
新型ハスラーの安全性能のいいところは?
先代モデルは、エアバッグが運転席・助手席のデュアルエアバッグだけだったので、側面衝突時に不安がありました。
しかし新型ハスラーでは、サイド&カーテンエアバッグが全車に標準化されたため、安全性が大きく向上。
遅まきながらの感もありますが、安心して乗れるようになったのはいいことです。
新型ハスラーのグレード体系・価格面でのいいところは?
新型ハスラーは先代モデルから全方位的に完成度がアップしていますが、価格アップは最小限に留められています。
例えば売れ筋のGグレード同士の比較では、僅か17,500円の価格アップです。
相対的にコストパフォーマンスが上がっていることは、間違いありません。
新型ハスラーの総合評価
新型ハスラーのエクステリアは、キープコンセプトなので新鮮味には欠けますが、その分先代モデルのユーザーには受け入れやすくなっています。
一方インパネはデザインが一新されましたが、かなり個性的なので賛否が分かれそう。
居住性に関しては、大人4人のための十分なスペースが確保されているので、ファミリーカーとしても問題なく使えます。
収納の豊富さや荷室の広さ・使い勝手も、軽自動車としては申し分ありません。
パワートレインは、ノンターボエンジンのパワーダウンが残念です。
先代モデル以上に、燃費重視ならノンターボ、走り重視ならターボという住み分けがハッキリしました。
操縦安定性と乗り心地は先代モデルから向上しているので、多くのユーザーが満足できると思います。
装備面は軽自動車として平均以上で、大きな不満はありません。
安全性能に関しては、総合的に先代モデルより向上していますが、スズキセーフティサポート非装着車の設定が残念。
このように新型ハスラーには欠点もありますが、総合的には先代モデルから確実にレベルアップしています。
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ディーラーはメリット大、ですがユーザーは損でしかありません・・・
ディーラーに騙されないためにする事
以前、管理人がフィットを売却した時の例で紹介します。
ディーラーの査定でフィットは52万円と言われました。
まだ年式も新しかったので、その下取り金額が妥当かどうか確かめるために、買取店にも査定してもらう事に。
買取店の査定サイトから申し込むと、概算の買取金額を教えてくれます。
その時の画像です。
出た金額は、なんとディーラーよりも20万円以上も高い買取金額でした。
概算とは言え20万円の差額・・・その後ディーラーへ出向き「買取店で75万って言われたんですけど」と伝えてみると、少々待たされましたが「今回決めてくれるなら2万上乗せして77万円で下取ります。もう限界です・・」
ホントに限界かどうか分かりませんが、52万⇒77万=25万円のアップです!
その時の契約書です。
もしディーラーの言う通りに最初の52万円で契約していたら、25万円の大損となっていました。。
この時した事は、査定サイトで表示された買取相場をディーラーへ伝えただけです。
これだけで25万円のアップに成功したので、下取り車がある方は是非参考にしていただきたいと思います。
ちなみに査定サイトで申し込んだ買取店にも見てもらいましたが、本当に限界らしく1万円プラスの78万円を提示されました。
しかし+1万円位なら、納車まで乗っていられることを優先して、今回はディーラーへ出しましたが、買取店の方がそれ以上に高ければ、買取店へ売っても良いでしょうね。
この時利用した査定サイトは、ナビクル車査定です。
1分ほどの入力で買取店への査定申し込み後、画面上に買取相場が表示されるので、今回のようにディーラーの下取りと比較したい方、すぐに相場を知りたい方にはお勧めのサイトです。
ディーラーや買取店で査定額が付かなければ廃車買取業者に依頼する
ディーラーや買取店で査定額が付かなければ、廃車業者に直接売った方が高くなる可能性があります(廃車なら買取店はマージンだけ取って廃車業者へ渡すだけ)。
廃車の目安はグーネットやカーセンサーで下取り車に近い条件の車両が20万円以下で売られていたら、その車両はほぼ廃車価格の仕入れです。その場合は廃車業者に直接売った方が高くなる可能性が高いでしょう。事故車や不動車も以下の廃車業者に売れます。
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