フリードにはハイブリッドのe:HEVとガソリン車が設定されていますが、どちらを選ぶか迷っている人も多いと思います。
そこで、先進的で燃費の良いハイブリッドと、価格の安さが魅力のガソリン車のどちらがいいのか、それぞれの長所短所を比較してみました。
フリードハイブリッドとガソリン車の外装の違い
フリードのハイブリッドとガソリン車では、外装に違いはあるのでしょうか?
上の画像はハイブリッドのe:HEV エア EXのリアビューですが、赤丸で囲んだ部分に「e:HEV」のエンブレムが付いています。
一方ガソリン車には、この部分に何のエンブレムも付きません。
フロント回りや側面には違いはないので、バックドアのエンブレムの有無がハイブリッドとガソリン車を外観上から識別する唯一のポイントになります。
フリードハイブリッドとガソリン車の売れ筋グレードは?
ハイブリッドもガソリン車も売れ筋は「エア EX」
フリードの売れ筋グレードは、ハイブリッドもガソリン車も「エア EX」となっています。
価格と装備のバランスの良さが人気の要因となっているようです。
フリードハイブリッドとガソリン車の維持費を比較
比較項目 | e:HEV エア EX (ハイブリッド) | エア EX (ガソリン車) |
---|---|---|
価格 | 3,047,000円(6人乗り) | 2,679,200円(6人乗り) |
価格差 | +349,800円 | |
自動税環境性能割 (新車購入時の税金) |
0円 | 66,700円 |
重量税 (新車購入時) |
0円 | 36,900円 |
購入時のエコカー減税を考慮した価格差 | +246,200円 | |
自動車税 (翌年分) |
34,500円 | 34,500円 |
平均実燃費 | 20km/L | 13km/L |
ガソリンタンク容量 | 42L | 42L |
ガソリンの種類 | レギュラー | レギュラー |
満タンで走れる距離 (5リッター残し) |
539.4km | 455.7km |
※実燃費は市街地や幹線道路、高速道路を含んだ平均の実燃費数値です。
ハイブリッド・ガソリン車の価格差246,200円を燃費で埋めるにはどの位掛かる?
1万キロ走行するのに必要なガソリン代をレギュラーガソリン価格170円で計算すると、
- ハイブリッド 平均実燃費20km/L
10000㎞÷20km/L=500L
500×170円=85,000円 - ガソリン車 平均実燃費13km/L
10000㎞÷13km/L=769L
769×170円=130,730円
ハイブリッドとガソリン車のガソリン代の差は、130,730-85,000=45,730円です。
ハイブリッドとガソリン車の価格差246,200円の元を取るには、
246,200÷45,730=5.38万㎞の走行距離が必要となります。
年間1万キロ走行で5年半弱、年間2万キロなら2年半強で元が取れる計算です。
一般的なユーザーの年間走行距離は1万キロ程度ですが、ハイブリッドの燃費の良さでガソリン車との価格の差を埋める考え方は十分現実味があります。
更に正確なシミュレーションがしたいなら、必要なオプションを含めた総支払額の差で計算するといいでしょう。
フリードハイブリッドとガソリン車の加速や静粛性、乗り心地の違いは?
加速の力強さと静粛性はハイブリッド
フリードのハイブリッドとガソリン車のパワートレイン比較すると、ハイブリッドは馬力・トルクともガソリン車に勝るため、加速の力強さで大きくリードします。
また、ハイブリッドは街中ではモーターのみで走行する場面も多くなるので、静粛性の点でもガソリン車より有利です。
総じて走りの力感や質感では、ハイブリッドはワンクラス上の車のように感じられます。
乗り心地の面でも、ハイブリッドは車両重量が重い分押さえが効くので、ガソリン車よりもフラットな乗り味です。
軽快な乗り味ならガソリン車
ガソリン車はモーターや重い駆動用バッテリーがないため車両重量が軽く、乗り味の軽快さにつながっています。
コーナリング時のノーズの入りの軽快さは、ハイブリッドにはないメリットです。
一方、乗り心地はハイブリッドと比べると少し落ち着き感に欠けますが、乗り比べない限り不満は出ないでしょう。
フリードハイブリッドとガソリン車はどちらが売れているのか?販売の比率を公開
フリードはハイブリッドとガソリン車のどちらが売れているのでしょうか?
参考までに、2022年1月~2024年3月まで当サイトで集計した先代フリード / フリードプラスの販売台数を基に、ハイブリッドとガソリン車の販売の比率をまとめてみました。
- フリード ハイブリッド 94,732台 53.2%
- フリード ガソリン車 83,602台 46.8%
先代フリードでは、圧倒的な違いではないもののハイブリッドの方が売れていました。
新型フリードのハイブリッドシステムはe:HEVに変更され魅力度がアップしているので、ハイブリッドの比率がより高くなる可能性があります。
フリードハイブリッドとガソリン車、下取りが高いのはどっち?
フリードのハイブリッドとガソリン車のどちらが手放す時に高く売れるのか、先代フリードGグレードの業者オークション相場から、3年後と5年後の下取り価格を比較してみました。
比較項目 | ハイブリッド G | G(ガソリン車) |
---|---|---|
3年後の下取り価格 | 181万円(70.4%) | 174万円(80.2%) |
5年後の下取り価格 | 144万円(56.0%) | 152万円(70.0%) |
※カッコ内は当時の新車価格に対しての残価率です
あくまでも先代フリードのデータですが、ハイブリッドよりもガソリン車の方が残価率が高く、売却時の損失が少なく済んでいました。
新型フリードのe:HEVは先代のハイブリッドよりも評判が高いので、残価率が高まるかもしれません。
フリードハイブリッドとガソリン車のメリットは?
フリードハイブリッドのメリットは?
- 燃費がいいのでガソリン代が安く済み、ガソリンスタンドに行く手間も減る
- 高速道路や山道、他人数乗車時でも力強い加速が得られる
- モーターのみで走行するシーンがあるので、常にエンジンが掛かっているガソリン車より車内が静か
- 減税の対象になるのでガソリン車よりも税額が安い
フリードガソリン車のメリットは?
- 車輛価格がハイブリッドよりも約35万円安い
- 車体が軽い分、軽快な走行感覚が得られる
- ハイブリッドよりもリセールバリューが高い
- ガソリン車ばかり乗り継いできた人には安心感がある
フリードハイブリッドとガソリン車の欠点・弱点は?
フリードハイブリッドの欠点・弱点は?
- ガソリン車に比べて価格が高い
- 床下に駆動用バッテリーを搭載するため2列目シートの足元に盛り上がりがあり、つま先の収まりが悪い
- ガソリン車と比べリセールバリューが低く、売却時の損失が大きい
- 駆動用バッテリーのコストが高く、長い目で見ると維持費がかさむ
フリードガソリン車の欠点・弱点は?
- ハイブリッドに比べて燃費が悪く、ガソリン代がかさむ
- ハイブリッドに比べて静粛性が劣る
- 高速道路での追い越しや山道の上り、フル乗車時などにパワー不足を感じる
- 購入時の税金が高く、ハイブリッドとの車両価格の差が縮まってしまう
買うならフリードハイブリッドとガソリン車どっち?
フリードのハイブリッドを選ぶ方がいいのは、以下のようなケースです。
- 加速性能にこだわりがある
- とにかく静かな車内環境が欲しい
- 多人数乗車する機会が多い
- ロングドライブの機会が多い
- 年間の走行距離が多い
- ガソリン車に掛かる税金が高過ぎるのが不満
逆に、以下のようなケースではフリードのガソリン車が向いています。
- 購入時のコストをなるべく低く抑えたい
- 売却時の損失を減らしたい
- ハイブリッドの将来的な維持費が心配
- とにかく内燃機関の車が大好き
ただ、事前にどちらを選ぶか決めていても、実際に乗ってみると考えが変わることもあるでしょう。
したがって、ディーラーでフリードのハイブリッドとガソリン車両方に試乗してから決めることをおススメします。
下取り車の金額で絶対に損しないためにすること【マンガ付き】
新車を安く買うには、値引きをしてもらうのが一番手っ取り早いですが、下取り車があるならさらに安く買う事が出来ます。
やり方はとても簡単なので、是非参考にしてみて下さい。
ディーラーの下取り金額に騙されるな!?
新車へ買い替えるなら、下取り車をディーラーで査定してもらうのが一般的でしょう。
しかしここで注意してもらいたいのが、「ディーラーは下取り金額を低めに見積もっている」事なんです。
本来あるはずの下取り相場より安く買えれば、新車値引きを多少多くしても、ディーラーは下取り車の利益で回収できてしまう訳ですね。
また「値引きは限界です。その代わり下取り金額に10万円上乗せしたので、これで契約してください!」と言ったセールストークも可能になり、新車の値引きを抑えつつ、契約に繋げる事が出来ます。
ディーラーはメリット大、ですがユーザーは損でしかありません・・・
ディーラーに騙されないためにする事
以前、管理人がフィットを売却した時の例で紹介します。
ディーラーの査定でフィットは52万円と言われました。
まだ年式も新しかったので、その下取り金額が妥当かどうか確かめるために、買取店にも査定してもらう事に。
買取店の査定サイトから申し込むと、概算の買取金額を教えてくれます。
その時の画像です。
出た金額は、なんとディーラーよりも20万円以上も高い買取金額でした。
概算とは言え20万円の差額・・・その後ディーラーへ出向き「買取店で75万って言われたんですけど」と伝えてみると、少々待たされましたが「今回決めてくれるなら2万上乗せして77万円で下取ります。もう限界です・・」
ホントに限界かどうか分かりませんが、52万⇒77万=25万円のアップです!
その時の契約書です。
もしディーラーの言う通りに最初の52万円で契約していたら、25万円の大損となっていました。。
この時した事は、査定サイトで表示された買取相場をディーラーへ伝えただけです。
これだけで25万円のアップに成功したので、下取り車がある方は是非参考にしていただきたいと思います。
ちなみに査定サイトで申し込んだ買取店にも見てもらいましたが、本当に限界らしく1万円プラスの78万円を提示されました。
しかし+1万円位なら、納車まで乗っていられることを優先して、今回はディーラーへ出しましたが、買取店の方がそれ以上に高ければ、買取店へ売っても良いでしょうね。
この時利用した査定サイトは、ナビクル車査定です。
1分ほどの入力で買取店への査定申し込み後、画面上に買取相場が表示されるので、今回のようにディーラーの下取りと比較したい方、すぐに相場を知りたい方にはお勧めのサイトです。
ディーラーや買取店で査定額が付かなければ廃車買取業者に依頼する
ディーラーや買取店で査定額が付かなければ、廃車業者に直接売った方が高くなる可能性があります(廃車なら買取店はマージンだけ取って廃車業者へ渡すだけ)。
廃車の目安はグーネットやカーセンサーで下取り車に近い条件の車両が20万円以下で売られていたら、その車両はほぼ廃車価格の仕入れです。その場合は廃車業者に直接売った方が高くなる可能性が高いでしょう。事故車や不動車も以下の廃車業者に売れます。
夢カー中古車買取はこちら
初回から限界の買取金額を提示します!
フリードの値引き交渉のノウハウはこちら
当サイトのフリード値引き交渉マニュアルです。これを見て多くの人がフリードを限界値引きで購入しています。
今月のフリードの値引き動向を随時掲載しています。ご参考ください。