マツダ2(MAZDA2)にはディーゼル車とガソリン車の2種類がラインナップされていますが、どっちを買ったらいいか迷っている方もいるでしょう。
そこで当サイトでは、マツダ2のディーゼル車とガソリン車の違いやそれぞれの長所短所などをがっつりと比較していきますので、新車購入のご参考にどうぞ。
マツダ2 ディーゼルとガソリン車の外装の違い
マツダ2の外観は、ディーゼル車とガソリン車で違いがあるのでしょうか。
それぞれ同グレード(プロアクティブ同士)を並べてみましたが、両車の違いを見分けることは出来ませんでした。
その一方で、リアフェイスはどうでしょうか。
こちらも違いは判りませんが、ホイールがディーゼル車は15インチアルミホイールに対してガソリン車は15インチスチールホイールにホイールキャップを装着しています。
ただし、ホイールは簡単に交換できるため、完全にノーマル状態でなければディーゼル車とガソリン車を外観で見分けるのは難しそうです。
マツダ2 ディーゼルとガソリン車の内装の違い
※上記画像はプロアクティブ(ディーゼル車/ガソリン車共通)
マツダ2の内装は、基本的に同グレード間ではほとんど同じデザインとなっています(グレードによっては若干装備などの違いもあります)。
マツダ2 ディーゼルとガソリン車の売れ筋グレードは?
オートオークションで過去3ヶ月以内のマツダ2流通量を調査すると、ディーゼル車では中間グレードの「XDプロアクティブSパッケージ」、ガソリン車ではこちらも中間グレードの「15Sプロアクティブ」となっていました。
手頃な価格に対して必要十分な装備が充実しているコスパの良さから、多くのユーザーに選ばれているでしょう。
マツダ2 ディーゼルの売れ筋は「XD プロアクティブ Sパッケージ」
マツダ2のディーゼル車は全部で653台、その内327台が「XDプロアクティブSパッケージ」で、全体の50.0%とほぼ半数のシェアを占めています。
続く2位のベースグレード「XDプロアクティブ」は211台で、32.3%とおよそ1/3の割合となっていました。
マツダ2 ガソリン車の売れ筋は「15S プロアクティブ」
一方のガソリン車は800台が流通している内の478台が「15Sプロアクティブ」となっており、シェアは全体の59.7%と6割近くに迫っています。
2位はこちらもベースグレードの「15S」で169台、こちらは21.1%と約1/5程度を占めています。
マツダ2 ディーゼルとガソリン車の維持費を比較
比較項目 | XDプロアクティブ(ディーゼル車) | 15Sプロアクティブ(ガソリン車) |
---|---|---|
価格 | 1,954,800円 | 1,663,200円 |
価格差 | +291,600円 | |
自動車取得税 (新車購入時の税金) |
0円 | 41,500円 |
重量税 (新車購入時) |
0円 | 36,900円 |
購入時のエコカー減税を考慮した価格差 | +213,200円 | |
自動車税 (翌年分) |
9,000円 | 34,500円 |
平均実燃費 | 21.5km/L | 16.5km/L |
ガソリンタンク容量 | 44L | 44L |
ガソリンの種類 | 軽油 | レギュラー |
満タンで走れる距離 (5リッター残し) |
838.5km | 643.5km |
ディーゼル・ガソリン車の価格差213,200円を燃費で埋めるにはどの位掛かる?
軽油110円/レギュラーガソリン130円で計算
- ディーゼル車 21.5km/L
10,000÷21.5≒465.1リッター
465.1×110円=51,161円 - ガソリン車 16.5km/L
10,000÷606.0リッター
606.0×130円=78,780円
マツダ2で10,000km走行すると、ディーゼルはガソリン車よりも燃料代が27,619円浮きます。
この差額でガソリン車との価格差213,200円の元を取ろうと考えた場合、
213,200÷27,619≒7.71万キロの走行距離を必要とします。
週末に買い物やドライブに行く程度の利用だと年間1万キロがせいぜいなので、およそ7年半以上も乗り続けなければ元が取れない計算になります。
週の半分くらいちょくちょく使って年間2万キロなら約4年弱、通勤や仕事などでもガンガン乗り回して年間3万キロなら約2年半ですから、車検1回通す前にはペイできます。
こうして見ると、車検を3回以上通して長く乗るような方なら、何とか元がとれると言った感覚でしょうか。
より精密にシミュレーションするには、自分の欲しいオプションを加えた支払総額で計算するといいでしょう。
マツダ2 ディーゼルとガソリン車の加速や静粛性、乗り心地の違いは?
トルクフルな加速で運転が楽なのはディーゼル車
マツダ2の走行性を比較すると、やはりトルクが太くて加速に余裕があり、運転が楽なのはディーゼル車の方でした。
低速域での足腰が強く、ストップ&ゴーの多い市街地や、急な山坂を上るような場面では、頼もしいパフォーマンスで快適に走れます。
アクセルをわずかに踏み込むだけでストレスなくスピードが出るため、高速道路でもスムーズに合流できて落ち着いた走りを楽しめるでしょう。
自然な加速フィーリング、静粛性と乗り心地のバランスはガソリン車
一方、ガソリン車もレシプロエンジンならではの素直な出力と身軽さで、マツダの目指す人馬一体感を追求。
ディーゼル車で気になるコロコロ音もなく、控えめなエンジンサウンドで静粛性の高さを感じられます。
デミオからの大幅改良で着座姿勢を保ちやすく、快適な乗り心地とのバランスも良好です。
こうして見ると、ディーゼル車もガソリン車もそれぞれ個性的ですが、自分とのフィーリングを確かめるため、なるべくどちらも試乗させてもらうと自分の決断に確信が持てるでしょう。
マツダ2 ディーゼルとガソリン車どちらが売れているか?販売の比率を公開
オートオークションでマツダ2の取引台数を調査したところ、ディーゼルとガソリン車の販売比率は以下の通りとなっています。
- ディーゼル車 653台 44.9%
- ガソリン車 800台 55.1%
ガソリン車の方が多く売れており、ディーゼル車より10%ほど優勢となっていました。
マツダ2 ディーゼルとガソリン車、下取りが高いのはどっち?
マツダ2のディーゼルとガソリン車とでは、どっちがより高く下取りできるのか、2019年8月現在の業者オークション相場から、3年&5年落ちマツダ2の下取り相場を算出しました。
比較項目 | XDプロアクティブ(ディーゼル車) | 15Sプロアクティブ(ガソリン車) |
---|---|---|
3年後の下取り価格 | 105.7万円(53.7%) | 97.7万円(58.0%) |
5年後の下取り価格 | 88.9万円(45.7%) | 72.7万円(43.1%) |
※カッコ内は当時の新車価格に対する残価率(リセールバリュー)です
これを見ると、3年落ち時点ではガソリン車の方が高リセールながら、5年落ち時点では逆転しており、年式が古くなるに従って値下がりが大きくなる傾向が見られます。
ですから、短期の買い替えならガソリン車、長期の保有であればディーゼル車が下取りに有利と言えるでしょう。
マツダ2 ディーゼルとガソリン車のメリットは?
マツダ2 ディーゼルのメリット
- 軽油なので、燃料代が安い
- 実燃費がガソリン車よりも良い
- ディーゼルエンジンのトルクによりパワフルな走りが楽しめる
マツダ2 ガソリン車のメリット
- 車両価格が安い
- ディーゼルエンジンより軽量なので軽快な走りが可能
- アクセルレスポンスはディーゼルと比べてクセがない
マツダ2 ディーゼルとガソリン車の欠点・弱点は?
マツダ2 ディーゼルのデメリット
- 静かとは言え、ディーゼルエンジン特有のカラカラ音がする
- ディーゼルエンジンの重量があるため、フロントが重くなりコーナリングでの軽快感に欠ける
- 車両価格が高い
マツダ2 ガソリン車のデメリット
- 燃料代(レギュラーガソリン)が軽油よりも高い
- 実燃費はディーゼルの方が良い
- ディーゼルと比べてパワーが無い
買うならマツダ2 ディーゼルとガソリン車どっち?
以上、マツダ2のディーゼルとガソリンの違いとメリット&デメリットなど紹介してきましたが、結局どっちを買えばお得なのでしょうか。
短期で買い替える方や、ガソリンエンジンらしいスポーティな乗り味を楽しみたい方であれば、ガソリン車がおすすめです。
一方、長く乗り続ける方や、低速域を中心にマイルドで快適な走りを求める方には、ディーゼル車がおすすめです。
ただし、いざ乗ってみると理屈で学んだ以上に自分自身との相性の良し悪しを感じるものですから、頭から決めつける前に、まずはディーラーで両方とも試乗させてもらうのがいいでしょう。
下取り車の金額で絶対に損しないためにすること【マンガ付き】
新車を安く買うには、値引きをしてもらうのが一番手っ取り早いですが、下取り車があるならさらに安く買う事が出来ます。
やり方はとても簡単なので、是非参考にしてみて下さい。
ディーラーの下取り金額に騙されるな!?
新車へ買い替えるなら、下取り車をディーラーで査定してもらうのが一般的でしょう。
しかしここで注意してもらいたいのが、「ディーラーは下取り金額を低めに見積もっている」事なんです。
本来あるはずの下取り相場より安く買えれば、新車値引きを多少多くしても、ディーラーは下取り車の利益で回収できてしまう訳ですね。
また「値引きは限界です。その代わり下取り金額に10万円上乗せしたので、これで契約してください!」と言ったセールストークも可能になり、新車の値引きを抑えつつ、契約に繋げる事が出来ます。
ディーラーはメリット大、ですがユーザーは損でしかありません・・・
ディーラーに騙されないためにする事
以前、管理人がフィットを売却した時の例で紹介します。
ディーラーの査定でフィットは52万円と言われました。
まだ年式も新しかったので、その下取り金額が妥当かどうか確かめるために、買取店にも査定してもらう事に。
買取店の査定サイトから申し込むと、概算の買取金額を教えてくれます。
その時の画像です。
出た金額は、なんとディーラーよりも20万円以上も高い買取金額でした。
概算とは言え20万円の差額・・・その後ディーラーへ出向き「買取店で75万って言われたんですけど」と伝えてみると、少々待たされましたが「今回決めてくれるなら2万上乗せして77万円で下取ります。もう限界です・・」
ホントに限界かどうか分かりませんが、52万⇒77万=25万円のアップです!
その時の契約書です。
もしディーラーの言う通りに最初の52万円で契約していたら、25万円の大損となっていました。。
この時した事は、査定サイトで表示された買取相場をディーラーへ伝えただけです。
これだけで25万円のアップに成功したので、下取り車がある方は是非参考にしていただきたいと思います。
ちなみに査定サイトで申し込んだ買取店にも見てもらいましたが、本当に限界らしく1万円プラスの78万円を提示されました。
しかし+1万円位なら、納車まで乗っていられることを優先して、今回はディーラーへ出しましたが、買取店の方がそれ以上に高ければ、買取店へ売っても良いでしょうね。
この時利用した査定サイトは、ナビクル車査定です。
1分ほどの入力で買取店への査定申し込み後、画面上に買取相場が表示されるので、今回のようにディーラーの下取りと比較したい方、すぐに相場を知りたい方にはお勧めのサイトです。
ディーラーや買取店で査定額が付かなければ廃車買取業者に依頼する
ディーラーや買取店で査定額が付かなければ、廃車業者に直接売った方が高くなる可能性があります(廃車なら買取店はマージンだけ取って廃車業者へ渡すだけ)。
廃車の目安はグーネットやカーセンサーで下取り車に近い条件の車両が20万円以下で売られていたら、その車両はほぼ廃車価格の仕入れです。その場合は廃車業者に直接売った方が高くなる可能性が高いでしょう。事故車や不動車も以下の廃車業者に売れます。
夢カー中古車買取はこちら
初回から限界の買取金額を提示します!
マツダ2の値引き交渉のノウハウはこちら
当サイトのマツダ2値引き交渉マニュアルです。これを見て多くの人がマツダ2を限界値引きで購入しています。
今月のマツダ2の値引き動向を随時掲載しています。ご参考ください。