今回は、三菱の大人気ミニバンである、デリカD:5の7人乗りと8人乗りの違いや魅力を紹介します。
他のミニバンとは一味違った四角いエクステリアと、三菱が長年培ってきた悪路における高い走行性能、そして家族そろって楽しめる快適性能を兼ね備えた、RVの要素もあるミニバンです。
そんなデリカD:5の7人乗りと8人乗りそれぞれのメリット・デメリットを比較しながら、各家族構成にあったおススメのデリカD:5はどちらかを紹介します。
デリカD5の7人乗りのシートアレンジ
デリカD5の7人乗りは2+2+3のシート構成となっており、2列目がそれぞれ独立したキャプテンシートとなっているのが特徴です。
ゆったり乗れる点に加えて、キャプテンシートの間を通って2~3列目の行き来が自由なウォークスルーも魅力となっています。
5名乗車+長尺ラゲッジスペース
3列目シートを跳ね上げて、ウォークスルーの隙間を活かして細長い荷物を積みながら5名の乗車を確保できます。
デリカD5の8人乗りのシートアレンジ
デリカD5の8人乗りは2+3+3のシート構成で2列目はフラットモードに対応できる6:4分割ベンチシートが採用されています。
ウォークスルーは出来ませんが、リクライニングした時のフラットさは、車中泊などで大きな違いをもたらすでしょう。
3列目シートを跳ね上げて、2列目シートを座れるギリギリまで前にスライドさせることで、奥行き1,200mmのラゲッジスペースが確保できます。
もっと奥行きを取りたいなら、2列目シートの座面をチップアップすることで最大1,610mmまでラゲッジスペースを拡大できます。
2列目&3列目シートをフルフラットに倒すことで、広々とした休息スペースをつくり出すことができます。
7人乗りで同じことも出来ますが、キャプテンシートの隙間が出来てしまうので、ちょっと気を遣います。
1列目シートをフルフラットに倒して2列目シートにつなげることで、大人2名がゆったりくつろげるスペースをつくり出せます。
こちらも7人乗りで同じアレンジをすると、ウォークスルーの隙間が仇となってやや落ち着かない印象です。
長めの荷物を積みたい時は、3列目シートを跳ね上げ、2列目シートをチップアップ&前スライドさせることで、奥行きあるラゲッジスペースと4名の乗車を確保できます。
デリカD5の7人乗りと8人乗りの小物入れ・収納スペース
デリカD5の7人乗りと8人乗りで小物入れや収納スペースを比較したところ、違いはグレードによるもので、乗車定員による違いは見られませんでした。
なので、収納面では7人乗りも8人乗りもイーブンと言えます。
デリカD:5の7人乗りのメリット・満足点は?
セカンドシートに左右異なる移動が可能なキャプテンシート
デリカD:5の7人乗りには、セカンドシートにキャプテンシートを設定しているのが特徴です。
左右の席が独立しており、リクライニング機能だけでなくシートの両端に設けたアームレスト、そして前席と後席とのアクセスを容易にするウォークスルー機能まで備えています。
さらに、キャプテンシートでは珍しくチップアップ機構まで備わっており、使用しない場合は前方へスライドし座面を上げることで、後方のスペースが格段に広がります。
一部のグレードのみ「本革シート&バンジーコード」へ選択可能
デリカD:5の7人乗りには様々なメーカーオプション品も用意されていますが、中でも「D-プレミアム<4WD>と「G-プレミアム<4WD>」のブラック内装の7人乗りのみに、特殊加工が施された「本革シート&バンジーコード」仕様の内装に変更することが出来ます。
上質さのある本革仕様とサードシートの背面に物を入れられるバンジーコードも備わり、快適性がぐんと上がります。
デリカD:5の8人乗りのメリット・満足点は?
ワンタッチで収納可能な6:4分割チップアップ機構付ベンチシート
8人乗りのデリカD:5は、セカンドシートがチップアップ機構を備えたベンチシートになります。
6:4に分割可能なので、左右席で僅かながらもリクライニングすることが可能です。
セカンドシートの真ん中にはセンターアームレストもあります。
またセカンドシートとサードシートの両方の背もたれを平面にするフラットモードにすることもできる点は、7人乗りのキャプテンシートにはない魅力的なところです。
巨大で四角いボディを生かした最長1610mmものラゲッジスペース
セカンドシートを前方へチップアップ・スライドし、サードシートを格納すれば、広大なラゲッジスペースが登場します。
奥行きは1610mmまで確保され、小型の自転車がそのまま入る驚きの広さです。
デリカD:5の7人乗りの欠点・デメリットは?
贅沢とも言えるキャプテンシートにしては「質素な造り」
デリカD:5の7人乗りの最大の特徴である、左右で個別にリクライニングやスライド等を操作できるキャプテンシートをセカンドシートとして採用していますが、「キャプテンシート」だけで他の車種と比べてしまうと、上質で煌びやかとは言えず、むしろ質素でさっぱりとした内装になってしまいます。
またウォークスルーが可能なスペースは確保されてはいるものの、左右の席を中央に寄せるといった、シートを左右移動する機構は持ってはいません。
高級車というジャンルではないものの、デリカD:5のキャプテンシートに高級感はあまり望めません。
最も安く手に入るグレードは8人乗りよりも割高
デリカD:5の車両価格が最も安くなる標準グレードは「M(2WD)」ですが、残念なことに8人乗りしか用意されていません。
ちなみにこのグレードですと、税込2,408,400円であるのに対し、7人乗りで最も安く購入できるグレードは「G-パワーパッケージ 2WD」となり、税込2,761,560円となります。
7人乗りで最も安く買おうとすると、8人乗りと比べて30万円以上高くなってしまうのが難点です。
デリカD:5の8人乗りの欠点・デメリットは?
特別仕様車「アクティブギア」に8人乗りの設定なし
デリカD:5にはもう一つ特別仕様車が用意されており、SUV感を出した通常グレードよりもさらに煌びやかでオレンジ色のアクセントが目立つ「アクティブギア」が2017年に登場しました。
専用のエクステリアパーツを装着するだけでなく内装にも手を加えられ、シートの座面および背もたれ面はスポーティで触り心地の良いスエード調人工皮革へ変更されているなど、特別感の強いグレードとなっています。
しかしこの「アクティブギア」は7人乗りのみの設定で、8人乗りは残念ながら用意されていません。
7人までしか乗せられないものの、個性的でクールなこの特別仕様車は注目です。
グレード「M」の選択可能なメーカーオプションはひとつのみ
デリカD:5のシンプルな装備品だけを集めた最も安価なグレードとして「M」があります。
8人乗り仕様のみで安くデリカD:5を手に入れたい方には、うってつけのグレードです。しかしながらここで問題点があります。
三菱にはメーカーオプション品を何点かセットにしてパッケージ販売している「パッケージメーカーオプション」というものを数多く用意しています。
しかし「デリカD:5 M」で選択できるオプションパッケージは、アルミホイールとマッド&スノータイヤを装備した「スポーティパッケージ」だけとなってしまいます。
ディーラーオプション品を数多く揃えているので問題はないように思えますが、オプションを多く付けると、その分車両費用がより高くなる可能性があるので注意が必要です。
デリカD5の7人乗りと8人乗りはどっちが売れてる?販売比率は?
デリカD5は、7人乗りと8人乗りでどっちがより多く売れているのでしょうか。
当サイト(クルマを買う!)で業者オークションの流通データを調査したところ、以下のような販売比率となっていました。
- デリカD5 7人乗り 409台 30.3%
- デリカD5 8人乗り 943台 69.7%
デリカD5はアウトドアシーンで多く活躍するため、人と荷物をよりフレキシブルに乗せられる8人乗りに人気が集まったのか、8人乗りの方が2倍以上も多く売れていました。
デリカD:5の家族構成別のおススメ乗車人員数は?
乳幼児がいる3~4人家族
7人乗りと8人乗りのどちらでも、セカンドシートにチャイルドシートを装着することは可能です。
しかしサードシートにもチャイルドシートやジュニアシートを装着する場合、前席からスマートにアクセス出来るようにする必要があります。
そのためこの場合は、7人乗りの方をおススメします。
そして、チャイルドシートやジュニアシートを装着せず、家族総出で車中泊する機会がある場合は、より快適に過ごせる8人乗りの方が良いかもしれません。
下の子が小学生以上の3~4人家族
子供がある程度育ちますと、自分自身のテリトリーを確保したがるので、左右席が別々に隔てられたキャプテンシートを持つ、7人乗りの方が良いと思います。
しかしながら、大柄ボディであるがゆえの広い車内を持つ点と座面の座り心地に定評のある点から、8人乗りでも十分満足できるでしょう。
子供と祖父母が居る5~6人家族
この様な比較的大人数の家族構成となると、車両価格も同じであるために、チョイスが非常に難しくなります。
その場合は、デリカD:5の使用用途や最重要視している点を踏まえていくと、分かりやすいかと思います。
ゆったりとしたキャプテンシートや異なる席へのアクセスを容易にするウォークスルー、または特別限定車「アクティブギア」を狙っているのであれば、7人乗りが良いでしょう。
そして、より大人数を乗せることが出来るとともに、デリカD:5の大柄なボディを生かした広々としたラゲッジスペースが欲しいのであれば、座席の収納力とスペースを有効活用出来る、8人乗りをおススメします。
下取り車の金額で絶対に損しないためにすること【マンガ付き】
新車を安く買うには、値引きをしてもらうのが一番手っ取り早いですが、下取り車があるならさらに安く買う事が出来ます。
やり方はとても簡単なので、是非参考にしてみて下さい。
ディーラーの下取り金額に騙されるな!?
新車へ買い替えるなら、下取り車をディーラーで査定してもらうのが一般的でしょう。
しかしここで注意してもらいたいのが、「ディーラーは下取り金額を低めに見積もっている」事なんです。
本来あるはずの下取り相場より安く買えれば、新車値引きを多少多くしても、ディーラーは下取り車の利益で回収できてしまう訳ですね。
また「値引きは限界です。その代わり下取り金額に10万円上乗せしたので、これで契約してください!」と言ったセールストークも可能になり、新車の値引きを抑えつつ、契約に繋げる事が出来ます。
ディーラーはメリット大、ですがユーザーは損でしかありません・・・
ディーラーに騙されないためにする事
以前、管理人がフィットを売却した時の例で紹介します。
ディーラーの査定でフィットは52万円と言われました。
まだ年式も新しかったので、その下取り金額が妥当かどうか確かめるために、買取店にも査定してもらう事に。
買取店の査定サイトから申し込むと、概算の買取金額を教えてくれます。
その時の画像です。
出た金額は、なんとディーラーよりも20万円以上も高い買取金額でした。
概算とは言え20万円の差額・・・その後ディーラーへ出向き「買取店で75万って言われたんですけど」と伝えてみると、少々待たされましたが「今回決めてくれるなら2万上乗せして77万円で下取ります。もう限界です・・」
ホントに限界かどうか分かりませんが、52万⇒77万=25万円のアップです!
その時の契約書です。
もしディーラーの言う通りに最初の52万円で契約していたら、25万円の大損となっていました。。
この時した事は、査定サイトで表示された買取相場をディーラーへ伝えただけです。
これだけで25万円のアップに成功したので、下取り車がある方は是非参考にしていただきたいと思います。
ちなみに査定サイトで申し込んだ買取店にも見てもらいましたが、本当に限界らしく1万円プラスの78万円を提示されました。
しかし+1万円位なら、納車まで乗っていられることを優先して、今回はディーラーへ出しましたが、買取店の方がそれ以上に高ければ、買取店へ売っても良いでしょうね。
この時利用した査定サイトは、ナビクル車査定です。
1分ほどの入力で買取店への査定申し込み後、画面上に買取相場が表示されるので、今回のようにディーラーの下取りと比較したい方、すぐに相場を知りたい方にはお勧めのサイトです。
ディーラーや買取店で査定額が付かなければ廃車買取業者に依頼する
ディーラーや買取店で査定額が付かなければ、廃車業者に直接売った方が高くなる可能性があります(廃車なら買取店はマージンだけ取って廃車業者へ渡すだけ)。
廃車の目安はグーネットやカーセンサーで下取り車に近い条件の車両が20万円以下で売られていたら、その車両はほぼ廃車価格の仕入れです。その場合は廃車業者に直接売った方が高くなる可能性が高いでしょう。事故車や不動車も以下の廃車業者に売れます。
夢カー中古車買取はこちら
初回から限界の買取金額を提示します!
デリカD5の値引き交渉のノウハウはこちら
当サイト(クルマを買う!)のデリカD5値引き交渉マニュアルです。これを見て多くの人がデリカD5を限界値引きで購入しています。
今月のデリカD5の値引き動向を随時掲載しています。ご参考ください。