スバル XVの後継モデルとしてデビューした「クロストレック」が気になっている人は多いことでしょう。
ここではクロストレックにはどんな欠点・デメリットやいいところがあるのかを徹底評価しますので、新車購入時の参考にどうぞ!
クロストレックを評価!欠点、デメリットはあるか?
クロストレックのエクステリアの欠点は?
XVからクロストレックへと車名が一新された一方で、エクステリア・デザインはXVのイメージが踏襲されています。
良く見れば変わっている部分も少なくないのですが、パっと見はXVとあまり変わり映えしません。
ニューモデルとしては外観的な新鮮味に欠けるのは否めず、商品力の点でいまひとつです。
クロストレックのインテリアの欠点は?
インパネ回りなど
クロストレックのメーターは最近のトレンドであるデジタルメーターではなく、XV同様のアナログメーターです。
デジタルメーターを採用するSUVが増えている中で、見劣りは否めません。
レヴォーグでは先進的デザインのデジタルメーターが好評なだけに、クロストレックもせめてオプションで選べるようにして欲しかったところです。
荷室スペース
クロストレックの後席使用時の荷室容量は315Lで、XVの340~385Lからかなり減少してしまいました。
ライバル車と比較してもカローラクロスの487L、ヴェゼルの404L、CX-30の430Lに対しかなり見劣りがします。
3~4名で旅行に出掛けた時などに、帰路でおみやげの置き場に困ることがあるかもしれません。
クロストレックのパワートレインの欠点は?
クロストレックのパワートレインは、全車2Lガソリンエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドシステムです。
しかしモーターの出力は小さく、あくまでもマイルドハイブリッドなので電動パワートレイン感はほとんどありません。
ガソリン車とフィーリングがほとんど変わらないので、ハイブリッド車としての魅力は不十分です。
更に燃費性能も決して高いとは言えず、カタログ燃費は15.8~16.4km/Lに留まります。
ライバル車に目を向けるとカローラクロス ハイブリッドは24.2~26.2km/L、ヴェゼル e:HEVは22.0~25.0km/Lなので、クロストレックは足元にも及びません。
クロストレックの走行性能の欠点は?
クロストレックの乗り心地は硬めで、不快という程ではないものの、ややゴツゴツ感があります。
そのため、ソフトな乗り心地を望む人には向いていません。
家族皆が快適に過ごしたいファミリーカーとしての適性には、やや疑問符が付きます。
クロストレックの装備面の欠点は?
冬場のドライブを快適にするシートヒーターは、今や軽自動車でも標準装備する車種が増えています。
しかしクロストレックでは、上級グレードのリミテッドでさえメーカーオプション扱いです。
しかも単独オプション設定されておらず、複数の装備が抱き合わせの高額なセットオプションになっています。
更に言えば全てのメーカーオプションが単独で付けることができず、セットオプションになってしまうのはユーザー目線から見て大いに問題です。
クロストレックの安全性能の欠点は?
クロストレックでは、アイサイトの最新版である「アイサイトX」の導入は見送られました。
アイサイトXを搭載するレガシィアウトバックやレヴォーグでは、「渋滞時ハンズオフアシスト」「渋滞時発進アシスト」「カーブ前速度制御」「料金所前速度制御」「アクティブレーンチェンジアシスト」といった高度な運転支援機能が備わりますが、残念ながらクロストレックにはそうした機能は備わりません。
コストの制約で標準装備するのが難しいとしても、せめてメーカーオプションで選べるようにしても良かったのではないでしょうか?
クロストレックのグレード体系・価格面での欠点は?
クロストレックのグレード体系はツーリングとリミテッドの2タイプのみで、XVの6タイプから大幅に減らされています。
さすがに2タイプしか選択肢がないのでは、ユーザー側としても選び甲斐がありません。
また価格帯もXVの220万円~295万5,000円に対し、クロストレックでは266万2,000円~328万9,000円へと大幅にアップしてしまいました。
ライバル車と比べてもカローラクロスが199万9,000円~、ヴェゼルが227万9,200円~、CX-30が245万8,500円~なのに対し、最低グレードの価格がかなり高くなっています。
クロストレックは、コンパクトSUVとしては購入のハードルが高いと言わざるを得ません。
クロストレックを評価!いいところは?
クロストレックのエクステリアのいいところは?
クロストレックのエクステリアはXVのイメージが色濃く残っていますが、それだけデザインの完成度が高かったので大幅に変更する必要がなかったとも言えます。
とかく野暮ったいと言われがちだったスバル車の中ではスタイリッシュで、ライバル車に対してもカッコよさでは見劣りしません。
同時に視界にも配慮され、全方位で死角が少ないことも美点です。
クロストレックのインテリアのいいところは?
インパネ回りなど
リミテッドに標準装備、ツーリングにメーカーセットオプション設定される11.6インチセンターインフォメーションディスプレイは、視認性や操作性に優れています。
ライバル車と比較してもその存在感は大きく、メーターが旧式なアナログ式である欠点を補っているという見方もできるでしょう。
またエアコンの設定やオーディオの音量調整等がディスプレイ画面だけでなく、機械的スイッチやツマミで直感的に操作できるのもいいところです。
前席
クロストレックの前席シートは人間工学に配慮した設計で、ふかふかした柔らかさとしっかりしたサポート性を両立しています。
ワインディング走行でも体が左右に振られないので、無用に疲れることがありません。
レジャーユースでロングドライブをする機会の多いSUVのシートとして、最適と言えるでしょう。
クロストレックのパワートレインのいいところは?
SUVに水平対向エンジンを搭載するのは、世界の中でもスバルだけです。
一般的な直列エンジンよりも回転バランスが良く、大変スムーズで低振動なのが特徴。
またXVから静粛性が大幅に向上し、車内の快適性が高まっていることも美点です。
クロストレックの走行性能のいいところは?
クロストレックはハンドリングが非常に良く、平均的なSUVの水準を大きく超えています。
ステアリングは正確でレスポンスが良く、狙い通りのライン取りが可能です。
特にFF車は軽快で、ホットハッチと言えるほどのレベル。
コンパクトSUVでワインディング走行を楽しみたいなら、クロストレックは最有力候補にあげて良いでしょう。
また最低地上高がライバルよりも大きく (200mm)、悪路や深雪路の走破性に優れているのもいいところです。
クロストレックの装備面のいいところは?
リミテッドにはステアリングを切った方向を照らすステアリング連動ヘッドランプと、右左折時や駐車時に点灯するコーナリングランプが標準装備されます (ツーリングにメーカーセットオプション設定)。
ステアリング連動ヘッドランプとコーナリングランプの両方が備わる車種は珍しく、夜間走行時の視界は全ての車種の中でも最高レベルと言えるでしょう。
クロストレックの安全性能のいいところは?
アイサイトXこそ搭載が見送られたものの、クロストレックのアイサイトは進化した最新バージョンが採用されています。
従来のステレオカメラに加えて単眼カメラも搭載することで、認識性能が一段と向上。
他社の安全運転支援システムと比べても、性能面で一歩リードしています。
クロストレックのグレード体系・価格面でのいいところは?
グレードが2タイプしかないことは、選ぶ楽しみが少ない一方で選ぶのが楽とも言えます。
少しでも安くクロストレックを手に入れたい人はツーリング、充実した装備が欲しい人はリミテッドを選べばいいので、それほど悩むことはありません。
クロストレックの総合評価
クロストレックのエクステリアは新鮮味には欠けるものの、嫌みがなくスタイリッシュです。
インテリアはメーターがアナログ式なのは残念ですが、それを除けば特に大きな問題はありません。
居住性やシートの出来も優れていますが、荷室が狭いのが惜しまれます。
パワートレインも優等生的な出来映えですが、ハイブリッド感に乏しいことや燃費性能が冴えないのが欠点。
ハンドリングはSUVではトップレベルですが、反面乗り心地はやや硬めなので好き嫌いが分かれるかもしれません。
装備面では、メーカーオプションが単品で選べず全て高額なセットオプションになってしまうのは問題です。
安全性の点ではアイサイトXの搭載が見送られたのは惜しまれますが、アイサイト自体の性能は申し分ありません。
グレードが少ないことや価格設定が高めなことは、やや不満が残るところです。
このようにクロストレックにはいくつかの欠点はありますが、トータルでの完成度は高く、選んで後悔しない車に仕上がっています。
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ディーラーはメリット大、ですがユーザーは損でしかありません・・・
ディーラーに騙されないためにする事
以前、管理人がフィットを売却した時の例で紹介します。
ディーラーの査定でフィットは52万円と言われました。
まだ年式も新しかったので、その下取り金額が妥当かどうか確かめるために、買取店にも査定してもらう事に。
買取店の査定サイトから申し込むと、概算の買取金額を教えてくれます。
その時の画像です。
出た金額は、なんとディーラーよりも20万円以上も高い買取金額でした。
概算とは言え20万円の差額・・・その後ディーラーへ出向き「買取店で75万って言われたんですけど」と伝えてみると、少々待たされましたが「今回決めてくれるなら2万上乗せして77万円で下取ります。もう限界です・・」
ホントに限界かどうか分かりませんが、52万⇒77万=25万円のアップです!
その時の契約書です。
もしディーラーの言う通りに最初の52万円で契約していたら、25万円の大損となっていました。。
この時した事は、査定サイトで表示された買取相場をディーラーへ伝えただけです。
これだけで25万円のアップに成功したので、下取り車がある方は是非参考にしていただきたいと思います。
ちなみに査定サイトで申し込んだ買取店にも見てもらいましたが、本当に限界らしく1万円プラスの78万円を提示されました。
しかし+1万円位なら、納車まで乗っていられることを優先して、今回はディーラーへ出しましたが、買取店の方がそれ以上に高ければ、買取店へ売っても良いでしょうね。
この時利用した査定サイトは、ナビクル車査定です。
1分ほどの入力で買取店への査定申し込み後、画面上に買取相場が表示されるので、今回のようにディーラーの下取りと比較したい方、すぐに相場を知りたい方にはお勧めのサイトです。
ディーラーや買取店で査定額が付かなければ廃車買取業者に依頼する
ディーラーや買取店で査定額が付かなければ、廃車業者に直接売った方が高くなる可能性があります(廃車なら買取店はマージンだけ取って廃車業者へ渡すだけ)。
廃車の目安はグーネットやカーセンサーで下取り車に近い条件の車両が20万円以下で売られていたら、その車両はほぼ廃車価格の仕入れです。その場合は廃車業者に直接売った方が高くなる可能性が高いでしょう。事故車や不動車も以下の廃車業者に売れます。
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