コンパクトSUVの真打とも言えるカローラクロスですが、果たして欠点・デメリットはあるのか、気になっている人は多いのではないでしょうか?
ここではカローラクロスの欠点・デメリットだけでなく、美点・メリットについても徹底評価しますので、購入時の参考にどうぞ!
カローラクロスを評価!欠点、デメリットはあるか?
カローラクロスのエクステリアの欠点は?
カローラクロスには台形の大型グリルが付いており、最近のトヨタ車によく見られる「ナマズ顔」になっています。
決して上品なマスクとは言い難く、好き嫌いがハッキリ割れるところでしょう。
弟分のヤリスクロスのような、万人受けする端正なマスクにした方が良かったのではないでしょうか?
また、全幅が1,825mmとコンパクトSUVの中で最も大きい数値になっているのも気になる点です。
全幅1,800mm未満のライバル車と比べ、狭い路地や駐車場の取り回しで神経を使うケースが多くなるでしょう。
カローラクロスのインテリアの欠点は?
カローラクロスのインパネ回り
カローラクロスのインパネはヤリスクロスと同質のデザインで新鮮味に欠け、運転席に座った瞬間ワクワクさせる要素がありません。
また質感の点でも際立って高いとは言えず、定評あるマツダ・CX-30に比べると見劣りがしてしまいます。
デザイン面や質感の面で、もう少しインパクトが欲しかったところです。
カローラクロスの収納&荷室スペース
カローラクロスはフロントコンソールに2個分のカップホルダーが備わりますが、残念なのは縦配列になっていることです。
カローラクロスはコンパクトSUVとしては全幅が広く、その分室内幅にも余裕があります。
その余裕を生かし、2個分のカップホルダーを横配列にすれば使い勝手が良くなったものをと惜しまれます。
また、荷室使い勝手にも問題があります。
後席を折り畳んだ時に、あり得ない程の大きな段差が生じてしまうので、使い勝手は褒められたものではありません。
対応策として、オプションのラゲージアクティブボックスを装着すれば段差が無くなりますが、約2万8千円の出費を強いられてしまいます。
ユーザーに無駄な負担を強いないためにも、段差を解消するためのボードを標準装備するべきです。
カローラクロスのパワートレインの欠点は?
カローラクロスにはハイブリッド車と1.8Lガソリン車がありますが、販売の半数以上を占めているのがハイブリッド車です。
そのハイブリッドシステムはプリウスや他のカローラシリーズと共通の物で、信頼性には定評があるものの、特にパワフルとは言えず、静粛性もさほど高くありません。
特に高速道路での追い越し加速はもどかしさがあり、エンジン音もそれなりににぎやかになります。
またモーターだけで走行できる時間も短く、ハイブリッドらしい未来感の点でもイマイチです。
一方、1.8Lガソリン車の方は燃費性能が弱点になっています。
カタログ燃費は14.4km/Lですが、これは2Lエンジンを搭載する兄貴分のハリアー (15.4km/L) やRAV4 (15.8km/L) にも劣る数値です。
車格の割に燃費が悪いのは、いただけません。
また、エンジンは最新のダイナミックフォースエンジンではなく、トランスミッションもダイレクトCVTではない普通のCVTです。
そのため、パフォーマンスの点でも抜群とはいきません。
カローラクロスの走行性能の欠点は?
カローラクロスのハイブリッド車には、E-Fourと呼ばれる電気式4WD車が設定されています。
しかし後輪用モーターの出力が小さいため、雪道走行性能は決して高いとは言えません。
そのため、特に豪雪地帯に住む人にはカローラクロスはあまりおススメできない車です。
カローラクロスの装備面の欠点は?
カローラクロスは全車にディスプレイオーディオが標準装備されますが、サイズは全車7インチと小さめです。
ナビとして使う場合、7インチでは視認性にやや難があります。
オプションで9インチにアップグレードすることはできますが、28,600円の出費が掛かってしまうのが問題です。
ヤリスクロスでさえ中級グレード以上に8インチが標準装備されることを考えると、せめて上級グレードには9インチを標準化するべきでしょう。
カローラクロスの安全性能の欠点は?
車線変更をサポートするブラインドスポットモニターと、バックでの出庫をサポートするパーキングサポートブレーキ (後方接近車両)。
この2つの予防安全装備は事故防止に有用ですが、カローラクロスはどのグレードにも標準装備されず、Z / Sにオプション設定されるに留まります。
ライバルに目を向けると、マツダ・CX-30と三菱・エクリプスクロスは上級グレードに標準装備です。
またワンクラス下のホンダ・ヴェゼルでも、ブラインドスポットモニターが全車標準装備となっています。
車両価格を下げるためなのでしょうが、重要な安全装備が標準で付かないのは残念です。
また、夜間走行中に対向車や先行車を検知するとハイビームを維持したまま相手への幻惑を防ぐアダプティブハイビームシステムも、カローラクロスには設定がありません。
CX-30は上級グレードに標準装備、弟分のヤリスクロスでさえオプション設定されていることを考えると、物足りなく感じてしまいます。
カローラクロスのグレード体系・価格面での欠点は?
カローラクロスのガソリン車には、4WDの設定がありません。
ライバルに目を向けると、いずれもガソリン車に4WDが設定されているので、カローラクロスの劣勢は明らかです。
ハイブリッドよりも車両価格の安いガソリン車の4WDには一定のニーズがあるので、設定が望まれます。
カローラクロスを評価!いいところは?
カローラクロスのエクステリアのいいところは?
カローラクロスはコンパクトSUVの中では全長が長く、伸びやかなサイドビューを実現しています。
キャラクターラインの入れ方も巧みで、なかなかスタイリッシュ。
それでいてキャビンスペースがデザインの犠牲になっておらず、デザインと実用性が絶妙に両立している点は評価できます。
カローラクロスのインテリアのいいところは?
カローラクロスのインパネ回り
カローラクロスはAピラーの角度が比較的立っているうえ、あまり太くありません。
また、小さ目ながら三角窓も備わるため、斜め前方視界はかなり良好です。
右左折の際に歩行者などを見落とすリスクが少ない点は、評価できます。
カローラクロスのシート&居住性
カローラクロスは車体が大きい分室内スペースも広く、特に後席スペースにメリットが現れています。
足元のスペースや頭上のスペースは、ライバル車と比べ有利です。
また室内幅にも余裕があるため、3人乗車が楽にできる点も美点にあげられます。
収納&荷室スペース
カローラクロスの後席使用時の荷室容量は487Lあります。
上級のハリアーの409Lより遥かに大きく、ライバルのマツダ・CX-30の430L、三菱・エクリプスクロスの405Lと比べても勝っています。
後席に人を乗せながら荷物を沢山積みたい場合は、大きなアドバンテージになるでしょう。
カローラクロスのパワートレインのいいところは?
カローラクロスのパワートレイの最大の美点と言えば、ハイブリッドの燃費性能です。
2WD車で26.2km/Lというカタログ燃費は、一クラス下のホンダ・ヴェゼルハイブリッドや日産・キックスよりも優れています。
経済性重視でコンパクトSUVを選ぶなら、カローラクロスは有力候補にあげていいでしょう。
カローラクロスの走行性能のいいところは?
新世代プラットフォームTNGAの使いこなしが進んだカローラクロスは、シャシー性能が非常に優れています。
重心位置の高いSUVながら操縦安定性が優れ、乗り心地も良好。
高次元で操縦安定性と乗り心地を両立している点では、クラストップレベルと言えるでしょう。
カローラクロスの装備面のいいところは?
カローラクロスはエアコン機能が大変優れています。
Z / Sに後席エアコン吹き出し口が備わりますが、これはライバル車にはない強みです。
後席に人を乗せる機会が多いなら、カローラクロス一択と言っても過言ではありません。
さらにZ / Sは左右独立温度コントロール機能や、後席に人を乗せない時に有効な前席集中モードが備わるなど、機能性は抜群です。
カローラクロスの安全性能のいいところは?
カローラクロスはG-Xを除く全車にバッグガイドモニターを標準装備。
バックカメラの映像がディスプレイオーディオ画面に表示されるので、バック時の安全確認に役立ちます。
この種の装備は大抵の車種はオプション扱いになってしまうので、カローラクロスならではの美点です。
カローラクロスのグレード体系・価格面でのいいところは?
最廉価グレードの1.8 G-Xは、199万9,000円と200万円を切る価格に設定されています。
装備に物足りない面はあるものの、CセグメントのSUVとしては驚異的な安さです。
予算に制約があるがなるべく見栄えのいい車が欲しい、という人にとって、カローラクロスは最良の選択肢になるでしょう。
カローラクロスの総合評価
カローラクロスはフロントマスクに癖はあるものの、全体的にはそつなくまとめられています。
インテリアも個性に欠ける一方で、大きな不満点はありません。
室内スペースや荷室スペースの広さも、ライバルにはない美点です。
ただし、後席折り畳み時に大きな段差ができてしまう点は残念。
走行性能の点では、シャシー性能は抜群で乗り心地や操縦安定性は申し分ありません。
反面パワートレインの出来は平凡で、実用上不満はないとは言え、面白みには欠けます。
とは言え、ハイブリッド車の燃費の良さはさすがトヨタ式ハイブリッドと言えるでしょう。
装備面や安全性も平均レベル以上で、大きな問題はありません。
総合的に見て、カローラクロスは強い個性こそないものの、トータルバランスに優れたSUVです。
特に速さや運転の面白さを求めず、そつなくまとまったSUVが欲しいならカローラクロスは良い相棒になるでしょう。
下取り車の金額で絶対に損しないためにすること【マンガ付き】
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ディーラーはメリット大、ですがユーザーは損でしかありません・・・
ディーラーに騙されないためにする事
以前、管理人がフィットを売却した時の例で紹介します。
ディーラーの査定でフィットは52万円と言われました。
まだ年式も新しかったので、その下取り金額が妥当かどうか確かめるために、買取店にも査定してもらう事に。
買取店の査定サイトから申し込むと、概算の買取金額を教えてくれます。
その時の画像です。
出た金額は、なんとディーラーよりも20万円以上も高い買取金額でした。
概算とは言え20万円の差額・・・その後ディーラーへ出向き「買取店で75万って言われたんですけど」と伝えてみると、少々待たされましたが「今回決めてくれるなら2万上乗せして77万円で下取ります。もう限界です・・」
ホントに限界かどうか分かりませんが、52万⇒77万=25万円のアップです!
その時の契約書です。
もしディーラーの言う通りに最初の52万円で契約していたら、25万円の大損となっていました。。
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しかし+1万円位なら、納車まで乗っていられることを優先して、今回はディーラーへ出しましたが、買取店の方がそれ以上に高ければ、買取店へ売っても良いでしょうね。
この時利用した査定サイトは、ナビクル車査定です。
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ディーラーや買取店で査定額が付かなければ廃車買取業者に依頼する
ディーラーや買取店で査定額が付かなければ、廃車業者に直接売った方が高くなる可能性があります(廃車なら買取店はマージンだけ取って廃車業者へ渡すだけ)。
廃車の目安はグーネットやカーセンサーで下取り車に近い条件の車両が20万円以下で売られていたら、その車両はほぼ廃車価格の仕入れです。その場合は廃車業者に直接売った方が高くなる可能性が高いでしょう。事故車や不動車も以下の廃車業者に売れます。
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