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スイフトを徹底試乗!一般道や高速道路で走行性能や走り、静粛性をインプレッション

スイフトを徹底試乗!一般道や高速道路で走行性能や走り、静粛性をインプレッション

スズキのコンパクトカー「スイフト」は、走りの良さで高い評価を得ています。

その点に魅力を感じて購入を検討されている方も多いと思いますが、「短時間の試乗では走りの良し悪しを確かめるのは難しいからなぁ・・・」とお悩みではないでしょうか?

そこで、皆さんに代わってスイフトを1日レンタルし、一般道や高速道路での走行性能・走りと同時に静粛性についても徹底検証しましたので、是非とも参考にしてみてくださいね。

スイフトの一般道、街乗りでの走りは?

試乗したグレードは最も廉価な「スイフト XGリミテッド」で、ボディカラーは「スピーディーブルーメタリック」と呼ばれる鮮やかな青でした。

スイフト試乗レポート

なかなかいい色で、スイフトのスタイリングに合っていると思いますし、遠くからでも目立つのでクルマを探す時にも楽でした。

XGリミテッドのパワートレインは1.2L直4ガソリンNAエンジンで、ハイブリッド車ではないのでモーターは搭載されないものの、最高出力91ps/最大トルク12.0kg・mという1.2Lクラスでトップレベルのパワーを誇ります。

トランスミッションは、マニュアル車の展開に積極的なスズキらしく5速MTも設定されていますが、試乗車はCVTでした。

車両重量は軽ハイトワゴン車並みの890kgと軽く、パワーウエイトレシオは約9.8で普通のコンパクトカーの中ではかなり優秀な数値です。

これは良く走るだろうと期待しつつ、車内に乗り込みました。

スイフトの内装の質感は上々

インパネは機能的なデザインで、質感の面でもチープな印象はありません。

ステアリングホイールは最廉価グレードながら本革巻で、形状の良さと相まって握り心地は上々でした。

ただ、ステアリングの調整機構はチルトのみでテレスコが無いため、小柄な女性の方などの場合ステアリングが遠く感じるかもしれません。

ペダルレイアウトは、ホイールハウスの干渉があるため少し左にオフセットしていました。

特にドライビングポジションが不自然に感じることはなかったものの、ペダルレイアウトにこだわったマツダ・デミオなどと比べると一歩を譲ります。

そりよりも、アクセルペダルがかなり小さい上に高さが高めなので、踏み心地があまり良くないことが気になりました。

スイフトの街乗りインプレッションスタート!

今やコンパクトカーの廉価グレードでも当たり前になったプッシュスタートスイッチを押し、エンジンを始動。

アイドリング時のエンジン音は静かで、振動もないので第一印象は合格です。

改めてメーターパネルに目を向けると、スピードメーターの目盛りがなんと220キロフルスケール(!)なのにはちょっと驚きました。

速度域の低い街乗りではスピードの確認がし辛く感じたので、ヘンに見栄を張らず(?)160~180キロフルスケールの方がベターですね。

いざ走り出してまず感じたことは、加速云々よりもブレーキが今どき珍しいカックンブレーキであることです。

レンタカー店から路地に出る時に一時停止したのですが、ブレーキを軽く踏んだのにガクンと急ブレーキがかかってしまうのには、いささか面食らいました。

少し走っているうちに慣れはしましたが、微妙なコントロールはやはりやり辛く感じたので、もう少しブレーキのタッチに気を使って欲しいところです。

一方加速の方は、10を切るパワーウエイトレシオは伊達ではなく、ミズスマシのように街中を駆け回ることができました。

ただ、CVT特有のヌメヌメしたフィーリングがキビキビ感を若干スポイルしている点は残念でした。

もし筆者が自分でスイフトのこのグレードを購入するなら、間違いなく5速MT車を選ぶことでしょう。

侮れない加速と静粛性

そして、片側2車線の国道の信号待ちで先頭に立ったところで、フル加速にチャレンジ。

CVTゆえにダイレクト感には欠けるものの、普通のコンパクトカーとしてはなかなかの加速力で、60キロまでは比較的短時間で到達しました。

次に40キロ~60キロまでの追い越し加速を試してみましたが、こちらもストレスを感じない加速力を発揮してくれたので、街乗りでの動力性能は十分と結論づけられます。

また、静粛性に関しても予想以上に好印象でした。

50~60キロでの巡行時のロードノイズやエンジン音は十分に抑えられていましたし、加速時のエンジン音もうるさいと感じるほどではありませんでした。

どうやら、軽量化のために遮音材を削っているようなことは無いようです。

そしてステアリングのフィールですが、操舵力が軽いので操作がとても楽でした。

荒れた路面を走るとやや強めのキックバックを感じるものの、路面からのインフォメーションはしっかり伝わってくるので、これはこれで悪くないセッティングだと思いました。

ステアリングを切り込んでいった時にもう少し反力が強まるとなお良いのですが、頼りなさや不自然さは感じなかったので、合格点をあげてよいでしょう。

スイフトの高速道路での走り・静粛性は?パワー感に不足はあるか?

一般道では十分なパフォーマンスを発揮してくれたスイフトですが、高速道路ではどうでしょうか?

高速道路は、いつもと同じように東名高速を利用しました(画像は駒門PAで撮影したもの)。

合流車線手前のカーブを抜けた時の速度は60キロほどで、そこからアクセルベタ踏みでフル加速を開始。

街中での60キロまでの加速と異なり、スピードメーターの針の上昇はやや緩慢ながら、それほど長い時間を要せず100キロに到達しました。

いかに軽量ボディとはいえ、90馬力そこそこのパワーなので目覚ましい加速とは言えないものの、合流に不安を感じない程度の加速力です。

高速域でのステアリングの操舵力は相変わらず軽めながら、特に不安感はなく、直進安定性も問題ありません。

高速道路でも静粛性は合格点

100キロ巡行時のエンジン回転数は2千回転弱で、エンジン音は十分静かですし、ロードノイズや風切り音も耳障りでない程度に抑えられていました。

静粛性に関しては勿論高級車並みというわけにはいきませんが、コンパクトカークラスとしては合格点をあげて良いでしょう。

周囲の安全確認をした上で、急ハンドル気味に左右にレーンチェンジをしてみましたが、車両に揺り返しや変な挙動は出なかったので安心感がありました。

便利なアダプティブクルーズコントロール

試乗車は「セーフティパッケージ」装着車でアダプティブクルーズコントロールが備わっていたので、折角なので試してみることに。

車間距離は3段階に調節できますが、100キロ以上の時は最長に、80~90キロの時は中間に設定して車間距離は丁度いい感じでした。

スバルのアイサイトは距離を最長に設定しても短すぎると感じましたが、スイフトはそんなこともないので快適に使えます。

セーフティパッケージに含まれる装備

  • SRSカーテンエアバッグ
  • フロントシートSRSサイドエアバッグ
  • デュアルセンサーブレーキサポート
  • 誤発進抑制機能(CVT車)
  • 車線逸脱警報機能
  • ふらつき警報機能
  • 先行車発進お知らせ機能
  • ハイビームアシスト
  • アダプティブクルーズコントロール
  • オートライトシステム
  • リヤディスクブレーキ

スイフトの高速での追い越し加速は?

アダプティブクルーズコントロールを使用して100キロで巡行中、80キロで走行する大型トラックに追い付きましたが、かなり手前の方から減速を開始してくれるので安心感がありました。

しばらく追従走行しましたが、痺れを切らして追い越しを掛けることに。

アクセル全開で120キロまで加速してみましたが、100キロを超えてからの加速はさすがに緩慢で、もどかしさを感じました。

追い越しをためらうほどの鈍足ではないものの、高速道路を多用するならターボエンジン搭載グレード「RSt」を検討した方がいいかもしれませんね。

スイフトの中~高速コーナーの走りは?

ジャンクションの高速コーナーを80キロで旋回してみましたが、弱アンダーステアを維持したまま安定して走行できました。

固めの足回りのお陰でロールも少ないので、不安感は全くありません。

また、高速の出入り口にあるRのきつい中速コーナーに60キロで進入した際も、そのままのスピードを維持したままコーナーを脱出できました。

試乗したXGリミテッドが履くタイヤは175/60R15サイズで、上級グレードのタイヤよりもハイトが高くトレッド面も狭いのですが、特に限界が低いとは感じませんでした。

スイフトの中~高速コーナーでの走りは、なかなか優れているといえるでしょう。

ワインディングでのスイフトの走りは?

高速道路の中・高速コーナーで優れた操縦安定性を見せてくれたスイフトなので、ワインディング走行にも期待を持って臨みました。

ワインディングは、亀石インターチェンジから進入した伊豆スカイラインをメインに走行しましたが、結論から言いますと期待通りの走りでした。

動力性能面では上り坂でも十分で、それほど深くアクセルを踏まなくても望むスピードの乗せることができます。

CVT特有のフニャ~としたアクセルレスポンスは不満ですが、パフォーマンスの点では不足はありません。

コーナリングに関しては、特別旋回スピードが速いわけではないものの、弱アンダーの素直な特性なので安心してコーナーに飛び込んで行けました。

また、切り込んでいくとレシオが速くなる可変ギアレシオステアリングを採用しているため、タイトコーナーでもステアリングを握り替える必用がないので便利です。

ブレーキに関しては、ゴーストップが多い街乗りの時ほどは微妙なコントロールが要求されないため、カックンブレーキも特に気になりませんでした。

ガツン!とブレーキペダルを踏み込んだ時の制動力も十分で、安心感につながりました。

ワインディングの下りでの走り

試乗したXGリミテッドのCVTにはマニュアルモードやパドルシフトがないため(上級のXLには有)、下り坂でエンジンブレーキを効かせたい時はシフトポジションを「L」に切り替えるのが唯一の手段でした。

そのLレンジのエンジンブレーキの効きはなかなか良く、ほかのCVT車では速度が段々上がってしまうような下り坂でも、一定の速度を維持できました。

その際にエンジン音はそれなりに高まりますが、不快に感じるほどではありません。

また、下りのタイトコーナーでは、ブレーキを掛けてフロントに荷重を掛けてやれば膨らむことなくオンザレール感覚で曲がってくれます。

タイヤの銘柄はブリジストンの省エネタイヤ「エコピア」で、決してグリップ力が高いタイヤではないのですが、滑ったりタイヤが鳴いたりすることは一度もありませんでした。

スイフトの一般道、高速道路、ワイディングでの走行性能のまとめ

スイフトの走行性能・走りを総括すると、一般道においては加速やハンドリング、静粛性の面では申し分のないパフォーマンスを見せてくれました。

ただ、ブレーキが街乗りでカックンブレーキであることと、CVTのメリハリに欠けるフィーリングが減点ポイントです。

高速道路では、追い越し加速こそいささかパンチに欠けるものの、操縦安定性は高く静粛性も納得のいくレベルでした。

アダプティブクルーズコントロールの実用性も高いので、あまり飛ばさずひたすら走行車線を走る人なら1.2L純ガソリングレードで十分かもしれません。

そして、スイフトが一番生き生きして感じられたシチュエーションがワインディングでした。

ホットハッチとまではいかないまでも、かなりスポーティな走り方が出来るからです。

ただ、CVTが走りの楽しさをスポイルする部分があったので、是非とも5速MT車で乗りたいと感じました。

最後に燃費についてですが、街中2、高速道路4、ワインディング4の割合で走行して15.7km/L(満タン法)でした。

カタログ燃費(JC08モード)の24km/Lに対して2/3ほどの数値に留まり、やや物足りない結果でしたが、ハイブリッドではないコンパクトカーとしては平均的な実燃費といえそうです。

総合的に見て多少の欠点はあるものの、スイフトはトータルバランスの優れたコンパクトカーであると断言できます。

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ディーラーはメリット大、ですがユーザーは損でしかありません・・・

ディーラーに騙されないためにする事

以前、管理人がフィットを売却した時の例で紹介します。

ディーラーの査定でフィットは52万円と言われました。

まだ年式も新しかったので、その下取り金額が妥当かどうか確かめるために、買取店にも査定してもらう事に。

買取店の査定サイトから申し込むと、概算の買取金額を教えてくれます。

その時の画像です。

 

買取店の査定サイトの概算相場

出た金額は、なんとディーラーよりも20万円以上も高い買取金額でした。

概算とは言え20万円の差額・・・その後ディーラーへ出向き「買取店で75万って言われたんですけど」と伝えてみると、少々待たされましたが「今回決めてくれるなら2万上乗せして77万円で下取ります。もう限界です・・」

ホントに限界かどうか分かりませんが、52万⇒77万=25万円のアップです!

その時の契約書です。

 

フィットの下取り金額

もしディーラーの言う通りに最初の52万円で契約していたら、25万円の大損となっていました。。

この時した事は、査定サイトで表示された買取相場をディーラーへ伝えただけです。

これだけで25万円のアップに成功したので、下取り車がある方は是非参考にしていただきたいと思います。

ちなみに査定サイトで申し込んだ買取店にも見てもらいましたが、本当に限界らしく1万円プラスの78万円を提示されました。

しかし+1万円位なら、納車まで乗っていられることを優先して、今回はディーラーへ出しましたが、買取店の方がそれ以上に高ければ、買取店へ売っても良いでしょうね。

この時利用した査定サイトは、ナビクル車査定です。

1分ほどの入力で買取店への査定申し込み後、画面上に買取相場が表示されるので、今回のようにディーラーの下取りと比較したい方、すぐに相場を知りたい方にはお勧めのサイトです。

 

ディーラーの下取りで損しないためには買取店の査定額と比較をしよう

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