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NBOXを徹底試乗!一般道や高速道路で走行性能や走り、静粛性をインプレッション

NBOXを徹底試乗する!

ホンダの軽スーパーハイトワゴン「N-BOX」はユーティリティーの高さなどが多くの人に受け、ベストセラーカーになっています。

いまN-BOXの購入を検討されている方も、大勢いらっしゃることでしょう。

でも、見るからに重心が高そうな上、軽自動車としては車両重量が重いので、「ちゃんと走るの?」と不安になっている方もいるのではないでしょうか?

そこで、実際にN-BOXを借りて一般道や高速道路で走行性能や走り、静粛性をチェックしてみましたので、是非とも参考にしてみてください!

NBOXの一般道、街乗りでの走りは?

N-BOXで一般道走行

N-BOXには標準系とカスタム系がありますが、試乗したグレードは標準系の「L ホンダセンシング」の2WD車でした。

下から2番目に安いグレードですが、最低限必要な装備が揃っていることから人気グレードになっています。

搭載されるエンジンは自然吸気で、最高出力58ps、最大トルク6.6kg・mというスペックです。

各メーカーの軽自動車用自然吸気エンジンの中で最強のスペックを誇りますが、車両重量が890kgと軽自動車としては重い方なので、ちゃんと走れるのか気掛かりでした。

運転席に乗り込むと、とにかく視界が広々としているので「走りはともかくとして運転はしやすそうだな」と満更でもない気分になりました。

N-BOXの前方視界

 

まずドライビングポジションを決めましたが、ステアリングにチルト機構は備わるものの、テレスコ機構はありません。

N-BOXのチルトステアリング

比較的リーチの長い筆者は問題ありませんでしたが、小柄な女性の方などのためにテレスコ機構もあれば良かったのにと思いました。

一方、最廉価グレードの「G ホンダセンシング」をのぞく全車にシートリフターが備わるので、誰にでも適切なアイポイントが得られるはずです。

軽自動車で問題になりがちなペダルのオフセットですが、やはり若干左側に寄っていました。

N-BOXのペダル

とはいえ、特にドライビングポジションが不自然に感じるほどではありませんでした。

NBOXの街乗りインプレッションスタート!

いまや軽自動車でも当たり前になってきたプッシュスタートスイッチを押し、エンジンを始動。

N-BOXのプッシュスタートスイッチ

アイドリング時のエンジン音は思いのほか静かで、3気筒特有の振動も感じません。

パワートレインの第一印象は、マルです。

N-BOXにはエコモードがあり、任意にオンオフすることができますが、エンジン始動と同時にメーターパネルにグリーンの表示ランプが点灯したことから、エコモードオンがデフォルトであることを知りました。

N-BOXのメーターパネル

まずはエコモードオンのままで走り出しましたが、一般道を流れに乗って走る限り加速性能は必要十分と感じました。

アクセルの開度はやや大きめになりますが、特にそれがストレスになるほどでもありません。

しかし上り坂に差し掛かると、望むスピードを得るためにはアクセルをガバっと踏み込む必要がありました。

試乗した場所は一般道でも坂の多い地域だったので、これはちょっとストレスです。

そこで、エコモードをキャンセルしてみました。

すると、それまでよりはアクセルの踏み込み量が少なくて済むものの、加速感にビックリするほど大きな違いが出るわけではありません。

上り坂ではアクセルを意識的に踏み増ししないと失速してしまう点などは、エコモードオンのときと一緒でした。

また、信号待ちで先頭になった際、青信号と同時にフル加速を試みましたが、誠にノンビリとしたものでした。

アクセルをベタ踏みにしているのに発進はモッサリしていますし、その後も60キロに至るまで加速Gに変化なしです。

追い越しを掛ける際に重要になる40~60キロまでの中間加速も穏やかなので、むやみに追い越しを掛けようという気にはなりません。

結局のところ、ドライバーとガソリン込みで1トン近くに達する車体に対し、いくら業界最強とはいえ660㏄の自然吸気エンジンではいささか荷が重いようです。

静粛性に関してはロードノイズがよく抑えられていますし、エンジン音も一定速度で走行している限り十分静かに感じました。

ただし加速時はエンジン回転がかなり高まるので、それなりに賑やかになります。

ステアリングの操舵力は軽く、長時間運転しても腕に疲労を感じることはまったくありませんでした。

N-BOXのステアリング

これなら、非力な女性ドライバーの方でもラクに運転できるはずです。

また、ステアリングレシオも思ったほどスローではなく、コーナーや交差点も自然な感覚で曲がれました。

ブレーキのフィールはまずまずですが、ペダルを踏む力に対する制動力はもう少し欲しいところ。

減速時に前車に接近気味になり、ホンダセンシングの前車接近警報に注意を促されることが何度かありました。

N-BOXの一般道での走行性能・走りを総括すると、動力性能に関しては平坦な路面なら必要にして十分といえます。

ただ、追い越しを掛けるときや上り坂では、物足りなさを感じたのもまた事実です。

N-BOXは街乗り用に使われることが多いと思いますが、平野部にある街に適しているといえるでしょう。

平地を流れに乗って淡々と走る限り、走行モードはエコモードオンのままでも大きなストレスはないはずです。

NBOXの高速道路での走り・静粛性は?パワー感に不足はあるか?

N-BOXで高速走行(無料画像ダウンロード)

一般道でも決してパワーに余裕があるとはいえなかったN-BOXだけに、高速道路の走行は考えただけで気が重くなりました。

だからといって高速道路での試乗をしないわけにはいかないので、意を決して(?)高速道路に進入する分岐路に入り、料金所を通過。

合流車線から本線に進入する際の加速は、思っていた通りの緩慢なものでした。

勇ましいのは「ウィーーーン!」と盛大に鳴り響くエンジン音だけで、スピードはなかなか上がっていきません。

一般道での60キロまでの加速さえ遅かったのだったのですから、合流時の60キロ~100キロまでの加速が遅いのは当然といえば当然ですね。

それでも、一番左の車線は80キロくらいでゆっくり走行しているトラックなどが多いので、合流に困ることはありませんでした。

しばらく100キロで巡行しましたが、その際のエンジン回転数は3,000回転ほどで、エンジン音はそれほどうるさくはなりません。

ロードノイズも十分抑えられていますし、全身空気抵抗の塊のようなボディ形状の割に風切り音も抑えられているので、静粛性には及第点があげられます。

直進安定性も十分で、ステアリングの応答性が穏やかなことも手伝い、肩に力が入ることなくリラックスして運転できました。

ただし横風には弱く、突風が吹いたときは少し進路が乱されましたが、スーパーハイト系の宿命といえるので仕方ないところでしょう。

NBOXの高速での追い越し加速は?

80キロで走行する大型トラックに追い付いたところで、追い越しにチャレンジ(まさにチャレンジでした!)。

その際、急ハンドル気味に車線変更してみましたが、不安定になるような挙動は感じられませんでした。

肝心の追い越し加速の方は、合流時の加速から想像は付いていましたが、非常に緩慢です。

頑張って120キロまで加速しましたが、100キロを超えてからのスピードメーターの針の上がり方はジワジワという感じで、もどかしいのなんのって・・・。

盛大なエンジン音からエンジンが精いっぱい頑張っていることは伝わってくるのですが、速度が伴わないことから、58馬力の非力さを痛感させられました。

N-BOXの自然吸気グレードの場合、高速道路での追い越しは極力控えた方がよさそうです。

NBOXの中~高速コーナーの走りは?

高速道路のジャンクションは70~80キロくらいで流れていることが多いので、N-BOXでもそのくらいの速度で走ってみました。

Rの比較的ゆるい高速コーナーに減速しないまま進入しましたが、難なくクリア。

明確なアンダーステアは感じるものの、危なっかしい挙動は生じません。

また、車体はそれなりにロールするものの、グラっと急に傾くことはないので不安感もありませんでした。

次に、高速出口のRのきつい中速コーナーでの走りですが、さすがにこのボディ形状ではオーバースピードは危ないと思い、いつもは60キロで進入するところを50キロに抑えました。

この速度でコーナーを回る限りまったく不安を感じることなくクリアできたので、もしかすると60キロでも行けたかもしれません。

N-BOXの高速道路での走りを総括すると、100キロ以下で巡行している限り静粛性は十分で、横風さえ受けなければ直進安定性も十分でした。

合流時の加速には不安があるものの、一旦本線に進入してしまえば思っていた以上に安楽に走れることが分かりました。

ただ、よほど先を急がなければならない場合をのぞき、追い越しは避けた方がよさそうです。

N-BOXの自然吸気車で高速道路を走行する際は、一番左の車線をトラックなどと一緒に80~90キロくらいでゆっくり走るのが似合っています。

もうひとつ付け加えるなら、ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)はやはり便利でした。

非力なN-BOX自然吸気車の場合、上り勾配では意識してアクセルを踏み込まないとスピードが落ちてしまいますが、ACCがあればクルマの方で設定したスピードを維持してくれるからです。

また、遅いトラックなどに追い付いたときも自動的にスピードを落として追従走行してくれるので、この点も便利に感じました。

ワインディングでのNBOXの走りは?

N-BOXでワインディング走行

決してワインディング走行が得意なようには見えないN-BOXですが、目的地に着くためにはワインディング区間を走らなければならないこともあるでしょう。

実際のところ、N-BOXのワインディングでの走りはどうなのでしょうか?

まずコーナリング性能に関してですが、背の高いボディと狭いトレッドから想像するよりはしっかり走ってくれる印象でした。

もちろんこうしたディメンションのボディなので、オーバースピードでコーナーに進入するのは危険ですが、スローイン・ファーストアウトのセオリーさえ守っていれば特に問題なく走れます。

アンダーステアのため旋回の軌跡が膨らみがちになりますし、タイトコーナーに進入する際は(ステアリングレシオがクイックではないので)手が追い付かず「手アンダー」が出てしまいがちですが、センターラインや路肩に近づき過ぎてヒヤリとする、というほどではありません。

動力性能の点では、上り区間ではやはりパワー不足が感じられる場面がありました。

とはいえ、後続車に迷惑を掛けてしまうほどトロくもないので、大きな問題ではありません。

ワインディングの下りでの走りはどうか?

ワインディングの下りではパワー不足の不満はなくなりますが、コーナリングの限界が決して高くないので、ペースはおのずと控えめになります。

エンジンブレーキの効きは「L」レンジに入れればまずまずで、直線では大抵の下り坂でフートブレーキに頼らず一定の速度を維持できました。

しかし、傾斜の強い下り勾配では速度が徐々に上がってしまうこともありましたが、MTやDCTなどと比べエンジンブレーキが弱いCVTなので仕方ないところでしょう。

フートブレーキの効きはガツンと踏んでやれば不足はないものの、通常の踏力での制動力がもう少し欲しいと感じました。

N-BOXのワインディングでの走りを総括すると、決して楽しい気分にはならないものの、控えめのスピードさえ心掛けていれば不安なく走れます。

N-BOXのキャラクターを考えれば、それで十分ではないでしょうか?

NBOXの一般道、高速道路、ワイディングでの走行性能のまとめ

N-BOXのリアビュー

N-BOXを一日借りて一般道、高速道路、ワインディングを走って感じたことは、「こんなボディ形状なのに案外まともに走るな」ということです。

加速こそ緩慢なものの、一般道ではさほど不満なく走れましたし、高速道路も巡行している限りは思いのほか快適でした。

また、ワインディングもペースがあがらないのは仕方ないとして、不安感を感じさせないのはさすがです。

街乗りがメインで、たまに高速道路やワインディングを走るくらいなら、N-BOXの自然吸気車でも十分かなと感じました。

静粛性に関しても、加速時はともかく巡行時は十分満足できます。

ただ、高速道路を利用する機会が多い場合は、合流での加速や追い越し加速が優れるターボ車を選んだ方がよいでしょう。

ちなみに燃費ですが、一般道2、高速道路4、ワインディング4の割合で走行して20.7km/L(車載コンピューターの平均燃費)をマークしました。

カタログ燃費の27km/Lには及ばないものの、これだけ走れば十分でしょう!

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新車を安く買うには、値引きをしてもらうのが一番手っ取り早いですが、下取り車があるならさらに安く買う事が出来ます。

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ディーラーの下取り金額に騙されるな!?

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また「値引きは限界です。その代わり下取り金額に10万円上乗せしたので、これで契約してください!」と言ったセールストークも可能になり、新車の値引きを抑えつつ、契約に繋げる事が出来ます。

ディーラーはメリット大、ですがユーザーは損でしかありません・・・

ディーラーに騙されないためにする事

以前、管理人がフィットを売却した時の例で紹介します。

ディーラーの査定でフィットは52万円と言われました。

まだ年式も新しかったので、その下取り金額が妥当かどうか確かめるために、買取店にも査定してもらう事に。

買取店の査定サイトから申し込むと、概算の買取金額を教えてくれます。

その時の画像です。

 

買取店の査定サイトの概算相場

出た金額は、なんとディーラーよりも20万円以上も高い買取金額でした。

概算とは言え20万円の差額・・・その後ディーラーへ出向き「買取店で75万って言われたんですけど」と伝えてみると、少々待たされましたが「今回決めてくれるなら2万上乗せして77万円で下取ります。もう限界です・・」

ホントに限界かどうか分かりませんが、52万⇒77万=25万円のアップです!

その時の契約書です。

 

フィットの下取り金額

もしディーラーの言う通りに最初の52万円で契約していたら、25万円の大損となっていました。。

この時した事は、査定サイトで表示された買取相場をディーラーへ伝えただけです。

これだけで25万円のアップに成功したので、下取り車がある方は是非参考にしていただきたいと思います。

ちなみに査定サイトで申し込んだ買取店にも見てもらいましたが、本当に限界らしく1万円プラスの78万円を提示されました。

しかし+1万円位なら、納車まで乗っていられることを優先して、今回はディーラーへ出しましたが、買取店の方がそれ以上に高ければ、買取店へ売っても良いでしょうね。

この時利用した査定サイトは、ナビクル車査定です。

1分ほどの入力で買取店への査定申し込み後、画面上に買取相場が表示されるので、今回のようにディーラーの下取りと比較したい方、すぐに相場を知りたい方にはお勧めのサイトです。

 

ディーラーの下取りで損しないためには買取店の査定額と比較をしよう

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