人気のトールワゴンであるトヨタのルーミーとスズキのソリオについて、実際のユーザーの口コミや評価をまとめて比較しています。
価格や外装・内装、乗り心地や実燃費など、メーカーサイトやカタログを見ただけでは分からない、欠点や不満があるかもしれません。
ルーミーとソリオの良い所やデメリットも含めて、ユーザーの評判を調査したので、是非参考にしてみて下さい。
ルーミーとソリオのエクステリアの口コミ・評価を比較
ルーミーのエクステリアの口コミ
ルーミーのエクステリアについてユーザーの口コミを調査すると、カスタムのギラギラしたフロントグリルに賛否が大きく分かれていました。
特に夫婦やカップルで男女の意見が割れているようで、夫(彼氏)はお気に入りだけど、妻(彼女)は嫌がっているパターンが散見され、パートナーが口に出さず、不満をため込んでしまうことも考えられますから、よく話し合って決めた方がいいかも知れません。
※口コミで引き合いに出ていたノア(右)と比較すると、どうしても小ささが目立ってしまう
また、ベース車両(OEM元)がダイハツのトールであるため、リアフェイスが「ダイハツっぽい」という声や「ミニバン人気に乗じてそれらしくデザインしても、ボディがコンパクトなので『安物で無理している感』がかえってダサい」と言った不満が少なからず出ています。
※エアロバンパー(カスタム純正含む)は段差にぶつけてしまうユーザー多し(トヨタディーラー談)
と言っても人気は高く、豊富なカラーバリエーションや充実したカスタムパーツなど、さまざまな個性を演出しやすくなっているため、いじり倒してカッコよく決めたいユーザーには、満足度の高い選択肢として有力です。
個人的に、こういうギラギラ系のフロントマスクは苦手なんだよね。無理して上級ミニバンの真似をしないでもいいのに・・・。デザインの好みは人それぞれだから、こういうフェイスが好きな人が多いのは分かるが、大人しいフェイスのグレードも用意して欲しいかな。
ソリオのエクステリアの口コミ
ソリオのエクステリアの満足度をユーザーの口コミからまとめたところ、クセが少なくて万人受けするデザインを「機能性の追求ゆえ」と見るか「没個性的」と見るかで評価が分かれる傾向が出ています。
全体的にバンディットは精悍でスポーティなスタイルが男性に好評で、ノーマルソリオはマイルドなスタイルが女性にも受け入れられ、日常的に同乗するパートナーがいる場合は、合意を得てから選択するのがいいでしょう。
※ソリオのデザインを先代モデルと比較。モデルチェンジ前に比べて頬がボテッとして、重厚感と合わせて「下ぶくれ」という印象に
口コミを調べていて気になったのは、2015年8月のフルモデルチェンジによって変わったデザインについて「先代の方がよかった」という不満で、比較してみるとソリオユーザーの求めていたデザインとやや乖離しているのかも知れません。
※ソリオのリヤフェイス。遊び心を評価する口コミも
また、テールランプやリヤガーニッシュに対する不満も少なからず出ていたため、運転中は目にしないと言っても、あらかじめ確かめておいた方が後悔しないでしょう。
ルーミーとソリオのエクステリアの口コミ・比較まとめ
ルーミーとソリオのエクステリアについてユーザーの口コミから満足度を比較すると、僅差でソリオが勝利しており、更に不満の少なさでルーミーに差を広げた印象です。
どちらもルーミーカスタム/ソリオバンディットとスポーティグレードが設定されているものの、メッキのギラギラ感に女性ユーザーの抵抗感が共通しており、十分に話し合って納得の上で購入した方がいいでしょう。
ルーミーとソリオのインテリアの口コミ・評価を比較
ルーミーのインテリアの口コミ
ルーミーのインテリアに関してユーザーの口コミを調べると、広くて解放的な車内空間と収納の多さに定評がある一方で、各収納の中途半端さやドアの薄さによる安全性能の疑問感、そして全体的な安っぽさに少なからぬ不満の声が上がっていました。
※上:賛否が分かれるステッチ調のメーターフード/下:エアコン吹き出し口前のドリンクホルダー。畳めばスマホ立てにもなるアイディアデザイン
ただ、細部をよく見ると各部に工夫もこらされており、限られたコストの中ではよくやっている、という好評価もなされています。
インパネのデザインはオーソドックスだが、メーターは見やすいしスイッチ類の操作性も悪くない。質感はちょっとチープだが、リッターカーはこれで十分だと思うぞ。
ソリオのインテリアの口コミ
※ソリオとバンディットではインテリアのデザインに大差はありません。
ソリオのインテリアの満足度をユーザーの口コミからまとめると、広くて解放的な車内空間と豊富な収納やシートアレンジなど、使い勝手のよさが高く評価されている一方で、価格相応な質感の低さやセンターメーターの違和感などに不満が寄せられていました。
※車内のウォークスルーで子供の世話や荷物の出し入れも簡単に
良い点としては、後席と行き来が自由にできるウォークスルーや、シンプルで飽きの来ないデザインなどが人気となっています。
ルーミーとソリオのインテリアの口コミ・比較まとめ
ルーミーとソリオのインテリアについてユーザーの口コミを比較したところ、それぞれ豊富な収納や広い車内空間に定評があるものの、より使い勝手のよいソリオが優勢となっていました。
ただし、ソリオのセンターメーターは慣れる人・慣れない人が分かれるようなので、実際に運転する上で大丈夫そうか、しっかりと試乗した方がいいでしょう。
ルーミーとソリオの運転&走行性能の口コミ・評価を比較
ルーミーの運転&走行性能の口コミ
ルーミーの運転&走行性能に関するユーザーの口コミを集めたところ、タウンユースには十分な水準を満たしている(満足というより妥協に近い)一方で、特にノンターボの非力さやガサツな3気筒エンジンなど、高速道路や長距離移動の多いユーザーから不満が集まっていました。
※ルーミーに装備された自動ブレーキ(スマートアシストⅢ)
また、最廉価グレードのXには自動ブレーキを備えたスマートアシストⅢが標準装備されておらず、高齢者による操作ミスなどが問題視されている昨今、全グレード安全装備の標準化が望まれています。
ルーミーのノンターボ車に試乗したが、街乗りなら必要十分なパワーがあるものの、山道の上りや高速道路はキツい。特に高速での追い越し加速は、絶望的にトロい!(笑)ハンドリングは見た目より良く、ワインディングでも不安なく走れるぞ。
ソリオの運転&走行性能の口コミ
ソリオの運転&走行性能の満足度を調査するためユーザーの口コミを集めてみると、全体的に「思ったより良かった」という評判が大半を占めていました。その一方で「なんちゃってハイブリッド」と言われるようにハイブリッドの恩恵(モーターアシスト)が感じられない不満も出ています。
※ソリオのECOモードスイッチとパドルシフト
また、燃費重視なECOモードのもっさり感や、廉価グレードにパドルシフトがないなど、不満がない訳でもないようです。
ルーミーとソリオの運転&走行性能の口コミ・比較まとめ
ルーミーとソリオの運転&走行性能をユーザーの口コミから比較すると、満足度では前評判を裏切るスペックの高さから、ルーミーに軍配が上がりました。
街乗りメインであればルーミーも視野に、坂道や高速道路も利用が多ければソリオが有利となりそうです。
下取り車があるなら相場を調べておこう
値引き相場や欲しいグレードが決まってこれからディーラー巡りをするなら、事前に下取り車の相場を調べておくと、ディーラーの査定が高いか安いかの判断が出来ます。
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ルーミーとソリオの乗り心地の口コミ・評価を比較
ルーミーの乗り心地の口コミ
ルーミーの乗り心地についてユーザーの口コミを調査したところ、街乗りであれば問題ないという評価が多い一方で、高速走行ではノイズや振動などが大きく、長時間&長距離移動には不向きである傾向が見えてきました。
ちなみに後席の座り心地に関する「利害の一致」とは、座り心地の改善にコストをかけたくないメーカーと、少しでも安く購入したいユーザーが、互いに座り心地を妥協する傾向を指します。
一方で「言われているほど悪くない」と感じるユーザーも少なからずいるため、実際に試乗して自分自身との相性を確かめるのが一番です。
乗り心地は決して上質というわけではないが、運転席に座っている限り大きな不満はない。ただ、後席はクッションが薄いのでお尻が痛くなるかも・・・。静粛性の点では、非力だから仕方ないが加速中はエンジン音がうるさい。
ソリオの乗り心地の口コミ
ソリオの乗り心地についてユーザーの口コミをまとめると、街中では快適に走れる一方で、高速走行だと不安定になりやすい傾向が見られ、また、前に乗っていた車両によって評価が大きく分かれていました。
また、同乗者にとっては快適でも運転手は「楽しくない」という口コミも多く、ソリオは自分で楽しむよりも同乗者に対する「おもてなし」に秀でており、「スポーティに走れそうな男っぽい外観とは裏腹に、女性的なきめ細やかさがある」との口コミもあります。
ルーミーとソリオの乗り心地の口コミ・比較まとめ
ルーミーとソリオの乗り心地に関する満足度をユーザーの口コミから比較した結果、ルーミーに軍配が上がりました。
※ルーミーとソリオの後列シート。ソリオは中央のヘッドレストがない(オプション設定もなし)
しかし、どっちも5人フル乗車だとリヤサスが沈んで乗り心地が悪くなる傾向があるため、基本は4人乗り(5人目はあくまで緊急時用)と考えておいた方が良さそうです。
ルーミーとソリオの燃費の口コミ・評価を比較
ルーミーの燃費の口コミ
ソリオの燃費の口コミ
ルーミーとソリオの燃費の口コミ・比較まとめ
ルーミーとソリオの燃費についてユーザーの口コミを比較すると、ガソリン車の平均実燃費はほぼ同じながら、ハイブリッド&マイルドハイブリッドの好燃費から満足度に大きな差が出る結果となりました。
また、ターボの加速性能についてもあまり満足度が高くなかったことから、燃費の悪さに理解が得られていないこともルーミーのマイナス要因となっているようです。
ところで、実燃費は運転の仕方や道路状況などの走行条件によって大きく変わってきますから、参考として道路状況ごとの実燃費データを以下にまとめます。
ルーミーとソリオの価格の口コミ・評価を比較
ルーミーの価格の口コミ
ソリオの価格の口コミ
ルーミーとソリオの価格の口コミ・比較まとめ
ルーミーとソリオの価格の口コミを比較すると、どちらも価格相応なクオリティは認められているものの、後発である分ルーミーには厳しい評価が下され、満足度でソリオに軍配が上がっています。
ただ、ソリオはハイブリッドのコストパフォーマンスや、実用性重視で所有欲などに難点があるため、やはり「実際に自分が買って満足or納得できるか」確かめておくのが大切です。
ルーミーとソリオの口コミ評価・比較まとめ
満足度 | ルーミー | ソリオ |
---|---|---|
エクステリア | 50.8% | 52.7% |
インテリア | 46.3% | 61.5% |
走行性能 | 42.3% | 65.1% |
乗り心地 | 49.5% | 41.3% |
燃費 | 47.5% | 62.1% |
価格 | 50.8% | 64.5% |
総合評価 | 47.8% | 57.8% |
以上、ルーミーとソリオの満足度についてユーザーの口コミを比較してきましたが、総合評価も入れて1対6でソリオの勝利となりました。
どっちもよい車という定評は得ながら、ルーミーは「後発でありながら、ライバル車を(わざと)越えなかった」トヨタの姿勢に対する厳しい目が向けられたことがネックとなり、本来のクオリティを下回る結果となっています。
ただ、それでは「先進装備てんこ盛り&フルスペック」な代わり、価格はいくら上がってもいいかと言われれば、やはり経済性も無視できないため、コンパクトカー相応に価格や性能を抑え込んでいることにも一定の理解が必要です。
また、全体的に高水準なソリオの中で乗り心地については大きく満足度を落としており、他のメリットを差し引いても看過できないデメリットとなるリスクもあるため、ルーミーもソリオも実際に試乗して、後悔のないよう吟味しておきたいところです。
※以下で両車の値引き情報やリセール情報を公開しているので、参考にどうぞ
下取り車があれば、さらに新車が安く買える【マンガ付き】
新車を安く買うには、値引きをしてもらうのが一番手っ取り早いですが、下取り車があるならさらに安く買う事が出来ます。
やり方はとても簡単なので、是非参考にしてみて下さい。
ディーラーの下取り金額に騙されるな!?
新車へ買い替えるなら、下取り車をディーラーで査定してもらうのが一般的でしょう。
しかしここで注意してもらいたいのが、「ディーラーは下取り金額を低めに見積もっている」事なんです。
本来あるはずの下取り相場より安く買えれば、新車値引きを多少多くしても、ディーラーは下取り車の利益で回収できてしまう訳ですね。
また「値引きは限界です。その代わり下取り金額に10万円上乗せしたので、これで契約してください!」と言ったセールストークも可能になり、新車の値引きを抑えつつ、契約に繋げる事が出来ます。
ディーラーはメリット大、ですがユーザーは損でしかありません・・・
ディーラーに騙されないためにする事
以前、管理人がフィットを売却した時の例で紹介します。
ディーラーの査定でフィットは52万円と言われました。
まだ年式も新しかったので、その下取り金額が妥当かどうか確かめるために、買取店にも査定してもらう事に。
買取店の査定サイトから申し込むと、概算の買取金額を教えてくれます。
その時の画像です。
出た金額は、なんとディーラーよりも20万円以上も高い買取金額でした。
概算とは言え20万円の差額・・・その後ディーラーへ出向き「買取店で75万って言われたんですけど」と伝えてみると、少々待たされましたが「今回決めてくれるなら2万上乗せして77万円で下取ります。もう限界です・・」
ホントに限界かどうか分かりませんが、52万⇒77万=25万円のアップです!
その時の契約書です。
もしディーラーの言う通りに最初の52万円で契約していたら、25万円の大損となっていました。。
この時した事は、査定サイトで表示された買取相場をディーラーへ伝えただけです。
これだけで25万円のアップに成功したので、下取り車がある方は是非参考にしていただきたいと思います。
ちなみに査定サイトで申し込んだ買取店にも見てもらいましたが、本当に限界らしく1万円プラスの78万円を提示されました。
しかし+1万円位なら、納車まで乗っていられることを優先して、今回はディーラーへ出しましたが、買取店の方がそれ以上に高ければ、買取店へ売っても良いでしょうね。
この時利用した査定サイトは、ナビクル車査定です。
1分ほどの入力で買取店への査定申し込み後、画面上に買取相場が表示されるので、今回のようにディーラーの下取りと比較したい方、すぐに相場を知りたい方にはお勧めのサイトです。
ディーラーや買取店で査定額が付かなければ廃車買取業者に依頼する
ディーラーや買取店で査定額が付かなければ、廃車業者に直接売った方が高くなる可能性があります(廃車なら買取店はマージンだけ取って廃車業者へ渡すだけ)。
廃車の目安はグーネットやカーセンサーで下取り車に近い条件の車両が20万円以下で売られていたら、その車両はほぼ廃車価格の仕入れです。その場合は廃車業者に直接売った方が高くなる可能性が高いでしょう。事故車や不動車も以下の廃車業者に売れます。