ここでは、軽トールワゴンとして人気が高いホンダのNBOX&NBOXカスタム、とスズキのスペーシア&スペーシアカスタムについて、ユーザーの口コミをまとめて比較しています。
価格や外装・内装、乗り心地や実燃費など、メーカーサイトやカタログを見ただけでは分からない、欠点や不満があるかもしれません。
NBOXとスペーシアの良い所やデメリットも含めて、ユーザーの評判を調査したので、是非参考にしてみて下さい。
NBOXとスペーシアのエクステリアの口コミ・評価を比較
NBOXのエクステリアの口コミ
NBOXのエクステリアに関する満足度をユーザーの口コミより調査すると、万人受けするシンプルな造形の中に盛り込まれたさりげない質感の演出が高く評価されているのがわかります。
NBOXのマイルドさとNBOXカスタムのスポーティさが人気を呼んでいる一方で、2017年8月のフルモデルチェンジであまり変わり映えしていない点に不満の声が上がっています。
※↑先代のエクステリア。ノーマルはあまり変わり映えせず、カスタムは現行モデルより押し出し感が強かった印象
また、NBOXカスタムはオラオラ感に対する不評を受けてかフルモデルチェンジでやや洗練されたものの、これまた中途半端であると不満の口コミが目立ち、ユーザーはNBOXとNBOXカスタムのはっきりした個性分けを望んでいるようです。
賛否両論あるが、機能美に溢れるグッドデザインだと思うぞ。カスタム系のフロントマスクも下品さがなく、これはこれでいいんじゃないかな?
スペーシアのエクステリアの口コミ
スペーシアのエクステリアの満足度をユーザー口コミから調べたところ、スーツケースをモチーフにしたボクシーながら丸みのあるデザインが好評を集めており、カスタムの「ワル顔」とそれぞれキャラクター分けがされている点も評価が高くなっています。
※スペーシアカスタムのフロントグリル。言われてみると「腹黒く笑っている」ように見えなくもない
その一方で可愛らしすぎるノーマルや、カスタムのギラギラ感に抵抗のあるユーザー(主に高齢者や男性)も少なからずいて、もう少し中庸感が欲しいという声も出ています。
NBOXとスペーシアのエクステリアの口コミ・比較まとめ
NBOXとスペーシのエクステリアについてユーザーの口コミを比較すると、満足度はNBOXが優っていたものの、カスタムの個性感ではスペーシアに今一歩の印象でした。
また、スペーシアも万人受け度では決して引けをとるものではなく、NBOXの後発としてライバル視こそしていながら、追従に妥協せずNBOXとは異なるアプローチで挑んでいく姿勢が高く評価されています。
一方のNBOXは、初代がヒットした事でフルモデルチェンジ後(2代目)はデザインが「守り」に入っており、今後は売れる要素と合わせてチャレンジ精神の奮起が期待されます。
NBOXとスペーシアのインテリアの口コミ・評価を比較
NBOXのインテリアの口コミ
NBOXのインテリアについての口コミをユーザーからまとめたところ、広くて快適な車内空間やメーター類などのイルミネーションなど、軽自動車とは思えない高級な質感が人気を集めているのがわかりました。
※前列のドリンクホルダー。助手席側は膝に、運転席側はライトレバーに干渉しやすいと不評
その一方で、出っ張ったナビやメーターによる視界の悪さや収納量の中途半端さといった使い勝手の悪さや、後席スライド操作部がバンドだったり、細部をよく見るとネジやボルトが目についたりといったアンバランスも見られるため、気になる方は注意してチェックした方がいいでしょう。
インパネやドアトリムの質感の高さは、ヘタなコンパクトカー顔負けだ。ステアリング越しに見るメーターも、見やすくていいぞ。前席の収納が豊富な点も評価できるが、ドリンクホルダーの位置は確かに微妙かも・・・。
スペーシアのインテリアの口コミ
スペーシアのインテリアについてユーザーの満足度を口コミからまとめると、モチーフとしているスーツケース感に対する好みで評価が分かれる印象でした。
スリムサーキュレーターや直接風の当たらないエアコンルーバー、UV&IRカットガラスなど女性ユーザーのニーズに応える細やかな配慮に加えて、フロントガラスに走行情報を映写するヘッドアップディスプレイはその先進感と利便性が人気となっています。
※視線移動が少なくなって快適と評判なヘッドアップディスプレイ
他にもコストを削減しながらもオリジナリティの追求も忘れないポップなデザインや気の利いた豊富な収納など、高いユーティリティが多くのユーザーから評価されている一方で、素材のチープ感や後方の手薄さ(視界や座り心地など)も指摘されています。
NBOXとスペーシアのインテリアの口コミ・比較まとめ
NBOXとスペーシアのインテリアについてユーザーの口コミから満足度を比較すると、ほぼ僅差でスペーシアに軍配が上がったものの、それぞれ個性が異なるため、自分との相性を確かめた方がいいでしょう。
※NBOXとスペーシアのインパネトレー形状の違い
全体的には手っとり早い使い勝手を追求するNBOX、女性的な細やかさが嬉しいスペーシアという印象で、インパネ回りの形状(オープントレーなNBOXと、アッパーボックスの蓋がついたスペーシア)がそれを象徴しているようです。
NBOXとスペーシアの運転&走行性能の口コミ・評価を比較
NBOXの運転&走行性能の口コミ
NBOXの運転&走行性能についてユーザーの口コミを調べたところ、ターボ車の加速性能やNA車でも普段使いには十分なスペックと上質な走り、ホンダセンシングの安全性能や取り回しのよさなどが高く評価されていました。
※高性能に定評があるACCだが、NBOXでの実用性には疑問の声も
その一方で、スポーティに走りたいユーザーからはNAの「今一歩な非力さ」に対する不満や、せっかくACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)がついているのに肝心の燃料タンクが25~27Lしかなく、そもそも長距離移動が厳しいことから、宝の持ち腐れ感も指摘されています。
NAでも街中での加速性能は十分だったが、高速道路では明らかにパワー不足。高速道路を利用する機会が多いなら、断然ターボがおススメ!ハンドリングは思ったよりは良かったが、あくまでも背高系なのでワインディングが楽しいわけではない。
スペーシアの運転&走行性能の口コミ
スペーシアの運転&走行性能に関するユーザー満足度を口コミから調査すると、街中では十分なスペックや取り回しの良さが高く評価されている一方で、高速走行での非力さやふらつき、マイルドハイブリッドの充電抵抗に違和感を覚えるなどの不満も出ていました。
街乗りメインならNAで十分、高速道路も利用するならターボが便利ですが、ターボはスペーシアカスタムにしか設定されておらず、例の「ワル顔」が嫌いなユーザーからは「仕方なく選んだ」という声も散見されます。
NBOXとスペーシアの運転&走行性能の口コミ・比較まとめ
NBOXとスペーシアの運転&走行性能の口コミを比較すると、ユーザーの満足度は僅差でスペーシアの勝利でしたが、基本的な傾向は同じで、かつ車としてのスペックやクオリティはNBOXの方が高く評価されていました。
これは軽トールワゴンに「そこまで高水準のスペックは求めていない」「むしろ多少は性能を落としてでも安い方が助かる」と言ったユーザーの経済事情も関係しているものと考えられます。
下取り車があるなら相場を調べておこう
値引き相場や欲しいグレードが決まってこれからディーラー巡りをするなら、事前に下取り車の相場を調べておくと、ディーラーの査定が高いか安いかの判断が出来ます。
以下の買取店で一度査定を受けておくと、ディーラーの査定額に惑わされず、値引き交渉を有利に進める事が出来るでしょう。
買取店の査定はもちろん無料、さらに無料で出張査定にも来てくれます。
ネット上で概算価格が分かる、ナビクル車査定です。一度に複数の買取店へ無料査定を依頼できるので、買取店同士が競い合い高額査定が期待できます。45秒で入力後、画面上に買取店の相場が表示されます。
NBOXとスペーシアの乗り心地の口コミ・評価を比較
NBOXの乗り心地の口コミ
NBOXの乗り心地の口コミをユーザーからまとめてみると、全体的に「軽自動車とは思えない上質感」と評価する口コミ、またスペーシアをはじめライバル車よりも優れている、とジャッジする声も多く上がっており、絶対的・相対的なハイクオリティが期待されます。
荒れた路面でもヘタなコンパクトカーよりも乗り心地がいいし、シートの出来も結構いい。静粛性は軽自動車としては高い方で、高速走行時の風切り音も見た目のイメージと違って意外と静かだぞ。
スペーシアの乗り心地の口コミ
スペーシアの乗り心地について口コミを集めたところ、こちらもNBOXと比較しているユーザーが多く、硬めの足回りで後席がNBOXより酔いにくく、またサーキュレーターによる空調効率の高さなどがファミリーユースでのアドバンテージとなっていました。
※車内温度を均一化し、空調効率を高めるサーキュレーター
その一方で、NBOXの上質感には引けをとっている面もあり、どっちも一長一短の印象です。
NBOXとスペーシアの乗り心地の口コミ・比較まとめ
NBOXとスペーシアの乗り心地に関するユーザーの口コミを比較すると、NBOXは柔らかめ、スペーシアはやや硬めの足回りで、それぞれ上質感と快適性で個性が分かれているようです。
どちらが良い悪いというより、自分自身や家族と車の相性が大事ですから、できれば家族みんなで試乗するのがいいでしょう。
NBOXとスペーシアの燃費の口コミ・評価を比較
NBOXの燃費の口コミ
スペーシアの燃費の口コミ
NBOXとスペーシアの燃費の口コミ・比較まとめ
NBOXとスペーシアの燃費の満足度についてユーザーの口コミを比較すると、マイルドハイブリッド車であるスペーシアの方が実燃費ともども有利となっているものの、ガソリン車であるNBOXも決して悪くはなく、善戦していると言えるでしょう。
また、実燃費は走り方や道路交通状況など条件によっても違ってきますから、以下に参考として走行条件ごとの実燃費データをまとめておきます。
NBOXとスペーシアの価格の口コミ・評価を比較
NBOXの価格の口コミ
スペーシアの価格の口コミ
NBOXとスペーシアの価格の口コミ・比較まとめ
NBOXとスペーシアの価格についてユーザーの口コミを比較すると、共に軽自動車の従来イメージを超えた装備やスペックに納得している傾向が示されています。
しかし、性能と比例して価格が上がっていることもあって「軽自動車にそこまで求めていない」「ユーザーが何を求めているのか(≒安さを重視していることを)考えて欲しい」などの不満もあり、「この価格帯で落ち着いて欲しい」という口コミがそれを表していました。
NBOXとスペーシアの口コミ評価・比較まとめ
満足度 | NBOX | スペーシア |
---|---|---|
エクステリア | 84.3% | 79.8% |
インテリア | 75.9% | 77.5% |
走行性能 | 69.6% | 70.2% |
乗り心地 | 70.4% | 74.8% |
燃費 | 64.2% | 69.9% |
価格 | 71.7% | 67.9% |
総合評価 | 72.6% | 73.3% |
以上、NBOXとスペーシアの満足度をユーザーの口コミから比較してきましたが、総合評価も加えて2対5でスペーシアの勝利となりました。
全体的に「完成度の高さならNBOX、軽自動車そこそこでよければスペーシア」という総評が多くありますが、そのお手頃感がより多くのユーザーから支持されたものと考えられます。
ただし、実際の満足感は自分と車との相性がものを言いますから、どちらも一度は試乗して確かめるのが一番です。
※以下で両車の値引き情報やリセール情報を公開しているので、参考にどうぞ
下取り車があれば、さらに新車が安く買える【マンガ付き】
新車を安く買うには、値引きをしてもらうのが一番手っ取り早いですが、下取り車があるならさらに安く買う事が出来ます。
やり方はとても簡単なので、是非参考にしてみて下さい。
ディーラーの下取り金額に騙されるな!?
新車へ買い替えるなら、下取り車をディーラーで査定してもらうのが一般的でしょう。
しかしここで注意してもらいたいのが、「ディーラーは下取り金額を低めに見積もっている」事なんです。
本来あるはずの下取り相場より安く買えれば、新車値引きを多少多くしても、ディーラーは下取り車の利益で回収できてしまう訳ですね。
また「値引きは限界です。その代わり下取り金額に10万円上乗せしたので、これで契約してください!」と言ったセールストークも可能になり、新車の値引きを抑えつつ、契約に繋げる事が出来ます。
ディーラーはメリット大、ですがユーザーは損でしかありません・・・
ディーラーに騙されないためにする事
以前、管理人がフィットを売却した時の例で紹介します。
ディーラーの査定でフィットは52万円と言われました。
まだ年式も新しかったので、その下取り金額が妥当かどうか確かめるために、買取店にも査定してもらう事に。
買取店の査定サイトから申し込むと、概算の買取金額を教えてくれます。
その時の画像です。
出た金額は、なんとディーラーよりも20万円以上も高い買取金額でした。
概算とは言え20万円の差額・・・その後ディーラーへ出向き「買取店で75万って言われたんですけど」と伝えてみると、少々待たされましたが「今回決めてくれるなら2万上乗せして77万円で下取ります。もう限界です・・」
ホントに限界かどうか分かりませんが、52万⇒77万=25万円のアップです!
その時の契約書です。
もしディーラーの言う通りに最初の52万円で契約していたら、25万円の大損となっていました。。
この時した事は、査定サイトで表示された買取相場をディーラーへ伝えただけです。
これだけで25万円のアップに成功したので、下取り車がある方は是非参考にしていただきたいと思います。
ちなみに査定サイトで申し込んだ買取店にも見てもらいましたが、本当に限界らしく1万円プラスの78万円を提示されました。
しかし+1万円位なら、納車まで乗っていられることを優先して、今回はディーラーへ出しましたが、買取店の方がそれ以上に高ければ、買取店へ売っても良いでしょうね。
この時利用した査定サイトは、ナビクル車査定です。
1分ほどの入力で買取店への査定申し込み後、画面上に買取相場が表示されるので、今回のようにディーラーの下取りと比較したい方、すぐに相場を知りたい方にはお勧めのサイトです。
ディーラーや買取店で査定額が付かなければ廃車買取業者に依頼する
ディーラーや買取店で査定額が付かなければ、廃車業者に直接売った方が高くなる可能性があります(廃車なら買取店はマージンだけ取って廃車業者へ渡すだけ)。
廃車の目安はグーネットやカーセンサーで下取り車に近い条件の車両が20万円以下で売られていたら、その車両はほぼ廃車価格の仕入れです。その場合は廃車業者に直接売った方が高くなる可能性が高いでしょう。事故車や不動車も以下の廃車業者に売れます。