欲しい車種やオプションが決まったら、諸費用も含めて全部で幾らになるのか?新車の見積もりしてもらう事で正確な金額が分かります。
おおよその予算を決める上でも早めに見積もりを取るといいでしょう。
また新車の見積書に記載されている諸費用の内訳も解説します。
新車の見積書を入手するには?
新車の見積書は、ディーラー・販売店に行って、「○○の見積もりを下さい」と営業マンに言えば、喜んで作ってくれるでしょう。
展示車のチェックや試乗の後に、見積もりを作ってもらうケースが多いです。
しかしディーラーなどで見積もりを作ってもらう前に、事前にインターネットで見積もりを取って予備知識を入れて行ったほうが良いでしょう。
後々値引き交渉をする場合、総額でいくらになるのか分かっていたほうが自分のペースで交渉できます。
特に初めて新車を買う人は、諸費用を含めた総支払額が分かっていないと、営業マンのペースで交渉が進んでしまい、余分なセットオプションやJAFの入会費用などが計上されてしまいます。
事前に簡単なネット見積もりを取って予備知識を入れて行けば、値引き交渉する際に有利でしょう。
住所、電話番号の記入が不要!ネット上で見積もりが確認できます。
新車見積もりの諸費用を解説
新車は車両本体価格だけでは買えません。消費税、自動車所得税、登録費用など諸々の諸費用が掛かります。
ここでは諸費用の内訳を紹介します。
【自動車税】
毎年4月に払う税金です。年度の途中で車を買うときは、月割りで年度分を納税します。
【自動車所得税】
車を買う時だけ課税されます。
車両本体価格(標準価格)の90%から1000円未満を切り捨てた額に、5%(軽自動車は3%)を掛けた額がおおむね課税されます。
【自動車重量税】
車購入時と車検毎に課税されます。
【消費税】
車両本体価格とオプションの金額、ディーラーの手続き代行費用などに8%課税されます。
【自賠責保険】
自賠責保険(強制保険)に加入しないとナンバー登録できません。登録時と車検毎に更新します。
【納車費用】
車を準備してユーザーの自宅まで車を届けてくれる費用です。自分でディーラーへ取りに行けば、掛からない費用です。
【OSS申請代行費用】
OSS(ワンストップサービス)の略で、陸運局へ出向かなくてもパソコン等を使ってネットワークで手続きが行えます。
陸運支局でナンバーを取得するための手続き代行費用と車庫証明の取得代行費用も含まれています。
検査登録代行費用
OSS申請ではなく、従来通り陸運支局で手続きをするタイプの方法で手続きを代行する費用です。
車庫証明手続き代行費用
警察署へ出向いて車庫証明を取得のための手続き代行費用です。自分でも比較的簡単に取得出来るので、自分で取ればカットできる費用です。
手続きによる違いのみで、検査登録代行費用+車庫証明手続き代行費用の合計と、OSS申請代行費用は、ほぼ同額です。
【ナンバープレート代金】
各都道府県で金額は異なりますが、ナンバープレートの代金は1500円位です。
【預かり法定費用】
検査登録や車庫証明の印紙代です。
新車総額に対しての概算の諸費用
車両本体価格 |
諸費用 |
車両本体価格 |
諸費用 |
---|---|---|---|
100万円 (軽) |
約12万円 |
350万円 |
約29万円 |
150万円 |
約18万円 |
400万円 |
約32万円 |
200万円 |
約22万円 |
450万円 |
約33万円 |
250万円 |
約25万円 |
500万円 |
約35万円 |
300万円 |
約28万円 |
550万円 |
約35万円 |
※ハイブリッドは減税によりおよそ8~20万円ほど諸費用が安くなります。
車に掛かる各種税金・保険
排気量別自動車税一覧
登録月 |
年額 |
4月 |
5月 |
6月 |
7月 |
8,月 |
9月 |
10月 |
11月 |
12月 |
1月 |
2月 |
3月 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
総排気量(cc) |
|||||||||||||
~660 |
7,200 |
— |
— |
— |
— |
— |
— |
— |
— |
— |
— |
— |
— |
661~1000 |
29,500 |
27,000 |
24,500 |
22,100 |
19,600 |
17,200 |
14,700 |
12,200 |
9,800 |
7,300 |
4,900 |
2,400 |
— |
1001~1500 |
34,500 |
31,600 |
28,700 |
25,800 |
23,000 |
20,100 |
17,200 |
14,300 |
11,500 |
8,600 |
5,700 |
2,800 |
— |
1501~2000 |
39,500 |
36,200 |
32,900 |
29,600 |
26,300 |
23,000 |
19,700 |
16,400 |
13,100 |
9,800 |
6,500 |
3,200 |
— |
2001~2500 |
45,000 |
41,200 |
37,500 |
33,700 |
30,000 |
26,200 |
22,500 |
18,700 |
15,000 |
11,200 |
7,500 |
3,700 |
— |
2501~3000 |
51,000 |
46,700 |
42,500 |
38,200 |
34,000 |
29,700 |
25,500 |
21,200 |
17,000 |
12,700 |
8,500 |
4,200 |
— |
3001~3500 |
58,000 |
53,100 |
48,300 |
43,500 |
38,600 |
33,800 |
29,000 |
24,100 |
19,400 |
14,500 |
9,600 |
4,800 |
— |
3501~4000 |
66,500 |
60,900 |
55,400 |
49,800 |
44,300 |
38,700 |
33,200 |
27,200 |
22,100 |
16,600 |
11,000 |
5,500 |
— |
4001~4500 |
76,500 |
70,100 |
63,700 |
57,300 |
51,000 |
44,600 |
38,200 |
31,800 |
25,500 |
19,100 |
12,700 |
6,300 |
— |
自賠責保険料
— |
37ヶ月 | 36ヶ月 | 25ヶ月 | 24ヶ月 | 13ヶ月 | 12ヶ月 |
軽自動車 |
35,610 | 34,820 | 25,880 | 25,070 | 15,960 | 15,130 |
自家用自動車 |
36,780 | 35,950 | 26,680 | 25,830 | 16,380 | 15,520 |
自動車重量税
— | 車両重量 0.5t以下 |
車両重量 1t以下 |
車両重量 1.5t以下 |
車両重量 2t以下 |
車両重量 2.5t以下 |
車両重量 3t以下 |
自家用 軽自動車 |
新車(3年) | 12,300 | 24,600 | 39,600 | 49,200 | 61,500 | 73,800 | 9,900 |
継続車検(2年) | 8,200 | 16,400 | 24,600 | 32,800 | 41,000 | 49,200 | 6,600 |
本則税率(3年) | 7,500 | 15,000 | 22,500 | 30,000 | 37,500 | 45,000 | 7,500 |
※エコカー減税により、上記より重量税が安くなる車種やグレードがあります
下取り車の金額で絶対に損しないためにすること【マンガ付き】
新車を安く買うには、値引きをしてもらうのが一番手っ取り早いですが、下取り車があるならさらに安く買う事が出来ます。
やり方はとても簡単なので、是非参考にしてみて下さい。
ディーラーの下取り金額に騙されるな!?
新車へ買い替えるなら、下取り車をディーラーで査定してもらうのが一般的でしょう。
しかしここで注意してもらいたいのが、「ディーラーは下取り金額を低めに見積もっている」事なんです。
本来あるはずの下取り相場より安く買えれば、新車値引きを多少多くしても、ディーラーは下取り車の利益で回収できてしまう訳ですね。
また「値引きは限界です。その代わり下取り金額に10万円上乗せしたので、これで契約してください!」と言ったセールストークも可能になり、新車の値引きを抑えつつ、契約につなげる事が出来ます。
ディーラーはメリット大、ですがユーザーは損でしかありません・・・
ディーラーに騙されないためにする事
以前、管理人がフィットを売却した時の例で紹介します。
ディーラーの査定でフィットは52万円と言われました。
まだ年式も新しかったので、その下取り金額が妥当かどうか確かめるために、買取店にも査定してもらう事に。
買取店の査定サイトから申し込むと、概算の買取金額を教えてくれます。
その時の画像です。
出た金額は、なんとディーラーよりも20万円以上も高い買取金額でした。
概算とは言え20万円の差額・・・その後ディーラーへ出向き「買取店で75万って言われたんですけど」と伝えてみると、少々待たされましたが「今回決めてくれるなら2万上乗せして77万円で下取ります。もう限界です・・」
ホントに限界かどうか分かりませんが、52万⇒77万=25万円のアップです!
その時の契約書です。
もしディーラーの言う通りに最初の52万円で契約していたら、25万円の大損となっていました。。
この時した事は、査定サイトで表示された買取相場をディーラーへ伝えただけです。
これだけで25万円のアップに成功したので、下取り車がある方は是非参考にしていただきたいと思います。
ちなみに査定サイトで申し込んだ買取店にも査定してもらいましたが、本当に限界らしく1万円プラスの78万円を提示されました。
しかし+1万円位なら、納車まで乗っていられることを優先して、今回はディーラーへ出しましたが、買取店の方がそれ以上に高ければ、買取店へ売っても良いでしょうね。
この時利用した査定サイトは、ナビクル車査定です。
1分ほどの入力で買取店への査定申し込み後、画面上に買取相場が表示されるので、今回のようにディーラーの下取りと比較したい方、すぐに相場を知りたい方にはお勧めのサイトです。
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