タンクのグレード選びにあたり、迷っている人も多いと思います。特に、
- XとX Sの違いは?
- GとX Sはどっちがいいの?
- 売れ筋のカスタム GとGの違いは?
などが悩みどころでしょう。
このページではグレード選びの悩みを解決できるよう、タンクのグレードごとの装備の違いや価格差が妥当かどうかなどを検証しながら、おすすめグレードを紹介します。
更に主要装備についても詳しく解説すると同時に、ペダルの踏み間違いによる暴走事故を抑制する「踏み間違い防止機能」はどのグレードに付いているのかについても紹介!
また当社中古車販売店ならではの、業者オートオークション取引台数から割り出した、売れているグレードの人気ランキングと、3年後のリアルなリセール予測も紹介しているので、タンクのグレード選びの参考にどうぞ。
タンクのグレード一覧
グレード名 | 価格(円) | カタログ燃費(km/L) |
---|---|---|
1.0 X | 1,463,400 | 24.6 |
1.0 X “S” | 1,528,200 | 24.6 |
1.0 G | 1,684,800 | 24.6 |
1.0 カスタム G | 1,836,000 | 24.6 |
1.0 G-T | 1,803,600 | 21.8 |
1.0 カスタム G-T | 1,965,600 | 21.8 |
1.0 G コージー エディション* | 1,730,160 | 24.6 |
1.0 X 4WD | 1,636,200 | 22.0 |
1.0 X “S” 4WD | 1,701,000 | 22.0 |
1.0 G 4WD | 1,857,600 | 22.0 |
1.0 カスタム G 4WD | 2,008,800 | 22.0 |
1.0 G “コージー エディション“ 4WD* | 1,902,960 | 22.0 |
*特別仕様車
※グレード名冒頭の数字は排気量です。1.0=1000cc
タンクのグレード一覧を見ても価格が分かるだけで、グレードの違いや装備は分かりませんね。ここから気になる人気グレードの違いを詳しく説明します!
タンクの売れ筋グレードを比較!グレード間の装備の違いと価格差は妥当か?
タンクの装備は、トヨタ発表の公式装備一覧表を基にしています。
タンク 1.0 X Sと1.0 Xの違い
比較項目 | 1.0 X S | 1.0 X |
---|---|---|
装備の違い | スマートアシストⅢ(衝突回避支援システム) コーナーセンサー |
|
価格 | 1,528,200円 | 1,463,400円 |
価格差 | +64,800円 |
タンクの1.0 X Sと1.0 Xの比較です。
装備面の違いは、衝突回避支援システム「スマートアシストⅢ」とコーナーセンサーの有無のみで、それ以外は全く共通の仕様になっています。
この2つの安全装備に64,800円分の価値が感じられるかどうかが、X SとXを選ぶ際の判断基準になるということです。
スマートアシストⅢとコーナーセンサーについて、以下で解説しよう!
スマートアシストⅢ
スマートアシストⅢは、以下にあげる5つの機能から構成されています。
・衝突警報機能/衝突回避支援ブレーキ機能
センサーとステレオカメラで前方の車両や歩行者を検知し、衝突の危険性があると判断するとブザー音とディスプレイ表示で知らせ、更に衝突の危険性が高まると自動ブレーキ機能により衝突被害を軽減または回避する機能です。
・誤発進抑制制御機能
約10キロ以下で前進または後退中に、センサーが障害物を検知している状況でアクセルペダルを踏みすぎると、エンジン出力を抑制すると同時にブザー音とディスプレイ表示で注意を促す機能です。
踏み間違い防止機能の一種になります。
・車線逸脱警報機能
約60キロ以上で走行中に車線からはみ出しそうになると、ブザー音とディスプレイ表示により注意を促す機能です。
・オートハイビーム
前方の明るさを検知し、対向車の有無などに応じて自動でヘッドランプのハイビームとロービームを切り替える機能です。
・先行車発進お知らせ機能
信号待ちなどで前の車が発進したことに気付かない場合、ブザー音とディスプレイ表示でお知らせする機能です。
事故防止に威力を発揮するこの5つの機能があれば、運転中の安心感が大幅に高まることは間違いありません。
コーナーセンサー
車体の前後8か所に搭載されたセンサーで障害物を検知し、接近すると距離に応じた警報音とディスプレイ表示により注意を促す装備です。
駐車の際は、油断から壁や他の車などに接触してしまう可能性がありますが、この装備があればそんなリスクを大幅に下げることができます。
これだけの安全装備が付くのだから、64,800円は安いものだ。Xは後から付けることもできないから、選ぶならX S一択と言っても過言ではないぞ。
タンク 1.0 Gと1.0 X Sの違い
比較項目 | 1.0 G | 1.0 X S |
---|---|---|
装備の違い | スーパーUVカット機能付フロントドア&クォーターガラス クルーズコントロール サイドターンランプ付ドアミラー オプティトロンメーター TFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ ステリングスイッチ 車速感応式間欠フロントワイパー 運転席シート上下アジャスター フロントセンターアームレスト 助手席シートアンダートレイ オートエアコン 両側パワースライドドア 4スピーカー |
UVカット機能付フロントドア&クォーターガラス サイドターンランプ(フェンダー) アナログメーター LCDマルチインフォメーションディスプレイ 間欠フロントワイパー マニュアルエアコン 助手席側パワースライドドア 2スピーカー |
価格 | 1,684,800円 | 1,528,200円 |
価格差 | +156,600円 |
タンクの1.0 Gと1.0 X Sの比較です。
価格差は156,600円ありますが、その分装備は1.0 Gの方が充実していることが分かります。
あると特に便利な装備を赤字で示したぞ。以下で解説しよう!
クルーズコントロール
アクセルペダルを踏むことなく、設定した一定速度で巡行できる装備です。
最近流行の前車追従機能付ではありませんが、空いている高速道路なら十分実用になりますし、足の疲労が軽減するメリットがあります。
運転席シート上下アジャスター
※X Sは28,080円でメーカーセットオプション設定
ステアリングのチルト機構やシートの前後スライド機構はX Sにも付きますが、運転席シート上下アジャスター機構が標準装備されるのはGだけです。
小柄な女性などの場合、シートが低過ぎて前方が見辛いことがありますが、シート上限アジャスターがあればそんな問題も無くなります。
助手席シートアンダートレイ
※X Sは28,080円でメーカーセットオプション設定
書類や少し大きめの小物類などは意外と置き場所に困るものですが、助手席シートアンダートレイがあればそんな悩みも解消できます。
オートエアコン
室温が設定した温度に自動調整されるので、便利です。
X Sのマニュアルエアコンは室温設定ができないので、車内が冷えすぎたり暑くなり過ぎたりする可能性があります。
両側パワースライドドア
Gの場合、ワンタッチでスライドドアを電動開閉できるパワースライドドアが両側に付きます。
X Sも助手席側には付きますが、この便利さに慣れてしまうと運転席側スライドドアを手動で開閉するのが煩わしく感じるはずです。
ここで紹介した装備は有難味の大きいものばかりだが、無いと不便でどうしよもない、というほどではない。予算に余裕があるならGを選んだ方がいいが、156,600円の価格差は大きいので、お金を節約してX Sを選ぶのも悪くないぞ。ただ、小柄な人は運転席シートアジャスターを含むセットオプションだけは付けておいた方がいい。
タンク 1.0 カスタム Gと1.0 Gの違い
比較項目 | 1.0 カスタム G | 1.0 G |
---|---|---|
内外装の違い | アルミホイール フロントスポイラー 専用フロントマスク 専用前後バンパー メッキバックドアガーニッシュ LEDヘッドランプ LEDフォグランプ&イルミネーションランプ 3D LEDリヤランプ 本革巻きステアリングホイール 本革巻きインパネセンターシフト シルバー加飾付オプティトロンメーター 撥水機能付ファブリックシート ドアトリムオーナメント表皮 メッキ加飾フロントインサイドドアハンドル&レジスターノブ ピアノブラック塗装センタークラスターパネル シルバー加飾ドアアームレスト&シフトレバー 助手席オープントレイ(ブルー) 助手席シートバックポケット アクセサリーソケット(フロント・デッキサイド右側) エアコン(ピアノブラックパネル) 6スピーカー |
スチールホイール マルチリフレクターハロゲンヘッドランプ LEDリヤランプ ウレタンステアリングホイール オプティトロンメーター ファブリックシート ブラック調センタークラスターパネル 助手席オープントレイ(オレンジ) アクセサリーソケット(フロント) エアコン(シルバーパネル) 4スピーカー |
価格 | 1,836,000円 | 1,684,800円 |
価格差 | +151,200円 |
※赤字は1.0 カスタム Gだけに付く安全・快適装備
タンクの1.0 カスタム Gと1.0 Gの内外装の違いです。
同じGグレードでも、価格が151,200円高いカスタム Gはワンランク上の内装とエアロボディを持つことが分かります。
また安全・快適装備面でも、カスタム Gは視界向上に貢献するLEDヘッドランプやLEDフォグランプ、後席用収納の助手席シートバックポケットが付くなど、ワングレード上の内容です。
ここで、カスタム GとGの内外装の画像を紹介しよう!
1.0 カスタム Gの外装
1.0 カスタム Gのフロントマスクは、フロントスポイラーや専用フロントグリル、メッキフロントアッパーグリル、LEDフォグランプで精悍なイメージを演出しています。
ホイールもアルミなのでスタイリッシュですね。
1.0 Gの外装
1.0 Gのフロントマスクは、カスタム Gと比べ樹脂部分が多く、少し大人しいイメージです。
1.0 カスタム Gと1.0 Gの内装
左の画像が1.0 カスタム G、右が1.0 Gの内装です。
カスタム Gの方が、加飾パネルやドアトリムクロス、本革巻きステアリング&シフトノブ、撥水機能付きシート表皮などで、クールかつ上質な雰囲気にまとめられていることが分かります。
151,200円の価格差があるだけに、内外装はカスタム Gの方が魅力的に映る。快適装備にも差があるので、自分が買うならカスタム Gかな。
タンク 1.0 G コージーエディションと1.0 Gの違い
比較項目 | 1.0 G コージーエディション | 1.0 G |
---|---|---|
装備の違い | ナビレディパッケージ コンフォートパッケージ メッキバックドアガーニッシュ 撥水機能付ファブリックシート 助手席シートバックポケット |
ファブリックシート |
価格 | 1,730,160円 | 1,684,800円 |
価格差 | +45,360円 |
タンクの1.0 G コージーエディションと1.0 Gの違いです。
価格が45,360円高い1.0 G コージーエディションには、様々な特別装備が付きますが、特に赤字で示したナビレディパッケージとコンフォートパッケージは注目に値します。
以下でナビレディパッケージとコンフォートパッケージについて解説しよう!
ナビレディパッケージ
※1.0 Gは29,160円でメーカーオプション設定
ナビレディパッケージとは、上の画像のステアリングスイッチと、下のイメージ画像のバックカメラがセットになったものです。
このパッケージが付いていると、ディーラーオプションのナビを装着した場合にオーディオの操作がステアリングに手を添えたまま行えたり、バックする際ナビ画面に後方の映像を表示することが可能になります。
コンフォートパッケージ
※1.0 Gは22,680円でメーカーオプション設定
コンフォートパッケージとは、上の画像の運転席・助手席シートヒーターと、下の画像のシートバックテーブル(ドリンクホルダー2個+買い物フック付)がセットになったものです。
シートヒーターは座面とシートバックを直接暖めるので、寒い冬の日のドライブが快適になります。
また、シートバックテーブルは運転席・助手席の後方に装備され、後席で軽食を摂ったりする場合に便利です。
Gにナビレディパッケージとコンフォートパッケージを付けると、それだけで5万円を超えてしまう。G コージーエディションは、45,360円余分に出費するだけでこの2つの装備が付いてくるほか、内外装がワンランクアップするので断然お得だぞ!
タンク 1.0 G-Tと1.0 Gの違い
比較項目 | 1.0 G-T | 1.0 G |
---|---|---|
エンジンの違い | ターボ(最高出力98ps/最大トルク14.3kg・m) | NA(最高出力69ps/最大トルク9.4kg・m) |
装備の違い | スタビライザー(フロント・リヤ) スポーツモード |
スタビライザー(フロント) |
価格 | 1,803,600円 | 1,684,800円 |
価格差 | +118,800円 |
タンクの1.0 G-Tと1.0 Gの違いです。
最大の相違点はエンジンで、1.0 G-Tが1Lターボを搭載するのに対し、1.0 Gは1L NA(自然吸気)を搭載しています。
スペックを比較すると、1.0 G-Tのターボエンジンは1.0 GのNAエンジンを最高出力で約4割、最大トルクで約5割も上回るので、パワー感の違いは歴然です。
また、1.0 G-Tは車体のロールを抑えるスタビライザーがリヤにも付くほか、エンジン回転を高めに保つことでスポーティな走りを実現するスポーツモードが付きます。
パワーや走りの差に118,800円分の価値を感じるかどうかが、1.0 G-Tと1.0 Gを選択する際の決め手になります。
街乗りメインならGでも特にパワー不足は感じないので、10万円以上高いG-Tを選ぶ必要はないだろう。ただし、高速道路を利用する機会が多い場合はパワフルなG-Tを選んだ方が後悔しないぞ。
アクセル踏み間違い防止機能の付いたタンクのグレードは?
グレード名 | 標準装備 | メーカーオプション |
---|---|---|
1.0 X | ||
1.0 X “S“ | 〇 | |
1.0 G | 〇 | |
1.0 カスタム G | 〇 | |
1.0 G-T | 〇 | |
1.0 カスタム G-T | 〇 | |
1.0 G “コージー エディション“ | 〇 | |
1.0 X 4WD | ||
1.0 X “S“ 4WD | 〇 | |
1.0 G 4WD | 〇 | |
1.0 カスタム G 4WD | 〇 | |
1.0 G “コージー エディション“ 4WD | 〇 |
タンクには、1.0 Xを除く全車に踏み間違い防止機能が標準装備されます。
1.0 Xはオプションで付けることも不可能なので、おすすめできません。
タンクの売れ筋人気グレードランキングと販売比率2023年9月現在
タンクのグレードがどうしても決められない場合、売れ筋の人気グレードや販売比率を参考にすると良いでしょう。
ここでは、実際の流通台数を調査してタンクの人気グレードをランキングにしてみました。
※売れ筋グレードランキングの根拠は、過去3か月間の中古車オートオークション(USS,TAA,HAA,CAA,JU,アライ,ベイオーク,ミライブ他)での合計取引台数を元にランキングしています。
順位 | グレード名 | 台数と販売比率 | 3年落ちリセール |
---|---|---|---|
1位 | 1.0 XS | 459 (20.6%) |
55.2% |
2位 | 1.0 カスタム G-T | 395 (17.7%) |
58.9% |
3位 | 1.0 カスタム GS | 322 (14.4%) |
— |
4位 | 1.0 GS | 271 (12.1%) |
— |
5位 | 1.0 カスタム G | 233 (10.4%) |
60.4% |
6位 | 1.0 G | 109 (4.8%) |
48.6% |
7位 | 1.0 G “コージー エディション“ | 83 (3.7%) |
56.7% |
8位 | 1.0 X | 81 (3.6%) |
54.3% |
9位 | 1.0 G-T | 74 (3.3%) |
46.2% |
タンクは1.0 XSの流通台数が最も多く、売れ筋グレードランキングの1位です。
続いて2位にランクインしたのは1.0 カスタム G-T、3位に1.0 カスタム GSとなっており、カスタムも人気がありますね。
3年落ちリセールを見ると、現状ではカスタム Gが1位、次いで1.0カスタムG-Tとなっています。
タンクのおすすめグレードはコレ
- タンク 1.0 X S
- タンク 1.0 カスタム G
タンク 1.0 X Sのおすすめの理由
タンクのグレード展開は基本的に7タイプですが、まずコストパフォーマンスの観点からおすすめできるのは、2番に安い「1.0 X S」になります。
最低グレードの1.0 Xと比べ、価格差はそれほどでもないのに安全装備がずっと充実しているので、コストパフォーマンスはむしろ1.0 X Sの方が上です。
ただし、上位グレードと比較するとリセールはやや低めなので、その点は割り切るか、乗り潰すつもりで購入した方がよいでしょう。
タンク カスタム Gのおすすめの理由
人気・リセールの観点からタンクのおすすめグレードをあげるなら、「1.0 カスタム G」で決まりです。
カスタム系ならではのクールな内外装や、充実した装備は大変魅力があります。
リセールもタンクの中では一番高いので、その点もおすすめのポイントです。
タンク おすすめグレードの乗り出し価格は
タンクのおすすめグレードの見積シミュレーションです。
値引きや人気オプションを含めたリアリティのある乗り出し価格なので、参考にしてみて下さい。
タンク 1.0 X Sの乗り出し価格
グレード名 | タンク 1.0 X S |
---|---|
車両本体価格 | 1,528,200円 |
メーカーオプション名 | SRSサイド&カーテンシールドエアバッグ |
メーカーオプション価格 | 55,080円 |
ディーラーオプション名 | エントリーナビ ETC(ベーシックタイプ) 一体型ドライブレコーダー サイドバイザー フロアマット(ベーシックタイプ) |
ディーラーオプション価格 | 176,040円 |
諸費用 | 178,537円 |
車両目標値引き | ▲200,000円 |
オプション値引き | ▲35,000円 |
乗り出し価格 | 1,702,857円 |
メーカーオプションは衝突安全性を高めるSRSサイド&カーテンシールドエアバッグを選択、ディーラーオプションは人気のドライブレコーダー等を選び、値引きを入れて乗り出し価格170.2万円となりました。
タンク カスタム Gの乗り出し価格
グレード名 | タンク カスタム G |
---|---|
車両本体価格 | 1,836,000円 |
メーカーオプション名 | SRSサイド&カーテンシールドエアバッグ |
メーカーオプション価格 | 49,680円 |
ディーラーオプション名 | エントリーナビ ETC(ベーシックタイプ) 一体型ドライブレコーダー サイドバイザー フロアマット(ベーシックタイプ) |
ディーラーオプション価格 | 176,040円 |
諸費用 | 184,737円 |
車両目標値引き | ▲200,000円 |
オプション値引き | ▲35,000円 |
乗り出し価格 | 2,011,457円 |
タンク X Sと同じメーカーオプションとディーラーオプションを選び、値引きを入れて乗り出し価格201.1万円となりました。
下取り車があれば、さらに新車が安く買える【マンガ付き】
新車を安く買うには、値引きをしてもらうのが一番手っ取り早いですが、下取り車があるならさらに安く買う事が出来ます。
やり方はとても簡単なので、是非参考にしてみて下さい。
ディーラーの下取り金額に騙されるな!?
新車へ買い替えるなら、下取り車をディーラーで査定してもらうのが一般的でしょう。
しかしここで注意してもらいたいのが、「ディーラーは下取り金額を低めに見積もっている」事なんです。
本来あるはずの下取り相場より安く買えれば、新車値引きを多少多くしても、ディーラーは下取り車の利益で回収できてしまう訳ですね。
また「値引きは限界です。その代わり下取り金額に10万円上乗せしたので、これで契約してください!」と言ったセールストークも可能になり、新車の値引きを抑えつつ、契約に繋げる事が出来ます。
ディーラーはメリット大、ですがユーザーは損でしかありません・・・
ディーラーに騙されないためにする事
以前、管理人がフィットを売却した時の例で紹介します。
ディーラーの査定でフィットは52万円と言われました。
まだ年式も新しかったので、その下取り金額が妥当かどうか確かめるために、買取店にも査定してもらう事に。
買取店の査定サイトから申し込むと、概算の買取金額を教えてくれます。
その時の画像です。
出た金額は、なんとディーラーよりも20万円以上も高い買取金額でした。
概算とは言え20万円の差額・・・その後ディーラーへ出向き「買取店で75万って言われたんですけど」と伝えてみると、少々待たされましたが「今回決めてくれるなら2万上乗せして77万円で下取ります。もう限界です・・」
ホントに限界かどうか分かりませんが、52万⇒77万=25万円のアップです!
その時の契約書です。
もしディーラーの言う通りに最初の52万円で契約していたら、25万円の大損となっていました。。
この時した事は、査定サイトで表示された買取相場をディーラーへ伝えただけです。
これだけで25万円のアップに成功したので、下取り車がある方は是非参考にしていただきたいと思います。
ちなみに査定サイトで申し込んだ買取店にも見てもらいましたが、本当に限界らしく1万円プラスの78万円を提示されました。
しかし+1万円位なら、納車まで乗っていられることを優先して、今回はディーラーへ出しましたが、買取店の方がそれ以上に高ければ、買取店へ売っても良いでしょうね。
この時利用した査定サイトは、ナビクル車査定です。
1分ほどの入力で買取店への査定申し込み後、画面上に買取相場が表示されるので、今回のようにディーラーの下取りと比較したい方、すぐに相場を知りたい方にはお勧めのサイトです。
ディーラーや買取店で査定額が付かなければ廃車買取業者に依頼する
ディーラーや買取店で査定額が付かなければ、廃車業者に直接売った方が高くなる可能性があります(廃車なら買取店はマージンだけ取って廃車業者へ渡すだけ)。
廃車の目安はグーネットやカーセンサーで下取り車に近い条件の車両が20万円以下で売られていたら、その車両はほぼ廃車価格の仕入れです。その場合は廃車業者に直接売った方が高くなる可能性が高いでしょう。事故車や不動車も以下の廃車業者に売れます。