スペーシアの人気グレードを比較！売れ筋のカスタムと標準車の違いを分析、おすすめグレードも紹介

2023年11月にフルモデルチェンジを受け、大幅な進化を果たしたスペーシア。

グレード選びに際しては、特に

• 売れ筋のカスタム ハイブリッド Xとノーマル車ハイブリッド Xはどこが違う？
• 最廉価グレードのハイブリッド Gは買っても大丈夫？
• ターボは必要？カスタム ハイブリッド XSのターボとノンターボはどちらを選ぶべきか？

などが気になるところかと思います。

ここではそんな疑問を解決できるよう、スペーシアの売れ筋グレード同士の装備やコストパフォーマンスの差を分析。

さらに、ペダルの踏み間違いによる暴走を抑制するアクセル踏み間違い防止機能の付いたおすすめグレードを紹介します。

また当社中古車販売店ならではの、業者オートオークション取引台数から割り出した、売れているグレードの人気ランキングと、2年後のリアルなリセール予測も紹介しているので、スペーシアのグレード選びの参考にどうぞ。

スペーシアのグレード一覧

グレード名	価格(円)	WLTCモードカタログ燃費(km/L)
ハイブリッド G	1,530,100	25.1
ハイブリッド X	1,705,000	23.9
カスタム ハイブリッド GS	1,801,800	23.9
カスタム ハイブリッド XS	1,995,400	23.9
カスタム ハイブリッド XSターボ	2,073,500	21.9
ハイブリッド G 4WD	1,656,600	22.4
ハイブリッド X 4WD	1,824,900	22.4
カスタム ハイブリッド GS 4WD	1,925,000	22.4
カスタム ハイブリッド XS 4WD	2,115,300	22.4
カスタム ハイブリッド XSターボ 4WD	2,193,400	19.8

スペーシアの売れ筋グレードを比較！グレード間の装備の違いと価格差は妥当か？

スペーシアの装備は、スズキ発表の公式装備一覧表を基にしています。

• スペーシアのグレード別装備
• スペーシアの販売店を検索

【売れ筋グレード同士】カスタム ハイブリッド XSとノーマル車ハイブリッド Xの違い

比較項目	カスタム ハイブリッド XS
装備の違い	ヘッドアップディスプレイ アダプティブクルーズコントロール 車線維持支援機能 フルLEDヘッドランプ LEDフロントシーケンシャルターンランプ LEDフロントフォグランプ 電動パーキングブレーキ＋ブレーキホールド ステアリングヒーター サイドアンダー＆ルーフスポイラー LEDサイドターンランプ付ドアミラー 15インチアルミホイール＋165/55R15タイヤ 本革巻ステアリングホイール&本革巻シフトノブ 一部レザー調ファブリックシート表皮＋シートパイピング LEDルームランプ 6スピーカー
価格	1,995,400円

比較項目	ハイブリッド X
装備の違い	LEDヘッドランプ フットパーキングブレーキ 14インチスチールホイール＋155/65R14タイヤ ウレタンステアリングホイール ファブリックシート表皮 2スピーカー
価格	1,705,000円

価格差：カスタム ハイブリッド XSの方が290,400円高い

スペーシアの売れ筋グレード同士、カスタム ハイブリッド XSとノーマル車ハイブリッド X (いずれも2ＷＤ車) の違いです。

290,400円高いカスタム ハイブリッド XSは安全装備や快適装備、灯火類、内外装の仕立てでハイブリッド Xに差を付けます。

ただ乗り心地に関しては、エアボリュームの大きいタイヤを履くハイブリッド Xが有利と言えるでしょう。

スペーシア カスタム ハイブリッド XSとノーマル車ハイブリッド Xの外装の違い

カスタム ハイブリッド XSの外装

スペーシアのカスタム ハイブリッド XSの外装です。

フロントマスクはメッキ&ブラックの大型グリルと、薄型のフルLEDヘッドランプ&シーケンシャルターンランプを採用。

またエアロタイプのバンパーやメッキのバンパーガーニッシュ、LEDフォグランプも備わります。

ボディ側面に目を向けると、サイドアンダースポイラーやメッキのドアハンドル、サイドターンランプ付きのドアミラーを装備。

足元には15インチアルミホイールと低扁平率タイヤを履きます。

リアにもエアロバンパーが備わるほか、ルーフスポイラーやメッキのバックドアガーニッシュを装着。

リアコンビランプのレンズはクリアです。

全般的にスポーティーかつ迫力あるデザインで、加飾の効果で華やかさもあります。

ハイブリッド Xの外装

スペーシアのハイブリッドXの外装です。

フロントマスクはメッキの小型グリルと、矩形のLEDヘッドランプを採用。

バンパーはエアロタイプではなく、バンパーガーニッシュやLEDフォグランプも備わりません。

ボディ側面にサイドアンダースポイラーは備わらず、ドアハンドルはカラードタイプ、ドアミラーはサイドターンランプなしのタイプです。

足元には14インチスチールホイール＋ホイールキャップと、高扁平率タイヤを履きます。

リアのバンパーもオーソドックスな形状で、ルーフスポイラーやバックドアガーニッシュも装着されません。

またリアコンビランプのレンズは赤です。

全般的に、穏やかでプレーンなイメージにまとめられています。

スペーシア カスタム ハイブリッド XSとノーマル車ハイブリッド Xの内装の違い

カスタム ハイブリッド XSの内装

スペーシアのカスタム ハイブリッド XSの内装です。

インパネカラーはブラック基調で、アッパーガーニッシュはセミマットボルドー、エアコンルーバーガーニッシュとシフトゲートガーニッシュ、ステアリングロアガーニッシュはピアノブラック調となります。

ステアリングホイールとシフトノブは本革巻で、シフトボタンとシャフトはメッキです。

ドアトリムはクロス張りで、フロントドアトリムにはセミマットボルドー×ピアノブラック調のガーニッシュが備わります。

またインサイドドアハンドルはメッキです。

シート表皮は一部がレザー調となるファブリックで、色はブラックを基調にボルドーのシートパイピングが施されます。

全体的にシックでラグジュアリーな雰囲気が特徴です。

ハイブリッド Xの内装

スペーシア ハイブリッド Xの内装です。

インパネカラーはアイボリー基調で、アッパーガーニッシュはブラウン、エアコンルーバーガーニッシュはカフェラテとなります。

シフトゲートガーニッシュやステアリングロアガーニッシュに加飾は入りません。

ステアリングホイールはウレタン、シフトノブはプラスチックです。

ドアトリムにクロスは張られておらず、インサイドドアハンドルもメッキ処理は施されていません。

フロントドアトリムにはブラウン×カフェラテのガーニッシュが備わります。

シート表皮はファブリックで、色はグレーです。

全体的に高級感には欠けるものの、明るくカジュアルな雰囲気を醸します。

ヘッドアップディスプレイ

インパネ上部の格納式ディスプレイに速度やシフトポジション、警告など運転に必要な情報を表示します。

タコメーターや瞬間燃費、運転支援機能の表示も可能です。

メーターを見るよりも視線の移動や焦点距離の調整が少なく、安全運転と疲労軽減に寄与します。

アダプティブクルーズコントロール

※ハイブリッド Xに66,000円でメーカーパッケージオプション設定

高速道路や自動車専用道を走行中、先行車と適切な車間距離を保ちながら自動追従走行する運転支援装備です。

全車速追従機能付なので、渋滞路でのゴー&ストップにも対応します。

運転の疲労を軽減すると同時に、ぼんやり運転や脇見運転などによる追突事故のリスクを防ぐ効果もあります。

車線維持支援機能

※ハイブリッド Xに66,000円でメーカーパッケージオプション設定

アダプティブクルーズコントロールを使用して高速道路や自動車専用道を走行中、車線中央付近を走行するようステアリング操作を支援する装備です。

白線が見えにくい時も、先行車の走行軌跡情報を活用することで動作します。

ステアリングに応力が働きカーブに沿って曲がっていくので、運転の負担が軽減します。

電動パーキングブレーキ＋ブレーキホールド

※ハイブリッド Xに66,000円でメーカーパッケージオプション設定

スイッチひとつでスマートにパーキングブレーキの作動・解除ができる電動パーキングブレーキを採用。

またシフトをPに入れると自動でパーキングブレーキがかかり、アクセルを踏むと自動で解除される機能が備わるので便利です。

パーキングブレーキをかけ忘れたり、逆にうっかりパーキングブレーキをかけたまま走り出してしまうこともなくなります。

この電動パーキングブレーキの特徴を生かした付加機能が、ブレーキホールドです。

ブレーキホールドボタンを一度押して作動状態にしておけば、ブレーキペダルから足を離しても停車状態が保持されます。

信号待ちや踏切待ち、渋滞などの際に足の負担が軽くなり、大変快適です。

発進時はアクセルペダルを踏むと自動で解除されます。

ステアリングヒーター

ステアリングのグリップ部にヒーターを内蔵。

寒い冬にステアリングを握る指が冷たくなるのを防ぎます。

自動でオン・オフして温度調整する機能が付くので、温まり過ぎることもありません。

スペーシア ハイブリッド Xとハイブリッド Gの違い

比較項目	ハイブリッド X
装備の違い	時間調整付フロント間欠ワイパー ワンアクションパワースライドドア＋スライドドアクローザー スリムサーキュレーター フロントドア・プレミアムUVカット&IRカットガラス ロールサンシェード マルチユースフラップ 運転席シートリフター＋チルトステアリング 運転席&助手席バニティミラー USB電源ソケット×2 リモート格納ドアミラー 運転席&助手席シートヒーター パーソナルテーブル 後席スライド用ストラップ ラゲッジルームランプ 後席センターアームレスト 助手席シートアンダーボックス フロントアームレストボックス 助手席シートバックポケット シートバックアッパーポケット
価格	1,705,000円

比較項目	ハイブリッド G
装備の違い	フロント間欠ワイパー 運転席バニティミラー フロントドア・UVカットガラス
価格	1,530,100円

価格差：ハイブリッド Xの方が174,900円高い

スペーシア 2WD車のハイブリッド Xとハイブリッド Gの違いです。

174,900円高いハイブリッド Xは、快適装備や収納でハイブリッド Gに大きく差を付けます。

ワンアクションパワースライドドア＋スライドドアクローザー

ワンアクションパワースライドドアは、携帯リモコンを持っていればドアハンドルのスイッチを押すだけでスライドドアが解錠、さらに自動で開く装備です。

両手が荷物でふさがっている時や、子供を抱いている時などもいちいちキーを取り出す必要がないので、大変重宝します。

またスライドドアクローザーは、手動でスライドドアを半ドアの位置まで閉めれば自動で閉まり切る装備です。

力の弱いお年寄りや子供でも、半ドアになってしまう心配がありません。

スリムサーキュレーター

車内の空気を循環させ、上下の温度差や前後席の温度差を解消する装備です。

頭寒足熱の車内環境を実現し、どの席の乗員も快適に過ごせます。

薄型なので圧迫感がなく、作動音も静かで気になりません。

フロントドア・プレミアムUV&IRカットガラス

フロンドドアガラスに紫外線を約99％カットするプレミアムUVカット機能と、赤外線を約70％カットするIRカット機能が付きます。

紫外線は日焼けの、赤外線は室温上昇の要因になるので、特に夏場に恩恵の大きい装備です。

ハイブリッド Gのフロントドアガラスは紫外線を約90％カットするUVカット機能しか付かないので、快適性で及びません。

運転席シートリフター＋チルトステアリング

運転席シートリフターは座面の高さを調整する装備、チルトステアリングはステアリングの上下位置を調整する装備です。

この2つの装備は、体格に合わせたドライビングポジションを取るために欠かせません。

運転席&助手席シートヒーター

運転席と助手席に、座面を温めるヒーターを内蔵します。

エアコン暖房よりも素早く温まるので、寒い冬場のドライブも快適です。

スペーシア カスタム ハイブリッド XS ターボとカスタム ハイブリッド XSの違い

比較項目	カスタム ハイブリッド XSターボ
エンジンの違い	ターボ(最高出力64ps/最大トルク10.0kg・m)
装備の違い	パワーモード パドルシフト
価格	2,073,500円

比較項目	カスタム ハイブリッド XS
エンジンの違い	ノンターボ(最高出力49ps/最大トルク5.9kg・m)
装備の違い	—
価格	1,995,400円

価格差：カスタム ハイブリッド XSターボの方が78,100円高い

スペーシア 2WD車のカスタム ハイブリッド XSターボとカスタム ハイブリッド XSの違いです。

最大の違いはエンジンで、カスタム ハイブリッド XSターボは文字通りターボエンジンを搭載、対するカスタム ハイブリッド XSはノンターボエンジンを搭載します。

ターボエンジンは最高出力で15ps、最大トルクで4.1kg・mも勝るので、加速性能は圧倒的に有利です。

装備の違いは少ないので、価格差の大半がエンジンの差によるものと考えて間違いありません。

どちらを選ぶかは、走りの良さをどこまで求めるかで決まるでしょう。

パワーモード

パワーモードのスイッチを押すとエンジン回転が高めに保持されます。

同時にモーターのトルクもアップするので、山道の登りなどで力強い加速が必要な時に便利です。

パドルシフト

本来は無段変速のCVTを疑似的に7段に区切り、ステアリングコラム左右のパドルの操作により任意に変速ができます。

ステアリングから手を離さずにマニュアル車のような運転ができるので、特にワインディングの走りが楽しくなるでしょう。

また、下り坂でエンジンブレーキを効かせる時に任意のギアが選べるので、一定の速度を維持しやすくなります。

アクセル踏み間違い防止機能の付いたスペーシアのグレードは？

スペーシアは全車にアクセルの踏み間違いを防ぐ「誤発進抑制機能」と「後方誤発進抑制機能」が標準装備されます。

スペーシアの売れ筋人気グレードランキングと販売比率2024年2月現在

スペーシアのグレードがどうしても決められない場合は、売れ筋の人気グレードや販売比率を参考にすると良いでしょう。

ここでは実際の流通台数を調査し、スペーシアの人気グレードをランキングにしてみました。

※売れ筋グレードランキングの根拠は、過去3か月間の中古車オートオークション(USS,TAA,HAA,CAA,JU,アライ,ベイオーク,ミライブ他)での合計取引台数を元にランキングしています。

順位	グレード名	台数と販売比率	3年落ちリセール
1位	カスタム ハイブリッド XS
2位	ハイブリッド G
3位	ハイブリッド X
4位	カスタム ハイブリッド XSターボ
5位	カスタム ハイブリッド GS

※現行モデルを対象に流通台数を調査

スペーシア カスタム ハイブリッド XSが売れ筋グレードランキングの1位となっています。

スペーシアのおすすめグレードはコレ

• スペーシア ハイブリッド X
• スペーシア カスタム ハイブリッド XS

スペーシア ハイブリッド Xのおすすめの理由

スペーシアのグレード展開は基本的にノーマル車が2タイプ、カスタムが3タイプの全5タイプがラインナップされています。

コストパフォーマンス重視でおすすめグレードをあげるなら、ノーマル車の上級グレード「ハイブリッド X」です。

廉価グレードのハイブリッド Gより遥かに装備が充実しているので、コストパフォーマンスはむしろ優れています。

またカスタム ハイブリッド XSと比較した場合は、価格が29万円も安い点がメリットです。

どうしてもノーマル車の内外装が嫌だというケースを除き、もっともお買い得なグレードと言えます。

スペーシア カスタム ハイブリッド XS のおすすめの理由

人気重視でスペーシアのおすすめグレードをあげるなら、カスタムの中間グレード「カスタム ハイブリッド XS」で決まりです。

一番売れているグレードという安心感に加え、装備も充実しているので買った後で後悔する心配もありません。

またリセールバリューも期待できます。

ただ3人以上乗った場合や、高速道路や山道では若干パワー不足気味なので、そうした使い方をするならハイブリッド XSを選んだ方がベターです。

スペーシアおすすめグレードの乗り出し価格は

スペーシアのおすすめグレードの見積シミュレーションです。

値引きや人気オプションを含めたリアリティのある乗り出し価格なので、参考にしてみて下さい。

スペーシア ハイブリッド Xの乗り出し価格

グレード名	スペーシア ハイブリッド X
車両本体価格	1,705,000円
メーカーオプション名	ピュアホワイトパール 全方位モニター付メモリーナビ
メーカーオプション価格	223,300円
ディーラーオプション名	ETC サイドバイザー フロアマット
ディーラーオプション価格	62,810円
諸費用	83,000円
車両目標値引き	▲130,000円
オプション値引き	▲12,562円
乗り出し価格	1,931,548円

メーカーオプションは人気ボディカラーのピュアホワイトパールとメモリーナビを選択、ディーラーオプションはETCなどを選び、値引きを入れて乗り出し価格193.1万円となりました。

スペーシア カスタム ハイブリッド XSの乗り出し価格

グレード名	スペーシア カスタム ハイブリッド XS
車両本体価格	1,995,400円
メーカーオプション名	ピュアホワイトパール 全方位モニター付メモリーナビ
メーカーオプション価格	223,300円
ディーラーオプション名	ETC サイドバイザー フロアマット
ディーラーオプション価格	62,810円
諸費用	83,000円
車両目標値引き	▲130,000円
オプション値引き	▲12,562円
乗り出し価格	2,221,948円

メーカーオプション、ディーラーオプションとも先ほどと同じものを選び、値引きを入れて乗り出し価格222.1万円となりました。