2021年10月に7年ぶりのフルモデルチェンジが発表されたレクサス NX。
早速グレード選びで迷っている人も多いと思いますが、特に、
- 最廉価グレードの250は買っても大丈夫?
- 350h Fスポーツと350 Fスポーツ、どちらを選ぶべきか?
- 450h+バージョンLと450h+Fスポーツはどこが違う?
などが悩みどころでしょう。
このページではそんな悩みを解決できるよう、レクサス NXの売れ筋グレード同士の装備の違いやコストパフォーマンスを徹底検証。
その結果を踏まえ、おススメのグレードを紹介します。
また当社中古車販売店ならではの、業者オートオークション取引台数から割り出した、売れているグレードの人気ランキングと、3年後のリアルなリセール予測も紹介しているので、レクサス NXのグレード選びの参考にどうぞ。
レクサス NXのグレード一覧
グレード名 | 価格(円) | カタログ燃費(km/L) |
---|---|---|
250 | 4,550,000 | 14.4 |
250 “バージョンL” | 5,430,000 | 13.9 |
350h | 5,200,000 | 22.2 |
350h “バージョンL” | 6,080,000 | 20.9 |
350h “Fスポーツ” | 6,080,000 | 20.9 |
250 4WD | 4,820,000 | 13.9 |
250 “バージョンL” 4WD | 5,700,000 | 13.5 |
350 “Fスポーツ” 4WD | 5,990,000 | 12.2 |
350h 4WD | 5,470,000 | 21.6 |
350h “バージョンL” 4WD | 6,350,000 | 19.9 |
350h “Fスポーツ” 4WD | 6,350,000 | 19.9 |
450h+ “バージョンL” 4WD | 7,140,000 | 19.8 |
450h+ “Fスポーツ” 4WD | 7,380,000 | 19.8 |
レクサス NXのグレード一覧を見ても価格が分かるだけで、グレードの違いや装備は分かりませんね。ここから気になる人気グレードの違いを詳しく説明します!
レクサス NXの売れ筋グレードを比較!グレード間の装備の違いと価格差は妥当か?
レクサス NXの装備は、レクサス発表の公式装備一覧表を基にしています。
レクサス NX 250 バージョンLと250の違い
比較項目 | 250 バージョンL |
---|---|
装備の違い | 235/50R20ランフラットタイヤ+20インチアルミホイール アダプティブハイビームシステム ITSコネクト 3眼フルLEDヘッドランプ+LEDコーナリングランプ ヘッドランプクリーナー メモリー機能付オート電動格納式ドアミラー インテリアイルミパッケージ パワーイージーアクセスシステム カラーヘッドアップディスプレイ ステアリングヒーター 本革シート (運転席ポジションメモリー+運転席・助手席ベンチレーション機能) 電動格納機能付後席6:4分割可倒式シート 前後席シートヒーター LEDドアカーテンランプ レクサスクライメイトコンシェルジュ (運転席・助手席独立温度調整オートエアコン) 14インチディスプレイオーディオ 光ビーコンユニット付ETC2.0ユニット |
価格 | 5,430,000円 |
比較項目 | 250 |
---|---|
装備の違い | 235/60R18タイヤ+18インチアルミホイール パンク修理キット オートマチックハイビーム LEDヘッドランプ オート電動格納式ドアミラー L lexシート 後席6:4分割可倒式シート 運転席・助手席独立温度調整オートエアコン 9.8インチディスプレイオーディオ ETC2.0ユニット |
価格 | 4,550,000円 |
価格差:250 バージョンLの方が88万円高い
レクサス NX・2WD車の250 バージョンLと250の比較です。
250 バージョンLは250と88万円もの価格差があるだけに、快適装備が圧倒的に充実しています。
特にユーザーに人気のある装備を赤字で示したぞ。以下で解説しよう!
ITSコネクト
※250に27,500円でメーカーオプション設定
車のセンサーで捉え切れない場所の車両や歩行者を検知し、事故リスクを軽減する装備です。
機能は以下の3種類があります。
- 右折時に対向車や歩行者がいるにも関わらず発進しようとすると、表示とブザー音で注意を促す「右折時注意喚起」。
- 先行車が通信利用型レーダークルーズコントロールを装備している場合、よりスムーズな自動追従運転を可能とする「通信利用型レーダークルーズコントロール」。
- 交差点で左右から接近する車両があるにも関わらず発進しようとすると、表示とブザー音で注意を促す「出会い頭注意喚起」。
交差点に路車間通信システムに対応した路側装置が設定してある場合か、先行車が通信利用型レーダークルーズコントロールを装備している場合にしか作動しませんが、付いていて決してマイナスにはならない装備です。
3眼フルLEDヘッドランプ+LEDコーナリングランプ
※250に180,400円でメーカーセットオプション設定
クールなデザインが魅力の3眼フルLEDヘッドランプと、ステアリングを切った方向を照らすLEDコーナリングランプを装備。
ヘッドランプ点灯時のルックス上のメリットと、夜間の交差点やカーブで歩行者などの発見を早め、安全性を高めるメリットがあります。
カラーヘッドアップディスプレイ
※250に55,000円でメーカーオプション設定
フロントウィンドウの視野内に速度や道路標識、安全運転支援システムの動作状況などを表示する装備です。
メーターを見るよりも視線の移動量が少なく済み、その分前方に注視できるので安全運転につながります。
またステアリングスイッチの操作ガイドを表示する機能 (タッチトレーサーオペレーション) もあるので、大変便利です。
本革シート (運転席ポジションメモリー+運転席・助手席ベンチレーション機能)
高級感溢れるルックスと上質な肌触りが魅力の本革シート表皮を採用。
ドライビングポジションを複数記憶し、ワンタッチで呼び出せる「運転席ポジションメモリー」と、シート表皮から空気を吸い込み、夏場の蒸れを防止する「運転席・助手席ベンチレーション機能」も付きます。
見た目も機能性も申し分ありません。
レクサス クライメイト コンシェルジュ (運転席・助手席独立温度調整オートエアコン)
オートエアコンに連動して運転席・助手席の座面と背もたれを温めるシートヒーター、先ほど紹介したシートベンチレーション、ステアリングホイールを温めるステアリングヒーターを統括制御する装備です。
いちいち個別の機能を調整する煩わしさなしに、運転手とパッセンジャーそれぞれが快適な室内環境で過ごせることは、最上のおもてなしと言えるでしょう。
バージョンLはさすが88万円も高いだけあり、装備面で至れり尽くせりだ。どちらを選ぶか迷っているなら、是非バージョンLをおススメしたい。とは言えベースグレードの250も装備が貧弱過ぎて困るほどではないので、予算に制約がある場合は無理をせずこちらを選ぶのもいいだろう。
レクサス NX 350h Fスポーツと350 Fスポーツの違い
比較項目 | 350h Fスポーツ (4WD) |
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パワートレインの違い | ハイブリッドシステム (2.5Lエンジン+モーター) +後輪用モーター |
装備の違い | 車両接近通報装置 EVドライブモード 先読みエコドライブ |
価格 | 6,350,000円 |
比較項目 | 350 Fスポーツ |
---|---|
パワートレインの違い | 2.4Lターボエンジンのみ |
装備の違い | ダウンヒルアシストコントロール |
価格 | 5,990,000円 |
価格差:350h Fスポーツの方が36万円高い
レクサス NXの350h Fスポーツ・4WD車 (ハイブリッド) と350 Fスポーツ (ガソリン) の比較です。
最も大きな違いはパワートレインで、350h Fスポーツが2.5Lエンジン+モーターのハイブリッドシステムで前輪を、後輪専用モーターで後輪を駆動するのに対し、350 Fスポーツはエンジンのみで前後輪を駆動します。
装備面にも違いがあり、350h Fスポーツは電子音で歩行者に接近を知らせる車両接近通報装置や、モーターだけで走行できるEVドライブモードなどハイブリッドならではの装備を採用。
一方350 Fスポーツだけに付く装備として、下り坂でブレーキ操作なしに一定の低速を維持できるダウンヒルアシストコントロールがあります。
350h Fスポーツと350 Fスポーツでは36万円の価格差がありますが、その要因の大半がパワートレインの違いによるものと言えるでしょう。
燃費性能や環境性能はハイブリッドの350h Fスポーツの方が圧倒的に優れていますが、加速性能や雪道走行性能はガソリン車350 Fスポーツに若干分があります。
燃費性能・環境性能にとことん拘る人なら、36万円高い350h Fスポーツを選ぶ価値があるでしょう。
レクサス NX 350h バージョンLと350hの違い
比較項目 | 350h バージョンL |
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装備の違い | 235/50R20ランフラットタイヤ+20インチアルミホイール アダプティブハイビームシステム ITSコネクト 3眼フルLEDヘッドランプ+LEDコーナリングランプ ヘッドランプクリーナー メモリー機能付オート電動格納式ドアミラー インテリアイルミパッケージ パワーイージーアクセスシステム カラーヘッドアップディスプレイ ステアリングヒーター 本革シート (運転席ポジションメモリー+運転席・助手席ベンチレーション機能) 電動格納機能付後席6:4分割可倒式シート 前後席シートヒーター LEDドアカーテンランプ レクサスクライメイトコンシェルジュ (運転席・助手席独立温度調整オートエアコン) 14インチディスプレイオーディオ 光ビーコンユニット付ETC2.0ユニット 先読みエコドライブ |
価格 | 6,080,000円 |
比較項目 | 350h |
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装備の違い | 235/60R18タイヤ+18インチアルミホイール パンク修理キット オートマチックハイビーム LEDヘッドランプ オート電動格納式ドアミラー L lexシート 後席6:4分割可倒式シート 運転席・助手席独立温度調整オートエアコン 9.8インチディスプレイオーディオ ETC2.0ユニット |
価格 | 5,200,000円 |
価格差:350h バージョンLの方が88万円高い
レクサス NX・2WD車の350h バージョンLと350hの比較です。
価格差は250 バージョンLと250の比較と同じ88万円で、装備も差もそのケースに準じます。
唯一の違いは、350h バージョンLにハイブリッドならではの装備「先読みエコドライブ」が付くことです。
特に注目に値する装備を赤字で示したので、以下で解説しよう!
235/50R20ランフラットタイヤ+20インチアルミホイール
大径20インチのアルミホイールと高扁平50タイヤの組み合わせは最高にクールです。
比較すると350hの18インチアルミホイール+60タイヤは野暮ったく見えてしまいます。
またタイヤがランフラットタイプなので、パンクしても一定の距離をタイヤ交換せずに走行できる点も見逃せないメリットです。
アダプティブハイビームシステム
夜間ハイビーム走行中に車載カメラが先行車・対向車を検知すると、ハイビームを保ったまま自動で配光を調整、相手への幻惑を防ぐ装備です。
先行車・対向車を検知すると自動でロービームに切り替えるオートマチックハイビームと比べ、常にハイビームを維持できる分、より安全に運転できます。
前後席シートヒーター
運転席・助手席と後席左右に座面と背もたれを温めるシートヒーターを装備。
前席だけでなく後席の乗員も暖かく過ごせることは、ファミリーカーとして使われることも多いSUVでは重要なポイントです。
先読みエコドライブ
カーナビのデータから、これから走る道路の情報 (渋滞や坂道など) を先読み。
その情報を元にバッテリーの充放電を効率的に制御し、実燃費を向上させる機能です。
特に渋滞の多い都市部に住むユーザーや、坂の多い山岳地帯に住むユーザーに大きなメリットがあります。
元々250系よりも価格レンジの高い350h系を選ぶからには、ここでケチっても仕方ない。是非とも88万円を奮発してバージョンLを選びたい。
レクサス NX 450h+ Fスポーツと450h+ バージョンLの違い
比較項目 | 450h+ Fスポーツ |
---|---|
装備の違い | Fスポーツ専用エクステリア パフォーマンスダンパー+NAVI・AI-AVS ドライブモードスイッチ (5モード) Fスポーツ専用メーター+専用スポーツアルミペダル+フットレスト 本革スポーツシート 上下前後調整式フロントヘッドレスト |
価格 | 7,380,000円 |
比較項目 | 450h+ バージョンL |
---|---|
装備の違い | ITSコネクト ドライブモードスイッチ (3モード) 本革シート 上下調整式フロントヘッドレスト |
価格 | 7,140,000円 |
価格差:450h+ Fスポーツの方が24万円高い
レクサス NXの450h+ Fスポーツと450h+ バージョンLの比較です。
450h+ Fスポーツは文字通りスポーツ性を追求したグレードで、スポーティ内外装や走行性能を高める装備が付きます。
一方450h+ バージョンLには、450h+ Fスポーツには付かないITSコネクトが備わるので、24万円安いからと言って装備面で全面的に劣るわけではありません。
赤字で示したパフォーマンスダンパー+NAVI・AI-AVSについて、以下で解説しよう。
パフォーマンスダンパー+NAVI・AI-AVS
ボディの前端部と後端部にパフォーマンスダンパーを装着。
走行中ボディに生じるしなりや微振動を吸収し、ハンドリングや乗り心地を向上させます。
更に、カーナビの情報を生かしこれから進入するコーナーの状況を解析、サスペンションの減衰力を自動制御して走行安定性や乗り心地を高めるNAVI・AI-AVSも装備。
この2つの機能により、他のグレードと比べハイレベルかつ快適なスポーツ走行が楽しめます。
ワインディング走行を積極的に楽しみたい人なら、24万円余分に出費してでもFスポーツを選ぶ価値があるぞ。逆に大人しく安全運転に徹するなら、ITSコネクトが付くバージョンLがおススメだ。
アクセル踏み間違い防止機能の付いたレクサス NXのグレードは?
レクサス NXにはアクセル踏み間違い防止機能が標準装備されるグレードはありません。
オプションでアクセル踏み間違い防止機能の「パーキングサポートブレーキ (周囲静止物)」が用意されていますが、付けられるグレードは以下の4タイプに限られます。
- 450h+ バージョンL
- 350h バージョンL
- 350h Fスポーツ
- 350h
レクサス NXの売れ筋人気グレードランキングと販売比率2023年9月現在
レクサス NXのグレードがどうしても決められない場合、売れ筋の人気グレードや販売比率を参考にすると良いでしょう。
ここでは、実際の注文台数を調査してレクサス NXの人気グレードをランキングにしてみました。
※売れ筋グレードランキングの根拠は、過去3か月間の中古車オートオークション(USS,TAA,HAA,CAA,JU,アライ,ベイオーク,ミライブ他)での合計取引台数を元にランキングしています。
順位 | グレード名 | 台数と販売比率 | 1年~2年落ちリセール |
---|---|---|---|
1位 | 350h Fスポーツ | 76 (46.0%) |
89.4% |
2位 | 350 Fスポーツ | 29 (17.5%) |
86.6% |
3位 | 250 バージョンL | 25 (15.1%) |
82.8% |
4位 | 350h バージョンL | 24 (14.5%) |
81.2% |
5位 | 450h+ バージョンL | 5 (3.0%) |
77.7% |
5位 | 450h+ Fスポーツ | 5 (3.0%) |
76.1% |
7位 | 250 | 1 (0.6%) |
— |
レクサス NX 350h Fスポーツが売れ筋グレードランキングの1位です。
続いて350 Fスポーツがランクインするなど、比較的上級グレードに人気が集中しています。
レクサス NXのおすすめグレードはコレ
- レクサス NX 250
- レクサス NX 350h Fスポーツ
レクサス NX 250のおすすめの理由
レクサス NXのグレード体系は基本的にガソリン車3タイプ、ハイブリッド3タイプ、プラグインハイブリッド2タイプの全8タイプとなっています。
もしコストパフォーマンスを重視でおススメグレードをあげるなら、ガソリン車の最廉価グレード「250」です。
何と言ってもレクサス NXで唯一500万円を切る価格設定は、大きな魅力。
装備面では上級グレードには劣りますが、最低限欲しい装備は一通り揃っているので、贅沢を言わなければ特に不満なく乗れるはずです。
ただ不人気グレード故リセールは期待できないので、乗り潰すくらいの気持ちで購入した方がいいでしょう。
レクサス NX 350h Fスポーツのおすすめの理由
人気の観点からレクサス NXのおススメグレードをあげるなら、売れ筋ランキングトップの「350h Fスポーツ」で決まりです。
人気の理由は、スポーツ心を満たす装備とNXでトップの燃費性能を両立している点にあります。
リセールバリューも期待できるので、短期間で手放す予定の人にもおススメです。
もし燃費にはこだわらず走行性能を最重視したい場合は、ガソリン車350 Fスポーツの選択も悪くありません。
レクサス NXおすすめグレードの乗り出し価格は
レクサス NXのおすすめグレードの見積シミュレーションです。
値引きや人気オプションを含めたリアリティのある乗り出し価格なので、参考にしてみて下さい。
レクサス NX 250の乗り出し価格
グレード名 | レクサス NX 250 (2WD) |
---|---|
車両本体価格 | 4,550,000円 |
メーカーオプション名 | — |
メーカーオプション価格 | –円 |
ディーラーオプション名 | ドライブレコーダー サイドバイザー フロアマット |
ディーラーオプション価格 | 169,400円 |
諸費用 | 254,930円 |
車両目標値引き | ▲30,000円 |
オプション値引き | ▲34,000円 |
乗り出し価格 | 4,910,330円 |
メーカーオプションは何も選ばず、ディーラーオプションは人気のドライブレコーダー等を選び、値引きを含め乗り出し価格は約491万円となりました。
レクサス NX 350h Fスポーツの乗り出し価格
グレード名 | レクサス NX 350h Fスポーツ (2WD) |
---|---|
車両本体価格 | 6,080,000円 |
メーカーオプション名 | パノラマルーフ ルーフレール パノラミックビューモニター |
メーカーオプション価格 | 304,700円 |
ディーラーオプション名 | ドライブレコーダー サイドバイザー フロアマット |
ディーラーオプション価格 | 169,400円 |
諸費用 | 94,450円 |
車両目標値引き | ▲30,000円 |
オプション値引き | ▲34,000円 |
乗り出し価格 | 6,584,550円 |
メーカーオプションはリセールアップにつながるパノラマルーフやパノラミックビューモニター等を選択、ディーラーオプションは先ほどと同じ物を選び、値引きを入れて乗り出し価格は約658.4万円となりました。
下取り車があれば、さらに新車が安く買える【マンガ付き】
新車を安く買うには、値引きをしてもらうのが一番手っ取り早いですが、下取り車があるならさらに安く買う事が出来ます。
やり方はとても簡単なので、是非参考にしてみて下さい。
ディーラーの下取り金額に騙されるな!?
新車へ買い替えるなら、下取り車をディーラーで査定してもらうのが一般的でしょう。
しかしここで注意してもらいたいのが、「ディーラーは下取り金額を低めに見積もっている」事なんです。
本来あるはずの下取り相場より安く買えれば、新車値引きを多少多くしても、ディーラーは下取り車の利益で回収できてしまう訳ですね。
また「値引きは限界です。その代わり下取り金額に10万円上乗せしたので、これで契約してください!」と言ったセールストークも可能になり、新車の値引きを抑えつつ、契約に繋げる事が出来ます。
ディーラーはメリット大、ですがユーザーは損でしかありません・・・
ディーラーに騙されないためにする事
以前、管理人がフィットを売却した時の例で紹介します。
ディーラーの査定でフィットは52万円と言われました。
まだ年式も新しかったので、その下取り金額が妥当かどうか確かめるために、買取店にも査定してもらう事に。
買取店の査定サイトから申し込むと、概算の買取金額を教えてくれます。
その時の画像です。
出た金額は、なんとディーラーよりも20万円以上も高い買取金額でした。
概算とは言え20万円の差額・・・その後ディーラーへ出向き「買取店で75万って言われたんですけど」と伝えてみると、少々待たされましたが「今回決めてくれるなら2万上乗せして77万円で下取ります。もう限界です・・」
ホントに限界かどうか分かりませんが、52万⇒77万=25万円のアップです!
その時の契約書です。
もしディーラーの言う通りに最初の52万円で契約していたら、25万円の大損となっていました。。
この時した事は、査定サイトで表示された買取相場をディーラーへ伝えただけです。
これだけで25万円のアップに成功したので、下取り車がある方は是非参考にしていただきたいと思います。
ちなみに査定サイトで申し込んだ買取店にも見てもらいましたが、本当に限界らしく1万円プラスの78万円を提示されました。
しかし+1万円位なら、納車まで乗っていられることを優先して、今回はディーラーへ出しましたが、買取店の方がそれ以上に高ければ、買取店へ売っても良いでしょうね。
この時利用した査定サイトは、ナビクル車査定です。
1分ほどの入力で買取店への査定申し込み後、画面上に買取相場が表示されるので、今回のようにディーラーの下取りと比較したい方、すぐに相場を知りたい方にはお勧めのサイトです。
ディーラーや買取店で査定額が付かなければ廃車買取業者に依頼する
ディーラーや買取店で査定額が付かなければ、廃車業者に直接売った方が高くなる可能性があります(廃車なら買取店はマージンだけ取って廃車業者へ渡すだけ)。
廃車の目安はグーネットやカーセンサーで下取り車に近い条件の車両が20万円以下で売られていたら、その車両はほぼ廃車価格の仕入れです。その場合は廃車業者に直接売った方が高くなる可能性が高いでしょう。事故車や不動車も以下の廃車業者に売れます。