ZR-Vのグレード体系はシンプルですが、それでもグレード選びに悩みはつきものでしょう。特に、
- e:HEV Zとe:HEV X、コストパフォーマンスが高いのはどっち?
- e:HEV Zとガソリン車Zはどちらがお買い得?
- ZとXの違いは?
などが悩みどころではないでしょうか。
ここでは、ZR-Vの売れ筋グレード同士を装備やコストパフォーマンスの観点から比較していきます。
同時に、ペダルの踏み間違いによる暴走事故を抑制する「アクセル踏み間違い防止機能」の付いたおすすめグレードも紹介!
また当社中古車販売店ならではの、業者オートオークション取引台数から割り出した、売れているグレードの人気ランキングも紹介しているので、ZR-Vのグレード選びの参考にどうぞ。
ZR-Vのグレード一覧
グレード名 | 価格(円) | WLTCカタログ燃費(km/L) |
---|---|---|
X | 2,949,100 | 14.6 |
e:HEV X | 3,298,900 | 22.1 |
Z | 3,548,600 | 14.5 |
e:HEV Z | 3,899,500 | 22.0 |
X 4WD | 3,169,100 | 13.9 |
e:HEV X 4WD | 3,518,900 | 21.7 |
Z 4WD | 3,768,600 | 13.9 |
e:HEV Z 4WD | 4,119,500 | 21.5 |
ZR-Vのグレード一覧を見ても価格が分かるだけで、グレードの違いや装備は分かりませんね。ここから気になる人気グレードの違いを詳しく説明します!
ZR-Vの売れ筋グレードを比較!グレード間の装備の違いと価格差は妥当か?
ZR-Vの装備は、ホンダ発表の公式装備一覧表を基にしています。
ZR-V e:HEV Zとe:HEV Xの違い
比較項目 | e:HEV Z |
---|---|
装備の違い | アダプティブドライビングビーム 後退出庫サポート マルチビューカメラシステム オートレベリング機構付フルLEDヘッドライト LEDアクティブコーナリングライト ホンダコネクトディスプレー+ETC2.0車載器 先読みエコアシスト ボーズプレミアムサウンドシステム+12スピーカー 運転席8ウェイパワーシート+助手席4ウェイパワーシート ドライビングポジションシステム 運転席・助手席シートヒーター ステアリングヒーター プラズマクラスター技術搭載フルオートエアコン ハンズフリーアクセス機能付パワーテールゲート ワイヤレス充電器 本革シート 本革ステアリングホイール フレームレス自動防眩ルームミラー リア用LEDスポットランプ LEDテールゲートランプ 運転席・助手席シートバックポケット ドアライニングLEDアンビエントランプ ステンレス製スポーツペダル パーセルカバー リバース連動ドアミラー ビルトインエキパイフィニッシャー |
価格 | 3,899,500円 |
比較項目 | e:HEV X |
---|---|
装備の違い | マニュアルレベリング機構付フルLEDヘッドライト ホンダコネクトフォーギャザズ+ナビ装着用スペシャルパッケージ 8スピーカー フルオートエアコン パワーテールゲート コンビシート プライムスムースステアリングホイール 自動防眩ルームミラー 助手席シートバックポケット |
価格 | 3,298,900円 |
価格差:e:HEV Zの方が600,600円高い
ZR-Vの2WD車のe:HEV Zとe:HEV Xの違いです。
e:HEV Zは約60万円高価ですが、その分安全装備や快適装備が遥かに充実しています。
特にニーズの大きい装備を赤字で示したぞ。以下で解説しよう!
マルチビューカメラシステム
車両の前後左右4か所に搭載されたカメラの映像をナビディスプレーに表示し、駐車や離合、見通しの悪い交差点への進入などをサポートします。
車を上から見下ろしたようなグラウンドビューをはじめ、フロントブラインドビュー、サイドビュー、リアワイドビューなど様々なビューに切り替えが可能です。
目視と併用することで、接触事故のリスクを大幅に減らすことできます。
ホンダコネクトディスプレー+ETC2.0車載器
ナビ機能付のディスプレーで、通信機能のホンダコネクトを備えています。
ホンダコネクトは、事故や交通トラブルに巻き込まれた時にサポートセンターに通報する機能、車外からエアコンをオンにする機能、スマートキーを忘れてもスマホでドア解錠やパワートレイン起動を行う機能など、多彩な機能を搭載。
ZR-Vが一層安心・快適に使える装備として見逃せません。
更に、高速道路走行時に欠かせないETC2.0車載器も標準装備します。
ボーズプレミアムサウンドシステム+12スピーカー
米国の名門オーディオメーカー、ボーズ社の開発による高音質サウンドシステムです。
合計12個のスピーカーから迫力と臨場感に溢れるサウンドを再生します。
またステレオ音源をマルチチャンネルに変換する機能や、車速に影響されず快適な音声を再生する機能なども魅力です。
運転席8ウェイパワーシート+助手席4ウェイパワーシート
運転席の前後スライド・リクライニング・シート前端高さ・シート後端高さの4項目と、助手席の前後スライド・リクライニングの2項目を電動調整できる装備です。
手動式と異なり力を使わず、かつきめミリ単位の細かい調整ができます。
運転席・助手席シートヒーター&ステアリングヒーター
運転席と助手席の座面を温めるシートヒーターと、ステアリングホイールのグリップ部を温めるステアリングヒーターを装備。
寒い日でも体や手が直接温まるため、快適なドライブが可能です。
シートヒーターは温度を3段階に調整することができます。
e:HEV Zはe:HEV Xよりも約60万円も高額だが、装備の差は圧倒的だ。より安全かつ快適に移動できることを考えれば、頑張ってe:HEV Zを選びたい!
ZR-V e:HEV Zとガソリン車Zの違い
比較項目 | e:HEV Z |
---|---|
パワートレインの違い | モーター+2Lガソリンエンジン |
装備の違い | 車両接近通報装置 先読みエコアシスト エレクトリックギアセレクター 減速セレクター |
価格 | 3,899,500円 |
比較項目 | Z (ガソリン車) |
---|---|
パワートレインの違い | 1.5Lガソリンターボエンジン |
装備の違い | 本革巻セレクトレバー パドルシフト |
価格 | 3,548,600円 |
価格差:e:HEV Zの方が350,900円高い
ZR-Vの2WD車のe:HEV Zとガソリン車Zの違いです。
装備にも若干相違はありますが、最大の相違点はパワートレイン。
e:HEV Zはモーターをメイン動力として走行し、エンジンは主に発電用として用いるのに対し、Zはエンジン動力のみで走行します。
モーターならではの静粛性や強力なトルク感、燃費の良さなどに魅力を感じるかどうかが、e:HEVを選ぶかガソリン車を選ぶかの分かれ目になるでしょう。
ZR-V ZとXの違い
比較項目 | Z |
---|---|
装備の違い | アダプティブドライビングビーム 後退出庫サポート マルチビューカメラシステム オートレベリング機構付フルLEDヘッドライト LEDアクティブコーナリングライト ホンダコネクトディスプレー+ETC2.0車載器 パドルシフト ボーズプレミアムサウンドシステム+12スピーカー 運転席8ウェイパワーシート+助手席4ウェイパワーシート ドライビングポジションシステム 運転席・助手席シートヒーター ステアリングヒーター プラズマクラスター技術搭載フルオートエアコン ハンズフリーアクセス機能付パワーテールゲート ワイヤレス充電器 本革シート 本革ステアリングホイール フレームレス自動防眩ルームミラー リア用LEDスポットランプ LEDテールゲートランプ 運転席・助手席シートバックポケット ドアライニングLEDアンビエントランプ ステンレス製スポーツペダル パーセルカバー リバース連動ドアミラー ビルトインエキパイフィニッシャー |
価格 | 3,548,600円 |
比較項目 | X |
---|---|
装備の違い | マニュアルレベリング機構付フルLEDヘッドライト ホンダコネクトフォーギャザズ+ナビ装着用スペシャルパッケージ 8スピーカー フルオートエアコン パワーテールゲート コンビシート プライムスムースステアリングホイール 自動防眩ルームミラー 助手席シートバックポケット |
価格 | 2,949,100円 |
価格差:Zの方が599,500円高い
ZR-Vの2WD車のZとXの違いです。
60万円近い価格差は、安全・快適装備の差として如実に表れています。
あると特に重宝する装備を赤字で示したので、以下で解説しよう!
アダプティブドライビングビーム
夜間走行中に対向車や先行車を検知すると、照射範囲を自動で調整する装備です。
視界の効くハイビームを維持しながら、相手への幻惑を防止できるのが大きなメリット。
対向車や先行車を検知するとロービームに切り替えるオートハイビームと比べ、歩行者の早期発見の可能性が高ます。
ハンズフリーアクセス機能付パワーテールゲート
足をリアバンパー下にかざすだけで、テールゲートが自動で電動オープンします。
両手が荷物で塞がっている時や子供を抱いている時などに大変便利です。
ワイヤレス充電器
Qi対応のスマホなどを置くだけで充電できます。
いちいちケーブルを抜き差しする手間が省け、大変便利です。
本革シート
メイン部に本革を採用したシートを装備。
手触りの良さや高級感などは、本革素材ならではの魅力です。
リバース連動ドアミラー
シフトポジションをRに入れると、助手席側のドアミラー鏡面が自動で下向きになる装備です。
バックの際に白線や縁石などが確認できるので、駐車や幅寄せがやりやすくなります。
グレードが1つ違うだけで約60万円もの価格差があるが、これだけ装備に差があるので納得がいく。買った後の満足度なら、間違いなくZの方が高いぞ!
アクセル踏み間違い防止機能の付いたZR-Vのグレードは?
ZR-Vは全車にアクセルの踏み間違いによる暴走を防ぐ「誤発進抑制機能」「後方誤発進抑制機能」が標準装備されます。
ZR-Vの売れ筋人気グレードランキングと販売比率2023年9月現在
どうしてもZR-Vのグレードが決められない場合、売れ筋の人気グレードや販売比率を参考にする方法もあります。
下記のZR-Vの人気グレードランキングを参考にしてみてください。
※売れ筋グレードランキングの根拠は、過去3か月間の中古車オートオークション(USS,TAA,HAA,CAA,JU,アライ,ベイオーク,ミライブ他)での合計取引台数を元にランキングしています。
順位 | グレード名 | 台数と販売比率 | 当年のリセール |
---|---|---|---|
1位 | e:HEV Z | 47 (44.7%) |
88.8% |
2位 | 1.5 Z | 28 (26.6%) |
83.8% |
3位 | 1.5 X | 25 (23.8%) |
82.1% |
4位 | e:HEV X | 5 (4.7%) |
85.6% |
ZR-Vでは最上級グレードのe:HEV Zが売れ筋グレードランキング1位となっています。
当年モデルのリセールは、現状ではe:HEV Zが1位となっています。
ZR-Vのおすすめグレードはコレ
- ZR-V Z
- ZR-V e:HEV Z
ZR-V Zのおすすめの理由
ZR-Vのグレード展開は基本的に4タイプ。
コストパフォーマンス重視でおすすめグレードをあげるなら、ガソリン車の上級グレード「Z」です。
下位グレードの「X」より約60万円高価ですが、装備が圧倒的に充実しているので決して割高ではありません。
またハイブリッドのe:HEV Zと比べ約35万円安価で、装備がほぼ同等であることを考えるとお買い得感があります。
モーター走行ならではのフィーリングや好燃費を求めないなら、ガソリン車Zがベストチョイスです。
ZR-V e:HEV Zのおすすめの理由
人気重視の観点でZR-Vのおすすめをあげるなら、売れ筋ランキングナンバーワンの「e:HEV Z」で決まりです。
充実した装備に加え、静粛性や燃費性能など全てが備わったグレードと言えます。
皆が選んでいる人気グレードということもあり、安心して選べるはずです。
ZR-Vおすすめグレードの乗り出し価格は
ZR-Vのおすすめグレードの見積シミュレーションです。
値引きや人気オプションを含めたリアリティのある乗り出し価格なので、参考にどうぞ。
ZR-V Zの乗り出し価格
グレード名 | ZR-V Z |
---|---|
車両本体価格 | 3,548,600円 |
メーカーオプション名 | プラチナホワイト・パール |
メーカーオプション価格 | 38,500円 |
ディーラーオプション名 | ドライブレコーダー サイドバイザー フロアマット |
ディーラーオプション価格 | 157,960円 |
諸費用 | 228,910円 |
車両目標値引き | ▲70,000円 |
オプション値引き | ▲31,000円 |
乗り出し価格 | 3,827,970円 |
メーカーオプションは人気カラーのプラチナホワイト・パールを選択、ディーラーオプションは人気のドライブレコーダー等を選び、値引きを入れて乗り出し価格382.7万円となりました。
ZR-V e:HEV Zの乗り出し価格
グレード名 | ZR-V e:HEV Z |
---|---|
車両本体価格 | 3,899,500円 |
メーカーオプション名 | プラチナホワイト・パール |
メーカーオプション価格 | 38,500円 |
ディーラーオプション名 | ドライブレコーダー サイドバイザー フロアマット |
ディーラーオプション価格 | 157,960円 |
諸費用 | 105,410円 |
車両目標値引き | ▲70,000円 |
オプション値引き | ▲31,000円 |
乗り出し価格 | 4,100,370円 |
メーカーオプション、ディーラーオプションとも先ほどと同じ物を選び、値引きを入れて乗り出し価格410万円となりました。
下取り車があれば、さらに新車が安く買える【マンガ付き】
新車を安く買うには、値引きをしてもらうのが一番手っ取り早いですが、下取り車があるならさらに安く買う事が出来ます。
やり方はとても簡単なので、是非参考にしてみて下さい。
ディーラーの下取り金額に騙されるな!?
新車へ買い替えるなら、下取り車をディーラーで査定してもらうのが一般的でしょう。
しかしここで注意してもらいたいのが、「ディーラーは下取り金額を低めに見積もっている」事なんです。
本来あるはずの下取り相場より安く買えれば、新車値引きを多少多くしても、ディーラーは下取り車の利益で回収できてしまう訳ですね。
また「値引きは限界です。その代わり下取り金額に10万円上乗せしたので、これで契約してください!」と言ったセールストークも可能になり、新車の値引きを抑えつつ、契約に繋げる事が出来ます。
ディーラーはメリット大、ですがユーザーは損でしかありません・・・
ディーラーに騙されないためにする事
以前、管理人がフィットを売却した時の例で紹介します。
ディーラーの査定でフィットは52万円と言われました。
まだ年式も新しかったので、その下取り金額が妥当かどうか確かめるために、買取店にも査定してもらう事に。
買取店の査定サイトから申し込むと、概算の買取金額を教えてくれます。
その時の画像です。
出た金額は、なんとディーラーよりも20万円以上も高い買取金額でした。
概算とは言え20万円の差額・・・その後ディーラーへ出向き「買取店で75万って言われたんですけど」と伝えてみると、少々待たされましたが「今回決めてくれるなら2万上乗せして77万円で下取ります。もう限界です・・」
ホントに限界かどうか分かりませんが、52万⇒77万=25万円のアップです!
その時の契約書です。
もしディーラーの言う通りに最初の52万円で契約していたら、25万円の大損となっていました。。
この時した事は、査定サイトで表示された買取相場をディーラーへ伝えただけです。
これだけで25万円のアップに成功したので、下取り車がある方は是非参考にしていただきたいと思います。
ちなみに査定サイトで申し込んだ買取店にも見てもらいましたが、本当に限界らしく1万円プラスの78万円を提示されました。
しかし+1万円位なら、納車まで乗っていられることを優先して、今回はディーラーへ出しましたが、買取店の方がそれ以上に高ければ、買取店へ売っても良いでしょうね。
この時利用した査定サイトは、ナビクル車査定です。
1分ほどの入力で買取店への査定申し込み後、画面上に買取相場が表示されるので、今回のようにディーラーの下取りと比較したい方、すぐに相場を知りたい方にはお勧めのサイトです。
ディーラーや買取店で査定額が付かなければ廃車買取業者に依頼する
ディーラーや買取店で査定額が付かなければ、廃車業者に直接売った方が高くなる可能性があります(廃車なら買取店はマージンだけ取って廃車業者へ渡すだけ)。
廃車の目安はグーネットやカーセンサーで下取り車に近い条件の車両が20万円以下で売られていたら、その車両はほぼ廃車価格の仕入れです。その場合は廃車業者に直接売った方が高くなる可能性が高いでしょう。事故車や不動車も以下の廃車業者に売れます。