過去半年間の全国の業者オークション流通車両(約450万台)から、プリウスの人気色・カラーのランキングと色別の買取相場の差をプロの車屋が本気で調査しています。
新車のカラー選びや1年後~5年後に高く売れる色の目安の参考にしてみてください。
市場の流通台数から見るプリウスの人気色ランキング
1位 プラチナホワイトパールマイカ 1988台
- カラーナンバー 089
2種類ある白のうち、有料色のプラチナホワイトパールマイカがプリウスの流通台数1位になっています。
パール塗装特有の煌めきや上質感が、有料のハンディを跳ね除けて人気トップになった要因でしょう。
特別仕様車「ブラックエディション」では、ブラックルーフの2トーンカラーを選ぶこともできます。
2位 アティチュードブラックマイカ 1347台
- カラーナンバー 218
3種類あるブラックのうち、無料カラーのアティチュードブラックマイカが流通台数2位にランクイン。
程よい煌めき感もあり、無料カラーながら上質に仕上げられています。
エコカーのイメージを良い意味で覆す精悍な雰囲気が魅力です。
3位 シルバーメタリック 1040台
- カラーナンバー 1F7
嫌味のないカラーの代表格、シルバーメタリックも人気です。
シャープなプリウスのフォルムと金属的なシルバーカラーのマッチングは絶妙!
まめな洗車を必要としない点も、実用車のプリウスには打ってつけと言えるでしょう。
4位 スーパーホワイトⅡ 835台
- カラーナンバー 040
こちらのスーパーホワイトⅡは、無料で選ぶことができます。
ソリッド塗装なので質感はマットですが、純白の清潔感はしっかり確保。
ただ、清潔感を保つために洗車は小まめに実施したいところです。
5位 グレーメタリック 331台
- カラーナンバー 1G3
シルバーメタリックよりも濃い色合いのグレーメタリック。
重厚さや精悍さでは、このグレーメタリックに分があります。
ブラックエディションでは、更に引き締まった雰囲気になる2トーンカラーの選択も可能です。
6位 エモーショナルレッドⅡ 219台
- カラーナンバー 3U5
ある意味プリウスのイメージから一番遠いエモーショナルレッドⅡも、意外と台数が出回っています。
華やかでフェミニンな雰囲気が一定の評価を得ているのでしょう。
ソリッド塗装であることも、赤の魅力を外連味なく引き出す点でプラスに作用しています。
7位 ブルーメタリック 171台
- カラーナンバー 8X7
暖色系の代表格がエモーショナルレッドⅡなら、寒色系の代表格がブルーメタリック。
爽やかさ、軽快さではプリウスの全カラー中ベストでしょう。
ともすれば安っぽく見えがちな色ですが、メタリック塗装のお陰で上質感が確保されています。
8位 プレシャスブラックパール 10台
- カラーナンバー 219
ブラックエディション専用の黒が、このプレシャスブラックパール。
55,000円の高額なオプションカラーですが、美しい仕上げを見れば納得が行くはず。
このカラーを目当てにブラックエディションを選ぶのも十分ありです。
9位 ブラッキッシュアゲハガラスフレーク 2台
- カラーナンバー 221
個性派という点ではプリウスの全色の中でトップと言えるのが、ブラッキッシュアゲハガラスフレークです。
ブラックの名が付いていますが、文字通りアゲハ蝶の羽の色を彷彿とさせる妖しい色合いを備えています。
人気はワーストですが、人と被りたくない人にはベストの選択です。
プリウスの人気カラーランキング総評
プリウスの人気カラーランキングは、白・黒・シルバーの定番カラーが上位4位を占める結果になっています。
ことプラチナホワイトパールマイカの人気は圧倒的で、パール系ホワイトの強さがプリウスでも遺憾なく発揮されました。
また、車種によっては人気が低迷しているシルバーメタリックがランキング3位に入っていることも、特徴的な現象です。
プリウスは比較的高齢のユーザーが多いためか、目立たない地味な色が好まれるのでしょう。
そんな中で、ランキングは下位ですが明るいエモーショナルレッドⅡやブルーメタリックも意外なほど台数が出回っています。
勿論プリウスにも若いユーザーや女性ユーザーもいるので、そうした人たちに選ばれているようです。
プリウスの高く売れるカラーはコレ!
※基準はプラチナホワイトパールマイカで設定しています。各色プラチナホワイトパールマイカに対して、±○○円と記載しているので、色による買取相場の差が分かります。
ボディカラー色 | 1年落ち価格差 基準色に対して |
3年落ち価格差 基準色に対して |
5年落ち価格差 基準色に対して |
プラチナホワイトパールマイカ | ±0 基準色 | ±0 基準色 | ±0 基準色 |
アティチュードブラックマイカ | +2万 | -7万 | +7万 |
シルバーメタリック | -18万 | -9万 | -23万 |
スーパーホワイトⅡ | -9万 | -13万 | -13万 |
グレーメタリック | -16万 | -11万 | -1万 |
エモーショナルレッドⅡ | -26万 | -24万 | -18万 |
ブルーメタリック | -23万 | -14万 | -21万 |
プレシャスブラックパール | |||
ブラッキッシュアゲハガラスフレーク |
1年落ちのリセールでは、唯一アティチュードブラックマイカのみが基準色プラチナホワイトパールマイカよりプラス査定になっています。
それ以外のカラーは査定値が大幅なダウンとなり、売却時に悲しい思いをするでしょう。
3年落ちではアティチュードブラックマイカさえもマイナス7万円の査定となり、無料カラーであることを差し引いても売却時の損失は免れません。
その他のカラーも、1年落ちの場合と同様軒並み大幅なマイナス査定です。
興味深いのは5年落ちのデータで、アティチュードブラックマイカが再びプラチナホワイトパールマイカを逆転、しかも7万円も査定がアップします。
また、グレーメタリックのプラチナホワイトパールマイカとの価格差が殆どなくなることにも要注目です。
しかし総じて言えることは、リセール重視で色を選ぶならプラチナホワイトパールマイカかアティチュードブラックマイカがベストということです。
それ以外のカラーは、乗り潰すくらいのつもりで選んだ方がいいでしょう。
下取り車の金額で絶対に損しないためにすること【マンガ付き】
新車を安く買うには、値引きをしてもらうのが一番手っ取り早いですが、下取り車があるならさらに安く買う事が出来ます。
やり方はとても簡単なので、是非参考にしてみて下さい。
ディーラーの下取り金額に騙されるな!?
新車へ買い替えるなら、下取り車をディーラーで査定してもらうのが一般的でしょう。
しかしここで注意してもらいたいのが、「ディーラーは下取り金額を低めに見積もっている」事なんです。
本来あるはずの下取り相場より安く買えれば、新車値引きを多少多くしても、ディーラーは下取り車の利益で回収できてしまう訳ですね。
また「値引きは限界です。その代わり下取り金額に10万円上乗せしたので、これで契約してください!」と言ったセールストークも可能になり、新車の値引きを抑えつつ、契約に繋げる事が出来ます。
ディーラーはメリット大、ですがユーザーは損でしかありません・・・
ディーラーに騙されないためにする事
以前、管理人がフィットを売却した時の例で紹介します。
ディーラーの査定でフィットは52万円と言われました。
まだ年式も新しかったので、その下取り金額が妥当かどうか確かめるために、買取店にも査定してもらう事に。
買取店の査定サイトから申し込むと、概算の買取金額を教えてくれます。
その時の画像です。
出た金額は、なんとディーラーよりも20万円以上も高い買取金額でした。
概算とは言え20万円の差額・・・その後ディーラーへ出向き「買取店で75万って言われたんですけど」と伝えてみると、少々待たされましたが「今回決めてくれるなら2万上乗せして77万円で下取ります。もう限界です・・」
ホントに限界かどうか分かりませんが、52万⇒77万=25万円のアップです!
その時の契約書です。
もしディーラーの言う通りに最初の52万円で契約していたら、25万円の大損となっていました。。
この時した事は、査定サイトで表示された買取相場をディーラーへ伝えただけです。
これだけで25万円のアップに成功したので、下取り車がある方は是非参考にしていただきたいと思います。
ちなみに査定サイトで申し込んだ買取店にも見てもらいましたが、本当に限界らしく1万円プラスの78万円を提示されました。
しかし+1万円位なら、納車まで乗っていられることを優先して、今回はディーラーへ出しましたが、買取店の方がそれ以上に高ければ、買取店へ売っても良いでしょうね。
この時利用した査定サイトは、ナビクル車査定です。
1分ほどの入力で買取店への査定申し込み後、画面上に買取相場が表示されるので、今回のようにディーラーの下取りと比較したい方、すぐに相場を知りたい方にはお勧めのサイトです。
ディーラーや買取店で査定額が付かなければ廃車買取業者に依頼する
ディーラーや買取店で査定額が付かなければ、廃車業者に直接売った方が高くなる可能性があります(廃車なら買取店はマージンだけ取って廃車業者へ渡すだけ)。
廃車の目安はグーネットやカーセンサーで下取り車に近い条件の車両が20万円以下で売られていたら、その車両はほぼ廃車価格の仕入れです。その場合は廃車業者に直接売った方が高くなる可能性が高いでしょう。事故車や不動車も以下の廃車業者に売れます。
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