過去半年間の全国の業者オークション流通車両(約450万台)から、クラウンの人気色・カラーのランキングと色別の買取相場の差をプロの車屋が本気で調査しています。
新車のカラー選びや1年後~5年後に高く売れる色の目安の参考にしてみてください。
市場の流通台数から見るクラウンの人気色ランキング
1位 プレシャスホワイトパール 472台
- カラーナンバー 090
クラウンのイメージカラー、プレシャスホワイトパールが流通台数の圧倒的1位でした。
純白に煌めくパール塗装が、クラウンの高級イメージを更に引き上げます。
迷ったらこの色を選んでおけばまちがいない!という定番中の定番です。
2位 ブラック 136台
- カラーナンバー 202
プレシャスホワイトパールに次いで流通台数が多い色が、ブラックです。
ソリッド塗装ならではのマットな質感は、凄みさえ感じさせます。
クラウンから威圧感を引き出す点で、この色の右に出るものはないでしょう。
3位 プレシャスブラックパール 129台
- カラーナンバー 219
クラウンの流通台数3位は、プレシャスブラックパール。
同じブラックでもこちらは手間の掛かったパール塗装なので、有料色となります。
漆黒のブラックとパール塗装の組み合わせは、ゴージャス感満点です。
4位 シルバーメタリック 114台
- カラーナンバー 1F7
熱烈なファンはいない代わり、大嫌いという人も少ないカラーがシルバーメタリック。
安全パイの代表格とも言えるこの色は、クラウンでも根強い人気を持っています。
汚れが目立ちにくく、洗車をさぼっても高級車らしい「威厳」を保てる点も魅力です。
5位 ダークブルーマイカ 31台
- カラーナンバー 8S6
深みのある濃紺色、ダークブルーマイカ。
定番カラーとは一味違う、スポーティな雰囲気が持ち味です。
派手さはないものの、しっかり自己主張できるカラーと言えるでしょう。
6位 エモーショナルレッドⅡ 6台
- カラーナンバー 3U5
ある意味クラウンのイメージとは一番かけ離れたカラーが、エモーショナルレッドⅡ。
明るく華やいだ雰囲気のクラウンも、また新鮮味があっていいものです。
女性ユーザーや若い男性ユーザーから好まれています。
7位 プレシャスメタル 1台
- カラーナンバー 1L5
同系統のシルバーメタリックと比べ、重厚なイメージのプレシャスメタル。
プレシャス=「貴重な、高価な」の意味に相応しい高級感が持ち味です。
人気は低いものの、人と被るのが嫌な人には好適でしょう。
クラウンの人気カラーランキング総評
プレシャスホワイトパールがクラウンの流通台数の圧倒的トップでした。
さすがクラウンのイメージカラーだけあり、多くのユーザーに支持されていることが分かりました。
続いて2位にブラック、3位にプレシャスブラックパールと、やはり定番の黒がランクイン。
またシルバーメタリックもクラウンでは根強い人気があり、4位に入っています。
その他のカラーは、クラウンのイメージとややかけ離れているためかユーザーが限られ、流通台数はグっと少なくなっています。
クラウンの高く売れるカラーはコレ!
※基準はプレシャスホワイトパールで設定しています。各色プレシャスホワイトパールに対して、±○○円と記載しているので、色による買取相場の差が分かります。
ボディカラー色 | 1年落ち価格差 基準色に対して |
3年落ち価格差 基準色に対して |
5年落ち価格差 基準色に対して |
プレシャスホワイトパール | ±0 基準色 | ±0 基準色 | ±0 基準色 |
ブラック | -8万 | -6万 | -4万 |
プレシャスブラックパール | -10万 | -8万 | +1万 |
シルバーメタリック | -33万 | -27万 | |
ダークブルーマイカ | -21万 | -22万 | -30万 |
エモーショナルレッドⅡ | |||
プレシャスメタル |
1年落ちの段階で、基準色プレシャスブラックパールと2位のブラックの価格差は8万円も開いています。
3位のプレシャスブラックパールは10万円落ちと更に差が開きますが、ブラックが無料カラーなのに対しこちらは55,000円の有料カラーなので、売却時にかなり損をする計算です。
3年落ちでは、ブラック系2色のプラチナホワイトパールとの価格差は若干縮まりますが、それでも無視できない差があります。
シルバーメタリックともなると33万円もリセールが下がってしまうので、洗車の手間が省けるという理由で選ぶと後悔するかもしれません。
興味深いのは5年落ちのデータで、分が悪かったプレシャスブラックパールのリセールがプラチナホワイトパールマイカを1万円上回ります。
とにかくリセールを重視するなら、プラチナホワイトパールマイカ、ブラック、プレシャスブラックパールの3色から選んでおくべきです。
一見無難なシルバーメタリックや、個性派カラーのダークブルーマイカはリセールが非常に下がってしまうので、乗り潰すくらいの覚悟で選んだ方がいいですね。
下取り車の金額で絶対に損しないためにすること【マンガ付き】
新車を安く買うには、値引きをしてもらうのが一番手っ取り早いですが、下取り車があるならさらに安く買う事が出来ます。
やり方はとても簡単なので、是非参考にしてみて下さい。
ディーラーの下取り金額に騙されるな!?
新車へ買い替えるなら、下取り車をディーラーで査定してもらうのが一般的でしょう。
しかしここで注意してもらいたいのが、「ディーラーは下取り金額を低めに見積もっている」事なんです。
本来あるはずの下取り相場より安く買えれば、新車値引きを多少多くしても、ディーラーは下取り車の利益で回収できてしまう訳ですね。
また「値引きは限界です。その代わり下取り金額に10万円上乗せしたので、これで契約してください!」と言ったセールストークも可能になり、新車の値引きを抑えつつ、契約に繋げる事が出来ます。
ディーラーはメリット大、ですがユーザーは損でしかありません・・・
ディーラーに騙されないためにする事
以前、管理人がフィットを売却した時の例で紹介します。
ディーラーの査定でフィットは52万円と言われました。
まだ年式も新しかったので、その下取り金額が妥当かどうか確かめるために、買取店にも査定してもらう事に。
買取店の査定サイトから申し込むと、概算の買取金額を教えてくれます。
その時の画像です。
出た金額は、なんとディーラーよりも20万円以上も高い買取金額でした。
概算とは言え20万円の差額・・・その後ディーラーへ出向き「買取店で75万って言われたんですけど」と伝えてみると、少々待たされましたが「今回決めてくれるなら2万上乗せして77万円で下取ります。もう限界です・・」
ホントに限界かどうか分かりませんが、52万⇒77万=25万円のアップです!
その時の契約書です。
もしディーラーの言う通りに最初の52万円で契約していたら、25万円の大損となっていました。。
この時した事は、査定サイトで表示された買取相場をディーラーへ伝えただけです。
これだけで25万円のアップに成功したので、下取り車がある方は是非参考にしていただきたいと思います。
ちなみに査定サイトで申し込んだ買取店にも見てもらいましたが、本当に限界らしく1万円プラスの78万円を提示されました。
しかし+1万円位なら、納車まで乗っていられることを優先して、今回はディーラーへ出しましたが、買取店の方がそれ以上に高ければ、買取店へ売っても良いでしょうね。
この時利用した査定サイトは、ナビクル車査定です。
1分ほどの入力で買取店への査定申し込み後、画面上に買取相場が表示されるので、今回のようにディーラーの下取りと比較したい方、すぐに相場を知りたい方にはお勧めのサイトです。
ディーラーや買取店で査定額が付かなければ廃車買取業者に依頼する
ディーラーや買取店で査定額が付かなければ、廃車業者に直接売った方が高くなる可能性があります(廃車なら買取店はマージンだけ取って廃車業者へ渡すだけ)。
廃車の目安はグーネットやカーセンサーで下取り車に近い条件の車両が20万円以下で売られていたら、その車両はほぼ廃車価格の仕入れです。その場合は廃車業者に直接売った方が高くなる可能性が高いでしょう。事故車や不動車も以下の廃車業者に売れます。
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