新型セレナのe-POWERとガソリン車どっちが買いか?両方買ったので、比較してみました。ご参考にどうぞ。
新型セレナのシートの座り心地は?e-POWERルキシオンとガソリンの違いを比較
セレナハイウェイスターVのシートの座り心地
まずはガソリン車のセレナハイウェイスターVのファブリックシートです。
シート裏や横面部分はレザー調ですが、座面・背面はジャガード織物/トリコット生地になっています。
表面は撥水加工が施されているので、子供が飲み物をこぼしてもサッと拭けばシミになりません。
手触りはサラッとツルツルしていて生地感が少なく、見た目もラインが入っていて安っぽくなく好印象です。
座り心地は手触り同様サラッとしていて、そんなにムレる感じではなさそうです。
クッションもほど良く、座面と背面の角度を合わせればベストポジションが取れて、腰に負担は掛かりません。
ファブリックなのでレザーシートのように、シワやスレ、色移りなどを気にしなくていいので、気を使う事なく乗り降りできますね。
セレナe-POWERルキシオンのシートの座り心地
次はセレナe-POWERルキシオンのシートです。
セレナのオーテックを除いた標準グレード中では、ルキシオンのみがオールレザーシートになっています。
やはりレザーシートはファブリックと比べると上質感があります。
若干青味かかったレザーシートで、縞模様が高級感を漂わせてくれますね。
手触りは、しっとり感で言えば本革シートには劣りますが、すべすべしていて安っぽさは感じません。
座り心地は、クッションやシート調整はハイウェイスターVのシートと同じですが、レザーシートによるフィット感と言うか、つつまれ感がファブリックシートとは異なる感じですね。
乗り降りでは座面にシワやスレが残らないか、何となく気を使ってしまいます(笑)。
セレナの一般道・街乗りの乗り心地は?e-POWERルキシオンとガソリン車の違いを比較
セレナハイウェイスターV(ガソリン車)の街乗りの乗り心地
個人的に5ナンバーサイズのミニバンに乗ったのは久しぶりでしたが、まず4気筒2リッターエンジンの滑らかさに驚きました。
昔のイメージだと「ガサガサ」した音で、トルクも薄く加速してもエンジンが唸って、お世辞にも上質な走りとは言えなかったと思います…
新型セレナはそんなイメージを払拭してくれて、街中ではゼロスタートからスムーズな加速をしてくれて、音は静かでエンジンフィールは滑らか、かなり良い出来だと思います!
静かなエンジン音も相まって静粛性は高く、車内はいたって静かです。
肝心の乗り心地ですが、街乗りレベルでは不快な動きはありません。
重心の高いミニバンなので、ギャップやわだちを超えた時に上下や対角線のゆすられ感が心配ですが、これはかなり抑えられています。
足回りは固い感じはありませんが、かと言って柔らかい感じでもないので、フワフワ感はなく、助手席や後席に人が乗っても乗り物酔いはしなそうな動きに感じます。
ギャップを超えた時の突き上げはそれなりに感じますが、収まりは良い方だと思います。
e-POWERに乗る前のガソリン車ハイウェイスターVの乗り心地の印象は、かなりレベルが高く、以前乗った旧型ヴォクシーよりは間違いなく高いレベルにあると思います。
セレナe-POWERルキシオンの街乗りの乗り心地
続いてガソリンセレナから3ヵ月半遅れて納車された、セレナe-POWERルキシオンです。
見た目はほぼ同じですが、タイヤがハイウェイスターVはダンロップ、ルキシオンはブリジストン製を履いており、より静粛性の高いタイヤが奢られています。
e-POWERルキシオンの街乗りですが、やはりe-POWERのモーターによる加速はガソリンエンジンでは得られない類のスムーズさです。
ガソリンセレナでは、一昔前の4気筒エンジンからかなり進化して、スムーズで滑らかに走るなと感動しましたが、e-POWERに乗るとそれ以上でガソリンセレナの好印象が吹き飛ぶほど…
乗り始めて最初に気付くのは、車内が凄く静かな事です。
タイヤの違いに加えて、おそらくフロアやタイヤハウス内の遮音材の違いもあると思います。
なにしろ下からの音が、ガソリンセレナより静かなのは間違いありません!
乗り心地は、e-POWERルキシオンの方が160㎏重いので、その重さは顕著に感じます。
ギャップやわだちの乗り越えでは、脚の収まりがe-POWERルキシオンの方がゆっくり戻る感じ。
かと言ってフワフワで不快な感じではなく、どっしりとした乗り心地です。
e-POWERルキシオンに乗ると、ガソリンセレナの方が脚の動きが早い分、動きに落ち着きがないと言うか、実際には不快に感じないのですが、ルキシオンの方がより乗り心地がいいように感じますね。
セレナの高速道路の乗り心地は?e-POWERルキシオンとガソリン車の違いを比較
セレナハイウェイスターV(ガソリン車)の高速道路での加速感と乗り心地・静粛性は?
ガソリンのセレナハイウェイスターVの高速での乗り心地ですが、まず感じたのが直進安定性の良さです。
ミニバンなのでフラフラ、フワフワした動きになるんじゃないかと思ってましたが、思いのほかステアリングの座りが良くて車が真っすぐ進みます。
風による煽られ感もなく、高速道路で直進安定性が良いと疲労感がかなり低減できるので、これは凄くいいと思います。
道路のつなぎ目などのギャップの乗り越えでは、それなりに突き上げ感とドンと言う音は入ってきますが、不快な感じは少ないです。
e-POWERと乗り比べた後で気付きましたが、e-POWERと比べると車が軽いので、不快では無いですが若干ピョコピョコした動きに感じます。
あとフロアからのロードノイズは、他の所有車と比べると若干うるさいかな?と言うレベルでした。
パワー的にはガソリンエンジンのセレナでも必要十分で、アクセルペダルに余裕を持って踏むことで、本線の合流や追い越しも完了できます。
ここぞと言う場面でアクセルを踏むと、トルクが薄いな~と感じる場面はありますが、回転が上がればパワーが付いてくるので、追い越し等でキビキビした走りは可能です。
ただ、高回転まで回すとそれなりにエンジン音は賑やかなものになります。
セレナe-POWERルキシオンの高速道路での加速感と乗り心地・静粛性は?
続いてセレナe-POWERルキシオンです。
料金所を通過して合流斜線で加速しますが、ガソリンセレナと違ってトルクがモリモリ。
アクセルオンに対してのトルクの盛り上がりがガソリン車とは違うので、軽く余裕を持ってペダルを踏み込むだけで、合流に必要な速度に乗るので、運転がとても楽です。
やはり加速は滑らかでスムーズ、街乗りでも感じましたが高速ではe-POWERのアドバンテージをより強く感じますね。
そしてアクセルをベタっと踏み込めば、あっという間に120キロに到達します。
アクセル全開ではエンジンが始動して、それなりに音が入ってきますが、ガソリンセレナよりも全開時は圧倒的に静かです。
静粛性ですが、エンジン音だけではなく、フロアからの音は断然ルキシオンの方が静かです。
街乗りでも感じましたが、高速ではその違いがより顕著に現れます。
タイヤの違いと、やはり遮音材の違い(厚み?素材?場所?)によって、ロードノイズが静か、全体的に下からの音がハイウェイスターVと比べると静かです。
フロントガラスと左右のフロントドアガラスが遮音ガラスなので、ガソリンハイウェイスターVと比べると、前方の音が抑えられています。
レベルは違いますが、レクサス車やクラウンに近い感じの静粛性の類を感じます。
乗り心地は、街乗りで感じた印象の通りで、e-POWERルキシオンの方が重いので、その重さを感じます。
高速道路のつなぎ目のギャップや路面が若干うねっているような場面でも、ルキシオンの方が動きがゆったりしていて、上手に車の動きが収まって行く感じです。
ガソリンハイウェイスターVの方は全然悪くないのですが、ルキシオンと比べると動きに落ち着きが無い印象になってしまいます。
静粛性の違いもあって、e-POWERルキシオンの方が走りが上質で乗り心地が良く、パワーがあって運転が楽に感じるので、疲労感は少ないでしょうね。
セレナe-POWERルキシオンのプロパイロット2.0を試す!
セレナで採用されたプロパイロット2.0も高速道路で試してきました。
セレナではe-POWERルキシオンのみ、プロパイロット2.0が使用できます。
高速道路である一定の条件を満たせば、両手放しで運転が可能です。(もちろん足もオフです)
プロパイロットスイッチを押して、クルーズコントロール状態にします。
制限速度内で走行車線であれば、ステアリングマークが手が添えられた緑色から青に変わって、手放し(ハンズオフ)運転が可能になります。
これは想像以上に楽です!
これまでレーダークルーズコントロールであれば、足元はフリーでしたが、手はハンドルに添える必要がありました。
それでも高速を運転する上で疲労感は大分低減するなと思っていましたが、ハンズオフはそれ以上の疲労低減の効果があります!体感で5倍くらいでしょうか(笑)。
今回はほんの数十分の運転でしたが、それでも疲労の感じ方が全然違います。根本的に違う感じで、長時間運転では圧倒的な効果が得られるのではないでしょうか。
目から手に伝わるのと、目だけで済むのとでは、これほどまでに違うのかと思うほどです。これは体感しないとその効果は分からないですね。
e-POWERの余裕のある走りと静粛性、そしてプロパイロット2.0があれば、言いすぎですが高速では無敵ではないでしょうか?
ちなみに前方に遅い車があると、追い抜きを案内してきます。
ステアリングスイッチの車線変更ボタンを押しすと追い越ししてくれます。車線変更の際はステアリングに手を添える必要があります。
追い抜きを終えて走行車線に戻ると、またハンズオフ走行が可能になります。
新型セレナe-POWERとガソリン車どっちを選ぶ?
以上を踏まえると、ガソリンセレナも悪くないのですが、e-POWERに乗るとやっぱりe-POWERの方がいいです。
特に高速道路で移動する事が多いなら、e-POWERルキシオンがおすすめ!
体感してみると分かりますが、高速道路での疲労感は圧倒的に低減します。
追従型のレーダークルーズコントロールに初めて乗った時も衝撃でしたが、ハンズオフ運転はそれ以上の衝撃で感動しました(^^;
セレナ ルキシオンは、ガソリン車のハイウェイスターVにメーカーオプションの日産コネクトナビを付けると、その差が約+100万円。
e-POWERハイウェイスターVだと、同じメーカーオプションを付けてルキシオンとの差が約+50万円です。
プラス100万や50万の価値がセレナe-POWERルキシオンにあるか?と言われれば、、、あると思います!
確かにその差額はデカいですが、静粛性アップとレザーシートを含めた内装の質感アップ、そしてプロパイロット2.0による高速の運転の楽さを考えれば、十分妥当かと思います。
セレナの実際の売れ筋グレードは、ガソリン車もe-POWERもハイウェイスターVになると思いますが、予算に余裕があるなら是非ルキシオンに乗ってもらいたいなと、両方買った自分からの願いですね(^^)
下取り車があれば、さらに新車が安く買える【マンガ付き】
新車を安く買うには、値引きをしてもらうのが一番手っ取り早いですが、下取り車があるならさらに安く買う事が出来ます。
やり方はとても簡単なので、是非参考にしてみて下さい。
ディーラーの下取り金額に騙されるな!?
新車へ買い替えるなら、下取り車をディーラーで査定してもらうのが一般的でしょう。
しかしここで注意してもらいたいのが、「ディーラーは下取り金額を低めに見積もっている」事なんです。
本来あるはずの下取り相場より安く買えれば、新車値引きを多少多くしても、ディーラーは下取り車の利益で回収できてしまう訳ですね。
また「値引きは限界です。その代わり下取り金額に10万円上乗せしたので、これで契約してください!」と言ったセールストークも可能になり、新車の値引きを抑えつつ、契約に繋げる事が出来ます。
ディーラーはメリット大、ですがユーザーは損でしかありません・・・
ディーラーに騙されないためにする事
以前、管理人がフィットを売却した時の例で紹介します。
ディーラーの査定でフィットは52万円と言われました。
まだ年式も新しかったので、その下取り金額が妥当かどうか確かめるために、買取店にも査定してもらう事に。
買取店の査定サイトから申し込むと、概算の買取金額を教えてくれます。
その時の画像です。
出た金額は、なんとディーラーよりも20万円以上も高い買取金額でした。
概算とは言え20万円の差額・・・その後ディーラーへ出向き「買取店で75万って言われたんですけど」と伝えてみると、少々待たされましたが「今回決めてくれるなら2万上乗せして77万円で下取ります。もう限界です・・」
ホントに限界かどうか分かりませんが、52万⇒77万=25万円のアップです!
その時の契約書です。
もしディーラーの言う通りに最初の52万円で契約していたら、25万円の大損となっていました。。
この時した事は、査定サイトで表示された買取相場をディーラーへ伝えただけです。
これだけで25万円のアップに成功したので、下取り車がある方は是非参考にしていただきたいと思います。
ちなみに査定サイトで申し込んだ買取店にも見てもらいましたが、本当に限界らしく1万円プラスの78万円を提示されました。
しかし+1万円位なら、納車まで乗っていられることを優先して、今回はディーラーへ出しましたが、買取店の方がそれ以上に高ければ、買取店へ売っても良いでしょうね。
この時利用した査定サイトは、ナビクル車査定です。
1分ほどの入力で買取店への査定申し込み後、画面上に買取相場が表示されるので、今回のようにディーラーの下取りと比較したい方、すぐに相場を知りたい方にはお勧めのサイトです。
ディーラーや買取店で査定額が付かなければ廃車買取業者に依頼する
ディーラーや買取店で査定額が付かなければ、廃車業者に直接売った方が高くなる可能性があります(廃車なら買取店はマージンだけ取って廃車業者へ渡すだけ)。
廃車の目安はグーネットやカーセンサーで下取り車に近い条件の車両が20万円以下で売られていたら、その車両はほぼ廃車価格の仕入れです。その場合は廃車業者に直接売った方が高くなる可能性が高いでしょう。事故車や不動車も以下の廃車業者に売れます。