ミニ クロスオーバーの見積書を紹介
ミニ クーパーSD クロスオーバーと、ミニ ジョンクーパーワークス クロスオーバーに試乗後、見積もりをしてもらいました。
試乗後は買うならほぼJCWと決めていましたが、奥さんの意見も聞くため、念のため両方とも見積もりをもらいます。
ボディカラーはライトホワイトでルーフはブラックか赤、ディーラー在庫・メーカー在庫・生産済み船の上在庫(笑)、の中から探してもらいましたが、うまい具合に希望のカラーが在庫でありました。
※上の画像は、ミニクーパーSD クロスオーバーの見積書
※上の画像は、ミニ ジョンクーパーワークス クロスオーバーの見積書
ミニ クーパーSD クロスオーバーとジョンクーパーワークスのそれぞれの見積書です。
両車の新車価格差は70万円ですが、JCWのメーカーオプションは約8万円分高く、さらにディーゼルのSDには適用されるエコカー減税が適用されないので、減税分の19万円が加わり、合計で約96万円ジョンクーパーワークスの方が高い見積もり金額となっています。
96万円の価格差は非常に大きいですが、それでもミニの試乗で乗り比べた評価を覆すまでには至らず、やはり自分の中ではミニを買うならJCWで決まりかな?と思いました。
残価設定ローンでミニを買うならメーカーから支援金(値引き)が出ている?
両車の見積書の説明を受けて、「うーん、どうしたものか」と心の中で考えていたら、セールスさんが思わぬ提案?を切り出してきました。
今ならローンで購入するとメーカーから支援金がありますと・・・
気になる金額は、クーパーSDで20万円、ジョンクーパーワークスで40万円でした。
それまで抱いていたイメージでは、「ミニは値引きをしない」だったので、「え?こんなにするんだ」と思いました。(まあローンを組むからでしょうが・・)
さらに今月中の登録(この時点で20日)であれば、さらにお値引き可能との事。
買うなら中古でも全然いいや、と思っていたので、俄然新車購入に向けて意欲が湧いてきました(笑)
ミニ ジョンクーパーワークス クロスオーバーの中古車と比較
家に帰って、奥さんに報告。
試乗したらJCWの方が全然楽しいから、買うならディーゼルじゃなくJCWかなあ?と言った所、「また車買うの?新車?もったいない。中古でいいんだけど」と、いつものごとく呆れ顔と中古でいいんじゃないの?とアドバイスをいただきました。
で、中古を調べて見ると、まだ新しいモデルなので数が少ないです。
おそらく試乗車や展示車上がりなのか、JCW専用色のレベル・グリーン・ソリッドがほとんどで、欲しいホワイトソリッドは全国で2台のみでした(当時のカーセンサー調べ)。
中古車オークションで見ても、出品されているミニ クロスオーバーJCWは1台も無く、業販のみで1台だけホワイトがありました。
業販と言っても中古車販売店から買うのとほとんど変わらない値段なので、中古車販売店から値引き交渉して買った方が、後々登録等の手間が楽そうです。
そのミニの中古車(登録から半年経過している未使用車)の総支払額と、新車の見積もりから要らない物を削って、目標値引きを達成できれば、未使用車とおよそ70万円の差となります。
70万円は大きいけど、70万円の差なら新車でも・・・いいかな?なんて思い始めました。
ミニ JCW クロスオーバーの目標値引きを設定
勝手に目標値引きに到達すれば、ミニの未使用車との差額70万円で新車が買えると計算しましたが、捕らぬ狸の皮算用とならないように、ちゃんと計算してみます。
まずオプション類で削れるところを探します。見積もりには3年TLC(メンテパック)99,000円と+2年延長保証84,800円が含まれています。
2年の延長保証は、3年以上乗るか未定なので、これはカット。
3年のメンテパックは、3回分のオイル交換と点検費用が含まれているので、まあ入ってもいいかなと。
そして、コーティング84,240円も含まれていますが、コーティングは早野ぴっかり工房に依頼するので、コーティングもカット。
なので、オプションは3年のメンテパック(TLC)99,000円と、在庫車に付いているメーカーオプションの19インチアルミホイール146,000円+セキュリティのアラームシステム55,000円、ディーラーオプションでフロントサンシェード6,048円となりました。
この時点で値引きの入っていないJCWの総支払額は、約645万円。
ここからメーカーの支援金40万円を引くと、605万円。
さて、後いくら値引いてもらえば買えるかな?と言う事でローンの計算をしてみます。
5年の残価設定ローンだけど、3年後に売っても持ち出しが出ないように頭金と残価を調整
月々の支払い額の負担を少なくするため、5年の残価設定ローンを組みます。
金利は残価保証型のバリューローンで2.28%、残価金額を自由に決められるオープンタイプなら1.98%です。
残価は保証されなくても、買取店等に相場の上限値で売れば、残価よりも高く売れる事がほとんどなので、金利の低いオープンタイプを選択しました。
そして、5年でローンを組みますが、3年で売ってしまうケースも考えられるので、その時にミニの売却金額がローンの残債より少なくなってしまうと、足りない分を追い金として払わなければいけません。
そうなるとあまり気分が良くないので、3年後にミニを売ったとしても持ち出しが出ない事が理想です。
なお且つ、月々の支払いは5万円台前半が理想と言うか、出せる限界です。
以上を踏まえると、まず3年後にミニ クロスオーバーJCWのリセールバリューがいくらなのかを予測する必要があります。
オークションの相場を調べると、3年落ちミニ クロスオーバーJCWの取引がほとんどないので、3ドアJCWの相場も見ながら予測してみます。
すると・・・3年後で見るとジョンクーパーワークスはあまりリセールが良くないですね(^^;
10年経ってもそれなりに根強く価値が残るタイプですが、最初にズドンと相場が下がるのは、他の輸入車同様に避けられないようです。
ミニ クロスオーバーJCWの3年後のリセールはおよそ55%前後でしょう。(3ドアは59%ほど)
走行距離は年間1万キロ以下になる予定なので、きれいに乗っていれば55%以上で売れるかもしれませんが、それ以下の可能性もあるので、何とも言えません・・
55%で計算すると、3年後には318万円で売れる計算です。
3年間支払い終えた後に、残債が318万円近辺になるように計算すると、以下のようになりました。
値引き前の総支払額 645万円
目標値引き 75万円
値引き後の総支払額 570万円
頭金 70万円
ローン元金 500万円
月々の支払い額 5万円台前半
3年後の残債 340万円
5年後の設定残価 220万円
月々払える限界の金額と、現状払える頭金から算出すると、ミニ クロスオーバーの値引きは75万円必要です。
それでも、3年後の残債が340万円残るので、リセール予想の318万円より多くなってしまいます。
3年で残債を払ってしまえば、残り2年の利息分が丸々ではないですが無くなるので、318万円には少し近づくかなと・・・
もし5年乗ったとしても、残価220万円は車両本体価格の40%以下なので、よほどの事がなければ5年後に220万円以上では売れるだろう、との目論見です。
3年で売るとなればギリギリの見通しですが、要するにミニから75万円の値引きが出れば新車で買う、値引きが出なければ中古を買おう、と決めました!
ミニを契約!気になるミニの値引きと総価格を公開
1時間以上?掛けてシミュレーションして、ミニの目標値引きを75万円としました。
ただ、75万値引きして!とは言いづらいので、総額570万円になれば買います、と言う作戦にしてみました。(大差ない)
月内登録だとすぐに返事をしなければならないので、試乗・見積もりをした翌日の夕方に上記の値引きシミュレーションをしていたら、MINIのセールスさんから電話が掛かってきました。
そこで、「中古でもいいかなと思っているのですが、5年の残価設定ローンで頭金を70万円入れるので、ローン元金が500万円になればミニを契約します」という感じで言ってみました。
するとあっさり、「75万円値引きが必要って事ですね?」と言われたので「そうですね」と苦笑い混じりに返事しました(^^;
ここで、「月内登録できるように書類等の準備で協力していただけますか?」と聞かれたので、それはもちろんOKしました。
一旦電話を切り、15分後に折り返しの電話が掛かって来ました。
すると、、、
「月内登録に協力いただけるなら、総額570万円で了承を得ました」
なんと、OKが出てしまいました。
残価設定ローンを組んだとは言え、ミニからこれだけ値引きできれば、大成功ではないでしょうか。
これだけしてもらえばもう大満足です(^^)
ミニを買おうか検討したのが金曜日、土曜日に試乗・見積もり、日曜にOKの返事、月曜に契約、と言う今までで一番速い新車の検討~購入となりました。
以下ミニの契約書です。
今回のミニの値引きは、
- 希望の色の在庫車があって月内登録が可能だった
- ディーラー側は月内登録がどうしても欲しい様子だった
- 試乗したのが20日で月内登録ギリギリのタイミングだった
- 要求した値引きが通らなければ中古を買うつもりだったので、大胆な値引きを要求できた
以上の要素が噛み合って、瞬間風速的に出た値引きかもしれません。
ローンを使わず、在庫車ではなくオーダー車であれば、おそらく値引きはもっと渋かったはずです。
いずれにしろ、気持ちよくミニ クロスオーバーJCWを買う事が出来ました!
セールスさん、ありがとうございました。
下取り車があれば、さらに新車が安く買える【マンガ付き】
新車を安く買うには、値引きをしてもらうのが一番手っ取り早いですが、下取り車があるならさらに安く買う事が出来ます。
やり方はとても簡単なので、是非参考にしてみて下さい。
ディーラーの下取り金額に騙されるな!?
新車へ買い替えるなら、下取り車をディーラーで査定してもらうのが一般的でしょう。
しかしここで注意してもらいたいのが、「ディーラーは下取り金額を低めに見積もっている」事なんです。
本来あるはずの下取り相場より安く買えれば、新車値引きを多少多くしても、ディーラーは下取り車の利益で回収できてしまう訳ですね。
また「値引きは限界です。その代わり下取り金額に10万円上乗せしたので、これで契約してください!」と言ったセールストークも可能になり、新車の値引きを抑えつつ、契約に繋げる事が出来ます。
ディーラーはメリット大、ですがユーザーは損でしかありません・・・
ディーラーに騙されないためにする事
以前、管理人がフィットを売却した時の例で紹介します。
ディーラーの査定でフィットは52万円と言われました。
まだ年式も新しかったので、その下取り金額が妥当かどうか確かめるために、買取店にも査定してもらう事に。
買取店の査定サイトから申し込むと、概算の買取金額を教えてくれます。
その時の画像です。
出た金額は、なんとディーラーよりも20万円以上も高い買取金額でした。
概算とは言え20万円の差額・・・その後ディーラーへ出向き「買取店で75万って言われたんですけど」と伝えてみると、少々待たされましたが「今回決めてくれるなら2万上乗せして77万円で下取ります。もう限界です・・」
ホントに限界かどうか分かりませんが、52万⇒77万=25万円のアップです!
その時の契約書です。
もしディーラーの言う通りに最初の52万円で契約していたら、25万円の大損となっていました。。
この時した事は、査定サイトで表示された買取相場をディーラーへ伝えただけです。
これだけで25万円のアップに成功したので、下取り車がある方は是非参考にしていただきたいと思います。
ちなみに査定サイトで申し込んだ買取店にも見てもらいましたが、本当に限界らしく1万円プラスの78万円を提示されました。
しかし+1万円位なら、納車まで乗っていられることを優先して、今回はディーラーへ出しましたが、買取店の方がそれ以上に高ければ、買取店へ売っても良いでしょうね。
この時利用した査定サイトは、ナビクル車査定です。
1分ほどの入力で買取店への査定申し込み後、画面上に買取相場が表示されるので、今回のようにディーラーの下取りと比較したい方、すぐに相場を知りたい方にはお勧めのサイトです。
ディーラーや買取店で査定額が付かなければ廃車買取業者に依頼する
ディーラーや買取店で査定額が付かなければ、廃車業者に直接売った方が高くなる可能性があります(廃車なら買取店はマージンだけ取って廃車業者へ渡すだけ)。
廃車の目安はグーネットやカーセンサーで下取り車に近い条件の車両が20万円以下で売られていたら、その車両はほぼ廃車価格の仕入れです。その場合は廃車業者に直接売った方が高くなる可能性が高いでしょう。事故車や不動車も以下の廃車業者に売れます。