8年ぶりのフルモデルチェンジが実施され、魅力がアップした新型ヴェゼル。
購入を検討している人も多いと思いますが、「旧型ヴェゼルと比べ運転が難しくなっていない?」「ヤリスクロスなどのライバル車と比べ運転はしやすいのか?」などの不安を持っていないでしょうか?
自分で試乗して確認するのがベストですが、外出を避けたい、ディーラーが近くにないなどの理由で実践できない人も多いはず。
そこで、ヴェゼルの運転しやすさを検証すると同時に駐車のコツや運転をサポートするアイテムについても解説していきますので、是非参考にしてみてください。
ヴェゼルの大きさは?ボディサイズをチェック
運転のしやすさには、ボディサイズの大小が大きく影響します。
ヴェゼルのボディサイズはどの位なのでしょうか。
【ヴェゼル e:HEV Z】
全長 4,330mm
全幅 1,790mm
全高 1,590mm
先代ヴェゼルから全幅が20mm拡大されましたが、全長は変わらず、依然として扱いやすいサイズをキープしています。
こうした手頃なサイズから、コンパクトカーからの乗り換えを検討している人も多いはず。
そこで、5ナンバーコンパクトカーの「フィット」と大きさを比較してみました。
【フィット e:HEV ホーム (FF) 】
全長 3,995mm
全幅 1,695mm
全高 1,515mm
ヴェゼルはフィットと比べ全長が約33cm長く、全幅は約10cm広く、一回り大きいことが分かります。
ただしヴェゼルはアイポイントがフィットより高い分見晴らしがよく、ボディが大きいハンディはある程度カバーできると考えていいでしょう。
ヴェゼルの小回りは効くか?ヴェゼルの最小回転半径
続いてヴェゼルの小回り性を検証します。
ヴェゼル e:HEV Zの最小回転半径は5.5mで、フィット e:HEV ホームの4.9mと比較して60cm大きい数値です。
ヴェゼルはボディが大きい上に小回りも効かないので、フィットと比べ駐車時の切り替えし回数が増えたり、Uターンが1回で決まらないなどのケースが出てくるでしょう。
もしヴェゼルに少しでも小回り性を望むなら、最小回転半径が5.3mに縮小される下位グレード (e:HEV XやG) を選ぶことをおススメします。
ヴェゼルは運転しやすい?難しい?車両感覚と運転感覚
ヴェゼルのフロントの見切りは良好
ヴェゼルはボンネット両サイドにエッジが立っていて、運転席から確認することができます。
そのお陰で車の先端部の位置が掴みやすく、障害物ギリギリまで寄せることも容易です。
更に、障害物に接近すると距離に応じた警報音と表示でお知らせするパーキングセンサーシステムがフロントバンパーに備わるため、ぶつけてしまう心配もありません。
ヴェゼルのフロントの見切りは、大変良いと言えるでしょう。
ヴェゼルの車幅の感覚は掴みやすい?
先ほども触れましたが、ヴェゼルのボンネットは両サイドが盛り上がっているため、車幅を掴む格好の目安となります。
全幅は1.8m近くありますが、ボンネットが車幅を掴む目安になってくれるため、狭い道路の走行も苦になりません。
また、ベルトラインが水平に近いことから側方の距離感も掴みやすいため、離合時などの幅寄せも容易です。
ヴェゼルの後方視界はイマイチ
ヴェゼルのリアウィンドウは傾斜がかなり強く、縦方向の寸法はあまり大きくありません。
そのため後方視界は特に良いとは言えず、ごく平均レベルに留まります。
またCピラーが太いため、斜め後方の死角が大きいのも難点です。
ヴェゼルはクーペ風のスタイリッシュさを売りにしているため、後方視界がその犠牲になっています。
ヴェゼルの駐車にはコツがある?
ヴェゼルは後方視界があまり良くないので、バックでの駐車には神経を使います。
駐車場の柱などが太いCピラーに隠れてしまうこともあるので、十分注意が必要です。
リアバンパーにも備わるパーキングセンサーシステムの警報音を頼りにしながら、ゆっくりバックするしかありません。
場合によっては、ドアを少し開けて後方を直接目視するなどの対策も必要でしょう。
ヴェゼルの運転で役立つアイテム
マルチビューカメラシステム
マルチビューカメラシステムは、ヴェゼルの上級グレード「e:HEV Z」と「e:HEV PlaY」で選べるメーカーオプション。
車両のフロント・リア・左右ドアミラー下部に搭載されたカメラの映像を合成し、ホンダコネクトディスプレーまたは純正ナビ画面に表示する装備です。
車両後方の映像に加え、車両を上から見下ろしたような映像を表示できるので、周囲の状況が手に取るように分かります。
後方視界にやや難のあるヴェゼルにとって、付けるメリットの大きい装備です。
ただし、問題は価格がいささか高価なこと。
プレミアムオーディオとのセットで22万円もするため、気軽に選べないのは辛いところです。
リアカメラdeあんしんプラス3
先ほどのマルチビューカメラシステムは高すぎるという場合や、そもそもマルチビューカメラシステムを付けられない「e:HEV X」や「G」を購入する場合におススメなのが、「リアカメラdeあんしんプラス3」です。
こちらはディーラーオプションで、リアカメラで捉えた情報を映像やマークでナビ画面に表示し、駐車や安全運転を支援する機能を備えています。
具体的な機能は以下の4つです。
- 車両後方の映像にダイナミックガイドラインとコの字のアシストアイコンを添え、バックでの駐車を支援する「後退駐車サポート」
- バックでの出庫時、後方左右から接近する車両や歩行者等を検知すると画面表示と警報音でドライバーに注意を促す「後退出庫サポート」
- 別の車両が後側方に接近している状態でその方向にウインカーを操作すると、マーク表示と警報音でドライバー注意を促す「後方死角サポート」
- 後続車が継続して至近距離にいる場合、アイコン表示や音声でお知らせする「後方車両お知らせ機能」
これだけの運転支援機能を持ちながら、価格は26,400円と大変お手頃。
マルチビューカメラシステムと違い、これなら気軽に装着することができるでしょう。
ヴェゼルの運転のしやすさまとめ
ヴェゼルはボディサイズが比較的コンパクトで、フロントの見切りも良好です。
一方で小回りが効かない、後方視界があまり良くないといった欠点もあります。
総合的にヴェゼルの運転しやすさを評価すると、まずまずのレベルです。
ヴェゼルをより運転しやすくするには、ここで紹介したオプションの装着をおススメします。
そうすることで、運転に苦手意識のある女性でも気軽に運転できるはずです。
下取り車の金額で絶対に損しないためにすること【マンガ付き】
新車を安く買うには、値引きをしてもらうのが一番手っ取り早いですが、下取り車があるならさらに安く買う事が出来ます。
やり方はとても簡単なので、是非参考にしてみて下さい。
ディーラーの下取り金額に騙されるな!?
新車へ買い替えるなら、下取り車をディーラーで査定してもらうのが一般的でしょう。
しかしここで注意してもらいたいのが、「ディーラーは下取り金額を低めに見積もっている」事なんです。
本来あるはずの下取り相場より安く買えれば、新車値引きを多少多くしても、ディーラーは下取り車の利益で回収できてしまう訳ですね。
また「値引きは限界です。その代わり下取り金額に10万円上乗せしたので、これで契約してください!」と言ったセールストークも可能になり、新車の値引きを抑えつつ、契約に繋げる事が出来ます。
ディーラーはメリット大、ですがユーザーは損でしかありません・・・
ディーラーに騙されないためにする事
以前、管理人がフィットを売却した時の例で紹介します。
ディーラーの査定でフィットは52万円と言われました。
まだ年式も新しかったので、その下取り金額が妥当かどうか確かめるために、買取店にも査定してもらう事に。
買取店の査定サイトから申し込むと、概算の買取金額を教えてくれます。
その時の画像です。
出た金額は、なんとディーラーよりも20万円以上も高い買取金額でした。
概算とは言え20万円の差額・・・その後ディーラーへ出向き「買取店で75万って言われたんですけど」と伝えてみると、少々待たされましたが「今回決めてくれるなら2万上乗せして77万円で下取ります。もう限界です・・」
ホントに限界かどうか分かりませんが、52万⇒77万=25万円のアップです!
その時の契約書です。
もしディーラーの言う通りに最初の52万円で契約していたら、25万円の大損となっていました。。
この時した事は、査定サイトで表示された買取相場をディーラーへ伝えただけです。
これだけで25万円のアップに成功したので、下取り車がある方は是非参考にしていただきたいと思います。
ちなみに査定サイトで申し込んだ買取店にも見てもらいましたが、本当に限界らしく1万円プラスの78万円を提示されました。
しかし+1万円位なら、納車まで乗っていられることを優先して、今回はディーラーへ出しましたが、買取店の方がそれ以上に高ければ、買取店へ売っても良いでしょうね。
この時利用した査定サイトは、ナビクル車査定です。
1分ほどの入力で買取店への査定申し込み後、画面上に買取相場が表示されるので、今回のようにディーラーの下取りと比較したい方、すぐに相場を知りたい方にはお勧めのサイトです。
ディーラーや買取店で査定額が付かなければ廃車買取業者に依頼する
ディーラーや買取店で査定額が付かなければ、廃車業者に直接売った方が高くなる可能性があります(廃車なら買取店はマージンだけ取って廃車業者へ渡すだけ)。
廃車の目安はグーネットやカーセンサーで下取り車に近い条件の車両が20万円以下で売られていたら、その車両はほぼ廃車価格の仕入れです。その場合は廃車業者に直接売った方が高くなる可能性が高いでしょう。事故車や不動車も以下の廃車業者に売れます。
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今月のヴェゼルの値引き動向を随時掲載しています。ご参考ください。