インプレッサはグレードが少ないので、悩みは以下の2つに集約されるでしょう。
- STとST-G、お買い得なのはどっち?
- ST-GとST-Hはどこが違う?
ここではそんな悩みを解決できるよう、インプレッサのグレード同士の装備の違いや価格差が妥当かどうかなどを検証。
更におすすめのグレードや、値引きを含めた乗り出し価格も紹介します。
また当社中古車販売店ならではの、業者オートオークション取引台数から割り出した売れているグレードの人気ランキングも紹介しているので、インプレッサのグレード選びの参考にどうぞ。
インプレッサのグレード一覧
グレード名 | 価格(円) | JC08モードカタログ燃費(km/L) |
---|---|---|
ST | 2,299,000 | 14.0 |
ST-G | 2,783,000 | 16.6 |
ST-H | 2,992,000 | 16.6 |
ST AWD | 2,519,000 | 13.6 |
ST-G AWD | 3,003,000 | 16.0 |
ST-H AWD | 3,212,000 | 16.0 |
インプレッサのグレード一覧を見ても価格が分かるだけで、グレードの違いや装備は分かりませんね。ここから気になる人気グレードの違いを詳しく説明します!
インプレッサの売れ筋グレードを比較!グレード間の装備の違いと価格差は妥当か?
インプレッサの装備は、スバル発表の公式装備一覧表を基にしています。
ST-GとSTの違い
比較項目 | ST-G |
---|---|
パワートレインの違い | エンジン+モーター |
装備の違い | 215/50R17タイヤ 17インチフロントベンチレーテッドディスクブレーキ アクティブグリルシャッター LEDフロントフォグランプ 本革巻ステアリングホイール&シフトノブ キーレスアクセス&プッシュスタート 11.6インチセンターインフォメーションディスプレイ&インフォテインメントシステム フロント4スピーカー シャークフィンアンテナ&ガラスアンテナ インパネセンターリング加飾&シフトパネルリング加飾 後席USB電源 サイドシルスポイラー 緊急時プリクラッシュステアリング アイサイトセイフティプラス運転支援テクノロジー ドライバーモニタリングシステム リヤビューカメラ コネクティッドサービス |
価格 | 2,783,000円 |
比較項目 | ST |
---|---|
パワートレインの違い | エンジンのみ |
装備の違い | 205/50R17タイヤ 16インチフロントベンチレーテッドディスクブレーキ オーディオレス仕様 フロント2スピーカー ルーフアンテナ カーゴルームサイドポケット |
価格 | 2,299,000円 |
価格差:ST-Gの方が484,000円高い
インプレッサ (2WD車) のST-GとSTの比較です。
最大の違いはパワートレインで、ST-Gがエンジン+モーターのマイルドハイブリッドを搭載するのに対し、STはエンジンのみを搭載。
装備面もかなりの違いがあり、快適装備・安全装備ともST-Gの方が圧倒的に充実しています。
特に人気の高い装備を赤字で示したぞ。以下で解説しよう!
本革巻ステアリングホイール&シフトノブ
※STは247,500円~でメーカーセットオプション設定
ステアリグホイールとシフトノブに、手触りが良く高級感溢れる本革巻を採用。
特にステアリングホイールは常時手に触れている箇所だけに、ウレタン素材との心地よさの違いは大きなものがあります。
キーレスアクセス&プッシュスタート
※STは55,000円~でメーカーセットオプション設定
キーを携帯していればドアノブにタッチするだけで施錠・解錠ができるキーレスアクセスと、ボタンを押すだけでエンジンの始動・停止ができるキーレスプッシュスタート。
一度でも体験した人なら、いちいちキーのボタンを押してドアを開けたり、キーを刺しこんでエンジンを始動する従来のキーには戻れなくなるでしょう。
11.6インチセンターインフォメーションディスプレイ&インフォテインメントシステム
※STは247,500円~でメーカーセットオプション設定
11.6インチの大画面でテレビやラジオ、エアコン等の操作ができます。
またスマホと連携してナビアプリを大画面で使ったり、音楽をカーオーディオで再生することも可能です。
アイサイトセイフティプラス運転支援テクノロジー
アイサイトセイフティプラス運転支援テクノロジーは、スバルリヤビークルディテクションとエマージェンシーレーンキープアシストからなります。
スバルリヤビークルディテクションの機能は以下の2つです。
- 後側方から接近する車両を検知するとドアミラーのインジケーターが点灯、更にその方向にウインカーを出すとインジケーター点滅で注意を促す「死角車両検知 / 車線変更支援」
- 後退時に後側方から接近する車両を検知するとドアミラーのインジケーター点滅と警報音で注意を促す「後退時支援」
またエマージェンシーレーンキープアシストは、後側方から車両が接近しているにも関わらず車線変更しようとしたり、車線から逸脱しそうになると音と表示で注意を促すと同時に、車線内に戻るようステアリング操作を支援する機能です。
車線変更時や後退時に起きがちな接触事故を防ぐ効果があります。
コネクティッドサービス
リコール等の案内を通知したり、ソフトウェアを最新版にアップロードする機能を搭載。
また有料サービスに申し込むことで、事故の際に自動でコールセンターに通報したり、故障等の際にコールセンターに連絡してアドバイスを仰ぐことが可能となるほか、スマホと連携して離れた場所から施錠・解錠したり、スマホで設定した目的地をナビに転送したりできるなど大変便利になります。
ST-GはSTよりも50万円近く高額だが、マイルドハイブリッド搭載による燃費やドライバビリティの向上、快適装備や安全装備の充実などメリットは絶大だ。余程予算が厳しい場合を除き、是非ST-Gをおススメしたい!
ST-HとST-Gの違い
比較項目 | ST-H |
---|---|
装備の違い | フルLEDヘッドランプ+オートレベライザー+ステアリング連動ヘッドランプ+LEDコーナリングランプ リバース連動+ドアミラーメモリー&オート格納機能付リモコンドアミラー アルミパッド付スポーツペダル 運転席10ウェイ&助手席8ウェイパワーシート 運転席シートポジションメモリー機能 運転席シート自動後退機能 LEDリヤゲートランプ アダプティブドライビングビーム アイサイトセイフティプラス視界拡張テクノロジー 自動防眩ルームミラー |
価格 | 3,025,000円 |
比較項目 | ST-G |
---|---|
装備の違い | LEDヘッドランプ+マニュアルレベライザー リモコンドアミラー レバー式運転席シートリフター リヤビューカメラ |
価格 | 2,783,000円 |
価格差:ST-Hの方が242,000円高い
インプレッサ (2WD車) のST-HとST-Gの比較です。
ST-Hは最上級グレードだけあり、ST-Gと比べ更に快適・安全装備が充実しています。
特にあると便利な装備を赤字で示したので、以下で解説しよう!
フルLEDヘッドランプ+オートレベライザー+ステアリング連動ヘッドランプ+LEDコーナリングランプ
※ST-Gは242,000円~でメーカーセットオプション設定
ST-Hのみ、フルHD化されたスタイリッシュなヘッドランプを採用。
また荷室に重い荷物を積んだ時などに必要な光軸調整も、オートレベライザー機能により自動で行ってくれます。
更にステアリング操作に連動して進行方向を照らすステアリング連動ヘッドランプやLEDコーナリングランプを搭載するなど、夜間走行時の視界確保も盤石です。
リバース連動+ドアミラーメモリー&オート格納機能付リモコンドアミラー
シフトポジションをRに入れるとドアミラー鏡面が自動で下向きになるリバース連動機能は、路肩ギリギリに駐車したい時などに重宝します。
またドライバーの交代に応じて複数のドアミラーポジションを記憶できるメモリー機能や、施錠と同時に自動で格納、解錠と同時に自動で展開するオート格納機能も大変便利です。
運転席10ウェイ&助手席8ウェイパワーシート
※ST-Gは242,000円~でメーカーセットオプション設定
運転席の座面高さ/前端部高さ/前後位置/背もたれ角度/ランバーサポートの5項目と、助手席の座面高さ/前端部高さ/前後位置/背もたれ角度の4項目を電動調整できるパワーシートを搭載。
力を使わずスマートに、かつ繊細な調整ができる点がメリットです。
運転席シートポジションメモリー機能
運転席のシートポジションを2つまで記憶し、スイッチひとつで呼び出せる機能を搭載。
家族に複数のドライバーがいる場合、いちいち調整する手間が省け大変便利です。
アイサイトセイフティプラス視界拡張テクノロジー
※ST-Gは66,000円~でメーカーセットオプション設定
アイサイトセイフティプラス視界拡張テクノロジーとは、デジタルマルチビューモニターのことです。
車両を真上から見下ろした「トップビュー」や斜め上から見下ろした「3Dビュー」等の映像をセンターインフォメーションディスプレイに表示し、駐車をサポートします。
また狭い路地での離合や幅寄せなどの際は、前輪付近の映像を表示する「サイドビュー」が威力を発揮。
更に前側方から接近する車両を検知すると映像内のインジケーター表示でお知らせする「前側方警戒アシスト」も備わるなど、安全性向上に寄与します。
ST-HはST-Gにはない様々な快適装備・安全装備が付いてくるので、約24万の価格差も十分納得が行く。しかしST-Gでも大きな不満は出にくいので、予算に応じてどちらを選んでもいいだろう。
アクセル踏み間違い防止機能の付いたインプレッサのグレードは?
インプレッサは全車にアクセル踏み間違い防止機能の「AT誤発進抑制制御」と「AT誤後進抑制制御」を標準装備します。
インプレッサの売れ筋人気グレードランキングと販売比率2023年9月現在
インプレッサのグレード選びにあたり、売れ筋の人気グレードや販売比率を参考にするのもひとつの方法です。
ここではインプレッサの受注台数を調査し、人気グレードをランキングにしてみました。
順位 | グレード名 | 台数と販売比率 | 当年のリセール |
---|---|---|---|
1位 | ST-H | — (–%) |
% |
2位 | ST-G | — (–%) |
% |
3位 | ST | — (–%) |
% |
中古車オークションに出回り次第更新します。
インプレッサのおすすめグレードはコレ
- インプレッサ ST-G
- インプレッサ ST-H
インプレッサ ST-Gのおすすめの理由
インプレッサのグレード展開は3タイプとシンプル。
コストパフォーマンス重視でおすすめグレードをあげるなら、中間グレードの「ST-G」です。
価格だけで見ればSTが一番安価に手に入りますが、装備が貧弱で燃費性能も劣るので、必ずしもコストパフォーマンスが高いとは言えません。
50万円近く高いST-Gの方がむしろコストパフォーマンスが高く、買った後の満足度が全然違ってくるでしょう。
インプレッサ ST-Hのおすすめの理由
皆が選んでいる人気グレードが安心できるという場合は、売れ筋ランキングナンバー1位の「ST-H」で決まりです。
最上級グレードならではの充実した装備も魅力で、予算に余裕があるならST-Hを選んでおけば間違いありません。
またリセールバリューも期待できるので、その意味でもおススメできます。
インプレッサ おすすめグレードの乗り出し価格は
インプレッサのおすすめグレードの見積シミュレーションです。
値引きや人気オプションを含めたリアリティのある乗り出し価格なので、参考にしてみて下さい。
インプレッサ ST-Gの乗り出し価格
グレード名 | インプレッサ ST-G |
---|---|
車両本体価格 | 2,783,000円 |
メーカーオプション名 | クリスタルホワイト・パール ナビ+デジタルマルチビューモニター |
メーカーオプション価格 | 187,000円 |
ディーラーオプション名 | ETC2.0 前後ドライブレコーダー サイドバイザー フロアマット |
ディーラーオプション価格 | 202,400円 |
諸費用 | 182,870円 |
車両目標値引き | ▲100,000円 |
オプション値引き | ▲40,000円 |
乗り出し価格 | 3,215,270円 |
メーカーオプションは人気色のクリスタルホワイト・パールとナビ等を選択、ディーラーオプションは前後のドライブレコーダー等を選び、値引きを含め乗り出し価格321.5万円となりました。
インプレッサ ST-Hの乗り出し価格
グレード名 | インプレッサ ST-H |
---|---|
車両本体価格 | 2,992,000円 |
メーカーオプション名 | クリスタルホワイト・パール ナビ+サンルーフ+シートヒーター+ステアリングヒーター+リヤフォグランプ |
メーカーオプション価格 | 264,000円 |
ディーラーオプション名 | ETC2.0 前後ドライブレコーダー サイドバイザー フロアマット |
ディーラーオプション価格 | 202,400円 |
諸費用 | 187,470円 |
車両目標値引き | ▲100,000円 |
オプション値引き | ▲40,000円 |
乗り出し価格 | 3,505,870円 |
メーカーオプションはサンルーフやシートヒーター等が含まれるセットオプションを選択、ディーラーオプションは先ほどと同じものを選び、値引きを含め乗り出し価格350.5万円となりました。
下取り車があれば、さらに新車が安く買える【マンガ付き】
新車を安く買うには、値引きをしてもらうのが一番手っ取り早いですが、下取り車があるならさらに安く買う事が出来ます。
やり方はとても簡単なので、是非参考にしてみて下さい。
ディーラーの下取り金額に騙されるな!?
新車へ買い替えるなら、下取り車をディーラーで査定してもらうのが一般的でしょう。
しかしここで注意してもらいたいのが、「ディーラーは下取り金額を低めに見積もっている」事なんです。
本来あるはずの下取り相場より安く買えれば、新車値引きを多少多くしても、ディーラーは下取り車の利益で回収できてしまう訳ですね。
また「値引きは限界です。その代わり下取り金額に10万円上乗せしたので、これで契約してください!」と言ったセールストークも可能になり、新車の値引きを抑えつつ、契約に繋げる事が出来ます。
ディーラーはメリット大、ですがユーザーは損でしかありません・・・
ディーラーに騙されないためにする事
以前、管理人がフィットを売却した時の例で紹介します。
ディーラーの査定でフィットは52万円と言われました。
まだ年式も新しかったので、その下取り金額が妥当かどうか確かめるために、買取店にも査定してもらう事に。
買取店の査定サイトから申し込むと、概算の買取金額を教えてくれます。
その時の画像です。
出た金額は、なんとディーラーよりも20万円以上も高い買取金額でした。
概算とは言え20万円の差額・・・その後ディーラーへ出向き「買取店で75万って言われたんですけど」と伝えてみると、少々待たされましたが「今回決めてくれるなら2万上乗せして77万円で下取ります。もう限界です・・」
ホントに限界かどうか分かりませんが、52万⇒77万=25万円のアップです!
その時の契約書です。
もしディーラーの言う通りに最初の52万円で契約していたら、25万円の大損となっていました。。
この時した事は、査定サイトで表示された買取相場をディーラーへ伝えただけです。
これだけで25万円のアップに成功したので、下取り車がある方は是非参考にしていただきたいと思います。
ちなみに査定サイトで申し込んだ買取店にも見てもらいましたが、本当に限界らしく1万円プラスの78万円を提示されました。
しかし+1万円位なら、納車まで乗っていられることを優先して、今回はディーラーへ出しましたが、買取店の方がそれ以上に高ければ、買取店へ売っても良いでしょうね。
この時利用した査定サイトは、ナビクル車査定です。
1分ほどの入力で買取店への査定申し込み後、画面上に買取相場が表示されるので、今回のようにディーラーの下取りと比較したい方、すぐに相場を知りたい方にはお勧めのサイトです。
ディーラーや買取店で査定額が付かなければ廃車買取業者に依頼する
ディーラーや買取店で査定額が付かなければ、廃車業者に直接売った方が高くなる可能性があります(廃車なら買取店はマージンだけ取って廃車業者へ渡すだけ)。
廃車の目安はグーネットやカーセンサーで下取り車に近い条件の車両が20万円以下で売られていたら、その車両はほぼ廃車価格の仕入れです。その場合は廃車業者に直接売った方が高くなる可能性が高いでしょう。事故車や不動車も以下の廃車業者に売れます。