ポルシェ初の5ドア車となったカイエンです。初代カイエンは世界的に見ても爆発的なヒットとなりました。
他のメルセデスやBMW、アウディなどのSUVと比べて中古車の値落ちが少ないことから見ても、その人気の高さが伺えます。
ポルシェブランドのステータス性も人気の大きな要因でしょう。
中古車市場では、ベーシックグレードのV6が人気です。V8のカイエンSやカイエンターボ、ターボSなどは値落ちも大き目ですが、V6は値落ちも少なめで相場も安定しています。
これは中古車購入ユーザーが、購入後の維持費を考えて、排気量が小さく燃費が良いベーシックグレードを選ぶ傾向が強いため、中古車相場も高めで推移しています。
初代モデルではV6よりもV8の方が安かったり、前期モデルではターボとV6が同じ価格帯と言った物件も見られます。
とは言え、絶対的な性能でSやターボには魅力があります。
購入後の維持費を優先するか、圧倒的なパワーと走りを割安に堪能するか、どちらにせよ憧れのポルシェブランドを味わうことが出来ます。選ぶのはあなた次第(笑)
ポルシェカイエンの中古車(タイプ955/957)2002年9月~2010年2月生産モデル
初代カイエンの中古車は、大分価格がこなれてきました。
下は走行距離10万キロオーバーが多く、車両本体価格60万円台から。
上は走行距離10万キロ以下~5万キロ以下も多く、後期モデルで車両本体価格300万台~400万円台となっています。
前期型カイエンは、100万円台後半の流通量が多く、その後の維持費や故障のリスクはあるにせよ、比較的割安な価格で「高級車のポルシェ カイエン」に乗る事が出来ます。
後期型カイエンは、200万円台~300万円の間で最も流通量が多くなっており、まだまだ高値ですが、新車価格からすれば大分値が落ちてきました。
後期型は前期型よりも当然中古車の程度が良いので、予算があれば後期型のカイエン中古車がおすすめです。
中古車価格は高いですが、新車からの値落ち率で言えば、上級グレードほど値落ちが大きいので、ベースグレードよりもカイエンSやターボの方が割安感があります。
・ ポルシェカイエン(初代)の中古車相場 カーセンサー
ポルシェカイエンの中古車(タイプ958)2010年3月~2017年11月生産モデル
2代目ポルシェ カイエンの中古車は、下は300万円をギリギリ切る位から上は1千万円オーバーまで、まだまだ高値が続いています。
2代目カイエンの前期型では、500万円台が最も流通量が多く、予算が出せるなら程度が良くてそれなりに豊富なカラーやグレードから選ぶ事が出来るでしょう。
300万~500万円の価格帯もまずまず流通台数が多いので、色や走行距離・グレードなど、何か一つでも妥協できれば、程度の良い中古車のカイエンに乗る事が出来ます。
2代目カイエンの後期型は、最安で500万円台からありますが、台数はまだまだ少なく、低走行の中古は700万~900万円のレンジ、GT-S、ターボの極上モデルは1000万円をオーバーしています。
2代目カイエンの中古車は、前期型なら流通量も多く新車価格と比べて割安感もありますが、後期型は台数が少なく値落ちもあまり進んでいないため、それなりの予算が必要になるでしょう。
・ ポルシェカイエン(2代目)の中古車相場 カーセンサー
ポルシェカイエンの中古車(現行型)2017年12月~
現行型ポルシェカイエンの中古車は、まだまだ中古車市場には出回っていません。
割安な中古車が出回るまでは、まだ数年掛かりそうです。
・ ポルシェカイエン(現行)の中古車相場 カーセンサー
下取り車があれば、さらに新車が安く買える【マンガ付き】
新車を安く買うには、値引きをしてもらうのが一番手っ取り早いですが、下取り車があるならさらに安く買う事が出来ます。
やり方はとても簡単なので、是非参考にしてみて下さい。
ディーラーの下取り金額に騙されるな!?
新車へ買い替えるなら、下取り車をディーラーで査定してもらうのが一般的でしょう。
しかしここで注意してもらいたいのが、「ディーラーは下取り金額を低めに見積もっている」事なんです。
本来あるはずの下取り相場より安く買えれば、新車値引きを多少多くしても、ディーラーは下取り車の利益で回収できてしまう訳ですね。
また「値引きは限界です。その代わり下取り金額に10万円上乗せしたので、これで契約してください!」と言ったセールストークも可能になり、新車の値引きを抑えつつ、契約に繋げる事が出来ます。
ディーラーはメリット大、ですがユーザーは損でしかありません・・・
ディーラーに騙されないためにする事
以前、管理人がフィットを売却した時の例で紹介します。
ディーラーの査定でフィットは52万円と言われました。
まだ年式も新しかったので、その下取り金額が妥当かどうか確かめるために、買取店にも査定してもらう事に。
買取店の査定サイトから申し込むと、概算の買取金額を教えてくれます。
その時の画像です。
出た金額は、なんとディーラーよりも20万円以上も高い買取金額でした。
概算とは言え20万円の差額・・・その後ディーラーへ出向き「買取店で75万って言われたんですけど」と伝えてみると、少々待たされましたが「今回決めてくれるなら2万上乗せして77万円で下取ります。もう限界です・・」
ホントに限界かどうか分かりませんが、52万⇒77万=25万円のアップです!
その時の契約書です。
もしディーラーの言う通りに最初の52万円で契約していたら、25万円の大損となっていました。。
この時した事は、査定サイトで表示された買取相場をディーラーへ伝えただけです。
これだけで25万円のアップに成功したので、下取り車がある方は是非参考にしていただきたいと思います。
ちなみに査定サイトで申し込んだ買取店にも見てもらいましたが、本当に限界らしく1万円プラスの78万円を提示されました。
しかし+1万円位なら、納車まで乗っていられることを優先して、今回はディーラーへ出しましたが、買取店の方がそれ以上に高ければ、買取店へ売っても良いでしょうね。
この時利用した査定サイトは、ナビクル車査定です。
1分ほどの入力で買取店への査定申し込み後、画面上に買取相場が表示されるので、今回のようにディーラーの下取りと比較したい方、すぐに相場を知りたい方にはお勧めのサイトです。
ディーラーや買取店で査定額が付かなければ廃車買取業者に依頼する
ディーラーや買取店で査定額が付かなければ、廃車業者に直接売った方が高くなる可能性があります(廃車なら買取店はマージンだけ取って廃車業者へ渡すだけ)。
廃車の目安はグーネットやカーセンサーで下取り車に近い条件の車両が20万円以下で売られていたら、その車両はほぼ廃車価格の仕入れです。その場合は廃車業者に直接売った方が高くなる可能性が高いでしょう。事故車や不動車も以下の廃車業者に売れます。