2021年10月7日にフルモデルチェンジが発表されたレクサス NXに注目している人は多いと思います。
先代から全方位的な進化を果たしたレクサス NXですが、購入にあたっては運転しやすいのかどうかが気になるところでしょう。
ここではレクサス NXの運転しやすさやを検証、また車庫入れのコツや運転をサポートするオプションも紹介しますので、参考にしてみてください。
レクサス NXの大きさは？ボディサイズをチェック
まず、レクサス NXのボディサイズをチェックします。
【レクサス NX 350h バージョンL】
全長 4,660mm
全幅 1,865mm
全高 1,660mm
先代と比べ全長・全幅が20mm、全高が15mm拡大されました。
全長はそれほど問題ないとして、全幅のワイド化が気になっている人も多いはず。
ここでハッチバックからの乗り換えを想定し、レクサス CTとサイズを比較します。
【レクサス CT 200h】
全長 4,355mm
全幅 1,765mm
全高 1,450mm
レクサス NXはCTに対し全長が約30cm、全幅が10cm、全高が21cm大きい数値です。
ボディサイズが一回り違うので、乗り換えた当初は大きさが気になるでしょう。
ただ、レクサス NXはCTよりアイポイントが高く、車両間隔が掴みやすいメリットもあります。
レクサス NXの小回りは効くか？レクサス NXの最小回転半径
レクサス NXの最小回転半径は5.8mで、CTの5.0mと比べると80cm大きい数値です。
ボディが大きい上に小回りが効かないので、狭い路地や駐車場では切り返しが多くなり、煩わしく感じるでしょう。
またUターンも余程幅員の広い道路でない限り、一発で転回するのは無理です。
レクサス NXの最小回転半径は兄弟車種のトヨタ・ハリアーの5.5～5.7mと比べても大きく、小回り性は褒められたものではありません。
レクサス NXは運転しやすい？難しい？車両感覚と運転感覚
レクサス NXのフロントの見切りはまずまず
レクサス NXのボンネットは先端部がなだらかに下がっているため、運転席から車の先端部が正確には把握できません。
しかしボンネットの手前側は視界に入るので、フロントの見切りはまずまずと言えます。
また、レクサス NXは前後の静止物に接近すると自動ブレーキで衝突被害を軽減・回避する「パーキングサポートブレーキ (前後静止物)」が標準装備されるため、壁等にボディをぶつけてしまう心配はほとんどありません。
lexus.jp/nx
またインパネ上端部が低いため前方視界が良く、三角窓の効果で斜め前方の死角が少ないこともメリットです。
レクサス NXの車幅の感覚は掴みやすい？
レクサス NXは車幅が広いので、運転席からボディ左端までの距離が離れています。
またボンネットの手前側は視野に入りますが、車幅を掴むのに役立つ先端部が見えません。
アイポイントが高い点は車幅を掴む上でプラスポイントですが、それでも車幅の感覚が掴みやすい方ではありません。
慣れないうちは、ボディを路肩に寄せる際は慎重に運転操作した方がいいでしょう。
レクサス NXの後方視界はイマイチ
レクサス NXのリアウィンドウの面積は、あまり大きくありません。
SUVの特徴としてウィンドウ下端部の位置も高いので、近くにある低い障害物が死角に入ってしまいます。
また斜め後方視界の点でも、Cピラーが太くリアクォーターウィンドウも小さいため、死角が大きめです。
lexus.jp/nx
総合的にレクサス NXの後方視界はイマイチなので、バックの際や車線変更時の後方確認には十分注意が必要です。
レクサス NXの駐車にはコツがある？
レクサス NXはどちらかと言えば実用性よりデザイン性重視なので、ボディ四隅の位置が掴みやすいとは言えません。
ボディが大きいことや後方視界がイマイチなこと、バックカメラが標準装備されないこと等も相まって、駐車はそれなりに神経を使います。
ただ、パーキングサポートブレーキが標準装備されるお陰で、前後の障害物にぶつけてしまうことはないでしょう。
ただし歩行者検知機能は標準では付かないので、車を動かす前に歩行者、特に小さくて見落としやすい子供が周囲にいないかどうかを十分確認する必要があります。
レクサス NXの運転で役立つアイテム
パノラミックビューモニター＋パーキングサポートブレーキ (後方歩行者)
パノラミックビューモニター (lexus.jp/nx)
パーキングサポートブレーキ (lexus.jp/nx)
レクサス NXの全車で選べるメーカーオプションです。
パノラミックビューモニターは、車両を上から見下ろしたような映像やボディを透かして見たような映像等をディスプレイに表示し、駐車時や離合時などの安全確認をサポートする装備。
一方パーキングサポートブレーキ (後方歩行者) は、後方に歩行者を検知するとブザーなどで知らせ、更には自動ブレーキで衝突を防ぐ装備になります。
価格はグレードにより67,100円～95,700円で、安いオプションではありませんが付けておくと安心です。
レクサス チームメイト アドバンスト パーク＋パーキングサポートブレーキ (周囲静止物)
レクサスチームメイトアドバンストパーク (lexus.jp/nx)
パーキングサポートブレーキ (lexus.jp/nx)
ベースグレードの250以外のグレードで選べるメーカーオプション。
レクサス チームメイト アドバンスト パークは、並列駐車や出庫の際にステアリング・シフト・アクセル・ブレーキの全操作を車が自動で行ってくれる装備です。
車体が大きく視界もあまり良いとは言えないレクサス NXにとって、このオプションは駐車時や出庫時の大きな味方になってくれます。
更に専用スマートアプリ「リモートパーク」を操作することで、遠隔で (ドライバーが乗らないで) 駐車や出庫が可能です。
車幅の広いレクサス NXは狭い場所での乗り降りが大変なので、これも有用な機能と言えます。
またパーキングサポートブレーキ (周囲静止物) は、車両の側方にある静止物も検知して自動ブレーキを掛けてくれるので、接触事故のリスクを大幅に下げることが可能です。
価格はグレードにより111,100円～139,700円と高額ですが、駐車に苦手意識がある人や、大きい車が初めての人は付けておくといいでしょう。
レクサス NXの運転のしやすさまとめ
レクサス NXはボディが大きく小回りも効かず、見切りや視界も特に良いとは言えません。
運転は様々な車種の中では比較的難しい方です。
しかし、ここで紹介したオプションを付けることで運転の難易度が下がります。
運転が得意でないビギナーや女性ドライバーは、オプションの装着がおススメです。
下取り車の金額で絶対に損しないためにすること【マンガ付き】
新車を安く買うには、値引きをしてもらうのが一番手っ取り早いですが、下取り車があるならさらに安く買う事が出来ます。
やり方はとても簡単なので、是非参考にしてみて下さい。
ディーラーの下取り金額に騙されるな！？
新車へ買い替えるなら、下取り車をディーラーで査定してもらうのが一般的でしょう。
しかしここで注意してもらいたいのが、「ディーラーは下取り金額を低めに見積もっている」事なんです。
本来あるはずの下取り相場より安く買えれば、新車値引きを多少多くしても、ディーラーは下取り車の利益で回収できてしまう訳ですね。
また「値引きは限界です。その代わり下取り金額に10万円上乗せしたので、これで契約してください！」と言ったセールストークも可能になり、新車の値引きを抑えつつ、契約に繋げる事が出来ます。
ディーラーはメリット大、ですがユーザーは損でしかありません・・・
ディーラーに騙されないためにする事
以前、管理人がフィットを売却した時の例で紹介します。
ディーラーの査定でフィットは52万円と言われました。
まだ年式も新しかったので、その下取り金額が妥当かどうか確かめるために、買取店にも査定してもらう事に。
買取店の査定サイトから申し込むと、概算の買取金額を教えてくれます。
その時の画像です。
出た金額は、なんとディーラーよりも20万円以上も高い買取金額でした。
概算とは言え20万円の差額・・・その後ディーラーへ出向き「買取店で75万って言われたんですけど」と伝えてみると、少々待たされましたが「今回決めてくれるなら2万上乗せして77万円で下取ります。もう限界です・・」
ホントに限界かどうか分かりませんが、52万⇒77万＝25万円のアップです！
その時の契約書です。
もしディーラーの言う通りに最初の52万円で契約していたら、25万円の大損となっていました。。
この時した事は、査定サイトで表示された買取相場をディーラーへ伝えただけです。
これだけで25万円のアップに成功したので、下取り車がある方は是非参考にしていただきたいと思います。
ちなみに査定サイトで申し込んだ買取店にも見てもらいましたが、本当に限界らしく1万円プラスの78万円を提示されました。
しかし＋1万円位なら、納車まで乗っていられることを優先して、今回はディーラーへ出しましたが、買取店の方がそれ以上に高ければ、買取店へ売っても良いでしょうね。
この時利用した査定サイトは、ナビクル車査定です。
1分ほどの入力で買取店への査定申し込み後、画面上に買取相場が表示されるので、今回のようにディーラーの下取りと比較したい方、すぐに相場を知りたい方にはお勧めのサイトです。
ディーラーや買取店で査定額が付かなければ廃車買取業者に依頼する
ディーラーや買取店で査定額が付かなければ、廃車業者に直接売った方が高くなる可能性があります（廃車なら買取店はマージンだけ取って廃車業者へ渡すだけ）。
廃車の目安はグーネットやカーセンサーで下取り車に近い条件の車両が20万円以下で売られていたら、その車両はほぼ廃車価格の仕入れです。その場合は廃車業者に直接売った方が高くなる可能性が高いでしょう。事故車や不動車も以下の廃車業者に売れます。
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