2021年10月に7年ぶりのフルモデルチェンジが発表されたスバルのSUV「レガシィアウトバック」。
グレード体系は2タイプとシンプルなので、グレード選びはもっぱら
- リミテッド EXとX-ブレイク EXのどちらを選べばいいのか?
が焦点となります。
ここではその悩みを解決できるよう、レガシィアウトバックの両グレードの装備の違いや価格差が妥当かどうかを検証。
さらに、ペダルの踏み間違いによる暴走事故を抑制する「アクセル踏み間違い防止機能」はどのグレードに付くのかを解説、最後にニーズ別のおススメグレードを紹介します。
また当社中古車販売店ならではの、業者オートオークション取引台数から割り出した、売れているグレードの人気ランキングと、3年後のリアルなリセール予測も紹介しているので、レガシィアウトバックのグレード選びの参考にどうぞ。
レガシィアウトバックのグレード一覧
グレード名 | 価格(円) | WLTCモードカタログ燃費(km/L) |
---|---|---|
X-ブレイク EX | 4,147,000 | 13.0 |
リミテッド EX | 4,290,000 | 13.0 |
レガシィアウトバックのグレード一覧を見ても価格が分かるだけで、グレードの違いや装備は分かりませんね。ここから気になる人気グレードの違いを詳しく説明します!
レガシィアウトバックの売れ筋グレードを比較!グレード間の装備の違いと価格差は妥当か?
レガシィアウトバックの装備は、スバル発表の公式装備一覧表を基にしています。
リミテッド EXとX-ブレイク EXの違い
比較項目 | リミテッド EX |
---|---|
装備の違い | X-モード (1モード) ハンズフリーオープンパワーリヤゲート アルミパッド付スポーツペダル ファブリックシート表皮 |
価格 | 4,290,000円 |
比較項目 | X-ブレイク EX |
---|---|
装備の違い | X-モード (2モード) 撥水性ポリウレタンシート表皮 |
価格 | 4,147,000円 |
価格差:リミテッド EXの方が143,000円高い
レガシィアウトバックのリミテッド EXとX-ブレイク EXの比較です。
上級グレードのリミテッド EXにはハンズフリーオープンパワーリヤゲートやアルミパッド付スポーツペダルが付きます。
一方X-ブレイク EXも廉価グレードとは言え、2モードのXモードや撥水性ポリウレタンシート表皮など、リミテッド EXにはない装備が付くのが特徴です。
赤字で示した装備について、以下で解説しよう!
ハンズフリーオープンパワーリヤゲート
※X-ブレイク EXは77,000円でメーカーオプション設定
アクセスキーを鞄やポケットなどに携帯していれば、リヤの六連星エンブレムに肘などを近づけるだけでリヤゲートが自動で開く機能です。
また、リヤゲートが閉まると自動で全ドアがロックする便利な機能も採用。
荷物で両手が塞がっている時などに大変重宝します。
アルミパッド付スポーツペダル
アルミパッド付のアクセルペダル、ブレーキペダル、フートレストを採用。
足元をお洒落に演出し、ドライバーの気分を盛り立ててくれます。
X-モード (2モード)
X-モードとは、滑りやすい雪道や悪路などを走行する際にボタンを押すと4輪の駆動力や制動力などを適切に調整し、走破性を高める装備です。
リミテッド EXはX-モードが1モードだけですが、X-ブレイク EXは「スノー / ダート」と「ディープスノー / マッド」の2モードから選べるので、より多様な状況に対応できます。
リミテッド EXは便利なハンズフリーオープンパワーリヤゲートが標準装備されるのが最大のメリットだ。しかしX-モードの機能ではX-ブレイク EXに劣るなど、上級グレードながらマイナス面もある。雪があまり降らない地域で乗るならリミテッド EX、豪雪地帯で乗るならX-ブレイク EXという選び方もいいだろう。
アクセル踏み間違い防止機能の付いたレガシィアウトバックのグレードは?
レガシィアウトバックは、アクセル踏み間違い防止機能の「AT誤発進抑制制御」と「AT誤後進抑制制御」が全車に標準装備されます。
前進時・後退時ともアクセルを踏み過ぎるとエンジン出力が抑制されるので、暴走事故が防ぐことが可能です。
レガシィアウトバックの売れ筋人気グレードランキングと販売比率2023年10月現在
レガシィアウトバックのグレードがどうしても決められない場合、売れ筋の人気グレードや販売比率を参考にすると良いでしょう。
ここでは、実際の注文台数を調査してレガシィアウトバックの人気グレードをランキングにしてみました。
順位 | グレード名 | 台数と販売比率 | 1年~2年落ちリセール |
---|---|---|---|
1位 | リミテッド EX | 27 (73.0%) |
80.6% |
2位 | X-ブレイク EX | 10 (27.0%) |
79.5% |
レガシィアウトバック リミテッド EXが売れ筋グレードランキング1位となっています。
レガシィアウトバックのおすすめグレードはコレ
- レガシィアウトバック X-ブレイク EX
- レガシィアウトバック リミテッド EX
レガシィアウトバック X-ブレイク EXのおすすめの理由
レガシィアウトバックの2つのグレードのうち、コストパフォーマンス重視で選ぶならX-ブレイク EXです。
上級のリミテッド EXと比べハンズフリーオープンパワーリヤゲートが付かない一方、2モードのX-モードが付くなど、主要装備では見劣りしません。
それでいて143,000円安く手に入るので、お買得です。
オプションでハンズフリーオープンパワーリヤゲートを付けても尚もリミテッド EXより66,000円安いので、コストパフォーマンスの優位は揺らぎません。
レガシィアウトバック リミテッド EXのおすすめの理由
人気グレードという安心感でレガシィアウトバックを選ぶなら、やはり売れ筋ランキング上位のリミテッド EXになります。
オフロード志向・アウトドア志向の強い個性派X-ブレイク EXに対し、リミテッド EXは言わば都会派グレードなので、より万人向けです。
また、オプションで本革シートが選べるメリットもあります。
特に深雪路や悪路を走る機会がなく、コストパフォーマンスにこだわらないならリミテッド EXの選択が無難でしょう。
レガシィアウトバック おすすめグレードの乗り出し価格は
レガシィアウトバックのおすすめグレードの見積シミュレーションです。
値引きや人気オプションを含めたリアリティのある乗り出し価格なので、参考にしてみて下さい。
レガシィアウトバック X-ブレイク EXの乗り出し価格
グレード名 | レガシィアウトバック X-ブレイク EX |
---|---|
車両本体価格 | 4,147,000円 |
メーカーオプション名 | クリスタルホワイト・パール ハンズフリーオープンパワーリヤゲート |
メーカーオプション価格 | 110,000円 |
ディーラーオプション名 | ETC2.0 ドライブレコーダー サイドバイザー フロアマット |
ディーラーオプション価格 | 163,240円 |
諸費用 | 248,880円 |
車両目標値引き | ▲130,000円 |
オプション値引き | ▲32,000円 |
乗り出し価格 | 4,507,120円 |
メーカーオプションは人気カラーのクリスタルホワイト・パールとハンズフリーオープンパワーリヤゲートを選択、ディーラーオプションは人気のドライブレコーダー等を選び、値引きを入れて乗り出し価格450.7万円となりました。
レガシィアウトバック リミテッド EXの乗り出し価格
グレード名 | レガシィアウトバック リミテッド EX |
---|---|
車両本体価格 | 4,290,000円 |
メーカーオプション名 | クリスタルホワイト・パール 本革シート |
メーカーオプション価格 | 209,000円 |
ディーラーオプション名 | ETC2.0 ドライブレコーダー サイドバイザー フロアマット |
ディーラーオプション価格 | 163,240円 |
諸費用 | 254,880円 |
車両目標値引き | ▲130,000円 |
オプション値引き | ▲32,000円 |
乗り出し価格 | 4,755,120円 |
メーカーオプションは少し贅沢をして本革シートも選択、ディーラーオプションは先ほどと同じものを選び、値引きを入れて乗り出し価格475.5万円となりました。
下取り車があれば、さらに新車が安く買える【マンガ付き】
新車を安く買うには、値引きをしてもらうのが一番手っ取り早いですが、下取り車があるならさらに安く買う事が出来ます。
やり方はとても簡単なので、是非参考にしてみて下さい。
ディーラーの下取り金額に騙されるな!?
新車へ買い替えるなら、下取り車をディーラーで査定してもらうのが一般的でしょう。
しかしここで注意してもらいたいのが、「ディーラーは下取り金額を低めに見積もっている」事なんです。
本来あるはずの下取り相場より安く買えれば、新車値引きを多少多くしても、ディーラーは下取り車の利益で回収できてしまう訳ですね。
また「値引きは限界です。その代わり下取り金額に10万円上乗せしたので、これで契約してください!」と言ったセールストークも可能になり、新車の値引きを抑えつつ、契約に繋げる事が出来ます。
ディーラーはメリット大、ですがユーザーは損でしかありません・・・
ディーラーに騙されないためにする事
以前、管理人がフィットを売却した時の例で紹介します。
ディーラーの査定でフィットは52万円と言われました。
まだ年式も新しかったので、その下取り金額が妥当かどうか確かめるために、買取店にも査定してもらう事に。
買取店の査定サイトから申し込むと、概算の買取金額を教えてくれます。
その時の画像です。
出た金額は、なんとディーラーよりも20万円以上も高い買取金額でした。
概算とは言え20万円の差額・・・その後ディーラーへ出向き「買取店で75万って言われたんですけど」と伝えてみると、少々待たされましたが「今回決めてくれるなら2万上乗せして77万円で下取ります。もう限界です・・」
ホントに限界かどうか分かりませんが、52万⇒77万=25万円のアップです!
その時の契約書です。
もしディーラーの言う通りに最初の52万円で契約していたら、25万円の大損となっていました。。
この時した事は、査定サイトで表示された買取相場をディーラーへ伝えただけです。
これだけで25万円のアップに成功したので、下取り車がある方は是非参考にしていただきたいと思います。
ちなみに査定サイトで申し込んだ買取店にも見てもらいましたが、本当に限界らしく1万円プラスの78万円を提示されました。
しかし+1万円位なら、納車まで乗っていられることを優先して、今回はディーラーへ出しましたが、買取店の方がそれ以上に高ければ、買取店へ売っても良いでしょうね。
この時利用した査定サイトは、ナビクル車査定です。
1分ほどの入力で買取店への査定申し込み後、画面上に買取相場が表示されるので、今回のようにディーラーの下取りと比較したい方、すぐに相場を知りたい方にはお勧めのサイトです。
ディーラーや買取店で査定額が付かなければ廃車買取業者に依頼する
ディーラーや買取店で査定額が付かなければ、廃車業者に直接売った方が高くなる可能性があります(廃車なら買取店はマージンだけ取って廃車業者へ渡すだけ)。
廃車の目安はグーネットやカーセンサーで下取り車に近い条件の車両が20万円以下で売られていたら、その車両はほぼ廃車価格の仕入れです。その場合は廃車業者に直接売った方が高くなる可能性が高いでしょう。事故車や不動車も以下の廃車業者に売れます。