トヨタのハッチバック車「カローラスポーツ」は、スタイリッシュなフォルムやハンドリングの良さなどが魅力ですが、運転しやすいクルマというイメージはあまりありません。
購入を検討されている方も多いと思いますが、いくらカッコ良くて走りが良くても、乗りにくいクルマだったらちょっと嫌ですよね?
そこで、カローラスポーツの実車を使って運転や駐車はしやすいのか、コツはあるのかどうかを徹底検証しましたので、是非とも参考にしてみてください!
カローラスポーツのボディサイズは?
試乗したカローラスポーツのグレードは「ハイブリッド G X」で、ボディサイズは以下のとおりです。
全幅 1,790mm
全高 1,460mm
全長 3,945mm
全幅 1,695mm
全高 1,500mm
カローラスポーツの車両感覚
カローラスポーツは流麗なスタイリングが特徴ですが、こうしたデザインのクルマは車両感覚がつかみにくい傾向があります。
では実際のところどうなのか、検証してみましょう。
画像は運転席から撮影したものですが、ご覧のとおりボンネットはほとんど見えません。
筆者は座高が高いのですが、ヘッドスペースがギリギリになるくらいまでシート位置を高く調整しても同じでした。
運転席からボンネットが見えないと、車両感覚はつかみ辛くなります。
それでも、もし左右のAピラーが同時に視界に入れば、ある程度車幅をつかむ目安になるものです。
しかし、3ナンバーサイズのカローラスポーツは左右のAピラーが離れているので、それも難しいと言わざるを得ません。
画像は狭い路地を走行した時に撮影したものですが、このような道路では全幅が広いことに加え、車両感覚がつかみにくいことが大きなハンディになります。
交通量のごく少ない道路なので救われましたが、対向車が来たらどうしようかと内心ヒヤヒヤものでした。
カローラスポーツを運転する場合は、できれば狭い路地の走行は避けた方が良いかもしれませんね。
カローラスポーツの前方の視界は?
車両感覚がつかみにくいカローラスポーツですが、前方視界そのものは特に問題ありません。
全高が比較的低いためフロントウィンドウの天地の丈はあまり大きくはなく、Aピラーの傾斜も強めですが、それでも十分な視界が確保されています。
ただ、アイポイントが低めなので、ミニバンやSUVのような見晴らしの良さは望むべくもありません。
また、ボンネットの先端がどのあたりにあるのか全く見当が付かないので、他のクルマや壁などに鼻先をギリギリまで寄せるのは困難です。
できればメーカーオプションの「インテリジェントクリアランスソナー」(125,280円)か、せめてディーラーオプションの「コーナーセンサー」(50,760円)は付けたいところですね。
一方、斜め前方視界に関してですが、まずは及第点といったところでしょう。
Aピラーは特に細いわけではなく、傾斜もきついのでそれなりに視界を遮りますが、そのせいで歩行者を見落としそうになったことはありませんでした。
また、小さな三角窓が視界確保のため意外と有効ですし、ドアミラーが死角を最小限に留める位置に取り付けられている点もマルです。
ただ、ワインディング走行時はAピラーが少し邪魔に感じることがありましたが、アクアのように酷いものではなく、許容範囲でした。
カローラスポーツの後方視界は?車庫入れのしやすさを検証
カローラスポーツのリアウィンドウは、画像でお分かりのとおり面積が小さいので、後方視界は決して良いとはいえません。
ルームミラーに映る後方視界もご覧のとおりで、視界が狭いことがお分かりになるでしょう。
そのためバックはやりやすい方ではなく、それなりに気を使いました。
また、斜め後方視界の点でも、カローラスポーツはあまり褒められたものではありません。
太めのCピラーが死角を生み出しており、歩行者やポールなどの障害物が見えない可能性があります。
ただ、試乗車にはディーラーオプションのカーナビとナビオプションの「バックガイドモニター」が装備されており、安全確認を助けてくれました。
後方視界にやや難のあるカローラスポーツの場合、先ほど紹介したインテリジェントクリアランスソナーなどと同時に、バックガイドモニターも付けておきたいところですね。
カローラスポーツの運転しやすさ、コツのまとめ
カローラスポーツを1日試乗して分かったことは、あまり運転しやすいクルマとはいえないことです。
特に車両感覚がつかみにくい点は問題で、狭い道路では1.8m近い全幅と相まって気を使いました。
狭い路地での運転のコツとしては、ボンネットを目安に車幅をつかむことができないので、幅寄せする際にはドアミラーで道路の左サイドをチラチラ見ると良いでしょう。
それでも運転し辛いことに変わりはないので、もし筆者がカローラスポーツを手に入れたら、MOPのインテリジェントクリアランスソナーを付けるか、カッコ悪さには目をつむってDOPのフェンダーランプ(コーナーポール)を付けます。
23,760円の出費でボディを擦ってしまうミスが防げるなら、安いものです。
また、カローラスポーツは後方視界もあまり良くないので、バックでの駐車もやりやすいとはいえません。
もしここで紹介したオプションを一切付けない場合は、不用意にバックすると障害物などにぶつけてしまうリスクは少なくないはずです。
素のままで乗るなら、駐車時はとにかく慎重になってクルマをゆっくりと動かす、障害物との距離が近いと思ったら一旦クルマから降りて目視で確認する、ということが必要ですね。
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