スバルのステーションワゴン「レヴォーグ」には走行性能や安全性が高そうなイメージがありますが、運転しやすいクルマというイメージはあまりないかもしれませんね。
しかし、公式ホームページを見ると視界の良さなどをアピールしているので、運転しやすさに期待しても良さそうです。
ここでは、実際のところレヴォーグは運転しやすいのか、運転や駐車にコツはあるのかなどを実車を使って徹底検証していますので、是非とも参考にしてみてください!
レヴォーグのボディサイズは?
検証に使ったグレードは「1.6GTアイサイト」で、ボディサイズは以下のとおりになります。
全幅 1,780mm
全高 1,495mm
全長 4,460mm
全幅 1,775mm
全高 1,480mm
レヴォーグの車両感覚はどうか?
車両感覚のつかみやすさには、運転席からボンネットが見えるかどうかが大きく影響します。
レヴォーグの場合は、どうでしょうか?
この2枚の画像から、ボンネット中央のエアインテークの盛り上がりが見えることがわかると思います。
しかし、ボンネットの左右は手前の方しか視界に入らないので、ボンネット先端の両端がどのあたりにあるのか見当がつきません。
5ナンバー車なら左右のAピラーが無理なく同時に視野に収まるので、ボンネットが見えなくてもある程度車幅感覚がつかめるのですが、3ナンバー車のレヴォーグはそれも困難です。
画像はセンターラインのない裏道を走った時に撮影したものですが、道路の左右には歩行者保護のためのポールが所々に立っているので、離合時にボディを擦らないよう気を使いました。
ボンネット左側の先端部が見えれば、たとえ3ナンバー車でももっと楽に離合ができるシチュエーションです。
レヴォーグは、これまで5ナンバー車や軽自動車しか乗ったことのない方にとっては、車幅感覚が慣れるまで、少し運転のハードルが高いクルマといえるでしょう。
レヴォーグの前方の視界は?
レヴォーグはミニバンやSUVなどと比べ全高が低いので、フロントウィンドウの天地の丈も大きくありません。
また、ヒップポイントが低く見晴らしもいいとは言い難いので、雑踏で前方の情況をいち早く確認したい時などは不利です。
とはいえ、それはあくまでもミニバンやSUVと比較した場合のことで、ステーションワゴンとしては十分満足できる前方視界が確保されています。
画像では手前に迫って見えるルームミラーも、運転中に視界を妨げることはありません。
そして、斜め前方視界の確保に配慮されている点は、レヴォーグの美点にあげられます。
Aピラーの傾斜は強いものの、付け根が運転席側に引き寄せられていることや太さが細いことから、あまり視界を妨げません。
交差点での安全確認の時だけでなく、ワインディングを走る時もコーナーの情況が見やすいので、走りやすさにつながりました。
また、大きな三角窓やそれを塞がない位置に取り付けられたドアミラーのお陰で、斜め前の情況が良く分かり右左折する際も安心でした。
斜め前方の死角が少ないレヴォーグなら、交差点で歩行者を見落としてしまうことはまずないでしょう。
レヴォーグの後方視界は?車庫入れはしやすい?
前方視界には満足できたレヴォーグですが、車庫入れのしやすさを左右する後方視界はどうでしょうか?
リアウィンドウは天地の丈が小さく、決して面積が大きいとはいえませんが、必要な視界は確保されています。
また、斜め後方視界の点でもリアピラーが比較的細く、死角が少ないので不安はあまり感じませんでした。
レヴォーグの後方視界は抜群に良いとまではいえないものの、及第点をあげて良いでしょう。
また、バック時の安全確保をサポートする「後退時ブレーキアシスト」が備わる点も評価できます。
これは、後方に障害物を検知すると表示と警報でお知らせするほか、衝突の危険があると判断すると自動ブレーキを掛けて衝突被害を軽減する装備です。
ポールなどの細い障害物や歩行者などの動く物体は検知できない可能性があるので、この装備に頼り切ってしまうのは危険ですが、バックする際の安心感が高まるのは間違いありません。
なお、試乗車にはオプションのカーナビと「リヤビューカメラ」(42,120円)が装着されていました。
レヴォーグの場合リヤビューカメラは必須とまではいえませんが、やはりあった方がバックの際に安心感が高まります。
迷った場合は、付けておいた方が間違いないでしょう。
レヴォーグの運転しやすさ、コツのまとめ
レヴォーグの運転しやすさを一言でまとめると、「まずまず」です。
前方視界は死角が少なく、交差点で右左折する時に安心感が高かった点は評価できます。
ただ、アイポイントが低く見晴らしがあまり良くないので、前方視界が抜群とまではいえません。
また、車両感覚のつかみやすさの点では、ボンネットの先端が見えないことがやはり気になりました。
筆者は以前、レヴォーグと同じようなサイズ感の先代メルセデス・ベンツ・Cクラスに乗っていたことがあります。
Cクラスは運転席からボンネットの先端が見えたので、狭い路地でも運転しやすかったのですが、それと比べるとレヴォーグは乗り辛く感じました。
レヴォーグには、前方の障害物を検知すると警報とナビ画面表示で注意を促す「ディスプレイコーナーセンサー」(45,360円)がオプション設定されているので、欠点をカバーするため装着をおススメします。
車庫入れのしやすさに関しては、この点では特に問題はないと感じました。
窓の面積が大きいミニバンなどから乗り換えた場合は、最初は後方視界があまり良くないと感じるかもしれませんが、直に慣れてしまうはずです。
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