三菱のクロスオーバーSUV「アウトランダーPHEV」は全車4WDで、2WDも設定される「なんちゃってSUV」とは本気度が違います。
路面を問わない走行性能や燃費性能は、最大のアピールポイントです。
ここでは、アウトランダーPHEVの実際の雪道での走行性能や燃費性能がどの程度の水準にあるのかを徹底的に評価します!
ライバル車との価格差は?
アウトランダーPHEVのライバル車は?
アウトランダーPHEVの最大のライバルとして、同じプラグインハイブリッド車の「トヨタ・RAV4 PHV」をあげるのが妥当でしょう。
アウトランダーPHEVの売れ筋グレード「P」と競合するRAV4 PHVのグレードは、「 ブラックトーン」です。
価格はアウトランダーPHEV Pが5,320,700円であるのに対し、RAV4 PHV ブラックトーンは5,390,000円と7万円ほど高く設定されています。
パワートレインの違いは?
スペック
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アウトランダーPHEV P |
RAV4 PHV ブラックトーン
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パワートレイン | フロントモーター+リヤモーター (通常走行時の駆動用)
2.4Lガソリンエンジン (発電用&高速巡行時の駆動用) |
2.5Lガソリンエンジン+フロントモーター+リヤモーター
|
システム最高出力 (ps) | 240 |
306
|
車両重量 (kg) | 2,110 |
1,920
|
0~100Km/h加速 (s) | 8.2 |
6.0
|
パワートレインは共にエンジン+フロントモーター+リヤモーターから構成されますが、制御は全く異なっています。
アウトランダーPHEVは通常はフロントとリヤのモーターでタイヤを駆動し、エンジンは専ら発電用に使用。
高速巡行時に限り、タイヤの駆動をモーターからエンジンに切り替えます。
それに対しRAV4 PHVは、常時エンジンと前後のモーターを協調させてタイヤを駆動するシステムです (一定の距離・速度域ではモーターのみでの走行も可)。
システム最高出力でアウトランダーPHEVはRAV4 PHVに大きく劣るうえ、車両重量も重いため動力性能では不利で、0~100km/h加速は2秒以上遅いタイムです。
装備の差は?
アウトランダーPHEVにあってRAV4 PHVにはない装備は、以下のとおりです。
- カーナビ
- プレミアムサウンドシステム
- 3ゾーン独立温度コントロール式フルオートエアコン
一方RAV4 PHVにあってアウトランダーPHEVにない装備として、以下のものがあります。
- デジタルインナーミラー
- 前席シートベンチレーション
- イルミネーテッドエントリーシステム
このように装備面では一長一短があり、ほぼ互角と言ってよいでしょう。
アウトランダーPHEV・4WD車の実燃費は?
実燃費は?
アウトランダーPHEV Pのカタログ燃費は16.2km/L。
実燃費のデータがまだないためカタログ燃費×0.8で試算すると、
16.2×0.8≒13km/L
と出ました。
ライバル車との実燃費の差は?
当サイトの調査によるとRAV4 PHVの実燃費は21.1km/Lなので、あくまでも試算値ではありますがアウトランダーPHEVは8km/Lほど劣ります。
カタログ燃費でもRAV4 PHVは6km/Lも勝るので、アウトランダーPHEVが実燃費で超えるのは無理でしょう。
アウトランダーPHEV・4WD車の雪道の走行性能は?
アウトランダーPHEVの4WDはどんなシステム?
アウトランダーPHEVの4WDシステムの概要
アウトランダーPHEVは、4WDシステムに三菱自動車独自の「S-AWC (スーパー・オールホイールコントロール)」を採用しています。
前後駆動力配分システム「ツインモーター4WD」をベースに、前後のブレーキをコントロールするAYC、スタビリティコントロール機能やトラクションコントロール機能、ABSを統合制御するシステムです。
アウトランダーPHEVの4WDの制御
駆動トルクや回生トルクを最適化する制御も行い、様々な路面状況において安定性と旋回性を兼ね備えた走行性能を実現しています。
また路面状況や走行に応じ、以下の7つのドライブモードの選択が可能です。
- 様々な路面状況に対応し燃費性能も優れたノーマルモード
- 加速力とアクセルレスポンスを高めるパワーモード
- 経済性を重視した穏やかな走りのエコモード
- ワインディング走行時の旋回性を高めるターマックモード
- 悪路でのトラクションを高めるグラベルモード
- 雪道など滑りやすい路面でも安心して走行できるスノーモード
- ゆかるみや新雪路での走破性を高めるマッドモード
アウトランダーPHEVの雪道での実際の走行性能は?
アウトランダーPHEV4WDの発進・加速時
通常の圧雪路なら、走行モードはノーマルモードで十分対応が可能です。
いずれかのタイヤが空転すると、瞬時に空転していないタイヤにトルクが重点的に配分されるため、スムーズかつ安定した発進・加速ができます。
低速トルクとレスポンスに優れたモーターがメイン動力なので、力強く胸のすくような加速が印象的です。
また圧雪路以上に滑り易いアイスバーンの場合も、スノーモードを選ぶことで対応できます。
更に深雪路の場合も、走破性を高めるマッドモードを選べばスタックのリスクが減少します。
勿論こうした走破性の高さもスタッドレスタイヤを履いこそ実現するもので、標準装備のサマータイヤではいくらアウトランダーPHEVの能力を持ってしても雪道には対応できません。
アウトランダーPHEVの登坂・ダウンヒル時
雪が積もった上り坂でも、4輪にトルクが最適に配分されるため立往生するリスクは低く抑えられています。
またダウンヒル時においても、6段階に効き具合を変えられる回生ブレーキが4輪に働くため、フットブレーキに頼らず安定した減速が可能です。
アウトランダーPHEVの通常走行時
雪面の滑りやすさが刻々と変化するような路面においても、安定かつスポーティな走行ができます。
コーナリング時の旋回性は背の高いSUVとは思えないほどで、滑り易い雪道でも狙った通りのライン取りが可能です。
また最低地上高が200mm確保されているため、深雪路にも強さを発揮します。
アウトランダーPHEV・4WDのまとめ
アウトランダーPHEVの雪道での走行性能はかなり高い水準にあり、豪雪地帯での使用にも余裕で対応できます。
一方燃費性能に関してはハイブリッド車としては平凡ですが、ガソリン車より経済的なことは間違いありません。
走行性能と燃費性能のバランスは、十分納得がいくものです。
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ディーラーはメリット大、ですがユーザーは損でしかありません・・・
ディーラーに騙されないためにする事
以前、管理人がフィットを売却した時の例で紹介します。
ディーラーの査定でフィットは52万円と言われました。
まだ年式も新しかったので、その下取り金額が妥当かどうか確かめるために、買取店にも査定してもらう事に。
買取店の査定サイトから申し込むと、概算の買取金額を教えてくれます。
その時の画像です。
出た金額は、なんとディーラーよりも20万円以上も高い買取金額でした。
概算とは言え20万円の差額・・・その後ディーラーへ出向き「買取店で75万って言われたんですけど」と伝えてみると、少々待たされましたが「今回決めてくれるなら2万上乗せして77万円で下取ります。もう限界です・・」
ホントに限界かどうか分かりませんが、52万⇒77万=25万円のアップです!
その時の契約書です。
もしディーラーの言う通りに最初の52万円で契約していたら、25万円の大損となっていました。。
この時した事は、査定サイトで表示された買取相場をディーラーへ伝えただけです。
これだけで25万円のアップに成功したので、下取り車がある方は是非参考にしていただきたいと思います。
ちなみに査定サイトで申し込んだ買取店にも見てもらいましたが、本当に限界らしく1万円プラスの78万円を提示されました。
しかし+1万円位なら、納車まで乗っていられることを優先して、今回はディーラーへ出しましたが、買取店の方がそれ以上に高ければ、買取店へ売っても良いでしょうね。
この時利用した査定サイトは、ナビクル車査定です。
1分ほどの入力で買取店への査定申し込み後、画面上に買取相場が表示されるので、今回のようにディーラーの下取りと比較したい方、すぐに相場を知りたい方にはお勧めのサイトです。
ディーラーや買取店で査定額が付かなければ廃車買取業者に依頼する
ディーラーや買取店で査定額が付かなければ、廃車業者に直接売った方が高くなる可能性があります(廃車なら買取店はマージンだけ取って廃車業者へ渡すだけ)。
廃車の目安はグーネットやカーセンサーで下取り車に近い条件の車両が20万円以下で売られていたら、その車両はほぼ廃車価格の仕入れです。その場合は廃車業者に直接売った方が高くなる可能性が高いでしょう。事故車や不動車も以下の廃車業者に売れます。
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