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■ S2000の慣らし運転


S2000のF20Cというエンジンは、市販車としては驚異的な9000回転という回転域まで回ります。

現在の市販エンジンでは慣らし運転は必要ない!と言った意見も聞かれますが、こと高回転型エンジンを積んだS2000に関しては、そんな事は無いようです。
実際にS2000のエンジン開発者の方も、慣らしをする方が望ましい・・と仰ってるようですし。

いつまでも気持ちよく9000回転という高回転まで、”ビンビン”に回るエンジンにしたいと思いますので、自分のS2000でも慣らし運転を実行しました。
これはそのレポートです。

■慣らしの仕方

慣らし運転の方法と言っても人それぞれ、様々な方法があると思いますが、私が実践した方法を紹介します。

走行距離0~500Kまで、エンジン回転数3000回転を上限に走行。以下、

500~750Kまで3500回転
750~1000Kまで4000回転
1000~1250Kまで4500回転
1250~1500Kまで5000回転
1500~1750Kまで5500回転
1750~2000Kまで6000回転
2000~2250Kまで6500回転
2250~2500Kまで7000回転
2500~2750Kまで7500回転
2750~3000Kまで8000回転で慣らし終了。
3000K~全開走行OK!

なんだかえらく細かいですが、、当初は500Kごとに1000回転づつ許容回転数を上げていく予定でしたが、気が変わって250Kごとに500回転づつ許容回転数を上げていく事にしました。

大して理由はありませんが、その方がよりエンジンにいいかな~と思っただけです。^^;

この慣らし運転の期間は急激なアクセル操作は避けて、ゆっくりと回転を上げていき徐々にエンジンに負荷を掛けていきます。
またミッションや駆動系にも慣らしが必要ですから、丁寧なシフトワークを心掛けましょう。


■0~500K

0~500キロまでは、3000回転までで抑えます。ゆっくりとじわじわとアクセルを踏んでエンジンに負荷を与えていきます。
ミッションもいたわりながら丁寧にシフトチェンジしていきます。
3000回転までだと、車の流れに沿って走るのも結構大変です。。辛い時期です。

■500~750K

3500回転まで回せます。国道でも大分楽に車の流れに沿って走れます。
これ以上回すと、エンジン音、排気音共にスポーティな音になるんだろうな~と言う雰囲気を感じます。


■750~1000K

1000Kに近づくごとに、エンジンが軽く回っていく感じがします。気持ちよく回転が上昇していくと早く高回転まで回したい衝動に駆られて困ります。。
1000Kでエンジンオイルとオイルフィルターを交換しました。オイルは無限にしました。高かった・・

■1000~1250K

4500回転まで回します。徐々に負荷をかけるイメージでジワジワとアクセルを踏んでいきます。でも時々ガバっと踏んでしまう時がありました。^^;
早く上まで回したい一心で乗っていました。


■1250~1500K

5000回転。5千まで回すとエンジン音もいい音してきます。排気音も野太い音に変わってきます。


■1500~1750K

5500回転。ようやく慣らしも折り返し地点です。この時期は首都高メインの慣らしでした。


■1750~2000K

6000回転。2000K間近になってミッションの入りが非常に良くなってきました。
コクッ、コクッ、と気持ちよく入ります。これもS2000の魅力の一つですね。


■2000~2250K

6500回転。いよいよVTECのハイカムゾーン突入です。と言っても6500でシフトしてしまうので良く分かりません。^^;
6500回転まででも十分速いです。音もいかにもスポーツカーって感じで、気分が盛り上がりますね。


■2250~2500K

7000回転です。待ちに待ったハイカムの切り替えは・・思ったよりもずっとマイルドでした。S2000は初期型からだんだんとマイルドになっていく傾向のようです。
全体のバランスから言えばローカムのパワーの落ち込みが少なくなった?現在の方が速いのかもしれませんが、私としてはあのEK9シビックRで味わった、ハイカムに切り替わった時の豹変ぶりが忘れられません。
でもパワー感はあるし、音も官能的になってきてこれはこれで良いです。

■2500~2750K

7500回転。この時は高速道路をロングドライブして一気に慣らしを進めました。
時々シフトダウンして、3速で7500回転まで回していました。
やはりハイカムの切り替えはマイルド。交通量の多い一般道では、なかなか7500回転まで回せませんね。


■2750~3000K

8000回転。慣らし最後の250Kです。一般道で1速8000回転、高速で2,3速で8000回転まで回していました。街乗りではスムーズにエンジンが回るようになりました。国道などで車の流れに沿って走っていると、最初の頃よりエンジン、ミッション共にスムーズに動きます。ハッキリ言って気持ち良いです。(^^)


■番外:3000~3200K

実は慣らしが完了する直前(2990K位?)にASMのマフラーに交換してしまいました。店長に「マフラーに慣らしは必要?」と聞いたところ、厳密に言えば200K位まではトップエンドまで回さないように、との事でしたので3000~3200Kまでは
7500回転までで抑えようと思います。
そして3200Kを越えたら、晴れて!全開アクセルベタ踏みの9000回転まで堪能したいと思います!
また後日、レポートします。

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3200Kまで走りました。

マフラーの慣らしも完了して、アクセル全開9000回転の感想は・・やっぱ速いっす。よっぽど前方がクリアでないと、一般道では9000回転まで回せないですね。1速なら回せない事もないですが、やはり2速、3速と繋がないと気持ち良くありませんので。

9000回転までお手軽に堪能するには、交通量の少ないお巡りさんがいない場所か、高速の料金所を通過した後などでしょうか。
あとは箱根などのワインディング、そしてサーキットになってしまうでしょうね。

ワインディングでは2速9000まで回すと、速度も出るので自分にはちょっと怖いくらいです。^^;
ハイカムの切り替えはマイルドと言えばマイルドですが、それでもはっきりと
「グン!」とトルクが増すのが分かります。
オープンで走っていると、ASMのマフラーの排気音も相まって、ついつい上まで回したくなってしまいますね。

S2000はよく低速トルクがない、と言われますが一般道ではそれほど自分では感じません。普通に走る分には全く問題ないです。これがサーキットでは、と言われると自分では走った事がないので分かりませんが、一緒に走っている車によってはそれと比較して、「Sはトルクが無いな~」と感じるのかもしれませんね。

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